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38・王家のプチ騒乱?
第112話 カルボナーラ、献上してみた
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店主を連れて、使いの人と一緒に城へやってきた。
いつもの豪快さは鳴りを潜め、緊張でガチガチの店主。
僕は彼を笑って励ましつつ、殿下に目通しさせてもらった。
「彼が最高に美味いパスタを作ります。あまりにも美味しいので、巷では封印したやつです」
「なんだと!? 早速作るが良い! 味が良ければ褒美を取らそう」
そういうことになった。
さすがデュオス殿下、話が早い。
「ナ、ナザル。おめえ何者なんだ……!!」
「殿下に寒天料理食べさせたら凄く気に入られただけの冒険者ですよ」
「何言ってるかさっぱり分からねえ」
「ナザル殿を理解しようとしても無駄だよ。彼はやりたいことを好きなようになっていたら国を動かすようになっていただけだから」
「ますます分からん!!」
「さあさあ店主、考えるのは後だ。デュオス殿下に最高のカルボナーラをごちそうしなければならないんだからね」
「お、おう! だが、俺がいつも作ってるものが最高の料理だぞ」
「なら自然体で行こう」
「こんなぴっかぴかのだだっ広い厨房で、しかも俺よりもちゃんとした教育を受けてる王家のシェフたちに見守られながらか!? お、俺は心臓に毛が生えてねえんだ……」
仕方ないなあ。
あまりにも店主がガクブルするので、僕はシェフたちにお願いして殿下にお出しするお酒をちょっともらった。
これを店主に引っ掛けてもらう。
「う、う、うめぇ~! 王家のお方はこんなうめえ酒を飲んでるのかあ……。こりゃあ、飲ませてもらったお礼くらいはちょっとしないとなって気になったわ」
ちょっとのアルコールと、お酒の美味しさでやる気になった店主。
いつものノリで、手延べパスタを作り始めた。
「シェフたち、見てくれ彼の素晴らしい手さばきを!」
「うおお!! 一塊だった生地があっという間にたくさんの均等な太さの麺に変わっていく!」「素晴らしい手際だ! そして伸ばす度に粉をまぶすことを忘れない。ベタつかないことで、作られたパスタはそれぞれが独立するのか!」「我々も修練が必要になってくるな」「これほど凄まじい技量を持つ料理人が下町にいたとは……」
めっちゃくちゃ褒められてる。
店主、仏頂面を装ってはいるが、頬の辺りがピクピクしているではないか。
ニヤけたくて仕方ないよな。
相手はこの国の頂点みたいなシェフたちなのだ。
さて、パスタが出来上がるまでの間に、僕が卵とチーズとオブリーオイル、それに牛乳を混ぜてソースを作るのだ。
ドワーフ職人がテストで作り上げた小さな金属容器。
ミルク缶と名付けられたこれを使い、早速今朝絞られたばかりの牛乳を持ってきた。
おお、牛乳を混ぜるとソースの馴染がさらに良くなる!!
これは、僕と店主と使者殿が食べたカルボナーラを軽く超えてくるぞ……!!
シェフたちがゴクリと唾を飲む。
美味そうだろう。
実際美味い。
ちょっとだけおすそ分けしたら、彼らは一口食べて膝から崩れ落ちた。
「我々が今まで作っていたものは無味だった」「人の望む塩と油とこってりを過剰に取り入れられる危険な食材」「毒は使われていない……だがこれは何よりも強力な毒だ。甘美な毒だ」
おわかりになりましたか。
シェフたち、もう一口だけ……とか言ってくるが、さすがにそんなにあげていたら王族の方々の分が無くなってしまう。
「後で自分たちで作ってくれ。ただし、見た目通りのカロリー爆弾だから、食べたらちゃんと運動するんだぞ」
僕は彼らに言い聞かせると、茹で上がったシコシコの手延べパスタに、特製カルボナーラソースをたっぷりと掛けた。
さらに、乾燥させたチーズを刻んだもの……粉チーズにハーブを散らす!
悪魔的な美味しさのカルボナーラができたぞ。
これをお出ししたところ、当然のように殿下には受けた。
大いに受けた。
奥方もお嬢さんも夢中で食べた。
その後、
「この食べ物はカルボナーラと言いまして、召し上がって頂いた通り、素晴らしく栄養価に富んでおります。そのため、体はあっという間に栄養を蓄え、太ってしまうことでしょう」
「なんだと……!?」
瞠目する殿下。
「そんな危険なものを私に食べさせたのか。い、いや、だが、この美味さならそれだけの危険をはらんでいるのも分かる気がする。私はカルボナーラなるものが持つ危険さを知ってなお、お代わりしたいと願っているのだ……」
わなわなと手を震わせる殿下。
ちなみにお嬢さんは無邪気に、「お代わりください」と二杯目を所望された。
奥方が必死の自制心で堪えている横で、二杯目をもりもり食べるお嬢さん。
これが若さか……!
結局我慢できず、殿下も奥方も二杯目を食べた。
その後……。
「私はこれより、剣の稽古をつけてもらう! お前も一緒に来るように」
「はい、あなた! 食べた分体を動かさないと!!」
王家には武技の稽古があるらしいのだが、第二王子デュオスは生来の運動音痴で、これが不得意だったらしい。
だからお飾りの外交官みたいになり、あちこちの国に行ったり海外の使者の相手をする役割をこなしていたのだが……。
そんな彼が再び武技を学ぼうとするとは!
カルボナーラ恐るべし。
さらに、デュオス殿下は乗馬の稽古も始めたらしい。
背筋を伸ばして歩き、腹から声を出し、積極的にカロリーを使う動きをし始めた。
いやあ、陰気そうな中年だったのが、そうやって暮らしていくと見た目も印象も変わっていくものだ。
第二王子デュオスは、あっという間に痩せぎすではなくスマート、陰険そうではなく知的、運動音痴ではなく愛嬌のある身のこなし、と巷での印象がぐるりと変わったのである。
彼は自らにこれらの試練を課し、そのかわりに、二日に一度カルボナーラを食べた。
カルボナーラのカロリーを消費するため、己の肉体を鍛え、精神を鍛え、自己改造を行ったのである!
食は人を変える!!
でまあ。
あまりに彼が変わったもんで……。
「第二王子デュオス殿下に、叛意あり!?」
みたいな噂が流れ出してしまうのだった。
そしてこのことを、僕はちょっと後で知ることになる……。
いつもの豪快さは鳴りを潜め、緊張でガチガチの店主。
僕は彼を笑って励ましつつ、殿下に目通しさせてもらった。
「彼が最高に美味いパスタを作ります。あまりにも美味しいので、巷では封印したやつです」
「なんだと!? 早速作るが良い! 味が良ければ褒美を取らそう」
そういうことになった。
さすがデュオス殿下、話が早い。
「ナ、ナザル。おめえ何者なんだ……!!」
「殿下に寒天料理食べさせたら凄く気に入られただけの冒険者ですよ」
「何言ってるかさっぱり分からねえ」
「ナザル殿を理解しようとしても無駄だよ。彼はやりたいことを好きなようになっていたら国を動かすようになっていただけだから」
「ますます分からん!!」
「さあさあ店主、考えるのは後だ。デュオス殿下に最高のカルボナーラをごちそうしなければならないんだからね」
「お、おう! だが、俺がいつも作ってるものが最高の料理だぞ」
「なら自然体で行こう」
「こんなぴっかぴかのだだっ広い厨房で、しかも俺よりもちゃんとした教育を受けてる王家のシェフたちに見守られながらか!? お、俺は心臓に毛が生えてねえんだ……」
仕方ないなあ。
あまりにも店主がガクブルするので、僕はシェフたちにお願いして殿下にお出しするお酒をちょっともらった。
これを店主に引っ掛けてもらう。
「う、う、うめぇ~! 王家のお方はこんなうめえ酒を飲んでるのかあ……。こりゃあ、飲ませてもらったお礼くらいはちょっとしないとなって気になったわ」
ちょっとのアルコールと、お酒の美味しさでやる気になった店主。
いつものノリで、手延べパスタを作り始めた。
「シェフたち、見てくれ彼の素晴らしい手さばきを!」
「うおお!! 一塊だった生地があっという間にたくさんの均等な太さの麺に変わっていく!」「素晴らしい手際だ! そして伸ばす度に粉をまぶすことを忘れない。ベタつかないことで、作られたパスタはそれぞれが独立するのか!」「我々も修練が必要になってくるな」「これほど凄まじい技量を持つ料理人が下町にいたとは……」
めっちゃくちゃ褒められてる。
店主、仏頂面を装ってはいるが、頬の辺りがピクピクしているではないか。
ニヤけたくて仕方ないよな。
相手はこの国の頂点みたいなシェフたちなのだ。
さて、パスタが出来上がるまでの間に、僕が卵とチーズとオブリーオイル、それに牛乳を混ぜてソースを作るのだ。
ドワーフ職人がテストで作り上げた小さな金属容器。
ミルク缶と名付けられたこれを使い、早速今朝絞られたばかりの牛乳を持ってきた。
おお、牛乳を混ぜるとソースの馴染がさらに良くなる!!
これは、僕と店主と使者殿が食べたカルボナーラを軽く超えてくるぞ……!!
シェフたちがゴクリと唾を飲む。
美味そうだろう。
実際美味い。
ちょっとだけおすそ分けしたら、彼らは一口食べて膝から崩れ落ちた。
「我々が今まで作っていたものは無味だった」「人の望む塩と油とこってりを過剰に取り入れられる危険な食材」「毒は使われていない……だがこれは何よりも強力な毒だ。甘美な毒だ」
おわかりになりましたか。
シェフたち、もう一口だけ……とか言ってくるが、さすがにそんなにあげていたら王族の方々の分が無くなってしまう。
「後で自分たちで作ってくれ。ただし、見た目通りのカロリー爆弾だから、食べたらちゃんと運動するんだぞ」
僕は彼らに言い聞かせると、茹で上がったシコシコの手延べパスタに、特製カルボナーラソースをたっぷりと掛けた。
さらに、乾燥させたチーズを刻んだもの……粉チーズにハーブを散らす!
悪魔的な美味しさのカルボナーラができたぞ。
これをお出ししたところ、当然のように殿下には受けた。
大いに受けた。
奥方もお嬢さんも夢中で食べた。
その後、
「この食べ物はカルボナーラと言いまして、召し上がって頂いた通り、素晴らしく栄養価に富んでおります。そのため、体はあっという間に栄養を蓄え、太ってしまうことでしょう」
「なんだと……!?」
瞠目する殿下。
「そんな危険なものを私に食べさせたのか。い、いや、だが、この美味さならそれだけの危険をはらんでいるのも分かる気がする。私はカルボナーラなるものが持つ危険さを知ってなお、お代わりしたいと願っているのだ……」
わなわなと手を震わせる殿下。
ちなみにお嬢さんは無邪気に、「お代わりください」と二杯目を所望された。
奥方が必死の自制心で堪えている横で、二杯目をもりもり食べるお嬢さん。
これが若さか……!
結局我慢できず、殿下も奥方も二杯目を食べた。
その後……。
「私はこれより、剣の稽古をつけてもらう! お前も一緒に来るように」
「はい、あなた! 食べた分体を動かさないと!!」
王家には武技の稽古があるらしいのだが、第二王子デュオスは生来の運動音痴で、これが不得意だったらしい。
だからお飾りの外交官みたいになり、あちこちの国に行ったり海外の使者の相手をする役割をこなしていたのだが……。
そんな彼が再び武技を学ぼうとするとは!
カルボナーラ恐るべし。
さらに、デュオス殿下は乗馬の稽古も始めたらしい。
背筋を伸ばして歩き、腹から声を出し、積極的にカロリーを使う動きをし始めた。
いやあ、陰気そうな中年だったのが、そうやって暮らしていくと見た目も印象も変わっていくものだ。
第二王子デュオスは、あっという間に痩せぎすではなくスマート、陰険そうではなく知的、運動音痴ではなく愛嬌のある身のこなし、と巷での印象がぐるりと変わったのである。
彼は自らにこれらの試練を課し、そのかわりに、二日に一度カルボナーラを食べた。
カルボナーラのカロリーを消費するため、己の肉体を鍛え、精神を鍛え、自己改造を行ったのである!
食は人を変える!!
でまあ。
あまりに彼が変わったもんで……。
「第二王子デュオス殿下に、叛意あり!?」
みたいな噂が流れ出してしまうのだった。
そしてこのことを、僕はちょっと後で知ることになる……。
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