屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。

彩世幻夜

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第二章

スパでの一時(女性編)

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 「うわぁ、流石です……」

 女性騎士のルイーゼさんは、脱いだらすごかった。
 胸はどちらかと言えばささやかな方だったが、きっちり鍛え上げられた腹筋に、上腕二頭筋。
 それでいて男性のものとは異なる曲線ライン。
 特にキュッと引き締まったお尻から太もものラインなど、同性のはずのシャリーでさえついついゴクリと唾液を飲み込んでしまう程。

 ミルフィちゃんは……、うん、典型的な幼女体型。まぁ、可愛いよね。
 けどアジア人にありがちな蒙古斑はない。

 リストバンド仕様になった更衣室のロッカーの鍵を左腕に嵌め、シャリーは3人連れ立って浴場のドアを開けた。

 換気はよくされていて、いきなり湯気に襲われるなんて事はなかったけれど、日替わりの“変わり湯”に浮かぶ柑橘系の果実の爽やかな香りが室内に漂っていた。

 「わー、いい匂いする!」
 きゃっきゃとはしゃぐミルフィちゃんを連れて、まずはシャワーブースに向かう。
 「お風呂入る前に体を洗わないとね」

 ブース毎に備え付けられたシャンプーにリンス、洗顔にボディーソープで自分とミルフィを、頭から順に顔、体と洗い流していく。
 ……おぉ、ルイーゼさん、なかなか豪快な洗いっぷりだ。というか早いな!

 一通り洗い終えたら、早速いくつもある湯船から、一番空いている一番広い湯船に身体を沈める。
 「あー、気持ち良い……」

 ああ、やっぱり湯ぶねに足伸ばして浸かれるって良い……。

 その後変わり湯や外の露天風呂を楽しみ。
 サウナは……
 「暑いよぅ……」
 うん、まぁミルフィちゃんにはまだ早いわな。

 興味本位で入ったはいいけどすぐにギブアップを宣言したミルフィちゃん。

 お風呂を楽しんだ後は、アカスリやマッサージを満喫する。

 ミルフィちゃんは早々に飽き、ルイーゼさんと交代で面倒を見つつリラクゼーションを楽しむ。

 合間に水分補給に果実水を飲んだり、軽食をつまんだり。

 「たまにはこういう休暇も良いものだな。特にマッサージ。何時もトレーニングの後に筋肉をほぐすとか、そういう意味合いのマッサージはよく受けるが、香油やら何やら塗りたくられて肌までこんなにキレイになったのはいつぶりだろう……」
 ルイーゼさんも意外に楽しんでいた。

 「私の隊の女性は居るには居るが、やはり兵舎は圧倒的に男所帯だ。のんびり風呂に入りたがる男も居なくてな。
 一応風呂場は男女分かれてはいるが、時間に追われて取り敢えず汗を流すだけになる時も多いんだ」

 と、愚痴をこぼす。
 まぁ、綺麗好きな男性も中には居るが、ちょっとズボラな男性のが圧倒的に多いだろうし。
 場合によっちゃ変なニオイがしててもお構いなしな男すら存在する。

 そんな中で生活していれば、そりゃ一日オフロでのんびりなんて天国だろう。

 「わたしもおふろすきー! 外のお風呂、気持ちよかったから、最後にもう一回入りたい!」
 「そうね、最後にもう一度汗を流してあがろうか」

 こうして、旅の疲れを一気にリフレッシュした私達はルンルン気分で宿へと帰るのだった。
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