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謁見
しおりを挟む「国王陛下、ロイーズ・セント・ノイズ様の謁見でございます。」
「…。通せ。」
「はい。さあ、こちらに。」
ロイは颯爽と歩き、国王の前で優雅にひざまずいた。
「この度はお忙しい中、謁見を許可していただき、誠に幸せです。ご機嫌いかがでしょう、国王陛下。」
「…。そんな茶番は良い。本題はなんだ!」
王はわざとらしくロイを挑発するように発言する。
「過去、わたしは無謀な魔法を使用した為、国王陛下に、そして市民に多大な損害を与えてしまいました。
心から反省しております。
この度、世話になっている友人のビッツ家長男ラジオ・ビッツが取り仕切る土地にて事業を手伝う約束をしました。
己の利益でなく民の利益を優先するものです。
その事業を支えるために我が魔力を使っていただこうと考えております。
今現在、私には貴方様の魔力封じが効いております。
誠に勝手ではございますが、こお封じを解除して頂きたくお願いに参りました。」
ロイは堂々と王に伝えた。
「信用できん。またお前の尻拭いはごめんだ。帰れ。」
「国王陛下のお気持ちは痛いほど分かります。どうすれば信用していただけますか?」
ロイはひざまずいたまま聞く。
「そうだな。なら、お前がその似合わぬ服を全て脱いでから再度、我が姿にひざまずいてみよ。」
裸になり、ひざまずけと再度ロイを挑発したつもりだった。
これでロイは不機嫌になって悪態をついて帰るだろうと王は算段していた。
しかし、ロイは肩を揺らし始めた。
怒っているのかと思っていたが、笑っている。
「どうした。怒りすぎて気がおかしくなったか?」
「くっくっくっくっく…。私の裸でよろしいのですか?はっはっはっはっは。
私の裸一つで民の為になるのならいくらでも脱ぎましょう。とくとご覧ください。」
ロイは笑いながら国王陛下を見る。
そしてボタンひとつひと外して服を脱ぐ。
ずっと笑ったままだ。下着姿になっても笑っており、手を止めない。
むしろ安心した表情で脱ぎ続けている。
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