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スローライフの夜明け編
第142話 環境保護艦隊、惑星に攻撃する
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『ちょっとタマルこっち手伝ってよ』
「なんだなんだ」
『わたくしも行きます! 気安くタマル様を引っ張らないでくださいます?』
『わらわも見に行こう。いやあ、楽しいことばかりだな』
「ちょっとー! 女子ばっかりでタマルを囲まないでよー!」
大変なことになってしまった!!
キャロルに右手を引かれ、左手にファン、隣を逢魔卿が歩き、背中にポタルがくっついている!
ハーレムではないか……!!
「はっはっは、どこに行こうと言うのだね」
『あたしが作ってたオブジェがね、まだ完成度足りないのよ。こっちにプリンター置いてガンガン生産して』
「すごく実務的な用件だった……」
俺はスンッとなり、プリンターを置いて宇宙ステーションの構造材をガンガン生産し始めた。
女子たちもキャロルによって人足として扱われ、せっせとオブジェを作ることになる。
ファンとポタルがぶうぶう言ってるな。
『キャロルよ。これはなんなのか? わらわには巨大な網を作っていっているように見えるが』
『そうよー。世界を覆う網を作んの。あたしみたいな植物としては、狭いとこでもいいんだけど、とにかくウワーっと繁茂したい欲求があんのよ』
つまり世界の上空に、キャロルの眷属たる植物が繁栄できるようにしたいと。
なかなか夢のある構想ではないか。
自然を加工し、利用していくのもスローライフなら、不毛の大地を緑で満たしていくのもまたスローライフ!
宇宙とは即ち、無で満ちた不毛の大地と言えよう。
よーし、宇宙を緑で埋め尽くしてやれ。
「ハイドラ、ちょっと大々的に活動するんでインカムで呼びかけてくれ。手の空いてるバイト邪神や人間たちはこっちに集合で」
『はい、分かりました。みなさーん。タマルさんが新しいことを始めますよー。網状の建造物をひたすら広げていって、惑星を包み込むみたいです。お手伝い募集中でーす』
インカムからそんな言葉が流れると、遠くからドヤドヤと作業員たちがやって来た。
こりゃあ忙しくなるぞ。
俺はプリンターをフル回転させて、猛烈な勢いで資材を生み出していく。
これ、惑星の欠片をもとにして資材が生み出されているのだが、どこから原材料が来るのか不思議でならなかった。
だが、この疑問はすぐに解消されたのである。
『僕が調べてみたら、あちこちの海底に沈んでいた都市群がどんどん消滅していっているんだなもし』
「ほほう、じゃあこれって、朽ちてた都市を分解して再利用してるってことなのか。じゃあ資源は有限だな」
『地の底にも埋もれてたりするし、割りと凄い量があるから大丈夫なんだなもし。じゃんじゃん使うといいんだなもし。そのぶん、惑星が純粋な自然で満たされるので素晴らしいアクテビティになるんだなもし』
「これも商売に利用するとは、やるなあヌキチータ」
『はっはっは、タマルさんのおかげなんだなもし。それでそろそろ、この星に名前をつけたいんだけどなもし』
「名前? 環境保護艦隊の連中が、ここをヘルズランドと呼んでなかったっけ? それに創造神も別の名前で呼んだりしてたような」
『この星を開発したのは僕たちなんだなもしー! つまり、この星は僕たちのものなので僕たちのための名前を付けるべきなんだなもし。それがブランド名にもなるし』
「なるほどー。タマチータ星とかどう?」
『二人の名前がちゃんと入ってるのに、なんだか危ない響きを感じるんだなもし!!』
ヌキチータとわいわい騒いでいたら、宇宙側に次々とワープアウトしてくる船影があった。
環境保護艦隊スペピだ!
奴らはミサイルポッドみたいなのを展開すると、そこから次々と攻撃を……!
……。
あれ?
ミサイルじゃないな?
何かをぎゅっと固めたような。
『あっ、あれは廃棄物なんだなもしー!! あいつら、星に廃棄物を撃ち込みまくって汚染して、それを宇宙報道局に流して宇宙的世論の力でこの星が僕たちに汚染されたと喧伝するつもりなんだなもし!』
「汚い、さすが環境保護艦隊、汚い」
『そこであたしの出番ってわけよ』
「キャロル!」
撃ち込まれてくる、ミサイル状に成形された廃棄物群。
だが、これはちょうど網目状に作成されていたキャロルのオブジェに引っかかってしまったのである。
『アーウチ!』
「向こうでフランクリンが巻き込まれたな。なんて期待を裏切らない男だろうか」
『助けるついでに、あの廃棄物回収してみてよ』
「よしきた」
そういうことになったのだ。
どうやら廃棄物群は、通常のアイテムとして扱われるらしい。
俺の仲間たちでもゲットができるのだ。
ピョインッ!という音があちこちで響き渡る。
フランクリンも自分を巻き込んだ廃棄物をゲットしたようだ。
『新しいレシピが生まれた!』
▶DIYレシピ
※グラップル虫取り網
素材:宇宙廃棄物×30
「これは一体……!? ま、まさか!」
ピンと来た俺。
トンカントンカンと組み立てると、とんでもなく巨大なアームと虫取り網が完成した。
これを一つ作るために、撃ち込まれた廃棄物群の三割強を消費したぞ。
▶DIYレシピ
※グラップルハエたたき
素材:宇宙廃棄物×30
「こいつら、飛空艇に装備するタイプのアイテムじゃないか!! 宇宙を飛翔できるようになっただけじゃなく、飛空艇が直に相手をゲットしたりはたいたりできるようになるのか! いいぞいいぞ!」
状況を完全に理解した俺は、宇宙に向かって吠えた。
「スペピども!! 廃棄物弾幕薄いよ! 何やってんの! もっと撃ち込んでこい! 全部素材に変えてやる!!」
スペピも、思いっきりぶっ放した廃棄物が全て俺に再利用されてしまったので、パニックになったようだ。
『か、か、環境汚染を今すぐやめろ! これは正義の警告である! この放送は全宇宙に流れている! 環境汚染をやめろ!!』
とか辻褄の合わないことを言っているのだ。
仕方ない。
これは分からせてやるしかあるまい、なのだ。
「よし、飛空艇……いや航宙艇スペースゴッドタマル号展開! スペピどもに状況を正確に理解させるぞ!」
▶DIYレシピ
グラップル虫取り網
グラップルハエたたき
「なんだなんだ」
『わたくしも行きます! 気安くタマル様を引っ張らないでくださいます?』
『わらわも見に行こう。いやあ、楽しいことばかりだな』
「ちょっとー! 女子ばっかりでタマルを囲まないでよー!」
大変なことになってしまった!!
キャロルに右手を引かれ、左手にファン、隣を逢魔卿が歩き、背中にポタルがくっついている!
ハーレムではないか……!!
「はっはっは、どこに行こうと言うのだね」
『あたしが作ってたオブジェがね、まだ完成度足りないのよ。こっちにプリンター置いてガンガン生産して』
「すごく実務的な用件だった……」
俺はスンッとなり、プリンターを置いて宇宙ステーションの構造材をガンガン生産し始めた。
女子たちもキャロルによって人足として扱われ、せっせとオブジェを作ることになる。
ファンとポタルがぶうぶう言ってるな。
『キャロルよ。これはなんなのか? わらわには巨大な網を作っていっているように見えるが』
『そうよー。世界を覆う網を作んの。あたしみたいな植物としては、狭いとこでもいいんだけど、とにかくウワーっと繁茂したい欲求があんのよ』
つまり世界の上空に、キャロルの眷属たる植物が繁栄できるようにしたいと。
なかなか夢のある構想ではないか。
自然を加工し、利用していくのもスローライフなら、不毛の大地を緑で満たしていくのもまたスローライフ!
宇宙とは即ち、無で満ちた不毛の大地と言えよう。
よーし、宇宙を緑で埋め尽くしてやれ。
「ハイドラ、ちょっと大々的に活動するんでインカムで呼びかけてくれ。手の空いてるバイト邪神や人間たちはこっちに集合で」
『はい、分かりました。みなさーん。タマルさんが新しいことを始めますよー。網状の建造物をひたすら広げていって、惑星を包み込むみたいです。お手伝い募集中でーす』
インカムからそんな言葉が流れると、遠くからドヤドヤと作業員たちがやって来た。
こりゃあ忙しくなるぞ。
俺はプリンターをフル回転させて、猛烈な勢いで資材を生み出していく。
これ、惑星の欠片をもとにして資材が生み出されているのだが、どこから原材料が来るのか不思議でならなかった。
だが、この疑問はすぐに解消されたのである。
『僕が調べてみたら、あちこちの海底に沈んでいた都市群がどんどん消滅していっているんだなもし』
「ほほう、じゃあこれって、朽ちてた都市を分解して再利用してるってことなのか。じゃあ資源は有限だな」
『地の底にも埋もれてたりするし、割りと凄い量があるから大丈夫なんだなもし。じゃんじゃん使うといいんだなもし。そのぶん、惑星が純粋な自然で満たされるので素晴らしいアクテビティになるんだなもし』
「これも商売に利用するとは、やるなあヌキチータ」
『はっはっは、タマルさんのおかげなんだなもし。それでそろそろ、この星に名前をつけたいんだけどなもし』
「名前? 環境保護艦隊の連中が、ここをヘルズランドと呼んでなかったっけ? それに創造神も別の名前で呼んだりしてたような」
『この星を開発したのは僕たちなんだなもしー! つまり、この星は僕たちのものなので僕たちのための名前を付けるべきなんだなもし。それがブランド名にもなるし』
「なるほどー。タマチータ星とかどう?」
『二人の名前がちゃんと入ってるのに、なんだか危ない響きを感じるんだなもし!!』
ヌキチータとわいわい騒いでいたら、宇宙側に次々とワープアウトしてくる船影があった。
環境保護艦隊スペピだ!
奴らはミサイルポッドみたいなのを展開すると、そこから次々と攻撃を……!
……。
あれ?
ミサイルじゃないな?
何かをぎゅっと固めたような。
『あっ、あれは廃棄物なんだなもしー!! あいつら、星に廃棄物を撃ち込みまくって汚染して、それを宇宙報道局に流して宇宙的世論の力でこの星が僕たちに汚染されたと喧伝するつもりなんだなもし!』
「汚い、さすが環境保護艦隊、汚い」
『そこであたしの出番ってわけよ』
「キャロル!」
撃ち込まれてくる、ミサイル状に成形された廃棄物群。
だが、これはちょうど網目状に作成されていたキャロルのオブジェに引っかかってしまったのである。
『アーウチ!』
「向こうでフランクリンが巻き込まれたな。なんて期待を裏切らない男だろうか」
『助けるついでに、あの廃棄物回収してみてよ』
「よしきた」
そういうことになったのだ。
どうやら廃棄物群は、通常のアイテムとして扱われるらしい。
俺の仲間たちでもゲットができるのだ。
ピョインッ!という音があちこちで響き渡る。
フランクリンも自分を巻き込んだ廃棄物をゲットしたようだ。
『新しいレシピが生まれた!』
▶DIYレシピ
※グラップル虫取り網
素材:宇宙廃棄物×30
「これは一体……!? ま、まさか!」
ピンと来た俺。
トンカントンカンと組み立てると、とんでもなく巨大なアームと虫取り網が完成した。
これを一つ作るために、撃ち込まれた廃棄物群の三割強を消費したぞ。
▶DIYレシピ
※グラップルハエたたき
素材:宇宙廃棄物×30
「こいつら、飛空艇に装備するタイプのアイテムじゃないか!! 宇宙を飛翔できるようになっただけじゃなく、飛空艇が直に相手をゲットしたりはたいたりできるようになるのか! いいぞいいぞ!」
状況を完全に理解した俺は、宇宙に向かって吠えた。
「スペピども!! 廃棄物弾幕薄いよ! 何やってんの! もっと撃ち込んでこい! 全部素材に変えてやる!!」
スペピも、思いっきりぶっ放した廃棄物が全て俺に再利用されてしまったので、パニックになったようだ。
『か、か、環境汚染を今すぐやめろ! これは正義の警告である! この放送は全宇宙に流れている! 環境汚染をやめろ!!』
とか辻褄の合わないことを言っているのだ。
仕方ない。
これは分からせてやるしかあるまい、なのだ。
「よし、飛空艇……いや航宙艇スペースゴッドタマル号展開! スペピどもに状況を正確に理解させるぞ!」
▶DIYレシピ
グラップル虫取り網
グラップルハエたたき
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