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11 名誉の負傷
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「レベッカ嬢、急に呼び出してすまないな。そこのソファーにかけてくれ」
「失礼致します。とんでもありません。しかし、私にどんな御用件でしょうか」
私は今、魔法騎士団長に呼ばれて彼の執務室にいる。ただの事務員の私に、一体何の用があるというのであろうか。
「私は回りくどいのは苦手だから、単刀直入に言う。レオンをどうにかしてくれ」
団長はふぅ、と大きなため息をついて真剣な眼差しで私を見つめた。
「どうにか……と、言いますと」
私はなるべく動揺を見せないように、冷静にそう尋ねた。
「私は部下の恋愛に首を突っ込む趣味はない。だが、あいつの才能はずば抜けている。まだ未熟だが、これからこの国を担う魔法使いになるだろう。なのに……この一ヶ月まるで役に立たない。だから困るんだ」
そういえば、私が別れを告げた日からレオンさんの活躍の話は聞こえてこなくなった。おかしいな、とは思っていたがあまり彼のことは考えないようにしていた。
「あいつの原動力は全てレベッカ嬢だった。君と何かあったんだろう?」
「……」
「あいつの何が不満だ?別に好きな男でもいるのか?」
彼に不満などあるはずもない。それに私の好きな男性は……レオンさんだ。
「業務に関係のないことはお答えする義務はないかと。失礼致します」
私はペコリと深く頭を下げて、執務室を出ようとした。
「待ってくれ。ちなみにあいつは今、治療中だ。君を守るために隊内で大喧嘩をしたらしい」
それを聞いて私は驚き、団長の方を見返してしまった。治療中……?喧嘩ってどういうこと?
「レオンはその才能から憧れの対象にもなるが、同時に醜い嫉妬もされる。新人なのに活躍するあいつに嫉妬したロジェが暴言を吐いたらしい」
ロジェ……彼はあまり評判の良くない人物だ。確かレオンさんより三年くらい先輩の魔法使いだ。実力はそこそこだが感情的で、後輩や事務員達にもいつも高圧的な態度を取っている。
『レオン、お前ドラゴンを倒したって?さすが天才様は格が違うな。褒賞も貰えるそうじゃねぇか』
『……ありがとうございます』
『お前それだけ魔力も人気もあるのに、あんな地味で行き遅れの事務員が好きとかあり得ないだろ?女も選り取り見取りなのに、わざと好感度上げようとしてるわけ?いい子ちゃんして気持ち悪いぜ』
『好感度なんて考えたことありませんよ。彼女は素敵な人ですし、俺は本気ですから』
『はぁ?化粧っ気もないし、口煩いし……何よりあの短い髪!なんだよあれ。伸ばせばいいのにその努力すらしないなんて女として終わってる』
ロジェがゲラゲラ笑ったその瞬間に、レオンさんは殴りかかったそうだ。
『俺のことは何とでも言ってもらって構いません。でも、彼女の髪のことは二度と口に出すな!それにお前なんかにあの人の良さがわかってたまるか!!彼女を傷付けるなら、俺は先輩だろうが上官だろうが絶対に容赦しない』
それから取っ組み合いの殴り合いになり、周囲の皆が止めたらしい。
「話を聞けば、レオンは以前からかなりロジェに嫌がらせをされていたそうだ。今までも面倒な討伐を代わりに行かされたりしてたらしい。それにもっと調べたらレオンだけじゃなくて他の優秀な若い連中にも、私や他の上官達にわからないようにイジメていたことがわかった。気付かなかったのはこちらの落ち度だ。だからあいつはクビにすることに決めた。自分の実力の無さを改善しようと努力せず、有望な若者に嫉妬するなど言語道断だ。国に仕えるものとしての品性が足りぬ」
「そう……ですか」
「君に嫌な話を聞かせて悪かったな。カトリーナが傷を治すと言っていたが、止めた。レオンは被害者とはいえ、先に手を出した罰だ。それに魔力の強いあいつを治すとなると、カトリーナの魔力がすっからかんになるだろうしな。今、医務室で治療中だ」
私は地味だとか何故髪が短いのかなんて、言われ慣れている。振られた女の悪口なんて、聞き流せばいいのに……。
「ボッコボコの面を見に行ってやってくれないか?なかなか派手にやられているが、名誉の負傷だ」
団長はくっくっく、と笑った。
「申し訳ありませんが、もうレオンさんには関わらないと決めたんです」
「もう一つ面白い話をしてやろう。あいつは入団してから一年間ずっと上層部のお偉いさん方に呼び出されて、魔法使いの御令嬢と結婚しろと見合いを勧められている」
お見合い?そんなこと彼は一言も言っていなかったが……確かにあり得る。この国にとって強い魔法使いは宝だ。レオンさんほどの能力なら、力を引き継ぐ子どもは何人でも欲しいのが正直なところだろう。
「だが全部断っている。あいつが話を聞かないから、この前なんて私まで付き添いをさせられた」
『レオン、君ももう婚約者がいてもおかしくない年齢だ。とりあえず会ってみるだけでもいい。この中の御令嬢達は皆家柄もしっかりしていて、魔力も高いし性格や見た目も申し分ない』
『俺は心に決めた人がいますので。その人以外と結婚などできるはずもありません』
『それはまさか……事務員のレベッカ・シャレット嬢のことか?彼女はだめだ。魔力がない。魔力がない相手との子は魔法使いの確率が下がる』
上層部の方々はさも当たり前のようにそう言ったので、レオンさんはイライラしていたそうだ。そして極め付けは……
『好きな女は愛人にでもしたらいい』
その一言でレオンさんはキレたらしい。ギロリと幹部の皆さんを睨みつけて、冷たく言い放ったそうだ。
『俺はレベッカさんしか好きではありません。他の女性と結婚しても抱く気にもならないので、子どもはできません。なんならこの女性達全員裸にして連れて来ていただいてもいいですよ?誰にもなんの反応もしないことお見せしますよ』
ああ、レオンさん……なんということだ。私はそれを聞いて頭を抱えた。
「あいつブチ切れて、淡々とそう言ったんだぜ。上層部のジジイ共はポカンとしちゃって……くっくっく、まじで面白かったぜ」
団長はお腹を抱えてゲラゲラと思い出し笑いをしている。
「あまりに面白かったんで、助け舟を出してやったんだ。俺も『それならば仕方ありませんね。皆さんもどうやって子を作るか知らぬわけないでしょう?この話はなかったことで』そう言って二人で部屋を出たってわけだ」
「団長……上に睨まれますよ」
「ふん、知ったことか。どうせ俺より強い奴などいない。しかし君にしか反応しないなど、これ以上ない愛の告白だと思わないか?」
揶揄われるだろうと身構えていたのに、団長は真剣な顔でそう言った。
「私が彼と結婚できない理由は……あなたもご存知のはずでしょう?」
そう、団長は私の秘密を知っている。私のお父様と彼はとても親交が深い。そして私が魔法省に入団する時に『何かあれば頼む』と私の秘密を伝えていたのだ。
「レベッカ嬢……人間など皆いつ死ぬかわからぬ。私だって明日にでも魔物に食われるかもしれないし、レオンだって今日事故で死ぬかもしれない」
「……」
「それが一緒にいられない理由にはならないだろ?限りがあるとわかっているからこそ、今を大事にしてはどうだ」
団長の仰りたいことはよくわかる。わかるけれど……私の死を間近で見てしまったら彼は立ち直れないかもしれない。きっと自分のせいだと責めるだろう。そんなことはして欲しくない。
「君が本当にあいつを好きじゃないなら、しょうがない。だが、少なくとも私にはレオンといる時のレベッカ嬢も幸せそうに見えたがね?」
それはそうだ。私は彼と再会してからが、人生で一番幸せだったのだから。
「どちらにしてもこのまま終わるのは、お互いのために良くない。年寄りのいらぬお節介だろうが、ちゃんと話した方がいい」
「……団長のどこが年寄りなんですか。この国で誰よりもお強いのに」
「ふっ、わざとだよ。君がそう言ってくれるのを見越して言ってんだ!俺はまだまだ現役だ」
さっきまでの深刻な雰囲気を消すように、団長は冗談っぽく話してくださっているのだろう。
「医務室に迎えに行ってやってくれ。君のところの事務長には許可を得ているから、もう事務室には戻らなくていい。もう一度きちんと話してみて、やはり離れたいと思うなら俺はもう何も言わない」
「わかり……ました」
「頼んだよ。レオンは俺の可愛い部下なんでね。そして部署は違っても君も俺の大事な部下だ。それを忘れないでくれ」
そんな風に言ってくださったことが有り難い。私は深く頭を下げて、団長の執務室を後にした。
――彼に会いたい。
色んな心配はあるが、自然と早くなる足が私の彼への気持ちを教えてくれていた。
「失礼致します。とんでもありません。しかし、私にどんな御用件でしょうか」
私は今、魔法騎士団長に呼ばれて彼の執務室にいる。ただの事務員の私に、一体何の用があるというのであろうか。
「私は回りくどいのは苦手だから、単刀直入に言う。レオンをどうにかしてくれ」
団長はふぅ、と大きなため息をついて真剣な眼差しで私を見つめた。
「どうにか……と、言いますと」
私はなるべく動揺を見せないように、冷静にそう尋ねた。
「私は部下の恋愛に首を突っ込む趣味はない。だが、あいつの才能はずば抜けている。まだ未熟だが、これからこの国を担う魔法使いになるだろう。なのに……この一ヶ月まるで役に立たない。だから困るんだ」
そういえば、私が別れを告げた日からレオンさんの活躍の話は聞こえてこなくなった。おかしいな、とは思っていたがあまり彼のことは考えないようにしていた。
「あいつの原動力は全てレベッカ嬢だった。君と何かあったんだろう?」
「……」
「あいつの何が不満だ?別に好きな男でもいるのか?」
彼に不満などあるはずもない。それに私の好きな男性は……レオンさんだ。
「業務に関係のないことはお答えする義務はないかと。失礼致します」
私はペコリと深く頭を下げて、執務室を出ようとした。
「待ってくれ。ちなみにあいつは今、治療中だ。君を守るために隊内で大喧嘩をしたらしい」
それを聞いて私は驚き、団長の方を見返してしまった。治療中……?喧嘩ってどういうこと?
「レオンはその才能から憧れの対象にもなるが、同時に醜い嫉妬もされる。新人なのに活躍するあいつに嫉妬したロジェが暴言を吐いたらしい」
ロジェ……彼はあまり評判の良くない人物だ。確かレオンさんより三年くらい先輩の魔法使いだ。実力はそこそこだが感情的で、後輩や事務員達にもいつも高圧的な態度を取っている。
『レオン、お前ドラゴンを倒したって?さすが天才様は格が違うな。褒賞も貰えるそうじゃねぇか』
『……ありがとうございます』
『お前それだけ魔力も人気もあるのに、あんな地味で行き遅れの事務員が好きとかあり得ないだろ?女も選り取り見取りなのに、わざと好感度上げようとしてるわけ?いい子ちゃんして気持ち悪いぜ』
『好感度なんて考えたことありませんよ。彼女は素敵な人ですし、俺は本気ですから』
『はぁ?化粧っ気もないし、口煩いし……何よりあの短い髪!なんだよあれ。伸ばせばいいのにその努力すらしないなんて女として終わってる』
ロジェがゲラゲラ笑ったその瞬間に、レオンさんは殴りかかったそうだ。
『俺のことは何とでも言ってもらって構いません。でも、彼女の髪のことは二度と口に出すな!それにお前なんかにあの人の良さがわかってたまるか!!彼女を傷付けるなら、俺は先輩だろうが上官だろうが絶対に容赦しない』
それから取っ組み合いの殴り合いになり、周囲の皆が止めたらしい。
「話を聞けば、レオンは以前からかなりロジェに嫌がらせをされていたそうだ。今までも面倒な討伐を代わりに行かされたりしてたらしい。それにもっと調べたらレオンだけじゃなくて他の優秀な若い連中にも、私や他の上官達にわからないようにイジメていたことがわかった。気付かなかったのはこちらの落ち度だ。だからあいつはクビにすることに決めた。自分の実力の無さを改善しようと努力せず、有望な若者に嫉妬するなど言語道断だ。国に仕えるものとしての品性が足りぬ」
「そう……ですか」
「君に嫌な話を聞かせて悪かったな。カトリーナが傷を治すと言っていたが、止めた。レオンは被害者とはいえ、先に手を出した罰だ。それに魔力の強いあいつを治すとなると、カトリーナの魔力がすっからかんになるだろうしな。今、医務室で治療中だ」
私は地味だとか何故髪が短いのかなんて、言われ慣れている。振られた女の悪口なんて、聞き流せばいいのに……。
「ボッコボコの面を見に行ってやってくれないか?なかなか派手にやられているが、名誉の負傷だ」
団長はくっくっく、と笑った。
「申し訳ありませんが、もうレオンさんには関わらないと決めたんです」
「もう一つ面白い話をしてやろう。あいつは入団してから一年間ずっと上層部のお偉いさん方に呼び出されて、魔法使いの御令嬢と結婚しろと見合いを勧められている」
お見合い?そんなこと彼は一言も言っていなかったが……確かにあり得る。この国にとって強い魔法使いは宝だ。レオンさんほどの能力なら、力を引き継ぐ子どもは何人でも欲しいのが正直なところだろう。
「だが全部断っている。あいつが話を聞かないから、この前なんて私まで付き添いをさせられた」
『レオン、君ももう婚約者がいてもおかしくない年齢だ。とりあえず会ってみるだけでもいい。この中の御令嬢達は皆家柄もしっかりしていて、魔力も高いし性格や見た目も申し分ない』
『俺は心に決めた人がいますので。その人以外と結婚などできるはずもありません』
『それはまさか……事務員のレベッカ・シャレット嬢のことか?彼女はだめだ。魔力がない。魔力がない相手との子は魔法使いの確率が下がる』
上層部の方々はさも当たり前のようにそう言ったので、レオンさんはイライラしていたそうだ。そして極め付けは……
『好きな女は愛人にでもしたらいい』
その一言でレオンさんはキレたらしい。ギロリと幹部の皆さんを睨みつけて、冷たく言い放ったそうだ。
『俺はレベッカさんしか好きではありません。他の女性と結婚しても抱く気にもならないので、子どもはできません。なんならこの女性達全員裸にして連れて来ていただいてもいいですよ?誰にもなんの反応もしないことお見せしますよ』
ああ、レオンさん……なんということだ。私はそれを聞いて頭を抱えた。
「あいつブチ切れて、淡々とそう言ったんだぜ。上層部のジジイ共はポカンとしちゃって……くっくっく、まじで面白かったぜ」
団長はお腹を抱えてゲラゲラと思い出し笑いをしている。
「あまりに面白かったんで、助け舟を出してやったんだ。俺も『それならば仕方ありませんね。皆さんもどうやって子を作るか知らぬわけないでしょう?この話はなかったことで』そう言って二人で部屋を出たってわけだ」
「団長……上に睨まれますよ」
「ふん、知ったことか。どうせ俺より強い奴などいない。しかし君にしか反応しないなど、これ以上ない愛の告白だと思わないか?」
揶揄われるだろうと身構えていたのに、団長は真剣な顔でそう言った。
「私が彼と結婚できない理由は……あなたもご存知のはずでしょう?」
そう、団長は私の秘密を知っている。私のお父様と彼はとても親交が深い。そして私が魔法省に入団する時に『何かあれば頼む』と私の秘密を伝えていたのだ。
「レベッカ嬢……人間など皆いつ死ぬかわからぬ。私だって明日にでも魔物に食われるかもしれないし、レオンだって今日事故で死ぬかもしれない」
「……」
「それが一緒にいられない理由にはならないだろ?限りがあるとわかっているからこそ、今を大事にしてはどうだ」
団長の仰りたいことはよくわかる。わかるけれど……私の死を間近で見てしまったら彼は立ち直れないかもしれない。きっと自分のせいだと責めるだろう。そんなことはして欲しくない。
「君が本当にあいつを好きじゃないなら、しょうがない。だが、少なくとも私にはレオンといる時のレベッカ嬢も幸せそうに見えたがね?」
それはそうだ。私は彼と再会してからが、人生で一番幸せだったのだから。
「どちらにしてもこのまま終わるのは、お互いのために良くない。年寄りのいらぬお節介だろうが、ちゃんと話した方がいい」
「……団長のどこが年寄りなんですか。この国で誰よりもお強いのに」
「ふっ、わざとだよ。君がそう言ってくれるのを見越して言ってんだ!俺はまだまだ現役だ」
さっきまでの深刻な雰囲気を消すように、団長は冗談っぽく話してくださっているのだろう。
「医務室に迎えに行ってやってくれ。君のところの事務長には許可を得ているから、もう事務室には戻らなくていい。もう一度きちんと話してみて、やはり離れたいと思うなら俺はもう何も言わない」
「わかり……ました」
「頼んだよ。レオンは俺の可愛い部下なんでね。そして部署は違っても君も俺の大事な部下だ。それを忘れないでくれ」
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