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晩秋な私の魔王編
第334話 女子四人(うち一人分身)の与那国島観光伝説
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外にはカナンさんが調達したタクシーが待っていたので、これに乗り込んで与那国島を回ります。
まずは空港から10分のところにある島料理のお店で、空を飛んで消費したカロリーを補給する……。
『カロリーを使ったのは私だけでは?』
「確かに~。でも美味しいものは美味しいのだ」
『確かに~』
「はづきさん、久しぶりに会ったら二人になってるし、自分同士でコントみたいなことしてるし」
「ハヅキならやってもおかしくないわねえ」
驚くルンテさんと、動じないカナンさん!
カナンさんはしばらく同居してたから、私に対する解像度が凄く高いんだよね。
ということで、運転手さんに挨拶などした。
「んさいわるかや!」
与那国方言だ!
みんな標準語喋れるけど、観光客向けに与那国言葉で話しかけてくれたりするそうで。
うおー、さっぱり分からない。
「ベルゼブブはどう?」
『私の言語能力ははづきと一緒なんだけど。それよりお腹減ったあ』
これはいけない、ベルゼブブの腹ペコが限界に。
合体するとダブル腹ペコになるので、私がベルっちをフォローする意味で分離モードのまま移動することにした。
あっ、Aフォンが運転手さんの言葉を翻訳し始めた!
「かわいいお嬢さんが四人も乗っていて、今日はとてもいい日ですね」
翻訳構文みたいな言葉が出てくる!
運転手さんはこれを聞いてびっくりしていた。
「私の言葉が丁寧な言葉に翻訳されていますか? とても不思議な気持ちです」
次に翻訳された言葉も大変面白かったので、運転手さん含めたみんなでけらけら笑いながら島料理のお店に到着したのだった。
ベルっちはさらにお腹が減ってしまったらしい。
これはピンチ!
『ああ~、暴食の大罪としての本能が目覚めそう』
「腹ペコは大敵だもんねえ」
携帯食を持ってきていなかった!
これはしまったなあ。
与那国の料理を存分に味わうために空腹をスパイスにしようとしたんだけど。
そもそも、ベルっちにとって空腹は魔王のスイッチが入る合図なのだ!
「与那国馬のパン食べる?」
ここでルンテさんファインプレー!
かわいい馬型のパンをベルっちに差し出す。
ベルっちはこれを『食べる!』と受け取り、むしゃむしゃーっと一瞬で食べきってしまった。
島の危機は去った!
「一瞬、もう一人のハヅキから強大な魔力が膨れ上がったな。やはり魔王……」
「お腹が満たされているからこっちに協力してるだけくさいよね」
カナンさんの言葉に、私が他人事みたいに言うので、ルンテさんが大変驚いていた。
「今明らかになったんですかその事実!?」
そうなのだ。
そして島料理のお店で、あらかじめ予約してあったヤシガニなどを食べる。
珍味~!
魚料理中心に、与那国島の食材料理がどんどん出てくるのだ。
食べた食べた。
その後、浜辺をぶらぶらしたり、シュノーケリングで遊んだり……。
「やっぱり明らかに海がきれいー。水が澄んでる」
「ハヅキ、どうしてベルゼブブと二人で水面辺りをパチャパチャしているの? もしかしてまだ沈むのが苦手……?」
「はっ、ダイエットはしているんですが……」
『暴食とダイエットって対局にあるものだからね……』
ベルっちも遠い目をした。
結局、ルンテさんに上からぎゅうぎゅう押してもらったり、この辺りに住み着いた人魚さんに手伝ってもらったりして水中に潜ることができたのだった。
これはきら星はづき最大の弱点ではないだろうか……!
この他に、海底遺跡とかもあるそうなんだけど、今日は時間がないからまたの機会に。
馬に乗せてもらって海を歩いたり、与那国馬に餌をあげたりなどする。
ルンテさんはこれらの光景を、所々で撮影していた。
さすができる人だ……!
動画編集してアップするんですって。
彼女の卓越したプロデュースと編集能力、そしてカナンさんの人柄と観光地の良さを実直に伝えていくスタイルが大受けして、既にカナンさんのチャンネル登録者数は50万人に届きそうなのだ!
「凄いなあ」
「イカルガエンターテイメントの後押しみたいなものだ。この会社に所属するだけで、最低10万人スタートになる状態だぞ。見て、先日デビューした男子三人。トリットが一番登録者数で出遅れているが、それでも11万人だ」
「あひー! 凄いことになっている……」
いつの間にか、イカルガはそこまで大きくなったんだなあ。
様々なアクティビティで遊んでいると、あっという間に日が暮れる。
日本最西端の碑で記念写真を撮ることにした。
「ここは日本の、一番~?」
ルンテさんの掛け声に、カメラに捉えられているであろう私とベルっちとカナンさんが声を揃えて、「「『にし~』」」と言ったところでシャッターが切られた。
なるほど、しーで口が横に広がるから笑顔みたいになるのねー。
見せてもらった写真の中では、私たちのバックでちょうど夕日が沈むところだった。
「うーん、遊んだ。ちょっとだけ島の危機が訪れるところだったけど、携帯食の大切さを知っただけだった。やっぱり銀色飛翔体でスピードを極めようとするのは危ない……」
私がしみじみ呟いていると、カナンさんが笑った。
「そうやって色々なことに真っ先に挑戦して道を切り開くのが、我らがイカルガのエースなんじゃない? 私はハヅキらしくていいと思う。それに、何かあればみんなで全力でフォローするから」
「か、カナンさーん」
ママみを感じる~。
っていうか、普通に成人したお子さんがいるママなんだった。
民宿に到着した後、カナンさんたちと一緒に雑談配信などする。
いやあ、受けた受けた。
※『はづきっちがもう与那国島にいてカナンちゃんとコラボしてるのフットワークおかしいのよw』
「そう言われると確かにそう」
頷くしかない。
私たちの横では、ルンテさんが雑務をやってくれてる。
銀色飛翔体のデータをイカルガビルに送信してて、そこからイギリスのアバターチームが共有することになるのだ。私の書いたのをブラッシュアップしてくれてる。
お陰で雑談配信に専念できるー。
持つべきものは優秀なスタッフ!
『もうこんな無茶な飛行はしない。お腹が減り過ぎて暴走するところだった! 自分同士の対決とか絶対面白くないし、お腹は満たされないし』
ベルっちの切々とした訴えに、コメント欄が沸く。
※『重大発言来なかった!?』『しょんぼりした闇のはづきっちかわいい』『暴食だけにお腹すき過ぎがだめなのか!』『常に何か食べさせてあげようねえ』
むむっ、でもこれ、私のダイエット問題はなかなか難しくなるね。
お腹が減りすぎないようにしながら、消費カロリーを増やしていく形で……!?
専門家に聞いたほうがいいのかも知れない。
プロポーションを保ちながら配信してる女子の先輩は多くおられる……。
その中で、偏食ではなくきちんとご飯食べてる人で、私と親しい配信者……。
そう!
カンナちゃんだね!
まずは空港から10分のところにある島料理のお店で、空を飛んで消費したカロリーを補給する……。
『カロリーを使ったのは私だけでは?』
「確かに~。でも美味しいものは美味しいのだ」
『確かに~』
「はづきさん、久しぶりに会ったら二人になってるし、自分同士でコントみたいなことしてるし」
「ハヅキならやってもおかしくないわねえ」
驚くルンテさんと、動じないカナンさん!
カナンさんはしばらく同居してたから、私に対する解像度が凄く高いんだよね。
ということで、運転手さんに挨拶などした。
「んさいわるかや!」
与那国方言だ!
みんな標準語喋れるけど、観光客向けに与那国言葉で話しかけてくれたりするそうで。
うおー、さっぱり分からない。
「ベルゼブブはどう?」
『私の言語能力ははづきと一緒なんだけど。それよりお腹減ったあ』
これはいけない、ベルゼブブの腹ペコが限界に。
合体するとダブル腹ペコになるので、私がベルっちをフォローする意味で分離モードのまま移動することにした。
あっ、Aフォンが運転手さんの言葉を翻訳し始めた!
「かわいいお嬢さんが四人も乗っていて、今日はとてもいい日ですね」
翻訳構文みたいな言葉が出てくる!
運転手さんはこれを聞いてびっくりしていた。
「私の言葉が丁寧な言葉に翻訳されていますか? とても不思議な気持ちです」
次に翻訳された言葉も大変面白かったので、運転手さん含めたみんなでけらけら笑いながら島料理のお店に到着したのだった。
ベルっちはさらにお腹が減ってしまったらしい。
これはピンチ!
『ああ~、暴食の大罪としての本能が目覚めそう』
「腹ペコは大敵だもんねえ」
携帯食を持ってきていなかった!
これはしまったなあ。
与那国の料理を存分に味わうために空腹をスパイスにしようとしたんだけど。
そもそも、ベルっちにとって空腹は魔王のスイッチが入る合図なのだ!
「与那国馬のパン食べる?」
ここでルンテさんファインプレー!
かわいい馬型のパンをベルっちに差し出す。
ベルっちはこれを『食べる!』と受け取り、むしゃむしゃーっと一瞬で食べきってしまった。
島の危機は去った!
「一瞬、もう一人のハヅキから強大な魔力が膨れ上がったな。やはり魔王……」
「お腹が満たされているからこっちに協力してるだけくさいよね」
カナンさんの言葉に、私が他人事みたいに言うので、ルンテさんが大変驚いていた。
「今明らかになったんですかその事実!?」
そうなのだ。
そして島料理のお店で、あらかじめ予約してあったヤシガニなどを食べる。
珍味~!
魚料理中心に、与那国島の食材料理がどんどん出てくるのだ。
食べた食べた。
その後、浜辺をぶらぶらしたり、シュノーケリングで遊んだり……。
「やっぱり明らかに海がきれいー。水が澄んでる」
「ハヅキ、どうしてベルゼブブと二人で水面辺りをパチャパチャしているの? もしかしてまだ沈むのが苦手……?」
「はっ、ダイエットはしているんですが……」
『暴食とダイエットって対局にあるものだからね……』
ベルっちも遠い目をした。
結局、ルンテさんに上からぎゅうぎゅう押してもらったり、この辺りに住み着いた人魚さんに手伝ってもらったりして水中に潜ることができたのだった。
これはきら星はづき最大の弱点ではないだろうか……!
この他に、海底遺跡とかもあるそうなんだけど、今日は時間がないからまたの機会に。
馬に乗せてもらって海を歩いたり、与那国馬に餌をあげたりなどする。
ルンテさんはこれらの光景を、所々で撮影していた。
さすができる人だ……!
動画編集してアップするんですって。
彼女の卓越したプロデュースと編集能力、そしてカナンさんの人柄と観光地の良さを実直に伝えていくスタイルが大受けして、既にカナンさんのチャンネル登録者数は50万人に届きそうなのだ!
「凄いなあ」
「イカルガエンターテイメントの後押しみたいなものだ。この会社に所属するだけで、最低10万人スタートになる状態だぞ。見て、先日デビューした男子三人。トリットが一番登録者数で出遅れているが、それでも11万人だ」
「あひー! 凄いことになっている……」
いつの間にか、イカルガはそこまで大きくなったんだなあ。
様々なアクティビティで遊んでいると、あっという間に日が暮れる。
日本最西端の碑で記念写真を撮ることにした。
「ここは日本の、一番~?」
ルンテさんの掛け声に、カメラに捉えられているであろう私とベルっちとカナンさんが声を揃えて、「「『にし~』」」と言ったところでシャッターが切られた。
なるほど、しーで口が横に広がるから笑顔みたいになるのねー。
見せてもらった写真の中では、私たちのバックでちょうど夕日が沈むところだった。
「うーん、遊んだ。ちょっとだけ島の危機が訪れるところだったけど、携帯食の大切さを知っただけだった。やっぱり銀色飛翔体でスピードを極めようとするのは危ない……」
私がしみじみ呟いていると、カナンさんが笑った。
「そうやって色々なことに真っ先に挑戦して道を切り開くのが、我らがイカルガのエースなんじゃない? 私はハヅキらしくていいと思う。それに、何かあればみんなで全力でフォローするから」
「か、カナンさーん」
ママみを感じる~。
っていうか、普通に成人したお子さんがいるママなんだった。
民宿に到着した後、カナンさんたちと一緒に雑談配信などする。
いやあ、受けた受けた。
※『はづきっちがもう与那国島にいてカナンちゃんとコラボしてるのフットワークおかしいのよw』
「そう言われると確かにそう」
頷くしかない。
私たちの横では、ルンテさんが雑務をやってくれてる。
銀色飛翔体のデータをイカルガビルに送信してて、そこからイギリスのアバターチームが共有することになるのだ。私の書いたのをブラッシュアップしてくれてる。
お陰で雑談配信に専念できるー。
持つべきものは優秀なスタッフ!
『もうこんな無茶な飛行はしない。お腹が減り過ぎて暴走するところだった! 自分同士の対決とか絶対面白くないし、お腹は満たされないし』
ベルっちの切々とした訴えに、コメント欄が沸く。
※『重大発言来なかった!?』『しょんぼりした闇のはづきっちかわいい』『暴食だけにお腹すき過ぎがだめなのか!』『常に何か食べさせてあげようねえ』
むむっ、でもこれ、私のダイエット問題はなかなか難しくなるね。
お腹が減りすぎないようにしながら、消費カロリーを増やしていく形で……!?
専門家に聞いたほうがいいのかも知れない。
プロポーションを保ちながら配信してる女子の先輩は多くおられる……。
その中で、偏食ではなくきちんとご飯食べてる人で、私と親しい配信者……。
そう!
カンナちゃんだね!
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