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郁哉
それぞれの事情とそれぞれの想い。
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学生生活は順調に過ぎていく。
智充に紹介されたバイトは思った以上に居心地が良く、智充とも良好な関係が続いている。
そして、部屋が離れているせいで行き来することのなかった関係は、バイトを境にお互いの家に行き来する関係になっていく。
特に課題が無いせいでバイトのない日は時間を持て余すこともあり、なんとなく会う約束したのが始まり。
バイトの後に寄るのはバイト先から近い智充の家だったけど、バイトのない日には智充が僕の家に来るのが定番。
お互いに地元と離れ、地元に戻るつもりも帰る地元もない僕たちにとって、2人の関係は友人というよりも兄弟のような関係となっていった。
「郁哉は友達で連絡取りたい人とか、向こうに残ってないの?」
そう聞かれて思い出した顔が無かったわけじゃない。だけど連絡を取ったところで会いにいくことは無いと思えば連絡を取る気もなくなってしまう。
「こっち来る時にスマホ解約したしね」
「そうなの?
思い切ったことするね」
「だって親も引っ越したし、身内もいないから戻ることもないし。
連絡先、親と大学で知り合った人だけだよ」
そう言った僕に、「まぁ、自分も似たようなものだけどね」と言った智充の言葉に何か引っ掛かるものを覚えたけれど、その時は流してしまった。
その言葉の中にたくさんの意味が込められていたことに気付くのは楽しい時間の後。
お互いの家に行き来するようになり、試験勉強の時にはお互いの家に泊まり込み、そのままバイトに行ってどちらかの家に帰るなんて事も普通になった時に「お前ら、付き合ってるみたい」とバイト先の先輩に言われた。だけど「付き合うっていうより兄弟?」「だね、郁哉は友達よりも弟って感じかも」と真顔で答えた僕たちになぜか納得した顔をされる。
「なんで僕が弟?」
「え、小さいし」
「でも同級生だから双子でよくない?」
「双子でも兄と弟ってあるよね」
「まぁ、どっちでもいいんだけどね。
小さいのは確かだし」
そんなやり取りがあまりにも自然だとパートの女性が笑い「うちの子たちもそんな感じよ」と自分の息子の話を始める。
「じゃあ、長男は俺で」
と言ったのはさっき「付き合ってるみたい」と言った先輩で、その言葉と表情で何も考えずに思ったことを言っただけだと理解する。
本当は動揺していたんだ。
友人として過ごしてきたのに恋愛感情を向けられたせいで破綻した関係を覚えている僕は、智充の接し方にあの時のような熱を感じることはなかった。それなのに側から見るとそんなふうに写っているのかと不思議に思う。
それならば熱を感じるほどの晴翔の恋愛感情は、僕が思っているよりもたくさんの人たちが知っていたのかもしれない。
「じゃあ私は姉?」
「それなら私は妹で」
同じ大学の女の子と高校生の女の子がそう言うと「何人兄弟だよ」と誰かが言って笑う。
一人っ子だった僕にはたくさんの兄弟姉妹ができたようだ。
「でも本当、仲良いよね」
誰かが言ったその言葉に「環境が似てるからじゃないですか?」と言ったのは智充。
どちらも親元を離れ、地元を離れ、地元の人間関係を断ったせいで独りで過ごすことを覚悟した時に見つけた自分に似た存在。
智充はどんなふうに思っているのか聞いたことは無いけれど、少なくとも僕にとって智充の存在は救いだった。
「でもやっぱり智充君の方がお兄ちゃんみたいね。
さて、休憩はお終い。
仕事、仕事」
母のような顔でパートの女性が言うとそれぞれがそれぞれの持ち場に散っていった。
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
「郁哉さぁ、今日の付き合ってるって聞いてどう思った?」
話したいことがあると言われ、バイトの後で智充の部屋に寄ると少し緊張した様子の智充が話し出す。
目の前には智充が出してくれた麦茶が置かれていた。
何か深刻そうな雰囲気に僕まで緊張してしまう。帰り道でもいつもよりも口数の少なかった智充の欲しい答えが見つからず、素直に思ったままのことを口にする。
「別に、そんなふうに見えるのかなって不思議に思って驚いただけかな」
動揺したのは驚いたと表現して問題ないだろう。
「智充と別にベタベタしてるわけじゃないけど、一緒に過ごす時間が長いとそう見えるのかな?
確かにいつも一緒にいるしね」
「そっか、そうだよね」
応える智充の言葉はもっと違うことを言いたそうな響きがある。何か聞いた方がいいのかと思いながらも言葉が見つからず、どうしようかと思っていると僕の困惑に気付いたのか智充がもう一度口を開く。
「もしかしたらあんなふうに言われるの、俺のせいかもしれない」
そう言うと「郁哉だから信用して話すんだけど」とポツポツと話し出す。その話に少なからず衝撃を受けたのは自分と少しだけ似た境遇だったから。
もしかして、僕たちが仲良くなったのは自分と似たものを感じていたからなのかもしれない。
「俺さ、恋愛対象が同性なんだよね」
そう言って話し出した内容は僕の話と少しだけ似ていて、だけど全く違う話だった。
好きな人がいたこと。
それが幼馴染だったこと。
いつも側にいて、何をするにも一緒だった幼馴染にいつの頃からか恋愛感情を持つようになったこと。
ただ、幼馴染の彼には好きな相手がいたし、実らない恋を諦めて別の彼女を作ったりもしていたこと。
好きな子の話を聞き、実らない恋を慰め、彼女ができれば喜ぶ。
このままそんな風に続く関係に不満は無かった。ストレートな彼に自分の想いを告げる気なんてなかったし、告げていい想いだとも思ってなかった。
本当は受け入れられなかった時に彼との関係が崩れてしまうのが怖かったと淋しそうな笑顔で言ったのは、その関係が崩れてしまったからなのだと悟る。
「ずっと隣で見守っていくような関係だと思ってたんだ。
好きだって言うつもりもなかったし、好きだって言われる事だって望んでもなかった。
ただ隣に居られるだけで良かったんだけどね」
晴翔との関係を思い出してしまい、話の続きが気になって落ち着かない。
「何があったの?」
「何もなかったよ。
たった一言、好きな人いないのって言われて女の子はね、って言っちゃっただけ。
もしかしてゲイ?
マジで?
そう言って身体離された」
自分の前に置いた麦茶を一口飲んだ智充は薄く笑いを浮かべていたけれど、その目は怯えたように見える。
きっと、僕の返事を怖がっているのだろう。どうせ距離を置かれるならもっと仲良くなる前に、とでも思っているのかもしれない。
「普通に話してる時に『芸能人の誰々ってゲイなんだって』、って誰かが言った時に『今は多様性の時代だし』って言ってたからどこかで受け入れてもらえるかもって期待してたんだと思う。
他人事なら何とでも言えるけど、当事者になるとダメなんだろうね、きっと」
「だから地元を離れたの?」
「そう。
ソイツも露骨に離れてくことはなかったよ。だけど微妙な距離ができて、ちょっとでも触れそうになるとさり気なく移動されて。
それまで話す内容の半分くらい女の子の話だったのにそんな話しなくなるから会話も続かなくなるし。
地元にいれば親同士も仲良いから嫌でもお互いの近況とか知ることになるだろうけど向こうは俺の話なんて聞きたくないだろうからわざと遠くの大学選んで、忙しいからって言い訳して帰省もしないまま。
就職も地元に戻るつもりはないし、もう会うつもりもない。
ずっと帰省しないわけにはいかないけどね」
その言葉は本心なのだろうけど、少し茶化して言ったのは僕のことを困らせないようにとの配慮からなのかもしれない。
「引いた?」
部屋に2人きりのこの状態でこんなにもデリケートな話をしておいて、僕を試すように聞いてくる智充についつい笑ってしまう。
「智充は僕のことを、気付いてたの?」
質問に質問で返すのはマナー違反かもしれないけれど、それでも聞いてみたのは僕も智充を信用しているから。
僕の質問に少し考え込み、僕と目を合わせてため息を吐く。
「郁哉、狡くない?
俺だって話したんだし、郁哉には『僕もだから引いてないよ』って言って欲しかった」
言った後でニヤリと笑ったのは僕の言葉を肯定した証拠。知らないうちにカミングアウトした覚えはないけれど、何となく察するようなことがあったのかもしれない。
「智充とはちょっと違うけどね」
そう言って、僕も口を開く。
あの時のことを、あの時の結末を。
そして、引きずったままの想いを。
智充に紹介されたバイトは思った以上に居心地が良く、智充とも良好な関係が続いている。
そして、部屋が離れているせいで行き来することのなかった関係は、バイトを境にお互いの家に行き来する関係になっていく。
特に課題が無いせいでバイトのない日は時間を持て余すこともあり、なんとなく会う約束したのが始まり。
バイトの後に寄るのはバイト先から近い智充の家だったけど、バイトのない日には智充が僕の家に来るのが定番。
お互いに地元と離れ、地元に戻るつもりも帰る地元もない僕たちにとって、2人の関係は友人というよりも兄弟のような関係となっていった。
「郁哉は友達で連絡取りたい人とか、向こうに残ってないの?」
そう聞かれて思い出した顔が無かったわけじゃない。だけど連絡を取ったところで会いにいくことは無いと思えば連絡を取る気もなくなってしまう。
「こっち来る時にスマホ解約したしね」
「そうなの?
思い切ったことするね」
「だって親も引っ越したし、身内もいないから戻ることもないし。
連絡先、親と大学で知り合った人だけだよ」
そう言った僕に、「まぁ、自分も似たようなものだけどね」と言った智充の言葉に何か引っ掛かるものを覚えたけれど、その時は流してしまった。
その言葉の中にたくさんの意味が込められていたことに気付くのは楽しい時間の後。
お互いの家に行き来するようになり、試験勉強の時にはお互いの家に泊まり込み、そのままバイトに行ってどちらかの家に帰るなんて事も普通になった時に「お前ら、付き合ってるみたい」とバイト先の先輩に言われた。だけど「付き合うっていうより兄弟?」「だね、郁哉は友達よりも弟って感じかも」と真顔で答えた僕たちになぜか納得した顔をされる。
「なんで僕が弟?」
「え、小さいし」
「でも同級生だから双子でよくない?」
「双子でも兄と弟ってあるよね」
「まぁ、どっちでもいいんだけどね。
小さいのは確かだし」
そんなやり取りがあまりにも自然だとパートの女性が笑い「うちの子たちもそんな感じよ」と自分の息子の話を始める。
「じゃあ、長男は俺で」
と言ったのはさっき「付き合ってるみたい」と言った先輩で、その言葉と表情で何も考えずに思ったことを言っただけだと理解する。
本当は動揺していたんだ。
友人として過ごしてきたのに恋愛感情を向けられたせいで破綻した関係を覚えている僕は、智充の接し方にあの時のような熱を感じることはなかった。それなのに側から見るとそんなふうに写っているのかと不思議に思う。
それならば熱を感じるほどの晴翔の恋愛感情は、僕が思っているよりもたくさんの人たちが知っていたのかもしれない。
「じゃあ私は姉?」
「それなら私は妹で」
同じ大学の女の子と高校生の女の子がそう言うと「何人兄弟だよ」と誰かが言って笑う。
一人っ子だった僕にはたくさんの兄弟姉妹ができたようだ。
「でも本当、仲良いよね」
誰かが言ったその言葉に「環境が似てるからじゃないですか?」と言ったのは智充。
どちらも親元を離れ、地元を離れ、地元の人間関係を断ったせいで独りで過ごすことを覚悟した時に見つけた自分に似た存在。
智充はどんなふうに思っているのか聞いたことは無いけれど、少なくとも僕にとって智充の存在は救いだった。
「でもやっぱり智充君の方がお兄ちゃんみたいね。
さて、休憩はお終い。
仕事、仕事」
母のような顔でパートの女性が言うとそれぞれがそれぞれの持ち場に散っていった。
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
「郁哉さぁ、今日の付き合ってるって聞いてどう思った?」
話したいことがあると言われ、バイトの後で智充の部屋に寄ると少し緊張した様子の智充が話し出す。
目の前には智充が出してくれた麦茶が置かれていた。
何か深刻そうな雰囲気に僕まで緊張してしまう。帰り道でもいつもよりも口数の少なかった智充の欲しい答えが見つからず、素直に思ったままのことを口にする。
「別に、そんなふうに見えるのかなって不思議に思って驚いただけかな」
動揺したのは驚いたと表現して問題ないだろう。
「智充と別にベタベタしてるわけじゃないけど、一緒に過ごす時間が長いとそう見えるのかな?
確かにいつも一緒にいるしね」
「そっか、そうだよね」
応える智充の言葉はもっと違うことを言いたそうな響きがある。何か聞いた方がいいのかと思いながらも言葉が見つからず、どうしようかと思っていると僕の困惑に気付いたのか智充がもう一度口を開く。
「もしかしたらあんなふうに言われるの、俺のせいかもしれない」
そう言うと「郁哉だから信用して話すんだけど」とポツポツと話し出す。その話に少なからず衝撃を受けたのは自分と少しだけ似た境遇だったから。
もしかして、僕たちが仲良くなったのは自分と似たものを感じていたからなのかもしれない。
「俺さ、恋愛対象が同性なんだよね」
そう言って話し出した内容は僕の話と少しだけ似ていて、だけど全く違う話だった。
好きな人がいたこと。
それが幼馴染だったこと。
いつも側にいて、何をするにも一緒だった幼馴染にいつの頃からか恋愛感情を持つようになったこと。
ただ、幼馴染の彼には好きな相手がいたし、実らない恋を諦めて別の彼女を作ったりもしていたこと。
好きな子の話を聞き、実らない恋を慰め、彼女ができれば喜ぶ。
このままそんな風に続く関係に不満は無かった。ストレートな彼に自分の想いを告げる気なんてなかったし、告げていい想いだとも思ってなかった。
本当は受け入れられなかった時に彼との関係が崩れてしまうのが怖かったと淋しそうな笑顔で言ったのは、その関係が崩れてしまったからなのだと悟る。
「ずっと隣で見守っていくような関係だと思ってたんだ。
好きだって言うつもりもなかったし、好きだって言われる事だって望んでもなかった。
ただ隣に居られるだけで良かったんだけどね」
晴翔との関係を思い出してしまい、話の続きが気になって落ち着かない。
「何があったの?」
「何もなかったよ。
たった一言、好きな人いないのって言われて女の子はね、って言っちゃっただけ。
もしかしてゲイ?
マジで?
そう言って身体離された」
自分の前に置いた麦茶を一口飲んだ智充は薄く笑いを浮かべていたけれど、その目は怯えたように見える。
きっと、僕の返事を怖がっているのだろう。どうせ距離を置かれるならもっと仲良くなる前に、とでも思っているのかもしれない。
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他人事なら何とでも言えるけど、当事者になるとダメなんだろうね、きっと」
「だから地元を離れたの?」
「そう。
ソイツも露骨に離れてくことはなかったよ。だけど微妙な距離ができて、ちょっとでも触れそうになるとさり気なく移動されて。
それまで話す内容の半分くらい女の子の話だったのにそんな話しなくなるから会話も続かなくなるし。
地元にいれば親同士も仲良いから嫌でもお互いの近況とか知ることになるだろうけど向こうは俺の話なんて聞きたくないだろうからわざと遠くの大学選んで、忙しいからって言い訳して帰省もしないまま。
就職も地元に戻るつもりはないし、もう会うつもりもない。
ずっと帰省しないわけにはいかないけどね」
その言葉は本心なのだろうけど、少し茶化して言ったのは僕のことを困らせないようにとの配慮からなのかもしれない。
「引いた?」
部屋に2人きりのこの状態でこんなにもデリケートな話をしておいて、僕を試すように聞いてくる智充についつい笑ってしまう。
「智充は僕のことを、気付いてたの?」
質問に質問で返すのはマナー違反かもしれないけれど、それでも聞いてみたのは僕も智充を信用しているから。
僕の質問に少し考え込み、僕と目を合わせてため息を吐く。
「郁哉、狡くない?
俺だって話したんだし、郁哉には『僕もだから引いてないよ』って言って欲しかった」
言った後でニヤリと笑ったのは僕の言葉を肯定した証拠。知らないうちにカミングアウトした覚えはないけれど、何となく察するようなことがあったのかもしれない。
「智充とはちょっと違うけどね」
そう言って、僕も口を開く。
あの時のことを、あの時の結末を。
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