218 / 517
夏めく私の充電編
第218話 農林!廃村を田んぼにしよう伝説
しおりを挟む
普段はちまちまと町のダンジョンを攻略している私だけど、やっぱり本分が学生なので、学校がある時期はあまり遠くまで行けない。
そんな時、手助けをしてくれるのが迷宮省なのだ。
「きら星はづきさん、お迎えに上がりました」
「あっ、はい!」
豪華な車が到着したので、私はぴーんと直立して出迎えた。
連絡はもらっていたけど、やっぱりこういう公式の仕事は緊張するなあ……。
いつも一緒に来てくれた風街さんは、今年に入ってからはアイドルというか、歌のお仕事が増えてきていて大変らしい。
迷宮省職員としてもちょっとお休みをいただいて、ライブダンジョンの仕事に専念しているらしい。
ということで……私の担当は、お前らをやってらっしゃる女性職員さん。
「調布の飛行場まで案内しますね。そこから垂直離着陸できるカラスで現地に直行します。ああ、配信は機内からスタートしていただいて結構です。空中でもモンスターの発生が確認されていますので」
「あっはい。カラス……?」
車で飛行場に向かう。
その途中、職員さんからおずおずとサインを求められたので、私は得意げに三種類のサインを書いた。
フフフ、かなり書き慣れてきたからバッチリだぞ……!
あまり公私混同すると停職されてしまうということで、職員さんは涙を飲んで私に色々質問してくるのをこらえたらしい。
頑張った……!
こうして到着した飛行場。
なんかヘリの本体みたいなのが鎮座しているけど、ローターがない。
その代わり、本体にワイヤーでくっついた黒いリングみたいなのが、あちこちに大量にある。
「現代陰陽術を応用した、陰陽式垂直離着陸機です。カラスと呼ばれているのは、このリングが全部カラスをイメージして作られた式神で……」
「科学ではない話になって来た!」
これはこれで国家機密の一つなんだそうで、カメラに映したらいけないらしい。
私は搭乗口から乗り込み、カラスが動き出してから配信をスタートすることにした。
同時にカラスが飛び上がっている。音が全然しない。
「お前ら、こんきらー!」
※『こんきらー!』『こんきらー!』『あれっ、背景がいつものところじゃない……』
「そうなんです。今日はですね、迷宮省さんとのコラボで、ちょっと大きい仕事をしに行くんですねー」
※『何をするんだろう……』『どこ行くの?』
「空を飛んで、放棄された村に向かいます! そこはダンジョンハザードが起きてから、まるごとダンジョンに呑まれてしまったそうなので。だけど村でやってた田んぼや畑があるんですよねえ。ということで、今回の配信は教養番組みたいな感じで行きます!」
おおーっとコメント欄がどよめいた。
何をするかよく分かっていないのかも知れない。
「みんなが食べている、野菜やお米は農家の人が作ってくれてます。じゃあ農家の人の顔を見たことありますか? ないですよね? 昔は生産者の顔が見えてたんですが、今はあんまり見えません! どうしてでしょう!」
※もんじゃ『食糧生産を企業が請け負っているからだな』『有識者~』『はづきっちにゴボウを卸してるうちも企業だよー!』
「いきなり答えを言う人がいる!! あとゴボウ屋の人いつもありがとうございますー!! まあそうです……。私も最近知ったんですけど、田畑や農地にはもうほとんど人間が関わってないそうで。今回みたいな廃村を配信者の力で解放して、まるごと開発して農地にしちゃいます」
カラスの窓から見える光景は、一面の田畑。
あちこちにガラス張りのキラキラ光るビルがある。
田畑に出ている人の姿は無くて、誰も操縦してない耕作機が動き回っていたりする。
あれ、Aフォン技術の応用で動いているらしい。
「さて、ここでAフォンの技術に詳しい、イカルガエンターテイメント顧問陰陽師の安倍宇宙明さんと繋がっています!」
※『安倍……!?』『いや、本家は土御門とか別の名字になってたはず……』『まさか……!』
ワイプで宇宙さんが登場する。
烏帽子にしょうゆ顔、平安っぽい服。
大変うさんくさいので、配信がざわついた。
※『うさんくさい……!』『本物……か……!?』『はづきっち騙されてないか!?』
『フフフフフ……私が胡散臭いのはその通り。今ご紹介にあずかった、安倍宇宙明こと宇宙さんです。ちなみに私の名前は芸名で、かの大陰陽師とは縁もゆかりもない……』
※『やっぱりw』『素早くネタバラシしていくスタイル』『流石イカルガと契約してる陰陽師』
「宇宙さん、農地は今、どうやって運営されているんですか?」
『いい質問だねはづきさん。およそ1ヘクタールごとに一台の簡易Aフォンが管理をしているんだ。耕作機械群を指揮し、常に作業をしている。取り込む際にはそれぞれの所属する企業から、収穫機械が送り込まれてくるんだ』
ここで宇宙さんが作ったプレゼン画像がワイプに登場する。
私はこれを拡大した。
うーん、今日の配信は勉強になるね!
※『ほえー』『農家の人は農家の式神になってたんやなあ』『思った以上に魔法が関わっていた俺たちの生活』
『科学技術だけではダンジョンに太刀打ちできなかったからね!』
確かに、とうなずくコメント欄なのだった。
それはそれとして、宇宙さんの顔が画面に長く出ていると不評になりそうなので、私はサッと彼をワイプに戻した。
『あーっ、小さくなってしまった』
「はっ、私の配信なので……!」
『それは確かに……。私は数字を持ってないからなあ……』
宇宙さんがしょんぼりしてしまった。
陰陽師は裏方仕事なので、色々大変なのだ……!
「そういうことで、実際に農地になるまでの作業を見てもらいましょう、という企画なんです! 今回は整地ですねー」
※『整地というと』『はづきっちの整地……』『なんとなく予想がつく……』
「廃村ダンジョンをなぎ倒してですね、まず安全な場所に」
※『いつものやつw』『安心感~』
ですよねー。
こうして飛行するカラスが、目的地上空に差し掛かった頃……。
『もがーっ!!』
廃村と見られるところから、次々に飛び上がってくるのがいる。
昼間なのに、いきなり辺りは薄暗くなり……。
そんな空間をぼんやりと照らし出す、火の玉がたくさん。
※『釣瓶火(つるべび)じゃん!』『確か妖怪の姿になってるのって超強力なモンスターなんだろ?』『いっぱいいるぞ!』『空の上でどうするはづきっち!』
「えーと、それはですねー」
カラスを支えていた、黒いリングの一つが飛んできた。
これが、私のAフォンとリンクする。
で、私はカラスの扉からふわっと飛び上がった。
おおーっ!
話には聞いてたけど、本当に飛べてる。
「ちょっとこう、初めての空中戦をやっていこうかと……。滑空じゃなくて普通に飛ぶので」
私の小走りくらいの速度で動き回れるっぽい。
これは便利だなあー。
※『はづきっちの配信、まだまだ新しいネタが出てくるもんだな!』『空中戦がんばれー!』
ということで、廃村上空でのモンスター退治をお送りいたします。
ぶいーんと飛び立った私が、ゴボウを構える。
釣瓶火は次々、なんか炎の中に浮かんだ顔で威嚇しながら襲いかかってきた。
ゆっくりと思ったら、急に加速して体当たりしてくるのね。
「うおー、リズムゲーで鍛えたバッティングセンスを見せてやるうぅぅ」
※『妖怪をリズムゲームで撃退!?』『あっ!! なんかリズミカルなBGMが掛かりだした!!』『はづきっちがリズム取ってるぞ!』
『もがーっ!』
「あちょっ」
カーン!
『ウグワーッ!!』
「えーと、このリズムです。Aフォンにいい感じで間合いを取ってもらいながら接近して、これで釣瓶火をやっつけていきますね」
※『ほんとにリズムゲーじゃんw』『あっ、はづきっち後ろ後ろー!』
「もうリズムを取ってあるので平気です!」
『もがーっ!』
「あちょっ」
カーン!
『ウグワーッ!!』
『もがーっ!』
「あちょっ」
カーン!
『ウグワーッ!!』
『もがーっ!』
「あちょっ」
カーン!
『ウグワーッ!!』
何回か繰り返したら、釣瓶火はみんな消えてしまった。
「モンスター退治のいいところは、リズムゲーよりは短く終わるところですね」
※『そんな感想初めて聞いたw』『空中戦というかバッティング戦じゃねえかw』『飛んでいる意味とは……!!』
私もまだ空中戦初心者ですんで……!!
そんな時、手助けをしてくれるのが迷宮省なのだ。
「きら星はづきさん、お迎えに上がりました」
「あっ、はい!」
豪華な車が到着したので、私はぴーんと直立して出迎えた。
連絡はもらっていたけど、やっぱりこういう公式の仕事は緊張するなあ……。
いつも一緒に来てくれた風街さんは、今年に入ってからはアイドルというか、歌のお仕事が増えてきていて大変らしい。
迷宮省職員としてもちょっとお休みをいただいて、ライブダンジョンの仕事に専念しているらしい。
ということで……私の担当は、お前らをやってらっしゃる女性職員さん。
「調布の飛行場まで案内しますね。そこから垂直離着陸できるカラスで現地に直行します。ああ、配信は機内からスタートしていただいて結構です。空中でもモンスターの発生が確認されていますので」
「あっはい。カラス……?」
車で飛行場に向かう。
その途中、職員さんからおずおずとサインを求められたので、私は得意げに三種類のサインを書いた。
フフフ、かなり書き慣れてきたからバッチリだぞ……!
あまり公私混同すると停職されてしまうということで、職員さんは涙を飲んで私に色々質問してくるのをこらえたらしい。
頑張った……!
こうして到着した飛行場。
なんかヘリの本体みたいなのが鎮座しているけど、ローターがない。
その代わり、本体にワイヤーでくっついた黒いリングみたいなのが、あちこちに大量にある。
「現代陰陽術を応用した、陰陽式垂直離着陸機です。カラスと呼ばれているのは、このリングが全部カラスをイメージして作られた式神で……」
「科学ではない話になって来た!」
これはこれで国家機密の一つなんだそうで、カメラに映したらいけないらしい。
私は搭乗口から乗り込み、カラスが動き出してから配信をスタートすることにした。
同時にカラスが飛び上がっている。音が全然しない。
「お前ら、こんきらー!」
※『こんきらー!』『こんきらー!』『あれっ、背景がいつものところじゃない……』
「そうなんです。今日はですね、迷宮省さんとのコラボで、ちょっと大きい仕事をしに行くんですねー」
※『何をするんだろう……』『どこ行くの?』
「空を飛んで、放棄された村に向かいます! そこはダンジョンハザードが起きてから、まるごとダンジョンに呑まれてしまったそうなので。だけど村でやってた田んぼや畑があるんですよねえ。ということで、今回の配信は教養番組みたいな感じで行きます!」
おおーっとコメント欄がどよめいた。
何をするかよく分かっていないのかも知れない。
「みんなが食べている、野菜やお米は農家の人が作ってくれてます。じゃあ農家の人の顔を見たことありますか? ないですよね? 昔は生産者の顔が見えてたんですが、今はあんまり見えません! どうしてでしょう!」
※もんじゃ『食糧生産を企業が請け負っているからだな』『有識者~』『はづきっちにゴボウを卸してるうちも企業だよー!』
「いきなり答えを言う人がいる!! あとゴボウ屋の人いつもありがとうございますー!! まあそうです……。私も最近知ったんですけど、田畑や農地にはもうほとんど人間が関わってないそうで。今回みたいな廃村を配信者の力で解放して、まるごと開発して農地にしちゃいます」
カラスの窓から見える光景は、一面の田畑。
あちこちにガラス張りのキラキラ光るビルがある。
田畑に出ている人の姿は無くて、誰も操縦してない耕作機が動き回っていたりする。
あれ、Aフォン技術の応用で動いているらしい。
「さて、ここでAフォンの技術に詳しい、イカルガエンターテイメント顧問陰陽師の安倍宇宙明さんと繋がっています!」
※『安倍……!?』『いや、本家は土御門とか別の名字になってたはず……』『まさか……!』
ワイプで宇宙さんが登場する。
烏帽子にしょうゆ顔、平安っぽい服。
大変うさんくさいので、配信がざわついた。
※『うさんくさい……!』『本物……か……!?』『はづきっち騙されてないか!?』
『フフフフフ……私が胡散臭いのはその通り。今ご紹介にあずかった、安倍宇宙明こと宇宙さんです。ちなみに私の名前は芸名で、かの大陰陽師とは縁もゆかりもない……』
※『やっぱりw』『素早くネタバラシしていくスタイル』『流石イカルガと契約してる陰陽師』
「宇宙さん、農地は今、どうやって運営されているんですか?」
『いい質問だねはづきさん。およそ1ヘクタールごとに一台の簡易Aフォンが管理をしているんだ。耕作機械群を指揮し、常に作業をしている。取り込む際にはそれぞれの所属する企業から、収穫機械が送り込まれてくるんだ』
ここで宇宙さんが作ったプレゼン画像がワイプに登場する。
私はこれを拡大した。
うーん、今日の配信は勉強になるね!
※『ほえー』『農家の人は農家の式神になってたんやなあ』『思った以上に魔法が関わっていた俺たちの生活』
『科学技術だけではダンジョンに太刀打ちできなかったからね!』
確かに、とうなずくコメント欄なのだった。
それはそれとして、宇宙さんの顔が画面に長く出ていると不評になりそうなので、私はサッと彼をワイプに戻した。
『あーっ、小さくなってしまった』
「はっ、私の配信なので……!」
『それは確かに……。私は数字を持ってないからなあ……』
宇宙さんがしょんぼりしてしまった。
陰陽師は裏方仕事なので、色々大変なのだ……!
「そういうことで、実際に農地になるまでの作業を見てもらいましょう、という企画なんです! 今回は整地ですねー」
※『整地というと』『はづきっちの整地……』『なんとなく予想がつく……』
「廃村ダンジョンをなぎ倒してですね、まず安全な場所に」
※『いつものやつw』『安心感~』
ですよねー。
こうして飛行するカラスが、目的地上空に差し掛かった頃……。
『もがーっ!!』
廃村と見られるところから、次々に飛び上がってくるのがいる。
昼間なのに、いきなり辺りは薄暗くなり……。
そんな空間をぼんやりと照らし出す、火の玉がたくさん。
※『釣瓶火(つるべび)じゃん!』『確か妖怪の姿になってるのって超強力なモンスターなんだろ?』『いっぱいいるぞ!』『空の上でどうするはづきっち!』
「えーと、それはですねー」
カラスを支えていた、黒いリングの一つが飛んできた。
これが、私のAフォンとリンクする。
で、私はカラスの扉からふわっと飛び上がった。
おおーっ!
話には聞いてたけど、本当に飛べてる。
「ちょっとこう、初めての空中戦をやっていこうかと……。滑空じゃなくて普通に飛ぶので」
私の小走りくらいの速度で動き回れるっぽい。
これは便利だなあー。
※『はづきっちの配信、まだまだ新しいネタが出てくるもんだな!』『空中戦がんばれー!』
ということで、廃村上空でのモンスター退治をお送りいたします。
ぶいーんと飛び立った私が、ゴボウを構える。
釣瓶火は次々、なんか炎の中に浮かんだ顔で威嚇しながら襲いかかってきた。
ゆっくりと思ったら、急に加速して体当たりしてくるのね。
「うおー、リズムゲーで鍛えたバッティングセンスを見せてやるうぅぅ」
※『妖怪をリズムゲームで撃退!?』『あっ!! なんかリズミカルなBGMが掛かりだした!!』『はづきっちがリズム取ってるぞ!』
『もがーっ!』
「あちょっ」
カーン!
『ウグワーッ!!』
「えーと、このリズムです。Aフォンにいい感じで間合いを取ってもらいながら接近して、これで釣瓶火をやっつけていきますね」
※『ほんとにリズムゲーじゃんw』『あっ、はづきっち後ろ後ろー!』
「もうリズムを取ってあるので平気です!」
『もがーっ!』
「あちょっ」
カーン!
『ウグワーッ!!』
『もがーっ!』
「あちょっ」
カーン!
『ウグワーッ!!』
『もがーっ!』
「あちょっ」
カーン!
『ウグワーッ!!』
何回か繰り返したら、釣瓶火はみんな消えてしまった。
「モンスター退治のいいところは、リズムゲーよりは短く終わるところですね」
※『そんな感想初めて聞いたw』『空中戦というかバッティング戦じゃねえかw』『飛んでいる意味とは……!!』
私もまだ空中戦初心者ですんで……!!
20
あなたにおすすめの小説
マンションのオーナーは十六歳の不思議な青年 〜マンションの特別室は何故か女性で埋まってしまう〜
美鈴
ファンタジー
ホットランキング上位ありがとうございます😊
ストーカーの被害に遭うアイドル歌羽根天音。彼女は警察に真っ先に相談する事にしたのだが…結果を言えば解決には至っていない。途方にくれる天音。久しぶりに会った親友の美樹子に「──なんかあった?」と、聞かれてその件を伝える事に…。すると彼女から「なんでもっと早く言ってくれなかったの!?」と、そんな言葉とともに彼女は誰かに電話を掛け始め…
※カクヨム様にも投稿しています
※イラストはAIイラストを使用しています
能力『ゴミ箱』と言われ追放された僕はゴミ捨て町から自由に暮らすことにしました
御峰。
ファンタジー
十歳の時、貰えるギフトで能力『ゴミ箱』を授かったので、名門ハイリンス家から追放された僕は、ゴミの集まる町、ヴァレンに捨てられる。
でも本当に良かった!毎日勉強ばっかだった家より、このヴァレン町で僕は自由に生きるんだ!
これは、ゴミ扱いされる能力を授かった僕が、ゴミ捨て町から幸せを掴む為、成り上がる物語だ――――。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
異世界でただ美しく! 男女比1対5の世界で美形になる事を望んだ俺は戦力外で追い出されましたので自由に生きます!
石のやっさん
ファンタジー
主人公、理人は異世界召喚で異世界ルミナスにクラスごと召喚された。
クラスの人間が、優秀なジョブやスキルを持つなか、理人は『侍』という他に比べてかなり落ちるジョブだった為、魔族討伐メンバーから外され…追い出される事に!
だが、これは仕方が無い事だった…彼は戦う事よりも「美しくなる事」を望んでしまったからだ。
だが、ルミナスは男女比1対5の世界なので…まぁ色々起きます。
※私の書く男女比物が読みたい…そのリクエストに応えてみましたが、中編で終わる可能性は高いです。
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる