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スローライフが攻めてきたぞーっ編
第34話 オーロラの大地へ……クマさん遭遇戦
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逢魔卿とリセンボンたちに別れを告げて、オーロラの大地、退廃帝領へ向かうのである。
逢魔卿たちも、海にいた堕ちたる神の仔がいなくなったので、漁をやって自分たちで料理してみるべ、と言う話になったそうだ。
頑張ってほしい。俺は料理してるようでしてないからな。
こうして、馬車でパカポコと北へ北へ向かっていくのだ。
途中、魔人や怪物が小競り合いしているところにぶつかったりするのだが、これは横から殴ってゲットして行く。
「神の仔売った? 幾らだったのー」
「聞いて驚け、なんと5000ptだ。凄いやつだったらしい。それで買ってきたのがこの二段ベッドと防寒具」
『防寒具? その布がですかな?』
「マフラーって言ってな、首に巻く。あとベルが新しく入荷してたので買ってきたぞ。狩人のベルだそうだ」
『ほうほう、何が出てくるのか楽しみですな……おほー! このマフラーとか言うのは首に巻くだけでも違いますなあ』
「かわいー!」
「だろだろ」
馬車の中で大盛りあがりだ。
二段ベッドは、ラムザーとポタルが寝る用である。
馬車は幌の内部がかなり拡大されていて、もう新幹線一両分の中身と同じくらいスペースがあるだろ。
さらに馬車の床に扉があって、下っていくと格納庫がある。
潜水艇が一隻入っていて、隣に空いている広大な空間は飛空艇用だろう。
これ、起動すると馬車を内部に格納するようにして、外側に潜水艇が展開される。
飛空艇も同じだろう。
思えば遠くまで来たものである。
どんどん、俺のスローライフは利便性が高くなったものだ。
「あ、なんかだんだん寒くなってきたかも」
「おや? なんかもしかしてゲート潜った?」
『カタカタ』
「今潜ったところか。ここからが退廃帝領だなあ」
さっきまで海辺の感じだったのに、いきなり丘の上になった。
ステージが切り替わったって感じだな。
そして、吹雪いてきた。
馬車の幌が無かったら即死だったな。
「こんなこともあろうかと、買ってきておいたぞ、煙突付きストーブだ!」
『幌から煙突が突き出してますな! というかこれだけ買ったということは……』
「ツケ払いだ」
『癖になってませんかな?』
「よくないよー」
ポタルにも注意されてしまった!
以後改めよう。
だが、煙突付きストーブの威力は絶大だった。
俺たち三人とも、ストーブの前から動かなくなる。
「あー、こりゃ堪らんわい」
「あったまるねえ」
『もうここから動きませんぞ』
こりゃあいかん。
外に出られん。
もっと本格的な防寒具を揃えないとな。
本格的なと言うと……。
毛皮のコートとか。
『もがー!!』
『カタカタカタ!』
「なんか襲ってきたって!? どれどれ……」
そーっと顔を出してみると、バカみたいにでかいクマが、咆哮とともに馬車に飛びかかってくるところだった。
あっぶね!!
石柱をアイテムボックスからドーン!!
石柱が、ボイーンとクマを跳ね返した。
『もがーっ!?』
俺は素早く殺戮の虫取り網を装備する。
「私寒いから外出たくなーい! ベル鳴らしておくねー」
横着したポタルが、チリンチリーンとベルを鳴らした。
すると、俺の横になんか毛皮のチョッキに頭巾をつけたおっさんがにゅっと出てくる。
色々思うけど、この世界に来てからおっさん率が高いな。
おっさんが担いでいるものを見て、俺はかなりびっくりする。
「それ猟銃じゃない?」
おっさん、頷く。
そして、体勢を立て直したクマに向かって銃を構えるのである。
射撃。
『もがーっ!!』
クマの態勢が傾いだ。
怪獣みたいなでかさのクマでも揺るがせるとか、すげえな!
よし、行くか。
というか、ラムザーは何してるんだ。
あいつ実はめちゃくちゃ寒さに弱いんじゃないか?
防寒具必須。
このクマを防寒具にしてくれよう。
『もがああああっ!!』
クマは猟師……というかマタギのおっさんにヘイトを向けている。
俺は一発も殴ってないからな。
骨次郎に操作され、馬車はクマといい感じの距離を保ちながら駆け続ける。
マタギのおっさんは一発ずつ弾を込め、そして的確にクマに当てる。
強い。
だが弾丸の一撃ではクマへの決定打にならないようである。
うーん、トロル以上の怪物、クマ!
ということで、馬車から転げるように降りた俺が、そーっと熊の背後に忍び寄るぞ。
クマは途中で俺に気づいたようだが、嫌がらせのようにネチネチ射撃してくるマタギを無視できない。
「はっはっはー! 終わりだクマさん! そしてこんにちは防寒具!!」
ピョインッと無慈悲な音が響き渡り、クマはアイコンになった。
『新しいレシピが生まれた!』
▶DIYレシピ
※クマのコート
素材:クマ
※熊手
素材:クマ
DIYお料理レシピ
※クマ鍋
素材:クマ
大漁だーっ!!
『ううう、寒い寒い……。タマル様、終わりましたかな? それとも食べられて一巻の終わりですかな?』
「縁起でもないこと言うな。最新のベルのお陰で快勝だぞ。さあ、全員の防寒具を作るとしよう」
こうして。
俺もラムザーもポタルも、もこもこの防寒具を手に入れたのだった。
ついでに、骨次郎にもクマの帽子を作ってやった。
『カタカタ!』
「はっはっは、なかなか似合ってるぞ骨次郎!」
▶DIYレシピ
クマのコート
熊手
DIYお料理レシピ
クマ鍋
UGWポイント
0(ツケ500pt)
逢魔卿たちも、海にいた堕ちたる神の仔がいなくなったので、漁をやって自分たちで料理してみるべ、と言う話になったそうだ。
頑張ってほしい。俺は料理してるようでしてないからな。
こうして、馬車でパカポコと北へ北へ向かっていくのだ。
途中、魔人や怪物が小競り合いしているところにぶつかったりするのだが、これは横から殴ってゲットして行く。
「神の仔売った? 幾らだったのー」
「聞いて驚け、なんと5000ptだ。凄いやつだったらしい。それで買ってきたのがこの二段ベッドと防寒具」
『防寒具? その布がですかな?』
「マフラーって言ってな、首に巻く。あとベルが新しく入荷してたので買ってきたぞ。狩人のベルだそうだ」
『ほうほう、何が出てくるのか楽しみですな……おほー! このマフラーとか言うのは首に巻くだけでも違いますなあ』
「かわいー!」
「だろだろ」
馬車の中で大盛りあがりだ。
二段ベッドは、ラムザーとポタルが寝る用である。
馬車は幌の内部がかなり拡大されていて、もう新幹線一両分の中身と同じくらいスペースがあるだろ。
さらに馬車の床に扉があって、下っていくと格納庫がある。
潜水艇が一隻入っていて、隣に空いている広大な空間は飛空艇用だろう。
これ、起動すると馬車を内部に格納するようにして、外側に潜水艇が展開される。
飛空艇も同じだろう。
思えば遠くまで来たものである。
どんどん、俺のスローライフは利便性が高くなったものだ。
「あ、なんかだんだん寒くなってきたかも」
「おや? なんかもしかしてゲート潜った?」
『カタカタ』
「今潜ったところか。ここからが退廃帝領だなあ」
さっきまで海辺の感じだったのに、いきなり丘の上になった。
ステージが切り替わったって感じだな。
そして、吹雪いてきた。
馬車の幌が無かったら即死だったな。
「こんなこともあろうかと、買ってきておいたぞ、煙突付きストーブだ!」
『幌から煙突が突き出してますな! というかこれだけ買ったということは……』
「ツケ払いだ」
『癖になってませんかな?』
「よくないよー」
ポタルにも注意されてしまった!
以後改めよう。
だが、煙突付きストーブの威力は絶大だった。
俺たち三人とも、ストーブの前から動かなくなる。
「あー、こりゃ堪らんわい」
「あったまるねえ」
『もうここから動きませんぞ』
こりゃあいかん。
外に出られん。
もっと本格的な防寒具を揃えないとな。
本格的なと言うと……。
毛皮のコートとか。
『もがー!!』
『カタカタカタ!』
「なんか襲ってきたって!? どれどれ……」
そーっと顔を出してみると、バカみたいにでかいクマが、咆哮とともに馬車に飛びかかってくるところだった。
あっぶね!!
石柱をアイテムボックスからドーン!!
石柱が、ボイーンとクマを跳ね返した。
『もがーっ!?』
俺は素早く殺戮の虫取り網を装備する。
「私寒いから外出たくなーい! ベル鳴らしておくねー」
横着したポタルが、チリンチリーンとベルを鳴らした。
すると、俺の横になんか毛皮のチョッキに頭巾をつけたおっさんがにゅっと出てくる。
色々思うけど、この世界に来てからおっさん率が高いな。
おっさんが担いでいるものを見て、俺はかなりびっくりする。
「それ猟銃じゃない?」
おっさん、頷く。
そして、体勢を立て直したクマに向かって銃を構えるのである。
射撃。
『もがーっ!!』
クマの態勢が傾いだ。
怪獣みたいなでかさのクマでも揺るがせるとか、すげえな!
よし、行くか。
というか、ラムザーは何してるんだ。
あいつ実はめちゃくちゃ寒さに弱いんじゃないか?
防寒具必須。
このクマを防寒具にしてくれよう。
『もがああああっ!!』
クマは猟師……というかマタギのおっさんにヘイトを向けている。
俺は一発も殴ってないからな。
骨次郎に操作され、馬車はクマといい感じの距離を保ちながら駆け続ける。
マタギのおっさんは一発ずつ弾を込め、そして的確にクマに当てる。
強い。
だが弾丸の一撃ではクマへの決定打にならないようである。
うーん、トロル以上の怪物、クマ!
ということで、馬車から転げるように降りた俺が、そーっと熊の背後に忍び寄るぞ。
クマは途中で俺に気づいたようだが、嫌がらせのようにネチネチ射撃してくるマタギを無視できない。
「はっはっはー! 終わりだクマさん! そしてこんにちは防寒具!!」
ピョインッと無慈悲な音が響き渡り、クマはアイコンになった。
『新しいレシピが生まれた!』
▶DIYレシピ
※クマのコート
素材:クマ
※熊手
素材:クマ
DIYお料理レシピ
※クマ鍋
素材:クマ
大漁だーっ!!
『ううう、寒い寒い……。タマル様、終わりましたかな? それとも食べられて一巻の終わりですかな?』
「縁起でもないこと言うな。最新のベルのお陰で快勝だぞ。さあ、全員の防寒具を作るとしよう」
こうして。
俺もラムザーもポタルも、もこもこの防寒具を手に入れたのだった。
ついでに、骨次郎にもクマの帽子を作ってやった。
『カタカタ!』
「はっはっは、なかなか似合ってるぞ骨次郎!」
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クマのコート
熊手
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クマ鍋
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