117 / 337
39・ごま油の気配
第117話 遥か彼方からの商人
しおりを挟む
アーランは一応港があり、ここを使って、遥か彼方にある南方大陸と貿易したりしている。
まあ、大変危険な海なので、出ていった船団の三つに一つは帰ってこない。
南方大陸から来る船も似たようなものだろう。
基本は帆船だが、魔力を使って蒸気船のような動きもできる。
これは風を受けて、それを魔力に変換する装置が働いており、凪になれば魔力による稼働が始まるのだという。
それほどの技術を持ってしても、南方大陸へ向かう航路は危険でいっぱいなのだ。
どれくらいの距離なの? とリップルに聞いたら。
「そうだなあ。順風満帆、追い風を受けてまっすぐに進めたとして、一ヶ月は掛かると聞いたことがあるね」
「遠い!!」
とんでもない距離である。
そりゃあ出ていった船団は帰ってこないだろう。
第一、食料はどうするんだ。
生鮮食品が圧倒的に足りなくなって壊血病になるではないか。
「野菜は大切だ……」
僕は呟きながら、最近市場に並び始めたトマドを丸かじりするのだった。
酸味が強くて甘みは少ない。
だが、これに砂糖を掛けるとちょうどいい。
恐ろしく汁気が多いので、喉の乾きも潤うというものだ。
「それで、私を久々にやって来た商船を見に誘おうっていうのかい」
「そういうこと。船を見に人がいっぱい集まってるってさ。野次馬目当ての露天もたくさん出てるから、買い食いしながら船を眺めて遠い国の品々を拝もうぜ」
「露天があるなら……」
安楽椅子冒険者が立ち上がった!
最近は比較的まったりと暮らしていたリップルだが、いつまでも引きこもっているのも良くはない。
こうやってたまに日に当ててやらないとな。
二人で連れ立って出かけていくと、港は凄い人だかりだった。
そう言えば、下町の店はどこも休みだったな。
みんな店を閉めて船を見に来たな!?
本当に毎日をエンジョイしてる連中だ。
と思ったら、下町の店主たちが露天を出しているではないか。
たくましい連中だ。
「おーいナザル! なんだ、女連れか」
「おおギルボウ! あんた、露天で手延べパスタ出してるのか!」
「わっはっはっはっは! 俺の手技はなかなかのものでな! おいそれと真似できん! ほれ、手延べパスタのトマドソース三人前だ!」
大皿に山盛りになったパスタがテーブルを滑っていく。
これを待ち受けていた客たちが歓声を上げた。
おおっ、もうトマドがソースになっている!
ドロドロになるまで煮込んで、塩とハーブとにんにくで味を整え……。
ちょいちょいっとオブリーオイルを垂らした一品である。
パスタとトマドソースしかない。
だが、この世界ではかなりの美食であろう!!
「リップル、ちょっと食べていこう。あれなら粉とトマドしか使ってないからお腹に持たれないよ」
「なるほどー。ナザルが美味しいって言うものは確かに美味しいからね。私もいただくとしよう」
ということで、ギルボウのトマドパスタをもりもり食べながら船を眺めるのだった。
船は大型で、三隻。
色は黒くて、立派なマストがついていた。
一隻のマストはへし折れており、外壁には何かに巻きつけられた跡があるな。
「あれはクラーケンと戦ったね。よく無事だったもんだ。ああ、分かった。水夫に深き海の民を雇ったな」
「深き海の民?」
それはなんだと思ったら、荷物を運び出している水夫の何人かがカエル人みたいな外見をしていた。
「南方の大陸ではアビサルワンズと呼ばれていてね。ちょっと変わった風貌だが、話してみれば気持ちのいい連中だよ。はんばーがーやふらいどぽてとという不思議な食べ物を作れるらしい」
「な、な、なんだってー!!」
僕は飛び上がった。
それはすごい情報じゃないか!!
つまりこの世界に、ハンバーガーとフライドポテトが存在するということになる!!
コツコツとパスタを復活させてきた僕だが、海の向こうではハンバーガー文化が根付いていたのか!!
一気に親近感が湧いてきたぞ、南方大陸。
僕はアビサルワンズに接触すべく、食事を終えてから動き出した。
途中で休んでいるアビサルワンズを発見。
「ちょっといいかな?」
「なんです?」
見た目はカエル人間みたいだが、話してみると全然フランクだ。
「ハンバーガーやフライドポテトがある文化圏に住んでいると聞いたんですが本当ですか」
「あ、本当ですよー。ご存知でしたか。実はこれ、我らが神の住んでいた聖なる地の食事でして。他にフライドタコスとピザとコーラという聖なる食事があります」
「おほー!」
僕は興奮のあまり倒れそうになった。
リップルが後ろから支えて、僕の頬をペチペチ叩く。
「正気に戻れナザル! 片道一ヶ月で、三割が死ぬ旅に出なければ味わえない美食だぞ? 命あってのものだねじゃないか」
「言われてみれば……」
アビサルワンズの面々も頷く。
「我々も生きて故郷の土を踏めるかは分かりません。それに、北方大陸のご飯は美味しくないと聞きます」
これに対して、僕はにっこり微笑んだ。
「安心して欲しい。アーランの食事は大きく改善したんです。今はパスタが大流行! ぜひ食べていって欲しい」
「パスタ!?」「我が神から聞いたことがあるような……」「ま、まさかあなたは、我が神と魂の故郷を同じくする神人……」
ははーっ、とアビサルワンズが僕にかしこまってしまった。
これは調子が狂う。
だがここで確信する。
彼らの神もまた、異世界転生者だ。
そして南方大陸の地にて、アメリカンファストフード文化を広めているのだ。
おお、素晴らしきこの世界、パルメディア!
いつか絶対に南方大陸に行くぞ。
天を仰ぎ誓う僕だった。
そんな僕の鼻腔をくすぐる、西洋風とは違う、どこか懐かしい香り……。
これは……。
「水夫たち、運んで運んで! 売り物を並べてお金にするんだから!」
どじょうヒゲの商人が、アビサルワンズたちに指示を下す。
カエルみたいな水夫たちが、わいわいと動き出した。
僕の鼻に届いた香りは、その商人の手の中にあるが……。
「失礼ですが、何をお持ちで……?」
「あ、これですか? お目が高い」
商人がニッコリ笑った。
「北方大陸へ向かう途中の島で採取しました、セサミと言う香辛料でございます」
ご、ご、ゴマだーっ!!
まあ、大変危険な海なので、出ていった船団の三つに一つは帰ってこない。
南方大陸から来る船も似たようなものだろう。
基本は帆船だが、魔力を使って蒸気船のような動きもできる。
これは風を受けて、それを魔力に変換する装置が働いており、凪になれば魔力による稼働が始まるのだという。
それほどの技術を持ってしても、南方大陸へ向かう航路は危険でいっぱいなのだ。
どれくらいの距離なの? とリップルに聞いたら。
「そうだなあ。順風満帆、追い風を受けてまっすぐに進めたとして、一ヶ月は掛かると聞いたことがあるね」
「遠い!!」
とんでもない距離である。
そりゃあ出ていった船団は帰ってこないだろう。
第一、食料はどうするんだ。
生鮮食品が圧倒的に足りなくなって壊血病になるではないか。
「野菜は大切だ……」
僕は呟きながら、最近市場に並び始めたトマドを丸かじりするのだった。
酸味が強くて甘みは少ない。
だが、これに砂糖を掛けるとちょうどいい。
恐ろしく汁気が多いので、喉の乾きも潤うというものだ。
「それで、私を久々にやって来た商船を見に誘おうっていうのかい」
「そういうこと。船を見に人がいっぱい集まってるってさ。野次馬目当ての露天もたくさん出てるから、買い食いしながら船を眺めて遠い国の品々を拝もうぜ」
「露天があるなら……」
安楽椅子冒険者が立ち上がった!
最近は比較的まったりと暮らしていたリップルだが、いつまでも引きこもっているのも良くはない。
こうやってたまに日に当ててやらないとな。
二人で連れ立って出かけていくと、港は凄い人だかりだった。
そう言えば、下町の店はどこも休みだったな。
みんな店を閉めて船を見に来たな!?
本当に毎日をエンジョイしてる連中だ。
と思ったら、下町の店主たちが露天を出しているではないか。
たくましい連中だ。
「おーいナザル! なんだ、女連れか」
「おおギルボウ! あんた、露天で手延べパスタ出してるのか!」
「わっはっはっはっは! 俺の手技はなかなかのものでな! おいそれと真似できん! ほれ、手延べパスタのトマドソース三人前だ!」
大皿に山盛りになったパスタがテーブルを滑っていく。
これを待ち受けていた客たちが歓声を上げた。
おおっ、もうトマドがソースになっている!
ドロドロになるまで煮込んで、塩とハーブとにんにくで味を整え……。
ちょいちょいっとオブリーオイルを垂らした一品である。
パスタとトマドソースしかない。
だが、この世界ではかなりの美食であろう!!
「リップル、ちょっと食べていこう。あれなら粉とトマドしか使ってないからお腹に持たれないよ」
「なるほどー。ナザルが美味しいって言うものは確かに美味しいからね。私もいただくとしよう」
ということで、ギルボウのトマドパスタをもりもり食べながら船を眺めるのだった。
船は大型で、三隻。
色は黒くて、立派なマストがついていた。
一隻のマストはへし折れており、外壁には何かに巻きつけられた跡があるな。
「あれはクラーケンと戦ったね。よく無事だったもんだ。ああ、分かった。水夫に深き海の民を雇ったな」
「深き海の民?」
それはなんだと思ったら、荷物を運び出している水夫の何人かがカエル人みたいな外見をしていた。
「南方の大陸ではアビサルワンズと呼ばれていてね。ちょっと変わった風貌だが、話してみれば気持ちのいい連中だよ。はんばーがーやふらいどぽてとという不思議な食べ物を作れるらしい」
「な、な、なんだってー!!」
僕は飛び上がった。
それはすごい情報じゃないか!!
つまりこの世界に、ハンバーガーとフライドポテトが存在するということになる!!
コツコツとパスタを復活させてきた僕だが、海の向こうではハンバーガー文化が根付いていたのか!!
一気に親近感が湧いてきたぞ、南方大陸。
僕はアビサルワンズに接触すべく、食事を終えてから動き出した。
途中で休んでいるアビサルワンズを発見。
「ちょっといいかな?」
「なんです?」
見た目はカエル人間みたいだが、話してみると全然フランクだ。
「ハンバーガーやフライドポテトがある文化圏に住んでいると聞いたんですが本当ですか」
「あ、本当ですよー。ご存知でしたか。実はこれ、我らが神の住んでいた聖なる地の食事でして。他にフライドタコスとピザとコーラという聖なる食事があります」
「おほー!」
僕は興奮のあまり倒れそうになった。
リップルが後ろから支えて、僕の頬をペチペチ叩く。
「正気に戻れナザル! 片道一ヶ月で、三割が死ぬ旅に出なければ味わえない美食だぞ? 命あってのものだねじゃないか」
「言われてみれば……」
アビサルワンズの面々も頷く。
「我々も生きて故郷の土を踏めるかは分かりません。それに、北方大陸のご飯は美味しくないと聞きます」
これに対して、僕はにっこり微笑んだ。
「安心して欲しい。アーランの食事は大きく改善したんです。今はパスタが大流行! ぜひ食べていって欲しい」
「パスタ!?」「我が神から聞いたことがあるような……」「ま、まさかあなたは、我が神と魂の故郷を同じくする神人……」
ははーっ、とアビサルワンズが僕にかしこまってしまった。
これは調子が狂う。
だがここで確信する。
彼らの神もまた、異世界転生者だ。
そして南方大陸の地にて、アメリカンファストフード文化を広めているのだ。
おお、素晴らしきこの世界、パルメディア!
いつか絶対に南方大陸に行くぞ。
天を仰ぎ誓う僕だった。
そんな僕の鼻腔をくすぐる、西洋風とは違う、どこか懐かしい香り……。
これは……。
「水夫たち、運んで運んで! 売り物を並べてお金にするんだから!」
どじょうヒゲの商人が、アビサルワンズたちに指示を下す。
カエルみたいな水夫たちが、わいわいと動き出した。
僕の鼻に届いた香りは、その商人の手の中にあるが……。
「失礼ですが、何をお持ちで……?」
「あ、これですか? お目が高い」
商人がニッコリ笑った。
「北方大陸へ向かう途中の島で採取しました、セサミと言う香辛料でございます」
ご、ご、ゴマだーっ!!
32
あなたにおすすめの小説
ゴボウでモンスターを倒したら、トップ配信者になりました。
あけちともあき
ファンタジー
冴えない高校生女子、きら星はづき(配信ネーム)。
彼女は陰キャな自分を変えるため、今巷で話題のダンジョン配信をしようと思い立つ。
初配信の同接はわずか3人。
しかしその配信でゴボウを使ってゴブリンを撃退した切り抜き動画が作られ、はづきはSNSのトレンドに。
はづきのチャンネルの登録者数は増え、有名冒険配信会社の所属配信者と偶然コラボしたことで、さらにはづきの名前は知れ渡る。
ついには超有名配信者に言及されるほどにまで名前が広がるが、そこから逆恨みした超有名配信者のガチ恋勢により、あわやダンジョン内でアカウントBANに。
だが、そこから華麗に復活した姿が、今までで最高のバズりを引き起こす。
増え続ける登録者数と、留まる事を知らない同接の増加。
ついには、親しくなった有名会社の配信者の本格デビュー配信に呼ばれ、正式にコラボ。
トップ配信者への道をひた走ることになってしまったはづき。
そこへ、おバカな迷惑系アワチューバーが引き起こしたモンスタースタンピード、『ダンジョンハザード』がおそいかかり……。
これまで培ったコネと、大量の同接の力ではづきはこれを鎮圧することになる。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
召喚されたら無能力だと追放されたが、俺の力はヘルプ機能とチュートリアルモードだった。世界の全てを事前に予習してイージーモードで活躍します
あけちともあき
ファンタジー
異世界召喚されたコトマエ・マナビ。
異世界パルメディアは、大魔法文明時代。
だが、その時代は崩壊寸前だった。
なのに人類同志は争いをやめず、異世界召喚した特殊能力を持つ人間同士を戦わせて覇を競っている。
マナビは魔力も闘気もゼロということで無能と断じられ、彼を召喚したハーフエルフ巫女のルミイとともに追放される。
追放先は、魔法文明人の娯楽にして公開処刑装置、滅びの塔。
ここで命運尽きるかと思われたが、マナビの能力、ヘルプ機能とチュートリアルシステムが発動する。
世界のすべてを事前に調べ、起こる出来事を予習する。
無理ゲーだって軽々くぐり抜け、デスゲームもヌルゲーに変わる。
化け物だって天変地異だって、事前の予習でサクサククリア。
そして自分を舐めてきた相手を、さんざん煽り倒す。
当座の目的は、ハーフエルフ巫女のルミイを実家に帰すこと。
ディストピアから、ポストアポカリプスへと崩壊していくこの世界で、マナビとルミイのどこか呑気な旅が続く。
転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~
名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる