120 / 125
第二章
やっぱ水軍はカレーでしょ!
しおりを挟む
「前回は比較的楽だったけど、また今回は面倒ね……」
王都の隣と言うだけあって、川や街道を行く物流は盛んで、手に入れようと思えば大概の食材は手に入る。
が、ここはあくまで軍港なので、こちらから注文を入れない限りは大半の荷物が素通りして行く。
「うーん、前世の記憶のせいで海軍てーとついついカレーのイメージが湧くんだけど……」
ただ、ここのは海軍……というか川だし水軍と大きく括れば……
けどカレーはカレーパンも含めすでに披露してしまったし……
「ん、この辺は米より小麦のが安いんだ?」
まてよ、ナンとライスは披露したけど、そういえばアレはまだ……
「鴨肉もネギも問題なく手に入る、なら……」
和出汁にカレーを入れ、うどんを入れたカレーうどん。
「最後のメニューはこれで決まりで良いかな?」
あれなら大鍋にカレー出汁を用意しとけばあとは注文受けてから麺を湯がいて出汁にダイブさせれば良いだけだし。
オペレーションはとても簡単だ。
「へぇ、カレーってまだ種類があったんですね……」
ジーク君が驚きつつも賛成に回り。
試作品をみんなに食べてもらったところ、ゴーサインが無事に下りた。
そんなわけで、次の日のための食材を仕入れ仕込みを終わらせ宿を取る。
明日の営業を終えたらルイーゼさんとはここでお別れ。
ジーク君は王都までついてくるそうだけど……
ここからは久々にクロエに馬車をひいて貰っての陸路の旅だ。
……まぁ、目的地の王都はもう目と鼻の先なのだけど。
翌朝。
「鴨ねぎ南蛮」と銘打って店を開けた。
あの、カレーうどん独特の香りを振りまきながら。
「朝カレー」「朝うどん」の需要を狙い、朝ごはんの時間からの営業開始だ。
最後だからね。
目一杯稼いで有終の美を飾ろうじゃないか。
「いらっしゃいませー!」
うんうん、やっぱ朝の空きっ腹にこの匂いはクリティカルヒットだった模様。
それもガテン系の人達だもんね。
それにここはいつぞやみたいなエリート様の集団ではない。
優秀ではあっても元お貴族様なんかはまず配属されない部署らしく。
朝練のあとのオヤツに一杯、という客が朝から殺到した。
流石に本格的に訓練や任務が始まる時間になると一気に客は来なくなる。
「次のランチのピークに備えて今のうちに洗い物終わらせよう。……ロイス、鴨肉つまみ食いするんじゃないわよ」
滑り出しは好調。
このままのペースで売れると良いな……
王都の隣と言うだけあって、川や街道を行く物流は盛んで、手に入れようと思えば大概の食材は手に入る。
が、ここはあくまで軍港なので、こちらから注文を入れない限りは大半の荷物が素通りして行く。
「うーん、前世の記憶のせいで海軍てーとついついカレーのイメージが湧くんだけど……」
ただ、ここのは海軍……というか川だし水軍と大きく括れば……
けどカレーはカレーパンも含めすでに披露してしまったし……
「ん、この辺は米より小麦のが安いんだ?」
まてよ、ナンとライスは披露したけど、そういえばアレはまだ……
「鴨肉もネギも問題なく手に入る、なら……」
和出汁にカレーを入れ、うどんを入れたカレーうどん。
「最後のメニューはこれで決まりで良いかな?」
あれなら大鍋にカレー出汁を用意しとけばあとは注文受けてから麺を湯がいて出汁にダイブさせれば良いだけだし。
オペレーションはとても簡単だ。
「へぇ、カレーってまだ種類があったんですね……」
ジーク君が驚きつつも賛成に回り。
試作品をみんなに食べてもらったところ、ゴーサインが無事に下りた。
そんなわけで、次の日のための食材を仕入れ仕込みを終わらせ宿を取る。
明日の営業を終えたらルイーゼさんとはここでお別れ。
ジーク君は王都までついてくるそうだけど……
ここからは久々にクロエに馬車をひいて貰っての陸路の旅だ。
……まぁ、目的地の王都はもう目と鼻の先なのだけど。
翌朝。
「鴨ねぎ南蛮」と銘打って店を開けた。
あの、カレーうどん独特の香りを振りまきながら。
「朝カレー」「朝うどん」の需要を狙い、朝ごはんの時間からの営業開始だ。
最後だからね。
目一杯稼いで有終の美を飾ろうじゃないか。
「いらっしゃいませー!」
うんうん、やっぱ朝の空きっ腹にこの匂いはクリティカルヒットだった模様。
それもガテン系の人達だもんね。
それにここはいつぞやみたいなエリート様の集団ではない。
優秀ではあっても元お貴族様なんかはまず配属されない部署らしく。
朝練のあとのオヤツに一杯、という客が朝から殺到した。
流石に本格的に訓練や任務が始まる時間になると一気に客は来なくなる。
「次のランチのピークに備えて今のうちに洗い物終わらせよう。……ロイス、鴨肉つまみ食いするんじゃないわよ」
滑り出しは好調。
このままのペースで売れると良いな……
247
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
結婚しても別居して私は楽しくくらしたいので、どうぞ好きな女性を作ってください
シンさん
ファンタジー
サナス伯爵の娘、ニーナは隣国のアルデーテ王国の王太子との婚約が決まる。
国に行ったはいいけど、王都から程遠い別邸に放置され、1度も会いに来る事はない。
溺愛する女性がいるとの噂も!
それって最高!好きでもない男の子供をつくらなくていいかもしれないし。
それに私は、最初から別居して楽しく暮らしたかったんだから!
そんな別居願望たっぷりの伯爵令嬢と王子の恋愛ストーリー
最後まで書きあがっていますので、随時更新します。
表紙はエブリスタでBeeさんに描いて頂きました!綺麗なイラストが沢山ございます。リンク貼らせていただきました。
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します
美杉日和。(旧美杉。)
恋愛
目が覚めると私は昔読んでいた本の中の登場人物、公爵家の後妻となった元王女ビオラに転生していた。
人嫌いの公爵は、王家によって組まれた前妻もビオラのことも毛嫌いしており、何をするのも全て別。二人の結婚には愛情の欠片もなく、ビオラは使用人たちにすら相手にされぬ生活を送っていた。
それでもめげずにこの家にしがみついていたのは、ビオラが公爵のことが本当に好きだったから。しかしその想いは報われることなどなく彼女は消え、私がこの体に入ってしまったらしい。
嫌われ者のビオラに転生し、この先どうしようかと考えあぐねていると、この物語の主人公であるルカが声をかけてきた。物語の中で悲惨な幼少期を過ごし、闇落ち予定のルカは純粋なまなざしで自分を見ている。天使のような可愛らしさと優しさに、気づけば彼を救って本物の家族になりたいと考える様に。
二人一緒ならばもう孤独ではないと、私はルカとの絆を深めていく。
するといつしか私を取り巻く周りの人々の目も、変わり始めるのだったーー
【完結】嫌われ公女が継母になった結果
三矢さくら
恋愛
王国で権勢を誇る大公家の次女アデールは、母である女大公から嫌われて育った。いつか温かい家族を持つことを夢見るアデールに母が命じたのは、悪名高い辺地の子爵家への政略結婚。
わずかな希望を胸に、華やかな王都を後に北の辺境へと向かうアデールを待っていたのは、戦乱と過去の愛憎に囚われ、すれ違いを重ねる冷徹な夫と心を閉ざした継子だった。
【完結】婚約者と仕事を失いましたが、すべて隣国でバージョンアップするようです。
鋼雅 暁
ファンタジー
聖女として働いていたアリサ。ある日突然、王子から婚約破棄を告げられる。
さらに、偽聖女と決めつけられる始末。
しかし、これ幸いと王都を出たアリサは辺境の地でのんびり暮らすことに。しかしアリサは自覚のない「魔力の塊」であったらしく、それに気付かずアリサを放り出した王国は傾き、アリサの魔力に気付いた隣国は皇太子を派遣し……捨てる国あれば拾う国あり!?
他サイトにも重複掲載中です。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる