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第三章 ウェルカムキャンプ編
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ケシキレオンを察知する方法は2つだ。
まずは、俺の近距離感知だ。範囲は狭いが、ケシキレオンの攻撃を受ける前に感知することができる。
それからもう1つは、キルの「気」を感じる感知方法だ。どちらも、ケシキレオンを完璧に察知することができるため、感知・防御と攻撃の役割分担をすれば攻略ができるはずだ。
「アースは感知と防御に専念してくれ。俺が斬る。」
「了解。」
キルも同じ考えだったようだ。
俺は感知をつかい、ケシキレオンを探した。かすかな反応を感じる。しかし、微弱な反応さえあれば十分だ。
「俺の真後ろ。距離1メートル。」
その瞬間、キルがすさまじい勢いで剣を薙ぎ払った。
「グエエエ」という気色の悪い叫び声と共に、ぼとりと重いものが地面に落ちた音がした。
見ると、ケシキレオンの腕が落ちていた。そして、空中で血液が滴っていた。初見で見ると奇妙な光景だが、状況を分かっている俺達からすると詰みの状況だ。どうやら、体液まで透過することはできないらしい。
『氷槍』
俺はケシキレオンに向かって氷の槍を飛ばした。空中で氷がはじけ飛び、直撃は回避されているらしい。
しかし、俺の魔法に気をとられていると、見失ってしまう。
剣が風を切る音と共に透明化が解除されたケシキレオンの体が真っ二つとなって、地面に落ちた。
すると、同時に「グオオオ!」という雄叫びと共に。グランデヒヒの巨大な体が地面に倒れ込むのが見えた。
「どうやら、あちらも終わったようだな。」
「うん、そうだね。やっぱり、皆がそろうと心強いね。」
「ああ、そうだな。……予定には全くなかったが、あの時の借りを返すことができたな。」
キルはあの時のことを相当気にしている。俺が傷を負ったことや他のみんなを危険にさらしたこと、もろもろを含めてキルの心に相当の負担を強いた出来事だ。
「うん……アルベルト殿下に報告して、たくさん褒めてもらおうよ。」
「……兄上は、褒めてはくれないだろうな。」
キルはそういいながらも、つきものが取れたように自然な笑顔で笑いかけてくれた。
ここまで自然な笑顔は、貴族院に入学してから初めてかもしれないな。
「おーい! お疲れ様ッス!」
グランデヒヒを倒し終えたジールとキースが、俺達の元へと戻ってきた。
2人とも大きな傷は無いようだ。本当に頼もしいな。
「2人もよく倒してくれたな。流石だ。」
「ありがとうございます、殿下。」
「殿下とアースも流石ッスね。2体も倒してしまったんッスから! 俺たちの方は、グランデヒヒと結構相性がよかったッスから、大きなけがもなく倒せたんッスよ。」
確かに、グランデヒヒは力は強く耐久力はあるが、手数の多いジールの無尽蔵の木属性攻撃とは相性が悪いだろうな。そのすきを、キースの素早い攻撃で仕留めれたというところかな。
「ああ、2人のおかけでこちらも倒すことができた。みんな、本当にありがとう。……それで、アース。森の周囲の状況はどうだ?」
森の周囲にはC級相当の魔物が大量に発生していたのだ。
被害がありそうなら、すぐにでも駆けつけるべきだ。俺は広範囲の感知を展開し、周囲の様子を探った。
「……魔物の数はかなり減っているみたいだね。あと少しで、討伐が終わりそうだ。」
「そうか、ひとまず安心だな。しかし、怪我を負っているものがいるかもしれない。戦闘後で悪いが、回復魔法の使えるアースには回復をお願いしたい。」
「もちろん。少し休憩したら、森の周辺の様子を見に行こう。」
俺の提案にキルは頷いた。
魔力もまだあるし、軽い回復魔法なら複数人の回復できるだろう。
ッとその前に、氷の壁の外側にいるローウェルの様子を確認しよう。
俺が氷の壁を解除しようとしたその時、大量の魔力が近くで膨れ上がるのを感じた。
まずは、俺の近距離感知だ。範囲は狭いが、ケシキレオンの攻撃を受ける前に感知することができる。
それからもう1つは、キルの「気」を感じる感知方法だ。どちらも、ケシキレオンを完璧に察知することができるため、感知・防御と攻撃の役割分担をすれば攻略ができるはずだ。
「アースは感知と防御に専念してくれ。俺が斬る。」
「了解。」
キルも同じ考えだったようだ。
俺は感知をつかい、ケシキレオンを探した。かすかな反応を感じる。しかし、微弱な反応さえあれば十分だ。
「俺の真後ろ。距離1メートル。」
その瞬間、キルがすさまじい勢いで剣を薙ぎ払った。
「グエエエ」という気色の悪い叫び声と共に、ぼとりと重いものが地面に落ちた音がした。
見ると、ケシキレオンの腕が落ちていた。そして、空中で血液が滴っていた。初見で見ると奇妙な光景だが、状況を分かっている俺達からすると詰みの状況だ。どうやら、体液まで透過することはできないらしい。
『氷槍』
俺はケシキレオンに向かって氷の槍を飛ばした。空中で氷がはじけ飛び、直撃は回避されているらしい。
しかし、俺の魔法に気をとられていると、見失ってしまう。
剣が風を切る音と共に透明化が解除されたケシキレオンの体が真っ二つとなって、地面に落ちた。
すると、同時に「グオオオ!」という雄叫びと共に。グランデヒヒの巨大な体が地面に倒れ込むのが見えた。
「どうやら、あちらも終わったようだな。」
「うん、そうだね。やっぱり、皆がそろうと心強いね。」
「ああ、そうだな。……予定には全くなかったが、あの時の借りを返すことができたな。」
キルはあの時のことを相当気にしている。俺が傷を負ったことや他のみんなを危険にさらしたこと、もろもろを含めてキルの心に相当の負担を強いた出来事だ。
「うん……アルベルト殿下に報告して、たくさん褒めてもらおうよ。」
「……兄上は、褒めてはくれないだろうな。」
キルはそういいながらも、つきものが取れたように自然な笑顔で笑いかけてくれた。
ここまで自然な笑顔は、貴族院に入学してから初めてかもしれないな。
「おーい! お疲れ様ッス!」
グランデヒヒを倒し終えたジールとキースが、俺達の元へと戻ってきた。
2人とも大きな傷は無いようだ。本当に頼もしいな。
「2人もよく倒してくれたな。流石だ。」
「ありがとうございます、殿下。」
「殿下とアースも流石ッスね。2体も倒してしまったんッスから! 俺たちの方は、グランデヒヒと結構相性がよかったッスから、大きなけがもなく倒せたんッスよ。」
確かに、グランデヒヒは力は強く耐久力はあるが、手数の多いジールの無尽蔵の木属性攻撃とは相性が悪いだろうな。そのすきを、キースの素早い攻撃で仕留めれたというところかな。
「ああ、2人のおかけでこちらも倒すことができた。みんな、本当にありがとう。……それで、アース。森の周囲の状況はどうだ?」
森の周囲にはC級相当の魔物が大量に発生していたのだ。
被害がありそうなら、すぐにでも駆けつけるべきだ。俺は広範囲の感知を展開し、周囲の様子を探った。
「……魔物の数はかなり減っているみたいだね。あと少しで、討伐が終わりそうだ。」
「そうか、ひとまず安心だな。しかし、怪我を負っているものがいるかもしれない。戦闘後で悪いが、回復魔法の使えるアースには回復をお願いしたい。」
「もちろん。少し休憩したら、森の周辺の様子を見に行こう。」
俺の提案にキルは頷いた。
魔力もまだあるし、軽い回復魔法なら複数人の回復できるだろう。
ッとその前に、氷の壁の外側にいるローウェルの様子を確認しよう。
俺が氷の壁を解除しようとしたその時、大量の魔力が近くで膨れ上がるのを感じた。
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