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対策を立てましょう
しおりを挟む隣領バスク地区の修道院に行く5日前
ーーーーーーーーーーーーーー
「セリ先生、体調はどうですか?お腹の具合は大丈夫ですか?」
「リリア様。大丈夫です。お腹の中でよく動いてくれます。
リリア様が行かれるまで一週間を切りましたね。
デリスさんの騒動から9日ですが、特に誰も何も言って来ないですね。
あんなに大変なことが起こったって言うのに…。」
「そうですね。多分デリス単体で起こした行動にしては無理がありすぎます。
おおかたケントお兄様の差金でしょう。
私をこの屋敷から出すために多少手洗い真似をしても良いなど煽ったのでしょう。
向こうも下手に動くと裏を掴まれるのでしょうね。
デリスの問題から、実の妹に魔契約を交わしたことも世間に知れ渡れば、
たとえ相手がどうしようもないと認定されている私であっても都合が悪いわ。」
「なるほど。」
「かと言ってデリスの待遇も悩ましいのでしょうね。
実害を被ったセリ先生や私、リタさんが処分を要求するならすぐ消されかねないけど、
今の時点ではお兄様にはどうしようもできないわ。
デリスをどうにかするなら、口封じに私たちも消さなければならないでしょう。
それはさらに事が大きくなりすぎるわ。
やるなら私が修道院に行ってからの話になるでしょう。
セリ先生やリタさんを何処か安全な場所に移ってもらわないといけないのですが、
本当にごめんなさい。
力もないのにあなた方を巻き込んでしまい。どう償えば良いのか…。」
と言いながら部屋のあちこちに置いてある高価な持ち運びやすい美術品や宝石類をまとめている。
「リリちゃん!セリちゃん!待たせたね!今帰ってきたよ!」
とリタさんが屋敷に入ってきた。
「リタさん、この9日間大丈夫でしたか?心配でした。
リタさんは本家にまで行っていただいて。おかげでこちらは平穏に過ごせていました。」
「そうかい!なら良かったよ!
二、三日リリちゃんの兄さんとやらと執事から問い詰められてたけど
こっちも聞きたいことは山ほどあるんだよって睨み聞かせたらまあまあ大人しくなってね。
でも、リリちゃんの親族にケチつけるわけじゃないけど、あのお兄さん厄介だね。
それにあの執事も何だか匂うやつだね。
だからね、セリちゃんを連れてちょっと隠れて暮らせるところ確保してきたよ。あいつらから絶対手を出せないところだ!」
「ひどいことはされていませんか?」
「ああ、大丈夫だよ。あたしもちょっといい意味で後ろに色々あるからね。
ああ、この期間にあの馬鹿旦那も別れてきた。
もうあの馬鹿は必要無くなったからね。この時期に本当ついていたよ。」
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