459 / 517
渡海!私のお隣奪還編
第460話 もみじちゃん別働隊伝説
しおりを挟む
「先輩! チェンファが別のとこで頑張ってるみたいだから応援に行きますー」
「ほいほい。がんばって!」
もみじちゃんとハイタッチして別れたのだった。
今回、もみじちゃんをそこまで連れて行ってくれるのはバングラッド氏。
イギリスでは一緒に行動だったけど、今回は別ルートだね。
『任せよきら星はづき。我ともみじで西部地方のダンジョンを殲滅してくれよう』
バングラッド氏、実に楽しそうなのだ!
この人、人類を相手に魔将やってるより、人類側に立って魔王相手にしてたほうが生き生きしてる気がする……。
『そりゃあ、相手が遥かに強いからな! 敵が強いほど燃えてくるというものではないか』
「戦闘種族~」
こうして、バングラッド・スカイボードみたいに変形した彼に、もみじちゃんがくっついてブイーンと飛んでいってしまった。
「バラバラに動いて大丈夫なのか!? 君はまだしも、あんな小さな子まで……」
「彼女、同い年なんですが……! あと、もみじちゃんはああ見えてイカルガトップ2なんで全然大丈夫です」
「トップ2!?」
書記代行の人が驚いた。
登録者数200万人を超える超大物ですからね。
私はその日、ホテルに行く前にちょっとヘリで運んでもらって、近場まで迫ってきてるダンジョンをペチッと叩いて消滅させてきた。
「あっ、見渡す限りの黒い泥が消滅した!!」「はづきっちの配信は本当だったんだな……」「対ダンジョン装備で完全武装した軍隊ですらなすすべが無かったのに……」「ゴボウ一本で……」
「本気でやると大変なことになるので、細心の注意を払って優しく撫でるように叩いております……」
ダンジョンとしてはちょっと強めだけど、まだまだ触れば吹き飛ぶ儚いものだからね。
下にある地面を大事にしたい!
私はこれくらい仕事できますよー、というのを示した後、カナンさんとともにホテルに来た。
おおーっ、広い。
広いなんてものじゃない。
「はづき! このホテル、部屋が八つある……。なにっ、お風呂が三つある! トイレが四箇所!? どうなっているんだ!」
「ロ、ロイヤルスイート!! まるで国賓待遇だあ……」
衝撃に震える私だった。
そう言えば国賓なんだった。
「ちょっと待ち時間の間にもみじちゃんの配信を見ますかねえ……」
なんとなく今、配信がされている気がした!
スマホでチェックすると、今まさにチェンファと再会しているところだった。
バングラッド・スカイボードに掴まって、ぶいーんと飛んでいくもみじちゃん。
片手を使って、麺棒を振り回す。
「やきそばパーン!」
もみじちゃんを取り巻くように、焼きそばパンがたくさん出現。
そこから伸びた焼きそばが、周囲にいたモンスターを一気に拘束する。
焼きそばの量はモンスターより全然多くて、周囲のダンジョンした環境にも突き刺さり……。
「みんな変えちゃってー!!」
もみじちゃんの叫びに応えて、焼きそばパンが光り輝いた。
焼きそばが突き刺さったダンジョンが、もみじちゃんの進行に合わせてその表面を引き剥がされて、もみじワールドに変化していく。
『ダ、ダンジョンを侵食しているというのか!? それは魔将という域を超えた権能……!!』
あっ、なんか現地の魔将っぽい人だ!! オオカミ人間型だねー。
中国語で叫んでるのが翻訳されてて、便利ですねえ。
「もみじばっかり見ているなー! 私はここだー!!」
チェンファが横から飛び出してきて、ウサギみたいな装備のまま魔将に強烈なキックを放った!
『ウグワーッ!』
「とどめー!」
「いくよー!」
チェンファが吹っ飛んだ魔将目掛けて、背中のブースターで加速して、追いつきながら踏みつけキック、キック、キック!
中国の配信者さんはメカニカルな感じと、武術とか道術とか妖怪みたいなのを融合させてるから見てて面白いですねえ。
で、もみじちゃんを取り巻く焼きそばパンが次々射出された。
あっ、焼きそばパンがチョリソードッグに変わった!
そして打ち出される粗挽きチョリソー。
それが魔将をばかすか打ちのめす。
『ウグワワーッ!? こ、こんな、一気に戦況が逆転……ばかなーっ!!』
無数の惣菜パンが映える、ファンシーワールドに乗っ取られたダンジョンで、魔将は叫びながら光の粒になって消えたのだった。
そしてもみじちゃんとチェンファの再会!
なんか手を取り合っているシーンで、コメント欄が滝のように流れる。
おお、日本人も中国人も、てえてえ、とかしか言ってない!!
考えることは一緒ですねえ。
私が感心していたら、ルームサービスで中国茶とお菓子を取り寄せていたカナンさんが来た。
「もみじは己の世界を作り出し、世界そのものに相手を取り込んで倒す。その素材が惣菜パンなので、まあ暴食の系統の能力ね。はづきの眷属筆頭らしい能力だと言える」
「そうかー、私の影響だったかあ……」
それっぽい気はするもんね。
『お茶飲むの? じゃあ私も飲む飲む』
ベルっちが分かれてきて、三人でお茶とお菓子を楽しんだ。
パイの中に果実の餡みたいなのが入ってるの美味しい。
上品なお味ねえ。
「ベルゼブブ、はづきの眷属である三人は、あなたが取り込んだ大罪の力を使っているのではない?」
『鋭い。えーとね、もみちゃんが暴食、はぎゅうが憤怒、ぼたんが色欲と嫉妬。もちろん、三人ともそういう感情とは全然切り離されてるけど、覚醒前の大罪勢くらいの力は発揮するんじゃない? あ、もみちゃんはもう覚醒してるかも』
「やはり。はづきを起点にして力を供給されているのか。道理で、あの三人は特別な才能を持っているわけでもないのに、飛び抜けた強さを発揮するはずだ」
ふんふんと頷くカナンさんなのだった。
『私としては、カナンさんは自力だけなのに彼女たちと並ぶ強さを手にしたの、凄いと思うんだけど』
「努力と研鑽、そして何より観光地パワーだ」
「観光地パワーすごい」
カナンさんこそ、人との繋がりとか、観光地への期待のパワーで戦う正統派かも知れない!
なお、バングラッド氏は地力がめっちゃくちゃ強いので、同接数がちょっとしたブーストにしかなってない気がする。
さっきももみじちゃんの配信の画面端で、魔将以外のモンスターは一人で片付けてたもんね。
『そういうわけで、うちの眷属は強いのだ。他の大罪とは違うのだよ、他の大罪とは』
「ベルっちがなんか大罪の魔王っぽいこと言ってるなあ!」
『いやいや、一応魔王だから! 人間に敵対するより、身内に入って美味しいもの色々食べる方が全然お得だと気付いた賢い魔王だから!』
そう言いながら、ベルっちが現地のお菓子をパクパク食べるのだった。
うわー、食べ切られる前に私も食べるぞー!!
「ほいほい。がんばって!」
もみじちゃんとハイタッチして別れたのだった。
今回、もみじちゃんをそこまで連れて行ってくれるのはバングラッド氏。
イギリスでは一緒に行動だったけど、今回は別ルートだね。
『任せよきら星はづき。我ともみじで西部地方のダンジョンを殲滅してくれよう』
バングラッド氏、実に楽しそうなのだ!
この人、人類を相手に魔将やってるより、人類側に立って魔王相手にしてたほうが生き生きしてる気がする……。
『そりゃあ、相手が遥かに強いからな! 敵が強いほど燃えてくるというものではないか』
「戦闘種族~」
こうして、バングラッド・スカイボードみたいに変形した彼に、もみじちゃんがくっついてブイーンと飛んでいってしまった。
「バラバラに動いて大丈夫なのか!? 君はまだしも、あんな小さな子まで……」
「彼女、同い年なんですが……! あと、もみじちゃんはああ見えてイカルガトップ2なんで全然大丈夫です」
「トップ2!?」
書記代行の人が驚いた。
登録者数200万人を超える超大物ですからね。
私はその日、ホテルに行く前にちょっとヘリで運んでもらって、近場まで迫ってきてるダンジョンをペチッと叩いて消滅させてきた。
「あっ、見渡す限りの黒い泥が消滅した!!」「はづきっちの配信は本当だったんだな……」「対ダンジョン装備で完全武装した軍隊ですらなすすべが無かったのに……」「ゴボウ一本で……」
「本気でやると大変なことになるので、細心の注意を払って優しく撫でるように叩いております……」
ダンジョンとしてはちょっと強めだけど、まだまだ触れば吹き飛ぶ儚いものだからね。
下にある地面を大事にしたい!
私はこれくらい仕事できますよー、というのを示した後、カナンさんとともにホテルに来た。
おおーっ、広い。
広いなんてものじゃない。
「はづき! このホテル、部屋が八つある……。なにっ、お風呂が三つある! トイレが四箇所!? どうなっているんだ!」
「ロ、ロイヤルスイート!! まるで国賓待遇だあ……」
衝撃に震える私だった。
そう言えば国賓なんだった。
「ちょっと待ち時間の間にもみじちゃんの配信を見ますかねえ……」
なんとなく今、配信がされている気がした!
スマホでチェックすると、今まさにチェンファと再会しているところだった。
バングラッド・スカイボードに掴まって、ぶいーんと飛んでいくもみじちゃん。
片手を使って、麺棒を振り回す。
「やきそばパーン!」
もみじちゃんを取り巻くように、焼きそばパンがたくさん出現。
そこから伸びた焼きそばが、周囲にいたモンスターを一気に拘束する。
焼きそばの量はモンスターより全然多くて、周囲のダンジョンした環境にも突き刺さり……。
「みんな変えちゃってー!!」
もみじちゃんの叫びに応えて、焼きそばパンが光り輝いた。
焼きそばが突き刺さったダンジョンが、もみじちゃんの進行に合わせてその表面を引き剥がされて、もみじワールドに変化していく。
『ダ、ダンジョンを侵食しているというのか!? それは魔将という域を超えた権能……!!』
あっ、なんか現地の魔将っぽい人だ!! オオカミ人間型だねー。
中国語で叫んでるのが翻訳されてて、便利ですねえ。
「もみじばっかり見ているなー! 私はここだー!!」
チェンファが横から飛び出してきて、ウサギみたいな装備のまま魔将に強烈なキックを放った!
『ウグワーッ!』
「とどめー!」
「いくよー!」
チェンファが吹っ飛んだ魔将目掛けて、背中のブースターで加速して、追いつきながら踏みつけキック、キック、キック!
中国の配信者さんはメカニカルな感じと、武術とか道術とか妖怪みたいなのを融合させてるから見てて面白いですねえ。
で、もみじちゃんを取り巻く焼きそばパンが次々射出された。
あっ、焼きそばパンがチョリソードッグに変わった!
そして打ち出される粗挽きチョリソー。
それが魔将をばかすか打ちのめす。
『ウグワワーッ!? こ、こんな、一気に戦況が逆転……ばかなーっ!!』
無数の惣菜パンが映える、ファンシーワールドに乗っ取られたダンジョンで、魔将は叫びながら光の粒になって消えたのだった。
そしてもみじちゃんとチェンファの再会!
なんか手を取り合っているシーンで、コメント欄が滝のように流れる。
おお、日本人も中国人も、てえてえ、とかしか言ってない!!
考えることは一緒ですねえ。
私が感心していたら、ルームサービスで中国茶とお菓子を取り寄せていたカナンさんが来た。
「もみじは己の世界を作り出し、世界そのものに相手を取り込んで倒す。その素材が惣菜パンなので、まあ暴食の系統の能力ね。はづきの眷属筆頭らしい能力だと言える」
「そうかー、私の影響だったかあ……」
それっぽい気はするもんね。
『お茶飲むの? じゃあ私も飲む飲む』
ベルっちが分かれてきて、三人でお茶とお菓子を楽しんだ。
パイの中に果実の餡みたいなのが入ってるの美味しい。
上品なお味ねえ。
「ベルゼブブ、はづきの眷属である三人は、あなたが取り込んだ大罪の力を使っているのではない?」
『鋭い。えーとね、もみちゃんが暴食、はぎゅうが憤怒、ぼたんが色欲と嫉妬。もちろん、三人ともそういう感情とは全然切り離されてるけど、覚醒前の大罪勢くらいの力は発揮するんじゃない? あ、もみちゃんはもう覚醒してるかも』
「やはり。はづきを起点にして力を供給されているのか。道理で、あの三人は特別な才能を持っているわけでもないのに、飛び抜けた強さを発揮するはずだ」
ふんふんと頷くカナンさんなのだった。
『私としては、カナンさんは自力だけなのに彼女たちと並ぶ強さを手にしたの、凄いと思うんだけど』
「努力と研鑽、そして何より観光地パワーだ」
「観光地パワーすごい」
カナンさんこそ、人との繋がりとか、観光地への期待のパワーで戦う正統派かも知れない!
なお、バングラッド氏は地力がめっちゃくちゃ強いので、同接数がちょっとしたブーストにしかなってない気がする。
さっきももみじちゃんの配信の画面端で、魔将以外のモンスターは一人で片付けてたもんね。
『そういうわけで、うちの眷属は強いのだ。他の大罪とは違うのだよ、他の大罪とは』
「ベルっちがなんか大罪の魔王っぽいこと言ってるなあ!」
『いやいや、一応魔王だから! 人間に敵対するより、身内に入って美味しいもの色々食べる方が全然お得だと気付いた賢い魔王だから!』
そう言いながら、ベルっちが現地のお菓子をパクパク食べるのだった。
うわー、食べ切られる前に私も食べるぞー!!
50
あなたにおすすめの小説
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる