130 / 170
第三章 ウェルカムキャンプ編
127
しおりを挟む
※キルヴェスター視点
今日は、アースがローウェルの魔力回路を回復させた。今まで不可能とされてきた魔力回路を回復させたことは、本当にすごいと思った。だけど、俺がそれ以上に感動したのはアースの魔法の多彩さだ。回復力を高めるための水の羽衣、患部を詳しく見るための氷鏡、そしてもはや芸術の域に達しているのではないかと思えるほどの美しさを放っていた、清属性による上級水回復魔法。「魔法とはこういうものだ」と、直接訴えかけられるような衝撃を受けた。
……しかし、感動を覚えたのと同時に、なぜだかものすごく胸がざわついた。これは1人で抱えていては、良くない方向に感情が向いてしまうのではないかと考えて、俺はその夜、側近の1人を訪ねることにした。
部屋の前につきノックをすると、メイドが扉を開いた。
「ジールと今から話せるだろうか? 話せるのなら、少し部屋に入って話したいと伝えてくれるか?」
「かしこまりました。ジール様は、先程入浴を済ませて、今は自学をしておられます。少々お待ちください。」
メイドはそういうと、機敏な動きで中に下がっていった。
うん、本来はこのように部屋の中のメイドが扉の開け閉めをしたり、茶の準備をしたりするのだ。どこかの誰かのように自分で扉を開けて、茶の準備をするようなことを普通はしない。……アースは、人に世話されるのがあんまり好きじゃないようだ。自分でできることは自分でしてしまうことが多い。
そんなことを考えていると、先程のメイドが戻ってきて俺を部屋の中へ通した。
部屋の中を見た瞬間、訪ねる部屋を間違えたのかと思うほどの植物の量に驚いた。そういえば、ジールは樹との親和性を高めるために領地の一部で植物の栽培を行っていると言っていたな。この部屋の中の植物も樹との親和性を高めるための趣味の一環なのだろう。
「お疲れ様ッス、殿下。どうしたんッスんか、側近の部屋の視察ッスか?」
ジールは、いつもの人懐っこい笑顔でそう問いかけてきた。ジールのそばには、開きかけの魔法基礎論の教科書があった。……ジールも今日の一件で、何か思うことがあったのかもしれないな。
「急にすまないな、ジール。視察というわけではなく、ジールと少し話がしたかったんだ。」
「なるほど。俺でよければいつでもウェルカムッスよ。」
ジールはそういうと、片手を挙げてメイドに合図した。
メイドはすぐにお茶の準備をして、素早く部屋から出ていった。
「ありがとう。……いい香りのお茶だな。ジールの好きそうなお茶だ。」
「そういってもらえると嬉しいッス。最近ハマっているクラボの実のお茶っスよ。」
爽やかな柑橘系の香りが部屋の中に漂っている。
ジールはこういうフルーティーなお茶を好んで飲んでいる。
「魔導士クラブはどんな感じだ? アースと見に行ったが、訓練をしている者が騎士クラブよりも少ないと感じたが……。」
「ああ、まあそれは仕方がないッスよ。この国は魔道具開発が盛んッス。いわゆる戦闘を得意とする魔導士よりも、魔導具の開発等を行う魔道具士を志望する人が結構いるんッスよ。同じ魔導士クラブでも、訓練を行っている者は半分くらいで、もう半分は併設されている研究棟のほうにいるッスよ。」
「なるほどな。」
確かに、この国では他の国よりも魔道具士になりたがる者が多い。魔道具研究に対する支援も潤沢だし、なにより有用な魔道具を開発すれば名誉や金がわんさか入ってくるからな。命の危険がある魔導士よりも、魅力的だと感じる者が多くても不思議ではない。そのお陰で、この国が発展しているので、何も否定されるようなことではない。しかし、その弊害として魔導士の質が年々低下するという頭の痛い問題を抱えているわけだが……。
「魔導士といえば、今日のアースはすごかったッスね。上級回復魔法はもちろんのこと、あの水の羽衣や氷の鏡はおそらく上級補助魔法の一種ッスね。まったく、アースには驚かされてばかりッスね。」
「あれも上級魔法の一つなのか? すごく画期的だとは思っていたが……。」
「効果や使用魔力か量からして、上級補助魔法と考えて差し支えないッスよ。むしろ、あれで初級や中級魔法だったら恐怖ッスよ。」
「………ああ、確かにそうだな。」
ジールは、肩をすくめておどけたように笑った。確かにジールの言うとおりだが……ジールは、今日のアースを見て、ただすごいと感じただけなのだろうか?
「……ジールは、今日のアースを見て、すごいと感じただけなのか?」
俺が少しためらいがちに、そう聞くと、ジールは穏やかな笑みを浮かべながら頷いた。
「そういうことっスか。殿下が俺に聞きたいのは、アースと同じ魔導士として今日のアースに嫉妬や焦りを感じなかったか、ということで間違いないッスか?」
なんてことなさそうにジールはそういったが、その言葉は俺の胸に深く突き刺さった。
……そうか、俺は今日のアースを見て、いつでも先を行くアースを見て、焦りを覚えるのと同時に嫉妬していたのか。いや、自分でも気づいていただろうに。こんなみっともない感情を持っているのは俺だけではないと、それを確かめるために魔導士のジールのもとを訪ねたのだ。……まったく、自分が嫌いになりそうだ。
「………すまない、ジール。俺、ジールに失礼なことを聞いたよな。そういう感情を抱いているのが自分だけではないと、確かめて安心したかったんだ。自分勝手で、本当にすまない。」
俺がそういうと、ジールはお茶をゆっくりと飲み干した後、静かに立ち上がって俺の座っているソファーにゆっくりと腰を掛けた。
今日は、アースがローウェルの魔力回路を回復させた。今まで不可能とされてきた魔力回路を回復させたことは、本当にすごいと思った。だけど、俺がそれ以上に感動したのはアースの魔法の多彩さだ。回復力を高めるための水の羽衣、患部を詳しく見るための氷鏡、そしてもはや芸術の域に達しているのではないかと思えるほどの美しさを放っていた、清属性による上級水回復魔法。「魔法とはこういうものだ」と、直接訴えかけられるような衝撃を受けた。
……しかし、感動を覚えたのと同時に、なぜだかものすごく胸がざわついた。これは1人で抱えていては、良くない方向に感情が向いてしまうのではないかと考えて、俺はその夜、側近の1人を訪ねることにした。
部屋の前につきノックをすると、メイドが扉を開いた。
「ジールと今から話せるだろうか? 話せるのなら、少し部屋に入って話したいと伝えてくれるか?」
「かしこまりました。ジール様は、先程入浴を済ませて、今は自学をしておられます。少々お待ちください。」
メイドはそういうと、機敏な動きで中に下がっていった。
うん、本来はこのように部屋の中のメイドが扉の開け閉めをしたり、茶の準備をしたりするのだ。どこかの誰かのように自分で扉を開けて、茶の準備をするようなことを普通はしない。……アースは、人に世話されるのがあんまり好きじゃないようだ。自分でできることは自分でしてしまうことが多い。
そんなことを考えていると、先程のメイドが戻ってきて俺を部屋の中へ通した。
部屋の中を見た瞬間、訪ねる部屋を間違えたのかと思うほどの植物の量に驚いた。そういえば、ジールは樹との親和性を高めるために領地の一部で植物の栽培を行っていると言っていたな。この部屋の中の植物も樹との親和性を高めるための趣味の一環なのだろう。
「お疲れ様ッス、殿下。どうしたんッスんか、側近の部屋の視察ッスか?」
ジールは、いつもの人懐っこい笑顔でそう問いかけてきた。ジールのそばには、開きかけの魔法基礎論の教科書があった。……ジールも今日の一件で、何か思うことがあったのかもしれないな。
「急にすまないな、ジール。視察というわけではなく、ジールと少し話がしたかったんだ。」
「なるほど。俺でよければいつでもウェルカムッスよ。」
ジールはそういうと、片手を挙げてメイドに合図した。
メイドはすぐにお茶の準備をして、素早く部屋から出ていった。
「ありがとう。……いい香りのお茶だな。ジールの好きそうなお茶だ。」
「そういってもらえると嬉しいッス。最近ハマっているクラボの実のお茶っスよ。」
爽やかな柑橘系の香りが部屋の中に漂っている。
ジールはこういうフルーティーなお茶を好んで飲んでいる。
「魔導士クラブはどんな感じだ? アースと見に行ったが、訓練をしている者が騎士クラブよりも少ないと感じたが……。」
「ああ、まあそれは仕方がないッスよ。この国は魔道具開発が盛んッス。いわゆる戦闘を得意とする魔導士よりも、魔導具の開発等を行う魔道具士を志望する人が結構いるんッスよ。同じ魔導士クラブでも、訓練を行っている者は半分くらいで、もう半分は併設されている研究棟のほうにいるッスよ。」
「なるほどな。」
確かに、この国では他の国よりも魔道具士になりたがる者が多い。魔道具研究に対する支援も潤沢だし、なにより有用な魔道具を開発すれば名誉や金がわんさか入ってくるからな。命の危険がある魔導士よりも、魅力的だと感じる者が多くても不思議ではない。そのお陰で、この国が発展しているので、何も否定されるようなことではない。しかし、その弊害として魔導士の質が年々低下するという頭の痛い問題を抱えているわけだが……。
「魔導士といえば、今日のアースはすごかったッスね。上級回復魔法はもちろんのこと、あの水の羽衣や氷の鏡はおそらく上級補助魔法の一種ッスね。まったく、アースには驚かされてばかりッスね。」
「あれも上級魔法の一つなのか? すごく画期的だとは思っていたが……。」
「効果や使用魔力か量からして、上級補助魔法と考えて差し支えないッスよ。むしろ、あれで初級や中級魔法だったら恐怖ッスよ。」
「………ああ、確かにそうだな。」
ジールは、肩をすくめておどけたように笑った。確かにジールの言うとおりだが……ジールは、今日のアースを見て、ただすごいと感じただけなのだろうか?
「……ジールは、今日のアースを見て、すごいと感じただけなのか?」
俺が少しためらいがちに、そう聞くと、ジールは穏やかな笑みを浮かべながら頷いた。
「そういうことっスか。殿下が俺に聞きたいのは、アースと同じ魔導士として今日のアースに嫉妬や焦りを感じなかったか、ということで間違いないッスか?」
なんてことなさそうにジールはそういったが、その言葉は俺の胸に深く突き刺さった。
……そうか、俺は今日のアースを見て、いつでも先を行くアースを見て、焦りを覚えるのと同時に嫉妬していたのか。いや、自分でも気づいていただろうに。こんなみっともない感情を持っているのは俺だけではないと、それを確かめるために魔導士のジールのもとを訪ねたのだ。……まったく、自分が嫌いになりそうだ。
「………すまない、ジール。俺、ジールに失礼なことを聞いたよな。そういう感情を抱いているのが自分だけではないと、確かめて安心したかったんだ。自分勝手で、本当にすまない。」
俺がそういうと、ジールはお茶をゆっくりと飲み干した後、静かに立ち上がって俺の座っているソファーにゆっくりと腰を掛けた。
361
あなたにおすすめの小説
【8話完結】いじめられっ子だった俺が、覚醒したら騎士団長に求愛されました
キノア9g
BL
いじめられ続けた僕は、ある日突然、異世界に転移した。
けれど、勇者として歓迎されたのは、僕を苦しめてきた“あいつ”の方。僕は無能と決めつけられ、誰からも相手にされなかった。
そんな僕に手を差し伸べてくれたのは、冷酷と恐れられる騎士団長・ジグルドだった。
なのに、あいつの命令で、僕は彼に嘘の告白をしてしまう――「ジグルドさんのことが、好きなんです」
それが、すべての始まりだった。
あの日から彼は、僕だけをまっすぐ見つめてくる。
僕を守る手は、やさしく、強くて、どこまでも真剣だった。
だけど僕には、まだ知られていない“力”がある。
過去の傷も、偽りの言葉も超えて、彼の隣にいてもいいのだろうか。
これは、いじめられっ子の僕が“愛されること”を知っていく、嘘と覚醒の物語。
全8話。
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
アイドルくん、俺の前では生活能力ゼロの甘えん坊でした。~俺の住み込みバイト先は後輩の高校生アイドルくんでした。
天音ねる(旧:えんとっぷ)
BL
家計を助けるため、住み込み家政婦バイトを始めた高校生・桜井智也。豪邸の家主は、寝癖頭によれよれTシャツの青年…と思いきや、その正体は学校の後輩でキラキラ王子様アイドル・橘圭吾だった!?
学校では完璧、家では生活能力ゼロ。そんな圭吾のギャップに振り回されながらも、世話を焼く日々にやりがいを感じる智也。
ステージの上では完璧な王子様なのに、家ではカップ麺すら作れない究極のポンコツ男子。
智也の作る温かい手料理に胃袋を掴まれた圭吾は、次第に心を許し、子犬のように懐いてくる。
「先輩、お腹すいた」「どこにも行かないで」
無防備な素顔と時折見せる寂しげな表情に、智也の心は絆されていく。
住む世界が違うはずの二人。秘密の契約から始まる、甘くて美味しい青春ラブストーリー!
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する幼少中高大院までの一貫校だ。しかし学校の規模に見合わず生徒数は一学年300人程の少人数の学院で、他とは少し違う校風の学院でもある。
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
-----------------------------------------
0時,6時,12時,18時に2話ずつ更新
『アルファ拒食症』のオメガですが、運命の番に出会いました
小池 月
BL
大学一年の半田壱兎<はんだ いちと>は男性オメガ。壱兎は生涯ひとりを貫くことを決めた『アルファ拒食症』のバース性診断をうけている。
壱兎は過去に、オメガであるために男子の輪に入れず、女子からは異端として避けられ、孤独を経験している。
加えてベータ男子からの性的からかいを受けて不登校も経験した。そんな経緯から徹底してオメガ性を抑えベータとして生きる『アルファ拒食症』の道を選んだ。
大学に入り壱兎は初めてアルファと出会う。
そのアルファ男性が、壱兎とは違う学部の相川弘夢<あいかわ ひろむ>だった。壱兎と弘夢はすぐに仲良くなるが、弘夢のアルファフェロモンの影響で壱兎に発情期が来てしまう。そこから壱兎のオメガ性との向き合い、弘夢との関係への向き合いが始まるーー。
☆BLです。全年齢対応作品です☆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる