55 / 171
第二章 初学院編
54
しおりを挟む
時はあっという間に過ぎ、今日は初学院後期の始業日である。クラスメイトと久しぶりの再会を楽しんでいると、ふと、騎士志望の生徒たちの身体がいい感じに成長しているのを感じた。こうやって目に見える変化があると、自分でも成長を実感することができて、うれしいよな。
「キル殿下、それから側近の皆様ごきげんよう。夏休みのお茶会は大変有意義な会でしたわね。」
お茶会以来久しぶりに会うマーガレット様一行が、俺たちの元へあいさつに訪れた。胸がちくりとは痛むけど、幾分かマシになった。
「ああ、マーガレット。こちらこそ、楽しかった。今度は俺から招待しても構わないか?」
「ええ、キル殿下。それは大変うれしいですわ。次回のお茶会を楽しみにしております。では、私はこれにて失礼いたします。あ、そうですわ。アース様、こちらの二人がお話があるようですので、少しお時間をいただけるでしょうか?」
え、え? ここで、俺? キルとマーガレット様の会話で終わると思っていたからすっかり油断していた。二人というのは、テレシ―様とムンナ様のことだろう。
「はい、わかりました。」
俺はふたりの誘導に従って、教室の外までやった来た。話とは再びキル関連のことだろうか? うーん、少し気乗りしないな………。俺はもじもじしている二人が話始めるまで、笑顔で待つことにした。
「………アース様、あの………キャンプファイヤーで踊るお相手はもうお決まりでしょうか?」
うん? 何の話だろうか? キャンプファイヤーで踊ること自体はわかるけど、何かイベントがあるのかな? この時期だと文化祭が妥当だろうけど、初学院には確か文化祭はなかったような気がする………。
「えーと、すみません。キャンプファイヤーとは何のことでしょうか?」
俺がそういうと、二人ははっとした表情を浮かべた。俺が今年から初学院にやってきたことを思い出したのだろう。
「申し訳ございませんですわ! キャンプファイヤーとは、三年次の後期に行われる林間学校の夜のイベントに行われるものですわ。数々の音楽が奏でられますので、その時にダンスを踊るのが恒例となっていますの。」
なるほど、学生あるあるだな。キャンプファイヤーでダンスとは、マイムマイムのようなダンスのことではないだろう。貴族のダンスだから、社交ダンスを行うということだろう。
ここで俺が社交ダンスをできるかどうかについては、いったんおいておくとしよう。
「教えていただきありがとうございます。俺でよければ、喜んでお引き受けいたしますが、お二人は殿下と踊らなくてもよろしいのでしょうか?」
「まあ、アース様。確かにこのキャンプファイヤーでは、複数人と踊ることができるくらい長い時間が設けられておりますが、殿下と踊るというのは色々と複雑なのですよ。それに………殿下と踊る相手はアース様もご想像にたやすいかと存じますわ。」
うん、想像にたやすいですね………。殿下と踊るということは、公爵令嬢のマーガレット様に対抗するということになる。よほどの愚か者でもなければ、いくらモテるキルとは言え、ダンスを申し込むことはないだろう。
キャンプファイヤーの相手は複数人と踊ることができるようだし、側近である俺はキルの代わりとして持って来いということだろう。ジールたちにも声がかかっているに違いない。俺も一人でぼんやりとキャンプファイヤーを見つめるのも忍びないし、ここはお二人のお言葉に甘えることにしよう。
社交ダンスの練習をしないと………。
「わかりました、お二人とも当日はよろしくお願いします。」
「「ええ、もちろんですわ!」」
二人はそういうと、俺に一礼して優雅にマーガレット様の所へと戻っていった。社交ダンスの授業は礼儀作法に含まれてはいるけど、俺は初心者中の初心者だ。社交ダンスに詳しい人に教えを乞うことにしよう。
――
教室に戻ると、すぐさまローウェルが肩を組んできた。前から距離感が近いとは思っていたけど、合宿を経てさらに近くなったような気がする。まあ、おかげで色々と耐性を身につけることはできたけど………。
「よう、アース。もしかしてあれか、ダンスにでも誘われたか?」
「お察しの通りだよ。後期にこういうイベントがあるなら、あらかじめ言ってくれてもよかったのに。」
「うん? 殿下が泊り系のイベントがあるとアースに言ったと言っていたぜ?」
あ、確かにキルがそのイベントがみんなと泊まれる初のイベントだと言っていた。そのイベントにキャンプファイヤーがくっついていたのか。
「キャンプファイヤーがあるとまでは聞いていなかったよ。ローウェルたちも結構誘われているよね?」
俺がそういうと、ローウェルはいい笑顔をした。その顔は耐性がない人だと一撃で落ちると思うから、やめた方が良いと思う。
「よくぞ聞いてくれたな。俺はもう五人ほど誘われているぜ!」
それはそれは、流石遊び人のような雰囲気を漂わせているイケメンだ。たいそうおモテになっているらしい。
「それはようございましたね。ジールとキースもそんな感じなの?」
「あいつらのことは知らないけど、俺が負けるわけないだろう?」
うん、男子らしい意見だ。女子生徒に誘われる回数で負けたくないという男心は、男性にしか興味がない俺でも長年の経験でわかるぞ。三人ともタイプの違うイケメンだから、女子側も迷うところだろう。だけど、複数人と踊ってもいいのなら、選ぶ必要はないのか。まあ、時間的な制約はあるだろうけど………。
「はいはい、三人とも応援してるよ。ところで、ローウェルは社交ダンスは得意?」
「ああ、もちろんだ。」
「うん、思ったとおりだね。ということでお願いなんだけど、俺に社交ダンスを教えてくれないかな? 恥ずかしながら社交ダンスは初心者で、本番までに何とか形にしたいんだ。」
俺がそういうと、ローウェルはなにやらぶつぶつとつぶやいていた。うーん、結構迷惑だったかな………? すると、ローウェルはニヤリと笑った。
「それは合法だな。よし、俺が引き受けよう。」
合法………? 何やら言葉選びが不穏だな………。まあ、引き受けてくれるならお言葉に甘えようかな。
「う、うん! よろしくお願いするよ。」
「いいぜ。じゃあ、そろそろ戻ろうか。主たちがこちらを見て不機嫌になっているからな。」
あ、キルたちを待たせすぎたな………。俺とローウェルは急いで席に戻った。
「キル殿下、それから側近の皆様ごきげんよう。夏休みのお茶会は大変有意義な会でしたわね。」
お茶会以来久しぶりに会うマーガレット様一行が、俺たちの元へあいさつに訪れた。胸がちくりとは痛むけど、幾分かマシになった。
「ああ、マーガレット。こちらこそ、楽しかった。今度は俺から招待しても構わないか?」
「ええ、キル殿下。それは大変うれしいですわ。次回のお茶会を楽しみにしております。では、私はこれにて失礼いたします。あ、そうですわ。アース様、こちらの二人がお話があるようですので、少しお時間をいただけるでしょうか?」
え、え? ここで、俺? キルとマーガレット様の会話で終わると思っていたからすっかり油断していた。二人というのは、テレシ―様とムンナ様のことだろう。
「はい、わかりました。」
俺はふたりの誘導に従って、教室の外までやった来た。話とは再びキル関連のことだろうか? うーん、少し気乗りしないな………。俺はもじもじしている二人が話始めるまで、笑顔で待つことにした。
「………アース様、あの………キャンプファイヤーで踊るお相手はもうお決まりでしょうか?」
うん? 何の話だろうか? キャンプファイヤーで踊ること自体はわかるけど、何かイベントがあるのかな? この時期だと文化祭が妥当だろうけど、初学院には確か文化祭はなかったような気がする………。
「えーと、すみません。キャンプファイヤーとは何のことでしょうか?」
俺がそういうと、二人ははっとした表情を浮かべた。俺が今年から初学院にやってきたことを思い出したのだろう。
「申し訳ございませんですわ! キャンプファイヤーとは、三年次の後期に行われる林間学校の夜のイベントに行われるものですわ。数々の音楽が奏でられますので、その時にダンスを踊るのが恒例となっていますの。」
なるほど、学生あるあるだな。キャンプファイヤーでダンスとは、マイムマイムのようなダンスのことではないだろう。貴族のダンスだから、社交ダンスを行うということだろう。
ここで俺が社交ダンスをできるかどうかについては、いったんおいておくとしよう。
「教えていただきありがとうございます。俺でよければ、喜んでお引き受けいたしますが、お二人は殿下と踊らなくてもよろしいのでしょうか?」
「まあ、アース様。確かにこのキャンプファイヤーでは、複数人と踊ることができるくらい長い時間が設けられておりますが、殿下と踊るというのは色々と複雑なのですよ。それに………殿下と踊る相手はアース様もご想像にたやすいかと存じますわ。」
うん、想像にたやすいですね………。殿下と踊るということは、公爵令嬢のマーガレット様に対抗するということになる。よほどの愚か者でもなければ、いくらモテるキルとは言え、ダンスを申し込むことはないだろう。
キャンプファイヤーの相手は複数人と踊ることができるようだし、側近である俺はキルの代わりとして持って来いということだろう。ジールたちにも声がかかっているに違いない。俺も一人でぼんやりとキャンプファイヤーを見つめるのも忍びないし、ここはお二人のお言葉に甘えることにしよう。
社交ダンスの練習をしないと………。
「わかりました、お二人とも当日はよろしくお願いします。」
「「ええ、もちろんですわ!」」
二人はそういうと、俺に一礼して優雅にマーガレット様の所へと戻っていった。社交ダンスの授業は礼儀作法に含まれてはいるけど、俺は初心者中の初心者だ。社交ダンスに詳しい人に教えを乞うことにしよう。
――
教室に戻ると、すぐさまローウェルが肩を組んできた。前から距離感が近いとは思っていたけど、合宿を経てさらに近くなったような気がする。まあ、おかげで色々と耐性を身につけることはできたけど………。
「よう、アース。もしかしてあれか、ダンスにでも誘われたか?」
「お察しの通りだよ。後期にこういうイベントがあるなら、あらかじめ言ってくれてもよかったのに。」
「うん? 殿下が泊り系のイベントがあるとアースに言ったと言っていたぜ?」
あ、確かにキルがそのイベントがみんなと泊まれる初のイベントだと言っていた。そのイベントにキャンプファイヤーがくっついていたのか。
「キャンプファイヤーがあるとまでは聞いていなかったよ。ローウェルたちも結構誘われているよね?」
俺がそういうと、ローウェルはいい笑顔をした。その顔は耐性がない人だと一撃で落ちると思うから、やめた方が良いと思う。
「よくぞ聞いてくれたな。俺はもう五人ほど誘われているぜ!」
それはそれは、流石遊び人のような雰囲気を漂わせているイケメンだ。たいそうおモテになっているらしい。
「それはようございましたね。ジールとキースもそんな感じなの?」
「あいつらのことは知らないけど、俺が負けるわけないだろう?」
うん、男子らしい意見だ。女子生徒に誘われる回数で負けたくないという男心は、男性にしか興味がない俺でも長年の経験でわかるぞ。三人ともタイプの違うイケメンだから、女子側も迷うところだろう。だけど、複数人と踊ってもいいのなら、選ぶ必要はないのか。まあ、時間的な制約はあるだろうけど………。
「はいはい、三人とも応援してるよ。ところで、ローウェルは社交ダンスは得意?」
「ああ、もちろんだ。」
「うん、思ったとおりだね。ということでお願いなんだけど、俺に社交ダンスを教えてくれないかな? 恥ずかしながら社交ダンスは初心者で、本番までに何とか形にしたいんだ。」
俺がそういうと、ローウェルはなにやらぶつぶつとつぶやいていた。うーん、結構迷惑だったかな………? すると、ローウェルはニヤリと笑った。
「それは合法だな。よし、俺が引き受けよう。」
合法………? 何やら言葉選びが不穏だな………。まあ、引き受けてくれるならお言葉に甘えようかな。
「う、うん! よろしくお願いするよ。」
「いいぜ。じゃあ、そろそろ戻ろうか。主たちがこちらを見て不機嫌になっているからな。」
あ、キルたちを待たせすぎたな………。俺とローウェルは急いで席に戻った。
236
あなたにおすすめの小説
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
-----------------------------------------
0時,6時,12時,18時に1話ずつ更新
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
嫌われ者の長男
りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....
王子に彼女を奪われましたが、俺は異世界で竜人に愛されるみたいです?
キノア9g
BL
高校生カップル、突然の異世界召喚――…でも待っていたのは、まさかの「おまけ」扱い!?
平凡な高校生・日当悠真は、人生初の彼女・美咲とともに、ある日いきなり異世界へと召喚される。
しかし「聖女」として歓迎されたのは美咲だけで、悠真はただの「付属品」扱い。あっさりと王宮を追い出されてしまう。
「君、私のコレクションにならないかい?」
そんな声をかけてきたのは、妙にキザで掴みどころのない男――竜人・セレスティンだった。
勢いに巻き込まれるまま、悠真は彼に連れられ、竜人の国へと旅立つことになる。
「コレクション」。その奇妙な言葉の裏にあったのは、セレスティンの不器用で、けれどまっすぐな想い。
触れるたび、悠真の中で何かが静かに、確かに変わり始めていく。
裏切られ、置き去りにされた少年が、異世界で見つける――本当の居場所と、愛のかたち。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する幼少中高大院までの一貫校だ。しかし学校の規模に見合わず生徒数は一学年300人程の少人数の学院で、他とは少し違う校風の学院でもある。
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
劣等アルファは最強王子から逃げられない
東
BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。
ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。
夜が明けなければいいのに(洋風)
万里
BL
大国の第三皇子・ルシアンは、幼い頃から「王位には縁のない皇子」として育てられてきた。輝く金髪と碧眼を持つその美貌は、まるで人形のように完璧だが、どこか冷ややかで近寄りがたい。
しかしその裏には、誰よりも繊細で、愛されたいと願う幼い心が隠されている。
そんなルシアンに、ある日突然、国の命運を背負う役目が降りかかる。
長年対立してきた隣国との和平の証として、敵国の大公令嬢への婿入り――実質的な“人質”としての政略結婚が正式に決まったのだ。
「名誉ある生贄」。
それが自分に与えられた役割だと、ルシアンは理解していた。
部屋に戻ると、いつものように従者のカイルが静かに迎える。
黒髪の護衛騎士――幼い頃からずっと傍にいてくれた唯一の存在。
本当は、別れが怖くてたまらない。
けれど、その弱さを見せることができない。
「やっとこの退屈な城から出られる。せいせいする」
心にもない言葉を吐き捨てる。
カイルが引き止めてくれることを、どこかで期待しながら。
だがカイルは、いつもと変わらぬ落ち着いた声で告げる。
「……おめでとうございます、殿下」
恭しく頭を下げるその姿は、あまりにも遠い。
その淡々とした態度が、ルシアンの胸に鋭く突き刺さる。
――おめでとうなんて、言わないでほしかった。
――本当は、行きたくなんてないのに。
和風と洋風はどちらも大筋は同じようにしようかと。ところどころ違うかもしれませんが。
お楽しみいただければ幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる