7 / 171
第一章 少年編
6
しおりを挟む
「わかったよ、キル。じゃあ次は………って、もうこんな時間! 使用人たちが心配しているだろうな………。急いで帰らなければ! 帰り道、教えてもらってもいい?」
「いや、まだ休んでいた方が良いんじゃないか?」
確かに、二人の心配はわかるがこのまま遅くなれば俺が今までどこにいたのかが問題になるはずだ。使用人や家族に余計な心配をかけたくないし、二人も人目には触れたくないだろう。
「すぐに帰って寝れば大丈夫だよ。これ以上遅くなると、俺が今までどこにいたのかが問題になってしまう。そうなれば、二人は困るよね? 俺はまたここに来たいし、今日はもう帰るよ。明日は念のため休むとして、明後日また来て良い?」
二人はやはり、家には知られたくないようで渋々ながら頷いた。
「では、私が僭越ながら近くまで背負わせていただきます。これでも一応鍛えていますので、ご心配には及びません。」
鍛えているとか言われると、興奮するからやめてほしい。俺は誘惑に負けて、背負われることにした。
――
そして俺たちは帰途に就いた。俺はイケメンの背中を堪能しようと思っていたのだが、いつの間にか眠ってしまってた。やはり、長距離の移動はまだ体には悪かったらしい。
気が付くと、キルが俺を呼ぶ声で俺は目を覚ました。目を開けると屋敷が見えていた。どうやら、眠っていた間に着いたらしい。
「ごめん、いつの間にか寝ちゃったみたい。アルフォンスさん、ありがとうございました。」
「いえいえ、お気になさらず。」
「アース、明後日も来るんだよな? その………途中で倒れられたら困るから、明後日もここで待ってるから。」
優しいんだけど、それを素直に出せないところがグッとくるな。迷惑かもしれないけど、確かに途中で俺が倒れるほうが方々に迷惑をかけそうだ。ここは素直に、お言葉に甘えよう。
「ありがとう、お言葉に甘えさせてもらうよ。じゃあ、また明後日ね!」
俺は二人に手を振って、急いで屋敷に戻った。そこでは案の定、メイドのマリーを中心に使用人たちはたいそう俺のことを心配してくれていた。俺は風が心地よくて木陰で昼寝をしていたら、いつの間にか眠ってしまい遅くなってしまったと、若干苦しい言い訳をした。使用人たちは渋々ながらも納得してくれたようだったけど、明日は完全休養を言い渡された。キルたちとの予定を明後日にしておいて、本当によかった………。危なく部屋から脱走するとこだった。
俺はその夜、不思議な出会いに思いを馳せていた。キルには聞きたいことがたくさんあるな………。だけど、聞いてもいいことと駄目なことはしっかりと事前に考えなければならない。姓がNGのようだから、家族に関することは駄目そうだよな。兄弟の有無とかは聞いてもいいかな? あとはあの屋敷にいる理由だけど、明らかにお忍びだよな。何か事情があるみたいだし、そこらへんは聞かないようにしよう。となると、やはり初学院のことかな。俺の同級生となる人たちについても聞けるし、魔法や剣術についても聞きたい。魔法は実際に見せてもらいたいな。兄上にお願いしようかと思ったが、俺はためらっていた。病弱ゆえに魔力判定ができないのに、魔法を見て喜んでいたら家族がどう思うのかを考えたら、到底魔法を見せてほしいとお願いすることはできなかった。二人なら、見せてくれるかもしれない。あとは剣術も見てみたいな。あ、そうだ。キルに授業内容とか、歴史や地理の人物の覚え方を聞いてみようか。あとは、礼儀作法とかも教えてもらおうかな。だけどちょっと、図々しいかな………。俺はそのまま眠りについた。
――
そしていよいよ、キルの屋敷に行く日となった。昨日は楽しみすぎて、時間が過ぎるのがとても遅く感じたがようやくこの時が来た。使用人には、「鳥の観察をするから、少し遅くなる」と伝えた。使用人たちは俺の遅くなる発言に難色を示した。確かにこの六年間俺は半分くらいをベッドの上で過ごしている。使用人たちが首を縦に振らないのは道理だ。どうしよう、使用人たちに迷惑はかけたくないしな………。すると、マリーが使用人たちに提案をしてくれた。
「アース様、私がご一緒してもよろしいでしょうか? アース様お一人でなければ、他の皆様も少しはご安心していただけると思います。それに、私個人としましてもアース様には外の世界を見てほしいと思っております。外を歩いているアース様は、部屋の中にいる時よりもお顔が明るいと私は思っております。」
マリー………。幼少のころからいつも俺の面倒を見てくれた、マリー。家族が王都に言っている間も、常に俺のことを聞きかけてくれており、高熱を出したときは一睡もせずに俺の看病をしてくれた。俺はこの人なしでは、生きていなかったかもしれない。そう思えるほどの命の恩人だ。マリーならキルたちのことを話してもいいだろうけど、逆にキルたちは受け入れてくれるかな? 何とかお願いしてみよう。
「マリー、ありがとう。同行をお願いするよ。」
「かしこまりました。」
俺は準備をすると言って、一度部屋に戻った。その際にマリーには事情をすべて話した。事情を聴いてマリーは驚いていたけど、最終的には了承してくれた。
「アース様にも同年代のご友人が必要と存じます。もしもの時は、私が命を張ってアース様をお逃がせいたします。」
「ありがとう。だけど、俺はマリーに死んでほしくはない。キルたちは信頼できると思うから、安心してほしい。」
俺がそういうと、マリーは一瞬嬉しそうな表情を浮かべたが、もしもの時を思い浮かべているようで真剣な表情でうなずいた。
俺は一昨日キルたちと別れた地点までマリーと向かった。。少し早く来すぎたかもしれないな。あ、そうだ。マリーに言っておかなければならないことがあった。
「マリー、一つお願いがあるんだ。俺はキルが何者なのか詮索するつもりはない。おそらく、高位の貴族であることはなんとなく予想がついているんだ。だけど本人が言わないのならば、他の方法で知りたいとは思わない。だから、何かにきづいたとしても俺には言わないでほしいんだ。お願いできるかな?」
「………アース様の望みなら、承知しました。」
また無理なお願いをしてしまったな。だけど、やはり相手の詮索をするのは気が引ける。背景がなんであろうと、目の前にいるキルという人物を見ていたい。
「いや、まだ休んでいた方が良いんじゃないか?」
確かに、二人の心配はわかるがこのまま遅くなれば俺が今までどこにいたのかが問題になるはずだ。使用人や家族に余計な心配をかけたくないし、二人も人目には触れたくないだろう。
「すぐに帰って寝れば大丈夫だよ。これ以上遅くなると、俺が今までどこにいたのかが問題になってしまう。そうなれば、二人は困るよね? 俺はまたここに来たいし、今日はもう帰るよ。明日は念のため休むとして、明後日また来て良い?」
二人はやはり、家には知られたくないようで渋々ながら頷いた。
「では、私が僭越ながら近くまで背負わせていただきます。これでも一応鍛えていますので、ご心配には及びません。」
鍛えているとか言われると、興奮するからやめてほしい。俺は誘惑に負けて、背負われることにした。
――
そして俺たちは帰途に就いた。俺はイケメンの背中を堪能しようと思っていたのだが、いつの間にか眠ってしまってた。やはり、長距離の移動はまだ体には悪かったらしい。
気が付くと、キルが俺を呼ぶ声で俺は目を覚ました。目を開けると屋敷が見えていた。どうやら、眠っていた間に着いたらしい。
「ごめん、いつの間にか寝ちゃったみたい。アルフォンスさん、ありがとうございました。」
「いえいえ、お気になさらず。」
「アース、明後日も来るんだよな? その………途中で倒れられたら困るから、明後日もここで待ってるから。」
優しいんだけど、それを素直に出せないところがグッとくるな。迷惑かもしれないけど、確かに途中で俺が倒れるほうが方々に迷惑をかけそうだ。ここは素直に、お言葉に甘えよう。
「ありがとう、お言葉に甘えさせてもらうよ。じゃあ、また明後日ね!」
俺は二人に手を振って、急いで屋敷に戻った。そこでは案の定、メイドのマリーを中心に使用人たちはたいそう俺のことを心配してくれていた。俺は風が心地よくて木陰で昼寝をしていたら、いつの間にか眠ってしまい遅くなってしまったと、若干苦しい言い訳をした。使用人たちは渋々ながらも納得してくれたようだったけど、明日は完全休養を言い渡された。キルたちとの予定を明後日にしておいて、本当によかった………。危なく部屋から脱走するとこだった。
俺はその夜、不思議な出会いに思いを馳せていた。キルには聞きたいことがたくさんあるな………。だけど、聞いてもいいことと駄目なことはしっかりと事前に考えなければならない。姓がNGのようだから、家族に関することは駄目そうだよな。兄弟の有無とかは聞いてもいいかな? あとはあの屋敷にいる理由だけど、明らかにお忍びだよな。何か事情があるみたいだし、そこらへんは聞かないようにしよう。となると、やはり初学院のことかな。俺の同級生となる人たちについても聞けるし、魔法や剣術についても聞きたい。魔法は実際に見せてもらいたいな。兄上にお願いしようかと思ったが、俺はためらっていた。病弱ゆえに魔力判定ができないのに、魔法を見て喜んでいたら家族がどう思うのかを考えたら、到底魔法を見せてほしいとお願いすることはできなかった。二人なら、見せてくれるかもしれない。あとは剣術も見てみたいな。あ、そうだ。キルに授業内容とか、歴史や地理の人物の覚え方を聞いてみようか。あとは、礼儀作法とかも教えてもらおうかな。だけどちょっと、図々しいかな………。俺はそのまま眠りについた。
――
そしていよいよ、キルの屋敷に行く日となった。昨日は楽しみすぎて、時間が過ぎるのがとても遅く感じたがようやくこの時が来た。使用人には、「鳥の観察をするから、少し遅くなる」と伝えた。使用人たちは俺の遅くなる発言に難色を示した。確かにこの六年間俺は半分くらいをベッドの上で過ごしている。使用人たちが首を縦に振らないのは道理だ。どうしよう、使用人たちに迷惑はかけたくないしな………。すると、マリーが使用人たちに提案をしてくれた。
「アース様、私がご一緒してもよろしいでしょうか? アース様お一人でなければ、他の皆様も少しはご安心していただけると思います。それに、私個人としましてもアース様には外の世界を見てほしいと思っております。外を歩いているアース様は、部屋の中にいる時よりもお顔が明るいと私は思っております。」
マリー………。幼少のころからいつも俺の面倒を見てくれた、マリー。家族が王都に言っている間も、常に俺のことを聞きかけてくれており、高熱を出したときは一睡もせずに俺の看病をしてくれた。俺はこの人なしでは、生きていなかったかもしれない。そう思えるほどの命の恩人だ。マリーならキルたちのことを話してもいいだろうけど、逆にキルたちは受け入れてくれるかな? 何とかお願いしてみよう。
「マリー、ありがとう。同行をお願いするよ。」
「かしこまりました。」
俺は準備をすると言って、一度部屋に戻った。その際にマリーには事情をすべて話した。事情を聴いてマリーは驚いていたけど、最終的には了承してくれた。
「アース様にも同年代のご友人が必要と存じます。もしもの時は、私が命を張ってアース様をお逃がせいたします。」
「ありがとう。だけど、俺はマリーに死んでほしくはない。キルたちは信頼できると思うから、安心してほしい。」
俺がそういうと、マリーは一瞬嬉しそうな表情を浮かべたが、もしもの時を思い浮かべているようで真剣な表情でうなずいた。
俺は一昨日キルたちと別れた地点までマリーと向かった。。少し早く来すぎたかもしれないな。あ、そうだ。マリーに言っておかなければならないことがあった。
「マリー、一つお願いがあるんだ。俺はキルが何者なのか詮索するつもりはない。おそらく、高位の貴族であることはなんとなく予想がついているんだ。だけど本人が言わないのならば、他の方法で知りたいとは思わない。だから、何かにきづいたとしても俺には言わないでほしいんだ。お願いできるかな?」
「………アース様の望みなら、承知しました。」
また無理なお願いをしてしまったな。だけど、やはり相手の詮索をするのは気が引ける。背景がなんであろうと、目の前にいるキルという人物を見ていたい。
429
あなたにおすすめの小説
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
-----------------------------------------
0時,6時,12時,18時に1話ずつ更新
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
嫌われ者の長男
りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....
王子に彼女を奪われましたが、俺は異世界で竜人に愛されるみたいです?
キノア9g
BL
高校生カップル、突然の異世界召喚――…でも待っていたのは、まさかの「おまけ」扱い!?
平凡な高校生・日当悠真は、人生初の彼女・美咲とともに、ある日いきなり異世界へと召喚される。
しかし「聖女」として歓迎されたのは美咲だけで、悠真はただの「付属品」扱い。あっさりと王宮を追い出されてしまう。
「君、私のコレクションにならないかい?」
そんな声をかけてきたのは、妙にキザで掴みどころのない男――竜人・セレスティンだった。
勢いに巻き込まれるまま、悠真は彼に連れられ、竜人の国へと旅立つことになる。
「コレクション」。その奇妙な言葉の裏にあったのは、セレスティンの不器用で、けれどまっすぐな想い。
触れるたび、悠真の中で何かが静かに、確かに変わり始めていく。
裏切られ、置き去りにされた少年が、異世界で見つける――本当の居場所と、愛のかたち。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する幼少中高大院までの一貫校だ。しかし学校の規模に見合わず生徒数は一学年300人程の少人数の学院で、他とは少し違う校風の学院でもある。
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
劣等アルファは最強王子から逃げられない
東
BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。
ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。
夜が明けなければいいのに(洋風)
万里
BL
大国の第三皇子・ルシアンは、幼い頃から「王位には縁のない皇子」として育てられてきた。輝く金髪と碧眼を持つその美貌は、まるで人形のように完璧だが、どこか冷ややかで近寄りがたい。
しかしその裏には、誰よりも繊細で、愛されたいと願う幼い心が隠されている。
そんなルシアンに、ある日突然、国の命運を背負う役目が降りかかる。
長年対立してきた隣国との和平の証として、敵国の大公令嬢への婿入り――実質的な“人質”としての政略結婚が正式に決まったのだ。
「名誉ある生贄」。
それが自分に与えられた役割だと、ルシアンは理解していた。
部屋に戻ると、いつものように従者のカイルが静かに迎える。
黒髪の護衛騎士――幼い頃からずっと傍にいてくれた唯一の存在。
本当は、別れが怖くてたまらない。
けれど、その弱さを見せることができない。
「やっとこの退屈な城から出られる。せいせいする」
心にもない言葉を吐き捨てる。
カイルが引き止めてくれることを、どこかで期待しながら。
だがカイルは、いつもと変わらぬ落ち着いた声で告げる。
「……おめでとうございます、殿下」
恭しく頭を下げるその姿は、あまりにも遠い。
その淡々とした態度が、ルシアンの胸に鋭く突き刺さる。
――おめでとうなんて、言わないでほしかった。
――本当は、行きたくなんてないのに。
和風と洋風はどちらも大筋は同じようにしようかと。ところどころ違うかもしれませんが。
お楽しみいただければ幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる