ユニークアイテムな女子(絶対的替えの効かない、唯一無二の彼女)「ゆにかの」

masuta

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第7章:災いの章 〜難との対峙〜

第二六八話 楓、青ざめる

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香織はとても、嬉しそうであった。


香織
「ただいま、帰りました」
千佳さんが出迎えてくれて、すると、執事の方が


執事の方
「おかえりなさいませ、副社長様、奥様。一つお願い毎がございまして、宜しいでしょうか?」

香織(どうしたのだろ、初めてかも、先に話しかけられたの?)

「はい、なんなりと」


執事の方
「8日の名古屋新幹線の件について、取りやめて頂き」



香織(え?、どうしてだろう、何かあったのかな)



執事の方
「私がお車をお出ししますので、お車でお願いできませんでしょうか、勝手な事を申しておるのは十分わかるのですが」

「わたくしも、長年お屋敷にお勤めさせていただいております」


「色々な人を見てきました。お仕えしてきました」


「その中でも、千佳さん、一夜さん。」

「千佳さんと、副社長様、一夜さんと楓お嬢様」
「いつも、楽しそうで、楽しそうで」


「特に昨年からでしょうか、千佳さんは毎日、毎日、色々お調べながら、ニヤニヤしていたり、悩んでいたり」


「今まで沢山の方を受け入れ、送り出してきました」


「皆さん無言で、終始お仕事のみでした」




「ところが、お二人はどうでしょう。」

「千佳さん、一夜さんをみて、私執事たちも、料理長をはじめ厨房の方々も」


「日々、楽しくて、楽しくて」
「お屋敷にお仕えしている方々も、皆、そうです。親心として、お嫁に出す気持ちでございます」



「どうか、何卒、お手伝いをさせてください」

「わたくしも、千佳さん、一夜さんの少しでもお役に立てればと、切に願います」



香織(確かに他のメイドさんと、千佳さん、一夜さんは違う。なんでだろう?)


千佳・一夜(驚いて、視線を・・・)



嘉位
「もちろん、お願い致します。そう言って頂けると、僕も嬉しいです」


千佳、一夜は、目頭が熱くなり
「ありがとうございます」


執事の方
「副社長様、わがままを許して頂き、誠にありがとうございます」


そこに楓もきて
「お兄様、お姉さま、お帰りなさい。わたくしも、お車のほうが嬉しですわ。サングラスしなくて良いですから」

香織は笑いながら
「そう、そうだよね、楓ちゃん、サングラス!」


嘉位
「では、新幹線はキャンセルで、運転宜しお願いします」
「それと」

「千佳さん。明日僕と香織は、株式会社 八重のお食事会に出ますので、明日の夜は大丈夫です」

「これから、荷物をまとめて、僕、香織、楓、千佳さん、一夜さんの分、正装ですね」
「これを、先に送ります。ですから、荷物の整理を先に済ませましょう」


「千佳さん、一夜さんは、一度別館で、準備を」

「僕と香織と、楓は、それぞれで」



千佳、一夜
「ご配慮ありがとうございます」


それぞれが準備へと向かった。




嘉位と香織は部屋で、ドレス等をキャリーケースにつめていた。


嘉位
「手持ちは、バック1つで良いかな、キャリーに詰めて、ホテルから再度、郵送しよう」

香織
「千佳さん、一夜さんは、他のメイドさんと、今までのメイドさんと、どのように違うのでしょうか?」

嘉位、気にしたこともなかったな。
「どうだろう、僕は日本に帰ってからは、千佳さんが担当してくれていたので、わからないな」
「せっかくだから、名古屋に行くときの車の中で、聞いてみては?」


香織
「はい!。それと、今日の由良君、凄かったですね。決意が十分に伝わりました、あれは嘉位の考えですよね」


嘉位
「うん。僕の考えだが、由良も同じ考え。」
「これで、よしと」

「あれ?見えない、え?」


香織はニコニコしながら、紫のブラジャーで、嘉位の目を覆った
「だあーれーーだー?」

嘉位(え?)
「だあーれ?と言われても、香織しかないし」

香織は、手に渡して


嘉位
「え?紫のブラジャー?」
「これを、目に、大胆にも。」


香織
「え、ちゃんと洗ってありますよ」
嘉位
「いや、そこは気にしていない。目隠しをブラジャーでなんて、発想が」


香織
「おいやですか、お胸で直接、だーーあーーれだーー?を、お望みでしたら、脱ぎますね」

嘉位(え?どうした、香織、なんで、テンション高いのだ)



嘉位
「STOP!、まずは、荷物を宅配便で送らないと」
「千佳さん、一夜さんの為にもね」


香織は、すこし、つまらなそうに、あ、でも、千佳さん、一夜さんの為なら
「はーい!」


二人は荷物を運んで、玄関に置いた


広間に行くと、千佳も一夜も戻っており、楓は席についていた。



「お兄様、由良君どうでしたか?」

嘉位
「完璧。」

香織
「うん、わたしなんて、泣いちゃいました。由良君の演説に、心打たれて」


「完璧、流石ですね」
「それと、株式会社 連 の件、お父様、お母さま、深くお礼をと」


「連も喜んでいて、千佳さん、一夜さんが来るのを楽しみにしておられました」
「お兄様、お姉さまは、来年結婚羨ましいです。私は最短でも大学1年生にならないと、連と結婚できませんから」


香織、確かに、連君は1つ歳下になるから、そうなのか、だから、私と八重だったのね
「え?もしかして?嘉位?嘉位?かーーーーい?かーーーーーい?」


香織、あれ、お姉さま、何か、あれ?





嘉位
「香織、その通りだ。」


香織
「えー!!凄い、凄い、そこまで、考えて居たのですね。嘉位は楓ちゃん、大好きですものね」
「嬉しいです、嬉しいです。」


楓(何のことだろう?お兄様が、私を大事に思ってくれている事は、わかりましたが)


楓は、嘉位を見て




嘉位、隠す事も無いかと
「楓、楓は大学1年生で、早くても結婚と言ったね」




楓(え?何かまずいことを、言ってしまったのかしら)


嘉位
「その時連は高校3年生。和井田野球部のキャプテンで連覇を続け、卒部。高校3年生の1月には寮を出る」
「つまり、名古屋に帰る」


楓(そうだ、たしかに、そうだ、嫌)


楓考えても居なかった、確かにお屋敷に居れば良いくらいは、考えてはいた
違う、そう、お兄様、お姉さまがご結婚なさるのであれば、私は、私の居場所が


いや、私は居ても良いのかもしれないですが
連を連れて、え、名古屋に


連が帰ってしまう


わたしは、独りぼっちに、嫌、それは、嫌

え、なんで、わたし、一人になっちゃうの

連が年下、え、嫌、嫌、嫌、私が名古屋に行く?大学は

え、どうしよう。


楓は、不安が、不安を呼んで、顔が青ざめて行った。


私だって、連と結婚の約束を、でも、それは、連が18歳にならないと、

連は、1つ下。連が高校3年の時は、私は大学1年。

連が、和井田の寮から名古屋。


ダメだ、考えがまとまらない。


何か策は、策

思いつかない。




そんな、これから、ご挨拶に行く前なのに

お兄様が山本の当主として、

え、なんで、考えていなかったのだ、私


私、どうすれば、

考えてが、甘かった。



甘かった。


和井田に連が来てくれる、それだけで頭が一杯であって

その先を、考えて居なかった。


ダメ、いやよ、嫌だよ、今になって


香織(楓ちゃん、どうしたのかな、暗い?)
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