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真実
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殿下が驚愕の表情でわたくしを見上げた。しかし、表情を崩したのも一瞬だけですぐに元に戻るとわたくしに尋ねた。
「理由を聞いても良いかな」
「理由は、わたくしは王妃になりたくないからです。別に殿下のことを嫌いではありませんわ」
「僕は君と結婚したい。そのためには王位だってすてる覚悟がある。それではだめか?」
「いえ、そういうことではないのです。わたくしは王妃になりたいのではなく、王になりたいのですわ。王族でも、まして男性でもないわたくしが王になりたいだなんておかしいとお思いかもしれません。ですが、わたくしは自らが国を支配する存在になりたいのです。王妃として国王の補佐なんてまっぴらですわ」
「なら、僕が王位を君に譲ろう。僕は王配として君を補佐しよう。」
「そんなことがまかり通るとお思いですの?正統な後継者が存在するのに、わざわざ王家の血筋がない者、しかも女性が王位を継ぐことは、特にこの歴史の長いウクリナ王国では不可能です」
「……。では、1ヶ月前、仮だとしてもなぜ僕との婚約を受け入れた?」
「王族以外の者が国王になる、最も簡単な方法って何かわかります?」
「……?」
「国を乗っ取るのです。一から大国を作るのは大変な労力と時間を必要としますわ。ですが、すでにできていてある程度大きい国なら?王族が誰もいなくなった状態で、あとは自分を認めてもらうだけでよろしいのです」
「まさか……」
「幼少の頃、わたくしが殿下と親しくさせていただいた理由は、エディヤ殿下が好きになれなかったからですわ。当時のわたくしは、このウクリナ王国を手に入れるために先ほどのように考えていました。ウクリナ王国には当然ながら、すでに王がいる。まずはこの王家に消えてもらわなくては。そう思ったわたくしは貴方に近づきました。敵を倒すためには相手を知らなくてはならない、そう父はわたくしに教えてくださいましたので。なぜ国王夫妻に溺愛されていたエディヤ殿下ではないのか?単純なことですわ。あの方では何の役にも立たないからよ。あれではたいした働きもしてくれなさそうですし。そもそも、わたくしはあの方が生理的に無理ですの。願えばなんでも叶う、努力を知らない、自己中心的な世界の中に住む方とは話が通じませんわ。
その反面、貴方はとても良い働きをするはず。単純ですけど、貴方の立場からわたくしはそう考えました。実際に貴方はすばらしく役に立ちましたわ」
「僕が……?」
「ええ、覚えていらっしゃらないかしら。王宮を一緒に探検しましたことを。国王陛下のお部屋にも行きましたよね。あとは、王族しか入ることのできない資料館にも。殿下がいらっしゃったので誰にもとがめられませんでしたわね」
「僕が探検しようと言ったときのことか。まさか、あの時に見たのか?」
「とてもお役に立ちましたわ。子どもがあれらを読めるとは、思いもしないでしょうから、まだわたくしが国の情報を握っていることを、誰も知らないでしょうね」
「……。では、なぜエディヤと婚約したんだ?」
「殿下がわたくしのことをどう思っているのか知りませんが、当時子どもであったわたくしが、国王陛下に逆らえるでしょうか?まあ、婚約してもそのうちに破棄するつもりだったので、問題ないですけど、余計な手間がかかりましたわ。思ったとおり、あの方は学園に入学して早々、女性に手を出してまわりましたのでそれを利用させていただきました。あとは殿下もご存じでしょう。
わたくしが、エディヤ殿下の廃嫡を望むような意を貴方にほのめかしたら、すぐに貴方が調べまわってくれましたわ。そして、廃嫡をわたくしに提案するのですもの。笑いをこらえるのに必死でしたのよ」
「しかし、あのときアリアは反対していたじゃないか、どんなに苦手でも相手は国王陛下に溺愛されているエディヤだと。そして僕が集めた情報に驚いていた。僕が君を説得して、廃嫡を提案することに賛成したあとは、本音では嬉しかったと言っていたじゃないか」
「殿下、女性が殿方を自分の意のままにする方法をご存じないのですか。殿下は好意を寄せる女性が、自分がその方のためを思ってやったことを、褒めたらうれしいですよね」
「僕の気持ちを知っていたのか」
「残念ながらわたくしは、鈍感な可愛げのある貴族令嬢ではございませんので」
「それで僕は君の思惑通りに行動した。ただ、君の考えだと僕も邪魔なんだろう。ここで殺す気か?それだと君はこの国に認められないだろう」
「まさか。最初は、わたくしが王妃になったあと貴方には消えてもらうつもりでした。病死、事故死という手もありましたが、それだとリスクが高い。だから貴方の政治能力不足ということにしようと思っていましたの。貴方が行う政治を裏ですべて邪魔させていただき、失敗させ、わたくしが取り組んだことは成功する。それが2、3年続けばどうなるでしょう?」
「僕は自信がなくなりそのうち精神的にまいってしまう」
「正解ですわ。幼少期に両親に愛されず、すべてを弟に取られた貴方は必ず病むでしょう。わたくしと出会うまではとても気が弱かったですものね。病んでしまった王は使えない、しかし王妃はすばらしい政治を行なっている。まわりの方もだんだんとそのような目で見ていくようになり、耐えきれなくなった貴方は……」
「自ら命を絶つな。以前の自分のままだったらそうするだろう」
「ええ。貴方と婚約してしばらくはそのようにしようと思っていました。少し時間はかかりますがこれが最も確実でした」
「しかし、策をすべて僕に話してしまったっていうことは今は違うんだろう?」
「わたくしが失念していたことは貴方が思った以上に成長して帰ってこられ、思った以上にまわりの方の支持を集められたことですわ。これではこの策はうまくいきません。よって、わたくしはもうひとつの方法で王になることにします」
「それでも、君は王になりたいのか。もうひとつの方法とは?」
「本当はお教えしたくないけれど、教えて差し上げましょう。もともとこれは、エディヤ殿下との婚約が決まったときから準備していたものですの。殿下はラミーリア公爵家の領地が、現在どれほどあるのかご存じですか?」
「この国の40%ぐらいか?ま、まさか…」
「そのぐらいですけど、エディヤ殿下による婚約破棄騒動で、国王陛下がわたくし個人に謝罪の意味を込めて領地をくださったのでもう少しありますわ。それゆえ、こちらを実行しようと思いました。ええ、ラミーリア公爵家は今日、ウクリナ王国から独立し建国を宣言いたします。もちろん王はわたくしですわ」
「馬鹿な。一貴族であるラミーリア家が建国なんかできるのか。我が国や隣国にすぐに滅ぼされるぞ」
「わたくしがそのようなことを考えないとでも思われましたか。とっくに手は打っております。それに、ウクリナ王国の軍隊がそのままこの国に従うのでしょうか?」
「……」
「いくら平和だとはいえ、国王陛下の軍への扱いはひどいものですわ。ふふふ、領地の半分、軍隊を失ったこの国はどうなるのでしょう。
次お会いするときは、お互いに国王かしら。では、ごきげんよう、殿下」
「っ、アリア」
部屋を退出しようとしたわたくしを殿下が引き止めた。
「待ってくれ。僕も連れて行ってくれないか。君と一緒に過ごしたいんだ。たとえ君と結ばれなくても君の役に立てればそれで良い」
「隣国に留学して必死に学んだのもわたくしのため。わたくしのために弟を廃嫡させた。わたくしが貴方のことを愛していれば嬉しく思うかもしれませんが、わたくしは残念ながらそうは思いませんの。貴方は、わたくしがほのめかさなかったら、王にすらなろうとしなかったでしょう。わたくしが王妃になりたくないと言って、簡単に王位を捨てようと言った貴方ですものね。貴方の世界はわたくし中心なのかしら。」
「ああ、そうだ。僕は君のことを愛しているんだ。僕の世界は君を中心にまわっている」
「でも、わたくしは違いますの。わたくしの世界の中心にいるのはわたくしだけですわ。わたくしの世界には誰も入る隙がないのです。良い加減、自分の意志で行動してくださらない。ただの男性でしたらそれで良いのかもしれません。しかし、貴方は王になるんでしょう。王位を1人の女性のために簡単に捨てられるような人が王であったら、民衆はどう思うのでしょう。わたくしはこの国が簡単に滅んでほしくないですわ」
「アリア……。僕は……」
「だって、つまらないじゃない。わたくしは貴方がもがく姿をみたいの。好んだ女性に自らの国を滅ぼされる……。
残念ながらわたくしは、今の貴方を使い終えてしまいました。だから、次お会いするときは、役に立つ方になっていて、わたくしを十分に楽しませてくださいね。では、次こそ失礼いたします」
今度は殿下も引き止めず、わたくしは部屋を退出した。
さあ、わたくしの国をつくりましょう。
「理由を聞いても良いかな」
「理由は、わたくしは王妃になりたくないからです。別に殿下のことを嫌いではありませんわ」
「僕は君と結婚したい。そのためには王位だってすてる覚悟がある。それではだめか?」
「いえ、そういうことではないのです。わたくしは王妃になりたいのではなく、王になりたいのですわ。王族でも、まして男性でもないわたくしが王になりたいだなんておかしいとお思いかもしれません。ですが、わたくしは自らが国を支配する存在になりたいのです。王妃として国王の補佐なんてまっぴらですわ」
「なら、僕が王位を君に譲ろう。僕は王配として君を補佐しよう。」
「そんなことがまかり通るとお思いですの?正統な後継者が存在するのに、わざわざ王家の血筋がない者、しかも女性が王位を継ぐことは、特にこの歴史の長いウクリナ王国では不可能です」
「……。では、1ヶ月前、仮だとしてもなぜ僕との婚約を受け入れた?」
「王族以外の者が国王になる、最も簡単な方法って何かわかります?」
「……?」
「国を乗っ取るのです。一から大国を作るのは大変な労力と時間を必要としますわ。ですが、すでにできていてある程度大きい国なら?王族が誰もいなくなった状態で、あとは自分を認めてもらうだけでよろしいのです」
「まさか……」
「幼少の頃、わたくしが殿下と親しくさせていただいた理由は、エディヤ殿下が好きになれなかったからですわ。当時のわたくしは、このウクリナ王国を手に入れるために先ほどのように考えていました。ウクリナ王国には当然ながら、すでに王がいる。まずはこの王家に消えてもらわなくては。そう思ったわたくしは貴方に近づきました。敵を倒すためには相手を知らなくてはならない、そう父はわたくしに教えてくださいましたので。なぜ国王夫妻に溺愛されていたエディヤ殿下ではないのか?単純なことですわ。あの方では何の役にも立たないからよ。あれではたいした働きもしてくれなさそうですし。そもそも、わたくしはあの方が生理的に無理ですの。願えばなんでも叶う、努力を知らない、自己中心的な世界の中に住む方とは話が通じませんわ。
その反面、貴方はとても良い働きをするはず。単純ですけど、貴方の立場からわたくしはそう考えました。実際に貴方はすばらしく役に立ちましたわ」
「僕が……?」
「ええ、覚えていらっしゃらないかしら。王宮を一緒に探検しましたことを。国王陛下のお部屋にも行きましたよね。あとは、王族しか入ることのできない資料館にも。殿下がいらっしゃったので誰にもとがめられませんでしたわね」
「僕が探検しようと言ったときのことか。まさか、あの時に見たのか?」
「とてもお役に立ちましたわ。子どもがあれらを読めるとは、思いもしないでしょうから、まだわたくしが国の情報を握っていることを、誰も知らないでしょうね」
「……。では、なぜエディヤと婚約したんだ?」
「殿下がわたくしのことをどう思っているのか知りませんが、当時子どもであったわたくしが、国王陛下に逆らえるでしょうか?まあ、婚約してもそのうちに破棄するつもりだったので、問題ないですけど、余計な手間がかかりましたわ。思ったとおり、あの方は学園に入学して早々、女性に手を出してまわりましたのでそれを利用させていただきました。あとは殿下もご存じでしょう。
わたくしが、エディヤ殿下の廃嫡を望むような意を貴方にほのめかしたら、すぐに貴方が調べまわってくれましたわ。そして、廃嫡をわたくしに提案するのですもの。笑いをこらえるのに必死でしたのよ」
「しかし、あのときアリアは反対していたじゃないか、どんなに苦手でも相手は国王陛下に溺愛されているエディヤだと。そして僕が集めた情報に驚いていた。僕が君を説得して、廃嫡を提案することに賛成したあとは、本音では嬉しかったと言っていたじゃないか」
「殿下、女性が殿方を自分の意のままにする方法をご存じないのですか。殿下は好意を寄せる女性が、自分がその方のためを思ってやったことを、褒めたらうれしいですよね」
「僕の気持ちを知っていたのか」
「残念ながらわたくしは、鈍感な可愛げのある貴族令嬢ではございませんので」
「それで僕は君の思惑通りに行動した。ただ、君の考えだと僕も邪魔なんだろう。ここで殺す気か?それだと君はこの国に認められないだろう」
「まさか。最初は、わたくしが王妃になったあと貴方には消えてもらうつもりでした。病死、事故死という手もありましたが、それだとリスクが高い。だから貴方の政治能力不足ということにしようと思っていましたの。貴方が行う政治を裏ですべて邪魔させていただき、失敗させ、わたくしが取り組んだことは成功する。それが2、3年続けばどうなるでしょう?」
「僕は自信がなくなりそのうち精神的にまいってしまう」
「正解ですわ。幼少期に両親に愛されず、すべてを弟に取られた貴方は必ず病むでしょう。わたくしと出会うまではとても気が弱かったですものね。病んでしまった王は使えない、しかし王妃はすばらしい政治を行なっている。まわりの方もだんだんとそのような目で見ていくようになり、耐えきれなくなった貴方は……」
「自ら命を絶つな。以前の自分のままだったらそうするだろう」
「ええ。貴方と婚約してしばらくはそのようにしようと思っていました。少し時間はかかりますがこれが最も確実でした」
「しかし、策をすべて僕に話してしまったっていうことは今は違うんだろう?」
「わたくしが失念していたことは貴方が思った以上に成長して帰ってこられ、思った以上にまわりの方の支持を集められたことですわ。これではこの策はうまくいきません。よって、わたくしはもうひとつの方法で王になることにします」
「それでも、君は王になりたいのか。もうひとつの方法とは?」
「本当はお教えしたくないけれど、教えて差し上げましょう。もともとこれは、エディヤ殿下との婚約が決まったときから準備していたものですの。殿下はラミーリア公爵家の領地が、現在どれほどあるのかご存じですか?」
「この国の40%ぐらいか?ま、まさか…」
「そのぐらいですけど、エディヤ殿下による婚約破棄騒動で、国王陛下がわたくし個人に謝罪の意味を込めて領地をくださったのでもう少しありますわ。それゆえ、こちらを実行しようと思いました。ええ、ラミーリア公爵家は今日、ウクリナ王国から独立し建国を宣言いたします。もちろん王はわたくしですわ」
「馬鹿な。一貴族であるラミーリア家が建国なんかできるのか。我が国や隣国にすぐに滅ぼされるぞ」
「わたくしがそのようなことを考えないとでも思われましたか。とっくに手は打っております。それに、ウクリナ王国の軍隊がそのままこの国に従うのでしょうか?」
「……」
「いくら平和だとはいえ、国王陛下の軍への扱いはひどいものですわ。ふふふ、領地の半分、軍隊を失ったこの国はどうなるのでしょう。
次お会いするときは、お互いに国王かしら。では、ごきげんよう、殿下」
「っ、アリア」
部屋を退出しようとしたわたくしを殿下が引き止めた。
「待ってくれ。僕も連れて行ってくれないか。君と一緒に過ごしたいんだ。たとえ君と結ばれなくても君の役に立てればそれで良い」
「隣国に留学して必死に学んだのもわたくしのため。わたくしのために弟を廃嫡させた。わたくしが貴方のことを愛していれば嬉しく思うかもしれませんが、わたくしは残念ながらそうは思いませんの。貴方は、わたくしがほのめかさなかったら、王にすらなろうとしなかったでしょう。わたくしが王妃になりたくないと言って、簡単に王位を捨てようと言った貴方ですものね。貴方の世界はわたくし中心なのかしら。」
「ああ、そうだ。僕は君のことを愛しているんだ。僕の世界は君を中心にまわっている」
「でも、わたくしは違いますの。わたくしの世界の中心にいるのはわたくしだけですわ。わたくしの世界には誰も入る隙がないのです。良い加減、自分の意志で行動してくださらない。ただの男性でしたらそれで良いのかもしれません。しかし、貴方は王になるんでしょう。王位を1人の女性のために簡単に捨てられるような人が王であったら、民衆はどう思うのでしょう。わたくしはこの国が簡単に滅んでほしくないですわ」
「アリア……。僕は……」
「だって、つまらないじゃない。わたくしは貴方がもがく姿をみたいの。好んだ女性に自らの国を滅ぼされる……。
残念ながらわたくしは、今の貴方を使い終えてしまいました。だから、次お会いするときは、役に立つ方になっていて、わたくしを十分に楽しませてくださいね。では、次こそ失礼いたします」
今度は殿下も引き止めず、わたくしは部屋を退出した。
さあ、わたくしの国をつくりましょう。
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