王族の言葉は鉛より重い

Vitch

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『義妹』となった妹……そのに

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 後日修正するかもしれません。
 大筋は変わりませんが。

――――――――――――――――――――――

 公爵がよくよく確認してみれば、王太子は『ミルシェが公爵の実子でない』と公認したというのだ。

 マリーナは…、
・マリーナはフォークライン公爵の実子である
・ミルシェはマリーナの義妹である
……の2点を三度みたび確認し、また王太子は三度みたび肯定したという。

 一度ならば、間違いもある。
 二度ならば、要確認。
 三度ならば、肯定。
 その為、「フォークライン公爵とミルシェは血が繋がっていない」と王家が公認してしまった事となる。

 王太子にとっては……
「公爵に忌み嫌われている長女マリーナが、嫉妬で公爵に溺愛されている次女ミルシェを虐げた」
……くらいの認識であったようだが。

 故に、現在のミルシェの公式な・・・立場は、
「フォークライン公爵家に養子入りした平民」
……となっている。

「陛下と私との目的をお忘れですか!?」
「忘れてはおらぬ……が……」

 国王と公爵は学院時代からの親友(に近い関係)で、互いの愛する者・・・・との子を婚姻させそしてその子に継いで貰おうとしていた。

 国王は第一夫人に当たる正室が子を産むことはなかった為、側室に迎えた愛する者・・・・の産んだ子であるジェームスを王太子にすることが叶い、王位を継がせる土台が整った。

 対し公爵は、第一夫人マリーナの母が子を産んだ為、愛する者ミルシェの母の子を跡継ぎに指名出来なくなった。

 彼らの目論見を知る者がいれば、ジェームスとミルシェとの子に王位・・を継がせることは叶うが、フォークライン公爵位・・・・・・・・・・は、第一夫人の子が継ぐ事になる。
 王位・・だけで満足すればよかったものを、国王と公爵は、マリーナの有責で公爵位継承権を取り上げる算段をつけた。

 しかし、事が進んでみれば、全てが裏目に出ていた。
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