疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!

ミミリン

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その日起きた事 4

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デリスの攻撃に対して、
リリアも自分の魔力で結界を張ったがデリスの攻撃威力が大きすぎて衝撃に耐えるので精一杯だった。



「へえ、リリア様。あんたも割と魔力使いこなせてるじゃない。

その魔力の色やっぱりあの屋敷で結界を張ったのは妊婦のおばさんじゃなくてリリア様だったんだ。
ほっんと嫌な女。
さあ!どんどん行くよ!」


デリスはリリアに向けてどんどん魔力で攻撃する。リリアとロイで何とか攻防する。

「何よ。面白くないなあ。あっ!イイこと思いついた。」デリスは修道院をジロリと見た。

「デリス、何をする気?」

「リリア様の大切なものってあの修道院にい~っぱいあるのよね~?」と言いながら修道院目掛けて攻撃を出す。


「ちょっと!やめて!子供たちに何をするの!?」リリアがデリスの攻撃に自身の魔力を当てて打ち消した。

「へえ。子供がねえ。じゃあ、今頃怖がってるんだろうなあ。あれ?もしかしてあの妊婦のおばさんと雷のおばさんもいたりするのかな~?」デリスが面白がっている。

(どうしてそこまでデリスが分かっているの?ケントお兄様の仕業ね。なんてひどい…。)

「目的は私でしょう?私がアルバ家に帰ったら済む話じゃない。修道院は関係ないわ。」


「もう、どうでもいいわ。リリア様が絶望する姿見たくて仕方がないの!全部を持っている大嫌いなリリア様が泣き崩れる姿が見たいから!キャハハ!」何度も修道院目掛けて攻撃する。


次はロイが自分の魔力でデリスの攻撃に打ち当てて対応する。

「ロイ、残念だけど、デリスに話し合いは通じないみたい。もう、武力行使しかないわ。修道院を守りながらデリスに攻撃しましょう。命まで奪ってはダメよ。後々別の問題が生じるわ。弱らせるの。」


「難しいが、やってみよう。リリアは修道院への攻撃に対応してくれる?俺はデリスに攻撃する。」


「分かった。ロイ。ごめんね。ありがとう。」

「何でリリアが謝るんだよ。さあ、行くぞ!」

「ええ!」



「はあ~。イケメン王子と仲のいいところをそんなに見せつけたいの?やな女ね。じゃあ、私も潰しにかかるわよ!」
デリスが修道院とリリアへの攻撃をランダムに仕掛ける。


リリアは必死に結界を張り、デリスの攻撃が修道院に向かわないように防ぐ。

自分に直撃しそうな攻撃は自分の魔力を当てて攻撃を打ち砕く。

何かを守りながら攻撃をする手法を今までしっかり訓練出来ていなかったことを後悔していた。

ロイも同様で、自分にも攻撃魔法を仕掛けられるのでそれを避けるだけでなく地区にダメージを出さないよう打ち砕きながらデリスへの攻撃を行う。

時々リリアが防ぎきれない攻撃にも配慮しなければならない。二人とも実践経験が少ないことが仇となっていた。


お互い体力と魔力が消耗してくるのが分かっているだけに焦りも出てくる。

そのためミスも出てきて何発かデリスの攻撃が修道院に直撃してしまった。


子供たちはシェルターにいるし、ジルは結界が張れるのでこの位は対処できることが救いだった。
しかし、それもいつまで続けられるか分からない。



「フフフ。リリアお嬢様。ちょっとバテてきたんじゃありません?彼氏の方も。」

そう言うデリスも息が上がっている。



「ああ、私もバテてるって思ってるでしょ?一緒にしないでくださいね。あの方から秘密道具貰ってるんですよ。」
とデリスのポケットから何かを取り出して口にした。

(何かを飲んだ?)


「ああ…。魔力がみなぎる…。」そう言いながらデリスの体に更にアザが増えた。

体や顔の半分以上が黒くなっている。


「デリス!アザが広がってるわ!あなたそれが何か分かっているの?」

「何でもいいんです。さあ、戦いの続きをしましょう。」デリスの攻撃がまた始まった。


リリアは結界と攻撃を打ち砕く魔力で息切れし始めていた。

(くそ!何か変なもの飲んでから奴の魔力が戻ってるぞ。これは早めに決着をつけないと俺もリリアも持たないっ。)
ロイは素早く魔力でデリスに攻撃する。


デリスはアザのせいか冷静さを欠いておりリリアと修道院への攻撃に没頭している。


何発かロイの攻撃が当たっていたが

「この程度の攻撃なら痛くもないわ。」

と気に留めずリリアばかりを追っていた。



ロイはその状況を利用しようとしていた。
「最後に俺の残っている魔力全てをあの女に打ち当てる。相手が油断しているから大丈夫。至近距離まで近づいて…。」


ロイはデリスにジリジリと近づいた。

それをリリアは理解したので、わざと弱ったふりをして自分にデリスの意識を集中させるよう振る舞った。
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