1,518 / 1,865
小学生編
秋色日和 10
しおりを挟む
いっくんを保育園に迎えに行くと、既に帰り支度をして門の前に立っていた。
ん? あんなに背伸びして、どうしたんだろう?
キョロキョロ心配そうに辺りを見渡す様子に、胸が切なくなるよ。
俺は少し離れた場所から大袈裟にブンブン手を振って、いっくんを呼んだ。
「おーい、いっくん! パパはこっちだよ」
手を広げると、オレの胸に飛び込んでくれる。
あぁ、待ち遠しかったよ。
この温もりに会いたかったよ。
「パパぁー あいたかったぁ」
「オレも会いたかったよ」
「えへへ、パパぁ、だいしゅきだよ」
「オレもだ」
門の前で繰り広げられる父と子のラブラブな儀式を、ここでは誰も笑わない。
どんなにいっくんがパパを待っていたか、探していたのかを、皆知っている人たちばかりだから。
暖かい眼差しだけが届くんだ。
いっくんの影響を受けたのか、他の子供達も迎えにきた親御さんにしがみつく。
「ママぁ、ずっと、あいたかった」
「まぁ! うんうん、ママもよ」
忙しかったから、疲れていているから……
そんな言葉はいくらでも話せるのに、一番大切な言葉を言い忘れてしまうのはもったいないよな。
子供が親の手元にいるのは、長い人生を振り返れば短い期間なんだ。
まだ三つ、四つ、五つ……ここにいるのは、皆小さな子供ばかり。
だからこそ、優しい言葉で愛情を伝えたいな。
瑞樹兄さんからもらった優しさの種を、かつてのオレは枯らしてしまった。
枯らすだけでなく、その土壌もめちゃくちゃにしてしまった。
だからこそ、もう二度と繰り返したくない。
優しい言葉は、優しい心を生む。
そして優しさを育む。
帰り道、紅葉した小径をいっくんと手を繋いで歩いた。
「すっかり暗いな。紅葉した葉の色が見えなくて残念だ」
「ううん、いっくんにはわかるよ。ちゃんとここにしまってあるの」
いっくんは小さな手で自分の胸を押さえてニコッと微笑む。
「覚えているのか」
「うん、あさとおったときにみたから」
「そうか、すごいな、じゃあこれいらないか」
ポケットから赤い紅葉の葉っぱを取り出して渡すと、いっくんが瞳をうるうるさせた。
「パパぁ、これ、いっくんにおみやげ? これもらっていいのぉ?」
「ん? 道端に落ちていたものだよ?」
「うれちい、おみやげ、これがおみやげなんだ」
「そうか、そんなに喜んでくれるのか」
「パパぁ……あのね、うんどうかいにはきてくれる?」
「もちろんだ」
「よかったぁ」
去年はすみれの具合が悪くなってドタバタだったから、今年はその分もみんなでしっかり見に行くよ。
「あのね、ママとまきくんもいっしょ?」
「もちろんだよ。皆でいっくんの応援に行く予定だよ。そうだ、今年は何に出るんだ?」
「あ! たいへん、たいへん、いっくん、おちえてもらわないと」
「ん?」
「パパぁ、おじーちゃんにおでんわしてぇ」
いっくんが走り出すので、オレも一緒に走った。
こんなに可愛い息子と一緒に帰れる喜びを噛みしめて。
****
さっちゃんと早めに夕食を食べ、レコードを聴きながら珈琲を飲んでいると、電話がかかってきた。
軽井沢からだ。
「もしもし」
「もちもち、おじーいちゃん!」
舌っ足らずの可愛い声は、いっくんだ。
俺の3番目の息子の長男だ。
「どうした?」
「あのね、あのね」
「うん?」
「くましゃんのあるきかたをおしえてくだしゃい」
「んん?」
「いっくんね、うんどうかいで、どうぶつあるききょうそうにでるの」
「あぁ、なるほど、くまか。そうだな」
後ろから潤の声がする。
「お父さん、動画に切り替えて下さい」
「おぉ、ちょっと待ってろ」
両手の平を床につけて、膝を軽く曲げてお尻を上げた。
「のっしのっし」と言いながら熊のマネをして歩くと電話口の向こうから、拍手が聞こえた。
「おじいちゃん、ありがとう。いっくんがんばるね。あのね……」
「なんだい?」
「おじいちゃんも……んーん、ダメダメ なんでもないよぅ」
言葉を濁すいじらしさよ。
「いっくん、おじいちゃんもそっちに見に行っていいかい?」
「え……いいの? きてくれるの? おじいちゃんもおばあちゃんも?」
「あぁ、そろそろいっくんに会いたいと思っていたんだ」
「うれちい、うれちいよ、いっくんもね、あいたいよ!」
会いたいと言ってもらえる喜び。
会いに行ける喜び。
俺たちの日常は、いつも感謝で満ちている。
その晩、久しぶりに大樹さんの夢を見た。
……
「熊田、俺と行こう!」
「大樹さん……でも、大樹さんはもうご結婚もされたし、俺が行ったら邪魔ですよ」
「んなことない。澄子だって熊田のことはよく知っているし、それに俺がそうしたいんだよ。お前とは深い縁を感じるんだ。だからいつでも会える場所にいろ」
……
大樹さんは祖父を亡くし一人ぼっちになった俺に、家族を作ってくれた人だ。
家庭の輪の中に入れてくれた人だ。
会いたいですよ、大樹さん……
「勇大さん、どうしたの?」
「さっちゃん、ごめん、起こしたか」
「ううん、あなたにはとても会いたい人がいるのね」
「大樹さんとは、またいつか会えるさ。今は会いたいと電話をくれた可愛い孫の所に飛んでいきたい気分だ」
「私もよ。今年も運動会を見に行けるのね」
「もちろんだ。行けるうちは毎年行きたいな。子供の成長は早いからな」
****
お風呂から上がって寛いでいると、電話が鳴った。
「もちもち、みーくんでしゅか」
「あ、いっくん?」
「しょう! あのね、あのね」
可愛い声に、笑みが漏れる。
舌っ足らずないっくんの声が、幸せを呼ぶ鈴の音のように聞こえるよ。
「瑞樹ぃ、誰からだ」
「あ、いっくんですよ。スピーカーにしますね」
いっくんの元気な声が部屋中に響いた。
「いっくんね。うさぎしゃんになるの。だからみーくん、おしえてくだしゃい」
「え? うさぎさん? どうして僕なのかな?」
「だってぇ、そーくんがね、みーくんはほんとはうさぎしゃんなんだっていってたの。かわいいかわいいうさぎしゃんだって」
ひぇ!
宗吾さん、何を言うんですか。
僕は真っ赤になってしまった。
「兄さん、運動会の種目なんだ。ほら動物歩き競争だよ」
「あぁ……なるほど」
「兄さん悪いけど動画で見せてくれよ」
ちゃっかり潤が頼んでくる。
可愛いいっくんの頼みだ、断れないよ。
「分かった。やってみるよ」
宗吾さんが、うさぎの着ぐるみをいそいそと持ってくる。
「ほれ、これを着た方が、よりうさぎさんっぽいぞー」
「宗吾さん!」
やれやれ、僕はハロウィンを前にうさぎの着ぐるみ姿になり、部屋をぴょんぴょん跳ねることに。
両手を頭の上に持ってきてウサギの耳を作り、足を閉じたまま立って、「ぴょんぴょん」と言いながら、両足飛びで前に進んだ。
「瑞樹ぃー それ、かわいすぎ! やべー 鼻血もん!」
動画を撮る宗吾さんが一番はしゃいでいた。
ん? あんなに背伸びして、どうしたんだろう?
キョロキョロ心配そうに辺りを見渡す様子に、胸が切なくなるよ。
俺は少し離れた場所から大袈裟にブンブン手を振って、いっくんを呼んだ。
「おーい、いっくん! パパはこっちだよ」
手を広げると、オレの胸に飛び込んでくれる。
あぁ、待ち遠しかったよ。
この温もりに会いたかったよ。
「パパぁー あいたかったぁ」
「オレも会いたかったよ」
「えへへ、パパぁ、だいしゅきだよ」
「オレもだ」
門の前で繰り広げられる父と子のラブラブな儀式を、ここでは誰も笑わない。
どんなにいっくんがパパを待っていたか、探していたのかを、皆知っている人たちばかりだから。
暖かい眼差しだけが届くんだ。
いっくんの影響を受けたのか、他の子供達も迎えにきた親御さんにしがみつく。
「ママぁ、ずっと、あいたかった」
「まぁ! うんうん、ママもよ」
忙しかったから、疲れていているから……
そんな言葉はいくらでも話せるのに、一番大切な言葉を言い忘れてしまうのはもったいないよな。
子供が親の手元にいるのは、長い人生を振り返れば短い期間なんだ。
まだ三つ、四つ、五つ……ここにいるのは、皆小さな子供ばかり。
だからこそ、優しい言葉で愛情を伝えたいな。
瑞樹兄さんからもらった優しさの種を、かつてのオレは枯らしてしまった。
枯らすだけでなく、その土壌もめちゃくちゃにしてしまった。
だからこそ、もう二度と繰り返したくない。
優しい言葉は、優しい心を生む。
そして優しさを育む。
帰り道、紅葉した小径をいっくんと手を繋いで歩いた。
「すっかり暗いな。紅葉した葉の色が見えなくて残念だ」
「ううん、いっくんにはわかるよ。ちゃんとここにしまってあるの」
いっくんは小さな手で自分の胸を押さえてニコッと微笑む。
「覚えているのか」
「うん、あさとおったときにみたから」
「そうか、すごいな、じゃあこれいらないか」
ポケットから赤い紅葉の葉っぱを取り出して渡すと、いっくんが瞳をうるうるさせた。
「パパぁ、これ、いっくんにおみやげ? これもらっていいのぉ?」
「ん? 道端に落ちていたものだよ?」
「うれちい、おみやげ、これがおみやげなんだ」
「そうか、そんなに喜んでくれるのか」
「パパぁ……あのね、うんどうかいにはきてくれる?」
「もちろんだ」
「よかったぁ」
去年はすみれの具合が悪くなってドタバタだったから、今年はその分もみんなでしっかり見に行くよ。
「あのね、ママとまきくんもいっしょ?」
「もちろんだよ。皆でいっくんの応援に行く予定だよ。そうだ、今年は何に出るんだ?」
「あ! たいへん、たいへん、いっくん、おちえてもらわないと」
「ん?」
「パパぁ、おじーちゃんにおでんわしてぇ」
いっくんが走り出すので、オレも一緒に走った。
こんなに可愛い息子と一緒に帰れる喜びを噛みしめて。
****
さっちゃんと早めに夕食を食べ、レコードを聴きながら珈琲を飲んでいると、電話がかかってきた。
軽井沢からだ。
「もしもし」
「もちもち、おじーいちゃん!」
舌っ足らずの可愛い声は、いっくんだ。
俺の3番目の息子の長男だ。
「どうした?」
「あのね、あのね」
「うん?」
「くましゃんのあるきかたをおしえてくだしゃい」
「んん?」
「いっくんね、うんどうかいで、どうぶつあるききょうそうにでるの」
「あぁ、なるほど、くまか。そうだな」
後ろから潤の声がする。
「お父さん、動画に切り替えて下さい」
「おぉ、ちょっと待ってろ」
両手の平を床につけて、膝を軽く曲げてお尻を上げた。
「のっしのっし」と言いながら熊のマネをして歩くと電話口の向こうから、拍手が聞こえた。
「おじいちゃん、ありがとう。いっくんがんばるね。あのね……」
「なんだい?」
「おじいちゃんも……んーん、ダメダメ なんでもないよぅ」
言葉を濁すいじらしさよ。
「いっくん、おじいちゃんもそっちに見に行っていいかい?」
「え……いいの? きてくれるの? おじいちゃんもおばあちゃんも?」
「あぁ、そろそろいっくんに会いたいと思っていたんだ」
「うれちい、うれちいよ、いっくんもね、あいたいよ!」
会いたいと言ってもらえる喜び。
会いに行ける喜び。
俺たちの日常は、いつも感謝で満ちている。
その晩、久しぶりに大樹さんの夢を見た。
……
「熊田、俺と行こう!」
「大樹さん……でも、大樹さんはもうご結婚もされたし、俺が行ったら邪魔ですよ」
「んなことない。澄子だって熊田のことはよく知っているし、それに俺がそうしたいんだよ。お前とは深い縁を感じるんだ。だからいつでも会える場所にいろ」
……
大樹さんは祖父を亡くし一人ぼっちになった俺に、家族を作ってくれた人だ。
家庭の輪の中に入れてくれた人だ。
会いたいですよ、大樹さん……
「勇大さん、どうしたの?」
「さっちゃん、ごめん、起こしたか」
「ううん、あなたにはとても会いたい人がいるのね」
「大樹さんとは、またいつか会えるさ。今は会いたいと電話をくれた可愛い孫の所に飛んでいきたい気分だ」
「私もよ。今年も運動会を見に行けるのね」
「もちろんだ。行けるうちは毎年行きたいな。子供の成長は早いからな」
****
お風呂から上がって寛いでいると、電話が鳴った。
「もちもち、みーくんでしゅか」
「あ、いっくん?」
「しょう! あのね、あのね」
可愛い声に、笑みが漏れる。
舌っ足らずないっくんの声が、幸せを呼ぶ鈴の音のように聞こえるよ。
「瑞樹ぃ、誰からだ」
「あ、いっくんですよ。スピーカーにしますね」
いっくんの元気な声が部屋中に響いた。
「いっくんね。うさぎしゃんになるの。だからみーくん、おしえてくだしゃい」
「え? うさぎさん? どうして僕なのかな?」
「だってぇ、そーくんがね、みーくんはほんとはうさぎしゃんなんだっていってたの。かわいいかわいいうさぎしゃんだって」
ひぇ!
宗吾さん、何を言うんですか。
僕は真っ赤になってしまった。
「兄さん、運動会の種目なんだ。ほら動物歩き競争だよ」
「あぁ……なるほど」
「兄さん悪いけど動画で見せてくれよ」
ちゃっかり潤が頼んでくる。
可愛いいっくんの頼みだ、断れないよ。
「分かった。やってみるよ」
宗吾さんが、うさぎの着ぐるみをいそいそと持ってくる。
「ほれ、これを着た方が、よりうさぎさんっぽいぞー」
「宗吾さん!」
やれやれ、僕はハロウィンを前にうさぎの着ぐるみ姿になり、部屋をぴょんぴょん跳ねることに。
両手を頭の上に持ってきてウサギの耳を作り、足を閉じたまま立って、「ぴょんぴょん」と言いながら、両足飛びで前に進んだ。
「瑞樹ぃー それ、かわいすぎ! やべー 鼻血もん!」
動画を撮る宗吾さんが一番はしゃいでいた。
11
あなたにおすすめの小説
この冬を超えたら恋でいい
天気
BL
夜の街で、凪は人生の底にいた。
古いアパートに帰る途中、父の残した借金の取り立てに絡まれ、逃げ場を失う。
そこに現れたのは、大手企業の社長・鷹宮だった。
偶然の救い。年齢も立場も違う二人は、その夜を境に交わることになる。
事情を多く語らない凪は、不幸が当たり前のように身にまとい、誰かに頼ることを知らない。
一方の鷹宮は、完璧な成功者として生きてきた男だった。
危険から守るため、鷹宮は凪を一時的に自宅へ迎え入れる。
冬の同居生活の中で、凪は少しずつ日常を取り戻していく。
大学へ通い、温かい食事をし、夜を一人で怯えずに眠る。
しかし、守られることに慣れない凪は、距離が近づくほどに自分から一歩引いてしまう。
それは、失うことを恐れる、健気で不器用な選択だった。
一方、鷹宮は気づいてしまう。
凪が笑うだけで、胸が満たされることに。
そんな自分の感情から凪を守るつもりで引いた距離が、
凪を遠ざけてしまう。
近づきたい。
けれど、踏み込めば壊してしまうかもしれない。
互いを思うほど、すれ違いは深くなる。
2人はこの冬を越えることができるのかーー
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
キミと2回目の恋をしよう
なの
BL
ある日、誤解から恋人とすれ違ってしまった。
彼は俺がいない間に荷物をまとめて出てってしまっていたが、俺はそれに気づかずにいつも通り家に帰ると彼はもうすでにいなかった。どこに行ったのか連絡をしたが連絡が取れなかった。
彼のお母さんから彼が病院に運ばれたと連絡があった。
「どこかに旅行だったの?」
傷だらけのスーツケースが彼の寝ている病室の隅に置いてあって俺はお母さんにその場しのぎの嘘をついた。
彼との誤解を解こうと思っていたのに目が覚めたら彼は今までの全ての記憶を失っていた。これは神さまがくれたチャンスだと思った。
彼の荷物を元通りにして共同生活を再開させたが…
彼の記憶は戻るのか?2人の共同生活の行方は?
【完結】番になれなくても
加賀ユカリ
BL
アルファに溺愛されるベータの話。
新木貴斗と天橋和樹は中学時代からの友人である。高校生となりアルファである貴斗とベータである和樹は、それぞれ別のクラスになったが、交流は続いていた。
和樹はこれまで貴斗から何度も告白されてきたが、その度に「自分はふさわしくない」と断ってきた。それでも貴斗からのアプローチは止まらなかった。
和樹が自分の気持ちに向き合おうとした時、二人の前に貴斗の運命の番が現れた──
新木貴斗(あらき たかと):アルファ。高校2年
天橋和樹(あまはし かずき):ベータ。高校2年
・オメガバースの独自設定があります
・ビッチング(ベータ→オメガ)はありません
・最終話まで執筆済みです(全12話)
・19時更新
※なろう、カクヨムにも掲載しています。
僕の幸せは
春夏
BL
【完結しました】
【エールいただきました。ありがとうございます】
【たくさんの“いいね”ありがとうございます】
【たくさんの方々に読んでいただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます!】
恋人に捨てられた悠の心情。
話は別れから始まります。全編が悠の視点です。
【bl】砕かれた誇り
perari
BL
アルファの幼馴染と淫らに絡んだあと、彼は医者を呼んで、私の印を消させた。
「来月結婚するんだ。君に誤解はさせたくない。」
「あいつは嫉妬深い。泣かせるわけにはいかない。」
「君ももう年頃の残り物のオメガだろ? 俺の印をつけたまま、他のアルファとお見合いするなんてありえない。」
彼は冷たく、けれどどこか薄情な笑みを浮かべながら、一枚の小切手を私に投げ渡す。
「長い間、俺に従ってきたんだから、君を傷つけたりはしない。」
「結婚の日には招待状を送る。必ず来て、席につけよ。」
---
いくつかのコメントを拝見し、大変申し訳なく思っております。
私は現在日本語を勉強しており、この文章はAI作品ではありませんが、
一部に翻訳ソフトを使用しています。
もし読んでくださる中で日本語のおかしな点をご指摘いただけましたら、
本当にありがたく思います。
君の想い
すずかけあおい
BL
インターホンを押すと、幼馴染が複雑そうな表情で出てくる。
俺の「泊めて?」の言葉はもうわかっているんだろう。
今夜、俺が恋人と同棲中の部屋には、恋人の彼女が来ている。
〔攻め〕芳貴(よしき)24歳、燈路の幼馴染。
〔受け〕燈路(ひろ)24歳、苗字は小嶋(こじま)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる