ユニークアイテムな女子(絶対的替えの効かない、唯一無二の彼女)「ゆにかの」

masuta

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第5章:繋がり章 〜決断と告白の日常〜

第一八二話 バレンタインデーの告白

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男子生徒は、野球部のスター二人に気が付いていた。


男子生徒

「今、下村さんからチョコレートを渡され、付き合ってくださいと」

「どうして、良いのかわからず、パニックになってしまい」
「結果的に泣かせてしまいました」



八重
「田口君だ、田口君どうしたの?」

田口
「中曽根さん、蓬田さん、今、下村さんからチョコレートと告白があったのですが」

「どうしてよいのかが、わからず、・・・。」

「そうしたら、下村さん泣いてしまって、走っていっちゃって」


佐伯
「かわいそう・・・。」
桜井
「それは、無いよ・・・」



嘉位
「田口君、誰かお付き合いしている人や、他に好きな人がいるのですか?」


田口
「いえ、いません」


由良
「田口君、その下村さんとは、中学校から一緒ですよね?」


田口
「はい、中学2年、3年、そして、今も同じクラスです」


香織
「田口君は、下村さんの事、どのように思ったりしています?」


田口
「まじめで、あまり話した事は、ないのですが」

「でも、中学3年の時に、下村さんが具合が悪く学校を休んだときには」

「授業のノートを写して、プリントを、届けに行きました」

「翌日もお休みでしたので、大丈夫かなと、ノートを写して、プリントを届けに行きました」


八重
「それって、意識していないと、出来ないよね?」
「田口君は、下村さんの事を、気にかけていたのでは?」


田口
「たしかに、はい、そうですね。下村さんの事は気になっていました」


桜井
「じゃーどうして、チョコレート受け取らなかったの?」

田口
「いや、付き合うって、何をどうしてよいのかが、わからず・・・頭の中が、どうすれば、良いのか?」


佐伯
「あちゃー、それは、下村さんが、御気の毒だわ」



田口
「でも、付き合うって何をするのか?」


香織

「意識しすぎてしまっているのですね。普通にしていれば良いのです」

「女の子は、ごく普通に、何気ない休み時間の会話を二人で一緒にするとか」

「お昼を一緒に食べるとか、登下校を一緒にするとか」

「とにかく、何をするにも、一緒に居てくれれば、それで、嬉しいのですよ」



八重

「ほら、男の子たちと休み時間、話しているでしょう、その相手が、下村さんというわけよ」
「深く考えすぎだって」

田口
「それが付き合うって事ですか?」


八重
「女の子は、好きな人と常に一緒に居たいの、私だけであれば、もうそれだけで、幸せなの」

「放課後図書室で一緒に勉強するのも、うれしいし、電話で何気ない、テレビの話でも、うれしいの!」


桜井
「そうよ、ゲームの話でも、盛り上がるわ」(ゲーム脳)

佐伯
「桜井は、ちょっと、黙っていて」




「つまり、付き合い方がわからないという事で、返答が出来なかった。好意はお互い持っている、で、よいかしら?」

田口
「はい!」

由良
「手くらいは、繋いであげてよ」


田口
「そんなこと、恥ずかしくて、出来ないですよ!」


由良
「男の子が恥ずかしいように、女の子は、もっと恥ずかしいの、だから、半ば強引でもリードしないと」


八重
「わたしだって、つい先月よ、はじめて、男の人と手をつないだのも、そりゃ、繋ぎたい、と思っていても、恥ずかしくて」
「由良は、それを何気なく、ごく普通に手をつないでくれて、もう、思い出すだけで、うれしくて、涙でちゃうわ」


田口
「そういう、ものなのですね」




嘉位
「田口君、するべきことは、わかったみたいですね。であれば、これから何をする?」

田口
「下村さんを追いかけます。謝ります。」

嘉位
「それで?」

田口
「僕から、告白します」

香織
「うん、そうだね、がんばって」


田口
「ところで、下村さんはどちらに?」



嘉位
「教室に居るはず、一人で、泣きながら頭を伏せているよ」

田口
「わかりました、行ってきます」


田口は、走って、教室に向かった

香織、八重、桜井、佐伯、楓、由良、嘉位も、こっそりと、ついていった。


教室では、一人
窓際の机で、顔がかくれるように、机の上で泣いている女の子が居た。下村である。


田口は、ゆっくり、静かに教室の扉を開けた
教室の扉も改修されているので、とても静かに、物音をたてることもなく

田口は、ゆっくりと、下村に近づいて

下村の前に立った





田口
「下村さん、先ほどはごめんなさい」

下村は、びっくりした、誰も居ない教室のはずが、目の前に田口君が立っていたから


下村
「もう、いいの」

と泣きながら、顔をあげた


下村
「ダメなら、ダメとはっきりと、言ってほしかった、もういいの」

と泣きながら、下村は言った


田口
「ごめん」


下村
「だから、もう、いいって」

田口
「泣き止んで」

下村、泣きながら
「もう、いいって」





田口は、声を大きくして


「下村さん」

下村もびっくりして、もう1度、顔をあげて、田口を見た




田口

「下村さん、好きです、ずっと、僕とつきあってください、宜しくお願いします」

と田口は
手を差し伸べた


下村は、何、どういうこと、


今、さっき、フラれた!のでは、私は?
今、付き合って? 好きですと?


田口は、もう1度、大きな事で、少し、震えながら


「好きです、付き合ってください」



下村は、思いっきり泣いた

「はい、私も、田口君が好きです、宜しくお願いします」


そして下村は、そのまま
立ち上がり

田口の唇に、
自分の唇を合わせた

そう、泣きながら





隠れていた
八重、香織、楓、桜井、佐伯、由良、嘉位


「あおはる だねーーえ」

八重
「うん、良かった、なんか、泣けてきちゃう」


香織
「うん、私も」



一斉に、扉をあけて

みんなは、田口、下村に
大きな拍手を送った!!


下村と田口は、びっくりして
キスをしているところを、目撃され
動揺したものの


田口
「皆さん、ありがとう!」


田口は、あらためて、大きな声で
堂々と

「今日から下村さんの彼氏になります!」


下村は、また、泣き出してしまった
「すごく、嬉しいです。ありがとう」


涙は止まらなかった。
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