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第三章 ウェルカムキャンプ編
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澄み渡る青空、広がる大草原、肌をなで心地いい風!
俺達は今、休暇をもらってとある隠れた人気スポットで自然浴を楽しんでいる。
というのも、アルベルト殿下に勧められたのが事の発端だ。
ナレハテとの戦闘の後、俺はどうやら2週間ほど眠っていたらしい。阿修羅丸の力を使った代償だから、仕方のないことだ。
キルを通じて阿修羅丸がしっかりと説明してくれていたようで、俺が目を覚まさないことはあまり大事になっておらず、俺が目を覚ますと事務連絡のように方々に連絡がいったようだった。
目を覚ますと、キルを始め側近のみんなや兄上が俺を取り囲むように側にいてくれた。
「おい、アース! 俺様、しっかりと説明してやったぜ。スイーツのある店に連れていけ!」
「阿修羅丸。俺が毎日のように連れて行ってやってるだろ。アースは目を覚ましてばかりなんだ、少し休ませてやれ。」
キルはそういいながら、俺の腹の上でふんぞり返っている阿修羅丸抱きかかえ、ジールに渡した。
「アース、目覚めて本当によかった。眠っているだけだとわかってはいたが、やはり心配だった。」
「うん、心配かけてごめんね。このとおり、すごくお腹が減っていることくらいは問題ないよ。」
「そうか、すぐに消化のいいものを準備させるな。本当によかった。」
俺は他のみんなにもお礼を言って、キルの指示で準備された食事を美味しくいただいた。
そして、みんなからあれからの報告を聞いた。
生徒達には大きな被害はなく、魔物の対応した騎士や魔導士たちも軽症者しか出なかったとのことだ。
アルベルト殿下の指揮の下、出現した魔物たちは全て討伐され、ナレハテを含めた上級魔物たちの死亡もしっかりと確認されたとのことだ。
よかった……みんなに大きな被害がなくて本当によかった。
ナレハテが出現したのは、俺に執着していたからだ。俺がみんなを巻き込んだ形になる。
みんなに被害がなくて、本当によかったよ……。
すると、扉がノックされアルベルト殿下とその側近の皆さんが入室してきた。
「アース、息災か?」
「おかげさまで、特段異常はございません。様々ご配慮いただき、ありがとうございました。」
「お前が無事なら安いものだ。報告はキルたちから聞いているな?」
「はい。」
「今回は、よく戦ってくれた。お前のおかげで、被害が最小限に済んだ。改めて、感謝する。」
「もったいないお言葉です。」
元は俺がまいた種だ。
結果的には大きな被害は出なかったけど、これからは気を付けていかないと。
「アース。キルとその側近を含めて、少しではあるが休暇を言い渡す。見えぬ疲労がたまっていることだろう。特に希望がないなら、俺のおすすめの場所で自然浴を楽しんでくれ。場所は、キルが知っている。」
「可分なご配慮痛み入ります。それでは、お言葉に甘えさせていただきます。」
「ああ。しっかり休んでくれ。」
アルベルト殿下は優しげな表情でふっと笑うと、側近と共に部屋をあとにした。
「アース、身体が辛いようならここで静養ということにしてほしいのだが……。」
「ううん、大丈夫だよ。アルベルト殿下のおすすめの所なら、是非行ってみたいな。」
「わかった。じゃあ、明後日出発ということでいいか?」
「うん、それでお願い!」
俺がそういうと、キルは穏やかな表情でうなずいた。
すると、ローウェルが何かに気づいたように顔をあげた。
「そういえば、アースは馬に乗れるのか?」
「馬? 乗ったことないけど……どうして?」
「今行くことがきまったところには、日程や楽しみ方の関係で乗馬が必須になるんだよ。俺たちは家や初学院の授業で経験しているが……乗馬経験がないなら、誰かにのせてもらわないといけないな。」
ふむふむ。
よくわからないけど、乗馬ができないと楽しむことができないようだ。
俺は、前世も含めて乗馬の経験がない。おそらく、ぶっつけ本番でやってできるようなものではないだろう。
「よし。護衛の観点からも、主の馬に同乗させてもらった方が良いだろうな。どうでしょうか、主?」
「な!」
ローウェルがキルに話を振ると、キルは一瞬何を言われたのかわからないとばかりに硬直した後に、頬を少し染めながらローウェルを睨みつけた。
「……アースがいいなら、俺は構わない。」
「だそうだけど、アースはどうだ?」
「……へ? 俺も、キルがいいなら大丈夫だ、よ?」
「なら決まりだな。もう遅い時間だし、今日は解散にしようぜ。各自、明後日に向けて、体調を万全にしておくように。あ、主はこの部屋で休みますか?」
「……うるさい。さっさと、行くぞ。」
キルは静かに「おやすみ」と口にした後、ローウェルを引きずりながら部屋をあとにした。
俺達は今、休暇をもらってとある隠れた人気スポットで自然浴を楽しんでいる。
というのも、アルベルト殿下に勧められたのが事の発端だ。
ナレハテとの戦闘の後、俺はどうやら2週間ほど眠っていたらしい。阿修羅丸の力を使った代償だから、仕方のないことだ。
キルを通じて阿修羅丸がしっかりと説明してくれていたようで、俺が目を覚まさないことはあまり大事になっておらず、俺が目を覚ますと事務連絡のように方々に連絡がいったようだった。
目を覚ますと、キルを始め側近のみんなや兄上が俺を取り囲むように側にいてくれた。
「おい、アース! 俺様、しっかりと説明してやったぜ。スイーツのある店に連れていけ!」
「阿修羅丸。俺が毎日のように連れて行ってやってるだろ。アースは目を覚ましてばかりなんだ、少し休ませてやれ。」
キルはそういいながら、俺の腹の上でふんぞり返っている阿修羅丸抱きかかえ、ジールに渡した。
「アース、目覚めて本当によかった。眠っているだけだとわかってはいたが、やはり心配だった。」
「うん、心配かけてごめんね。このとおり、すごくお腹が減っていることくらいは問題ないよ。」
「そうか、すぐに消化のいいものを準備させるな。本当によかった。」
俺は他のみんなにもお礼を言って、キルの指示で準備された食事を美味しくいただいた。
そして、みんなからあれからの報告を聞いた。
生徒達には大きな被害はなく、魔物の対応した騎士や魔導士たちも軽症者しか出なかったとのことだ。
アルベルト殿下の指揮の下、出現した魔物たちは全て討伐され、ナレハテを含めた上級魔物たちの死亡もしっかりと確認されたとのことだ。
よかった……みんなに大きな被害がなくて本当によかった。
ナレハテが出現したのは、俺に執着していたからだ。俺がみんなを巻き込んだ形になる。
みんなに被害がなくて、本当によかったよ……。
すると、扉がノックされアルベルト殿下とその側近の皆さんが入室してきた。
「アース、息災か?」
「おかげさまで、特段異常はございません。様々ご配慮いただき、ありがとうございました。」
「お前が無事なら安いものだ。報告はキルたちから聞いているな?」
「はい。」
「今回は、よく戦ってくれた。お前のおかげで、被害が最小限に済んだ。改めて、感謝する。」
「もったいないお言葉です。」
元は俺がまいた種だ。
結果的には大きな被害は出なかったけど、これからは気を付けていかないと。
「アース。キルとその側近を含めて、少しではあるが休暇を言い渡す。見えぬ疲労がたまっていることだろう。特に希望がないなら、俺のおすすめの場所で自然浴を楽しんでくれ。場所は、キルが知っている。」
「可分なご配慮痛み入ります。それでは、お言葉に甘えさせていただきます。」
「ああ。しっかり休んでくれ。」
アルベルト殿下は優しげな表情でふっと笑うと、側近と共に部屋をあとにした。
「アース、身体が辛いようならここで静養ということにしてほしいのだが……。」
「ううん、大丈夫だよ。アルベルト殿下のおすすめの所なら、是非行ってみたいな。」
「わかった。じゃあ、明後日出発ということでいいか?」
「うん、それでお願い!」
俺がそういうと、キルは穏やかな表情でうなずいた。
すると、ローウェルが何かに気づいたように顔をあげた。
「そういえば、アースは馬に乗れるのか?」
「馬? 乗ったことないけど……どうして?」
「今行くことがきまったところには、日程や楽しみ方の関係で乗馬が必須になるんだよ。俺たちは家や初学院の授業で経験しているが……乗馬経験がないなら、誰かにのせてもらわないといけないな。」
ふむふむ。
よくわからないけど、乗馬ができないと楽しむことができないようだ。
俺は、前世も含めて乗馬の経験がない。おそらく、ぶっつけ本番でやってできるようなものではないだろう。
「よし。護衛の観点からも、主の馬に同乗させてもらった方が良いだろうな。どうでしょうか、主?」
「な!」
ローウェルがキルに話を振ると、キルは一瞬何を言われたのかわからないとばかりに硬直した後に、頬を少し染めながらローウェルを睨みつけた。
「……アースがいいなら、俺は構わない。」
「だそうだけど、アースはどうだ?」
「……へ? 俺も、キルがいいなら大丈夫だ、よ?」
「なら決まりだな。もう遅い時間だし、今日は解散にしようぜ。各自、明後日に向けて、体調を万全にしておくように。あ、主はこの部屋で休みますか?」
「……うるさい。さっさと、行くぞ。」
キルは静かに「おやすみ」と口にした後、ローウェルを引きずりながら部屋をあとにした。
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