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91・式の料理は新郎が作る!!
第277話 うおおおおカレーライスうおおおお
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カレーライスが完成したのである。
そしてここに、甘く味付けした漬物を……。
福神漬とからっきょうの代わりだな。
ホカホカと甘い湯気を立てるカレーを前に、僕らはつばを飲み込んだ。
最高だ。
ついにカレーが完成してしまったじゃないか。
男が四人席につき、ではいただきますということになった。
スプーンに掬って、カレーとライスを半分ずつ。
口に運ぶと……。
「うおっ! うおーっ!!」
「むっ! むおおおっ!!」
「ぬっ、ぬぬーっ!!」
「ふおおおっ、ふおーっ!!」
口々に吠えた。
食べるので忙しいので、声は発さない。
とにかく!
スプーンを繰る手が止まらないのだ!
お味は最初の口当たりがまろやかで甘い。
フルーツの香りがするカレーだ。
だが、味わうほどに奥に隠された、マサラガラムとカレーコのスパイシーさが顔を出す。
甘さから爽やかな辛さへの華麗な変化!
そして飲み込むと素晴らしい香りだけを残して、スッと消えていく……。
奇跡のようなカレーがそこにはあった。
もちろん、「ライスに合うこと合うこと。
ジャポニカ米はカレーのすべてを受け止め、濃い味や油っこさすらも吸収して包み込む懐の深さがある。
それは存分に発揮されていた!
ともすれば、味の印象が強すぎるカレーだ。
パンやナンでは負けてしまうだろう。
だが、ジャポニカ米であった。
この米だからこそ、優しい甘さと爽やかなスパイシーさ、刺激的な辛さを併せ持つこのカレーの全てを十全に発揮させることができていた!
完璧……あまりにも完璧。
「くうー、堪らん! 水、水!」
「そう思ってここに湯冷ましを用意してある。井戸水で冷やしておいたぞ」
「ギルボウ気が利く!!」
グーッと水を飲み、口の中をリセット。
あるいは漬物の甘さでリセット。
またカレーに取り掛かるのだ。
「こう、体の芯からカーっと温まって来るような」
「力が湧き上がってくるな!」
「美味い! 美味い! 美味い!」
「くそーっおかわり!!」
ということで。
男四人で、その場に用意されたカレーと米を全て食べきってしまったのだった。
空っぽになった皿。
空っぽの鍋。
背もたれに体重を預けて放心状態の男たち。
「あー……美味かった……」
「俺はな……最初は味見をしちゃあいたんだが……米と合わせたことでこんなに化けるとは思ってもいなかったぜ……。いいか? こんなに味が強いんだぞ? そのままちょっと食えば満足できちまうだろうが」
「ああ。これはパンで食べていたら一皿で満足できてしまっていたことだろう。麺類でも同じだ。これだけでとても満足度のあるスープになっている。とろみもついていて腹に溜まる……」
「そうだね。これはなんというか……この米というものと一緒だからこれほど食べられた気がするよ。とんでもない穀物だな、米というのは……!!」
シャザクと飼い主氏が唸っている。
この普段は品のある二人が、何もかも忘れて満腹になるまで食べ続けるなど、なかなかあることではない。
「いや、僕も米の魔力を甘く見ていた。最高の仕上がりの米を、最高の炊き具合で、しかも炊きたてで食べたんだ。そこに、ギルボウが開発した最高に米に合う、スプーンが止まらなくなるカレーが組み合わさった。さらに飽きないように漬物と冷たい水もある……」
「ナザル、お前本当にこいつを……結婚式で出すつもりなのか……!? こんな恐ろしい食べ物を、参列客に振る舞うのか!?」
「ああ、そのつもりだ。これこそ、現段階の僕の料理の集大成だ。ギルボウがいてようやく完成した、至高の逸品だよ。毎日食べてたら体をぶっ壊すレベルの栄養の塊だ」
飼い主氏が頷いた。
「普通に中毒者が出ると思う。生半可な麻薬では勝てない。それに先程の水だが、冷凍魔法の応用でキンキンに冷やし、酸味の強い柑橘類を絞ればもっと美味くなる」
恐ろしい提案に、ざわつく僕ら。
なんてことを考えるんだこの人は!!
それいいね是非やろう!!
シャザクがシリアスな顔で、
「私は君が殿下の味方で本当に良かったと思っているよ……。これほどの料理を作り上げ、そして完成度を高めるための人脈を有する男……。敵に回せば、いかなアーランと言えど持たぬところだった。まさに、美食で世界を変えた男の面目躍如だな……! 結婚して落ち着くと見せかけて、そこで新たなる凄まじい美食を叩きつけ、参列者たちの度肝を抜くとは……!!」
凄く褒めてくれるじゃん。
というかただの超美味しい個性派やみつき中辛カレーなのであって、そんな兵器とは違う。
「こりゃあ、あれだな。付け合せに甘酸っぱい漬物を用意したが、こいつの味ももっと強くしちまっていいな。砂糖と酢を追加して漬け込んでおこう」
だんだん福神漬に近づいているな……。
こりゃあ、結婚披露宴で出るカレーはとんでもないことになるぞ。
さらに、飼い主氏が冷凍魔法の解禁と、それを用いたビールや冷えた水の提供も行われる。
世界最高峰の美食技術の発表会みたいにもなってきた。
結婚式だということで、ちょっと腰が引けている僕だったが……。
いやあ、今から楽しみになってきた。
そしてここに、甘く味付けした漬物を……。
福神漬とからっきょうの代わりだな。
ホカホカと甘い湯気を立てるカレーを前に、僕らはつばを飲み込んだ。
最高だ。
ついにカレーが完成してしまったじゃないか。
男が四人席につき、ではいただきますということになった。
スプーンに掬って、カレーとライスを半分ずつ。
口に運ぶと……。
「うおっ! うおーっ!!」
「むっ! むおおおっ!!」
「ぬっ、ぬぬーっ!!」
「ふおおおっ、ふおーっ!!」
口々に吠えた。
食べるので忙しいので、声は発さない。
とにかく!
スプーンを繰る手が止まらないのだ!
お味は最初の口当たりがまろやかで甘い。
フルーツの香りがするカレーだ。
だが、味わうほどに奥に隠された、マサラガラムとカレーコのスパイシーさが顔を出す。
甘さから爽やかな辛さへの華麗な変化!
そして飲み込むと素晴らしい香りだけを残して、スッと消えていく……。
奇跡のようなカレーがそこにはあった。
もちろん、「ライスに合うこと合うこと。
ジャポニカ米はカレーのすべてを受け止め、濃い味や油っこさすらも吸収して包み込む懐の深さがある。
それは存分に発揮されていた!
ともすれば、味の印象が強すぎるカレーだ。
パンやナンでは負けてしまうだろう。
だが、ジャポニカ米であった。
この米だからこそ、優しい甘さと爽やかなスパイシーさ、刺激的な辛さを併せ持つこのカレーの全てを十全に発揮させることができていた!
完璧……あまりにも完璧。
「くうー、堪らん! 水、水!」
「そう思ってここに湯冷ましを用意してある。井戸水で冷やしておいたぞ」
「ギルボウ気が利く!!」
グーッと水を飲み、口の中をリセット。
あるいは漬物の甘さでリセット。
またカレーに取り掛かるのだ。
「こう、体の芯からカーっと温まって来るような」
「力が湧き上がってくるな!」
「美味い! 美味い! 美味い!」
「くそーっおかわり!!」
ということで。
男四人で、その場に用意されたカレーと米を全て食べきってしまったのだった。
空っぽになった皿。
空っぽの鍋。
背もたれに体重を預けて放心状態の男たち。
「あー……美味かった……」
「俺はな……最初は味見をしちゃあいたんだが……米と合わせたことでこんなに化けるとは思ってもいなかったぜ……。いいか? こんなに味が強いんだぞ? そのままちょっと食えば満足できちまうだろうが」
「ああ。これはパンで食べていたら一皿で満足できてしまっていたことだろう。麺類でも同じだ。これだけでとても満足度のあるスープになっている。とろみもついていて腹に溜まる……」
「そうだね。これはなんというか……この米というものと一緒だからこれほど食べられた気がするよ。とんでもない穀物だな、米というのは……!!」
シャザクと飼い主氏が唸っている。
この普段は品のある二人が、何もかも忘れて満腹になるまで食べ続けるなど、なかなかあることではない。
「いや、僕も米の魔力を甘く見ていた。最高の仕上がりの米を、最高の炊き具合で、しかも炊きたてで食べたんだ。そこに、ギルボウが開発した最高に米に合う、スプーンが止まらなくなるカレーが組み合わさった。さらに飽きないように漬物と冷たい水もある……」
「ナザル、お前本当にこいつを……結婚式で出すつもりなのか……!? こんな恐ろしい食べ物を、参列客に振る舞うのか!?」
「ああ、そのつもりだ。これこそ、現段階の僕の料理の集大成だ。ギルボウがいてようやく完成した、至高の逸品だよ。毎日食べてたら体をぶっ壊すレベルの栄養の塊だ」
飼い主氏が頷いた。
「普通に中毒者が出ると思う。生半可な麻薬では勝てない。それに先程の水だが、冷凍魔法の応用でキンキンに冷やし、酸味の強い柑橘類を絞ればもっと美味くなる」
恐ろしい提案に、ざわつく僕ら。
なんてことを考えるんだこの人は!!
それいいね是非やろう!!
シャザクがシリアスな顔で、
「私は君が殿下の味方で本当に良かったと思っているよ……。これほどの料理を作り上げ、そして完成度を高めるための人脈を有する男……。敵に回せば、いかなアーランと言えど持たぬところだった。まさに、美食で世界を変えた男の面目躍如だな……! 結婚して落ち着くと見せかけて、そこで新たなる凄まじい美食を叩きつけ、参列者たちの度肝を抜くとは……!!」
凄く褒めてくれるじゃん。
というかただの超美味しい個性派やみつき中辛カレーなのであって、そんな兵器とは違う。
「こりゃあ、あれだな。付け合せに甘酸っぱい漬物を用意したが、こいつの味ももっと強くしちまっていいな。砂糖と酢を追加して漬け込んでおこう」
だんだん福神漬に近づいているな……。
こりゃあ、結婚披露宴で出るカレーはとんでもないことになるぞ。
さらに、飼い主氏が冷凍魔法の解禁と、それを用いたビールや冷えた水の提供も行われる。
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結婚式だということで、ちょっと腰が引けている僕だったが……。
いやあ、今から楽しみになってきた。
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