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仮面が外れました
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私の名前は、ジョゼフィーネ・アンサンブル元侯爵令嬢です。ここサンタナ辺境伯爵領に来て、3ヶ月になります。
昨日、結婚式をして、初夜を旦那様と過ごしました。朝まで放して貰えなかったので、今、昼頃になってしまっています。
(大変です。寝坊をするなんて、妻失格です)
呼び鈴で侍女達が私の世話をしに入ったのですが、何故か皆、見事に固まってしまっています。
(どうしたのでしょう?)
「あの、どちら様でしょうか?」
(おかしな事を聞きますね?ここは夫婦の寝室です。妻の私が分からないのかしら?きっと目が悪いのね)
「あのう、奥様でいらっしゃいますか?仮面がないのでわからないのですが」
侍女頭のシーラが尋ねてきました。
「えっ、鏡を持ってきて下さい」
私は、鏡に映る自分の顔を見ました。最後に見たのは3年前の15才の時でした。
(そう、確かにこんな顔でしたね。3年も見てなかったから忘れそうでしたわ)
「仮面がとれたのですね。驚かせましたね。改めまして、私がジョゼフィーネ・アンサンブルです。これからも宜しくね」
私が頭をさげると慌てて侍女達が止めました。
(別にこれくらい問題ありませんのにね)
直ぐ様、理解した様に身支度を手伝ってくれました。皆様とても優秀ですわ。
さて、お腹も空いたので何か口にしましょう。
(旦那様は、いらっしゃるかしら)
食堂に行くと旦那様がいました。さっきから使用人達も振り返って見られたけど、私の顔が変なのかしら?後で、旦那様に確認しないとね。
(あら、旦那様がいましたわ。おや、真っ赤になって固まっていらっしゃいますね。何かのご病気かしら。後で、お医者様をお呼びしないと)
「遅くなって申し訳なありません。全身何故か痛いので、お食事の後、少しお話があるのですがお時間を頂けないでしょうか」
私の言葉に周りから「クスクス」と小さな笑い声が聞こえますね。でも旦那様は、まだ固まっていますし、全身茹で蛸みたいになってますね。しかも、魚の様に口をパクパクさせていますわ。
(やはり、ご病気かしら?早く、お医者様を呼ばなくては)
「モーリスさん、旦那様がご病気見たいなので、お医者様をお願いします」
その言葉に、食堂にいた全員が一斉に吹き出した。
(一体、何がそんなに可笑しいのかしら?私は旦那様の心配をしているだけなのに)
首を傾げて、不思議に思っていると
「奥様、旦那様はご病気ではありません」
その言葉にまた、皆様はお腹を抱えて笑い出しました。
「なっ、モーリス私より先にジョゼフィーネと話すな」
「何を子供じみた事を仰有っているのです。私は家令ですので、必然、会話はありますよ。指示を仰がなくてはいけませんしね」
初老の家令・モーリスが答えた。
「とりあえず、食事にしよう。体は大丈夫か?」
私をエスコートして、座るよう促したんですが、ここですか?
(えっ、ここに座るんですか?旦那様、は…恥ずかし過ぎます)
私を横抱きにし膝の上に乗せ、昼食を食べる事になってしまった。勿論、「あーん」と口を開けさせられました。
(皆が生暖かい視線で見ている。何の拷問ですか)
せっかくの美味しい食事がきちんと味わえません。
『ジョゼフィーネは、可愛いね』
時々、旦那様は私に耳打ちします。近いんですけど、恥ずかしいので、やめて下さい。心臓がドキドキします。私も何かの病気でしょうか?
こんなやり取りで、新婚生活が始まりました。
昨日、結婚式をして、初夜を旦那様と過ごしました。朝まで放して貰えなかったので、今、昼頃になってしまっています。
(大変です。寝坊をするなんて、妻失格です)
呼び鈴で侍女達が私の世話をしに入ったのですが、何故か皆、見事に固まってしまっています。
(どうしたのでしょう?)
「あの、どちら様でしょうか?」
(おかしな事を聞きますね?ここは夫婦の寝室です。妻の私が分からないのかしら?きっと目が悪いのね)
「あのう、奥様でいらっしゃいますか?仮面がないのでわからないのですが」
侍女頭のシーラが尋ねてきました。
「えっ、鏡を持ってきて下さい」
私は、鏡に映る自分の顔を見ました。最後に見たのは3年前の15才の時でした。
(そう、確かにこんな顔でしたね。3年も見てなかったから忘れそうでしたわ)
「仮面がとれたのですね。驚かせましたね。改めまして、私がジョゼフィーネ・アンサンブルです。これからも宜しくね」
私が頭をさげると慌てて侍女達が止めました。
(別にこれくらい問題ありませんのにね)
直ぐ様、理解した様に身支度を手伝ってくれました。皆様とても優秀ですわ。
さて、お腹も空いたので何か口にしましょう。
(旦那様は、いらっしゃるかしら)
食堂に行くと旦那様がいました。さっきから使用人達も振り返って見られたけど、私の顔が変なのかしら?後で、旦那様に確認しないとね。
(あら、旦那様がいましたわ。おや、真っ赤になって固まっていらっしゃいますね。何かのご病気かしら。後で、お医者様をお呼びしないと)
「遅くなって申し訳なありません。全身何故か痛いので、お食事の後、少しお話があるのですがお時間を頂けないでしょうか」
私の言葉に周りから「クスクス」と小さな笑い声が聞こえますね。でも旦那様は、まだ固まっていますし、全身茹で蛸みたいになってますね。しかも、魚の様に口をパクパクさせていますわ。
(やはり、ご病気かしら?早く、お医者様を呼ばなくては)
「モーリスさん、旦那様がご病気見たいなので、お医者様をお願いします」
その言葉に、食堂にいた全員が一斉に吹き出した。
(一体、何がそんなに可笑しいのかしら?私は旦那様の心配をしているだけなのに)
首を傾げて、不思議に思っていると
「奥様、旦那様はご病気ではありません」
その言葉にまた、皆様はお腹を抱えて笑い出しました。
「なっ、モーリス私より先にジョゼフィーネと話すな」
「何を子供じみた事を仰有っているのです。私は家令ですので、必然、会話はありますよ。指示を仰がなくてはいけませんしね」
初老の家令・モーリスが答えた。
「とりあえず、食事にしよう。体は大丈夫か?」
私をエスコートして、座るよう促したんですが、ここですか?
(えっ、ここに座るんですか?旦那様、は…恥ずかし過ぎます)
私を横抱きにし膝の上に乗せ、昼食を食べる事になってしまった。勿論、「あーん」と口を開けさせられました。
(皆が生暖かい視線で見ている。何の拷問ですか)
せっかくの美味しい食事がきちんと味わえません。
『ジョゼフィーネは、可愛いね』
時々、旦那様は私に耳打ちします。近いんですけど、恥ずかしいので、やめて下さい。心臓がドキドキします。私も何かの病気でしょうか?
こんなやり取りで、新婚生活が始まりました。
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