12 / 20
11 出会い
しおりを挟む
◇◇◇◇
「……一体何の病気なのかしらね。」
「さぁ……。可哀想だけど……ウチの子に伝染ったらと思うと、近寄れないわよね……。」
村の中でヒソヒソ囁かれるのは、ある一人の少年の噂話だ。
当時18歳になっていた俺は、渦中の少年がいるであろう家へと視線を向ける。
ある日村の中でも外れの方にある一角に、ピカピカの一軒家が建てられた。
本当に突然建てられたので、村の皆はビックリしていたのだが、村長曰くある病気に患った子が療養の目的で送られてくるのだという。
どうしてこんな村に?と思ったが、村長曰く『厄介払い』、もしくは、ここなら周りに伝染ろうが、どうでもいいという事だろうと言っていた。
酷い話だが、他の広い街なら被害は甚大になるだろうし、小さな村なら病気自体を閉じ込める事も容易いだろうという事だろう。
「……どんなヤツが来るんだろうな。」
病弱で儚げな美少年かな?と勝手なイメージを抱いていたのだが、その姿形を見れば、そんなイメージは粉々に吹っ飛んだ。
背は小さいが丸々と太った体と、まるでヒキガエルのイボの様な出来物が顔や手足など体中に出来ていて、所々から膿が出ているその姿は……まぁ、ちょっと強烈だったかもしれない。
その姿を見た村民は、皆悲鳴を上げて逃げていっちゃったから。
「おお~……。」
俺もそんな状態のヤツを見たのは初めてで、しげしげと見つめていると、そいつはチッ!と大きな舌打ちをして俺を指さした。
「この汚らしい農民風情がっ!とっととお前も消えろっ!虫けらめっ!」
そう怒鳴りつけてくる少年の歳は、多分8歳くらい。
そんな子供が悪態を吐く姿は……なんだか悲しかった。
「は、はぁ……。」
俺はその子供が住むであろう家の方へチラッと視線を向けたが、どうも誰もいない様だ。
それだけで……この子供がどういう扱いでここに置かれたのかを知る。
酷ぇ~話だよな……。
頭をポリポリと掻きながら、俺は偉そうにふんぞりかえっている子供に近づいていき……。
────ヒョイッ。
そのぽっちゃりした体を抱っこした。
「────なっ!!!」
そいつはフルフル震えて顔を真っ赤にしていて……そして凄く驚いた顔をしていたと思う。
そんな様子がおかしてく吹き出した後、ポンポンと背中を軽く叩いてやった。
「分かった分かった。飯食わしてやるからウチに来いよ。野菜しかないけど……。」
「ふっ、ふざけるなっ!き、き、き、汚い手で触るなっ!無礼者めぇぇ!!」
子供はワーワーギャーギャーと煩く暴れたが、そのまま野菜を収穫するように担いで連れて行って、野菜のスープとパンを出してやると、無言で食べ始めた。
ひたすら食事の粗末さや俺の無礼さの文句を言っていたが、まぁ出されたモノは全部平らげていたから、お腹は減っていたらしい。
食べ終わった後は少し静かになったので、そのまま体を拭いてやろうとタオルと水桶を持っていったのだが……突然激しい拒絶をし始めた。
「やっ、やめろっ!!無礼者めっ!!まっ、まさか俺の体を拭くつもりかっ!?」
「?あ、あぁ。お前臭いし。」
さっきからプンプンに臭ってくるのは、動物が作った巣の匂いというか……要は何日もお風呂に入っていない様な匂いだ。
俺や村の人達は、近くの川や少し森に近い温泉などに浸かったりするが、今日の村の人達の様子だと外出しにくいだろうし、せめて体を拭いてやろうと思ったのだ。
当然の様にタオルを濡らして見せる俺を、その子供は信じられないモノを見るかの様な目で見てきた。
「……貴様は……怖くないのか……?俺は……こんな汚い姿で……太っているし……伝染るかも……しれないのに……。」
さっきの威勢はどこへやら?突然体を丸めて恥ずかしがる様子を見せる子供に、俺はハァとため息をつく。
「伝染るモンだったら困るけど……流石に子供を飢えさせるわけにはいかないだろう。
それに、俺が感染しても、迷惑かける様な家族はとっくに死んじまってるからなぁ……。まぁ、気にすんな。」
「…………。」
つらつらと答えると、子供は無言で下を向いて黙ってしまったので、俺はタオルを持って子供に近づいた。
そして汗と膿でグチャグチャになっている首元を拭いてやると、子供はビクッ!と体を震わせて……そのまま泣いてしまう。
多分この病気のせいで、こいつは嫌な想いをしてきて、だから必死に虚勢を張っているんだろう。
そう思った俺は、泣いているのを指摘するのはせずに、そのまま知らんぷりして体を拭いて、その日はそのまま寝かせてやった。
「おいっ!農民!!それは何をしているんだっ!!」
その日からそいつは、コロコロと太った体を必死に動かし俺について回る様になり、他の農民達は俺達を遠巻きにする様になる。
「お、お前、お人好しも大概にしろよな!」
「病気が伝染るかもよ!」
遠くからジロとニコが真っ青な顔でそう忠告してきたが、だからといって放って置く事はできずに、俺は畑の耕し方を教えたり、いろいろな生きる術の様な事も教えてやった。
しかし、どうにも運動が苦手な様子で、結局なんにもできなかったが……。
その際に聞いたのだが、その子供には名前はないのだというので、とりあえず俺は<コロ>という名前をつけて呼ぶことにする。
すると気に入らないと思いきや、別に文句を言われることもなかったため、俺はコロと根気強く付き合い続けた。
しかし、ある日緊張の糸が切れたのか────巨大なビック・ダンゴムーシが畑から飛び出してきたのに驚き、突然泣き出してしまったのだ。
「びえぇぇぇ────ン!!!」
「ほら~泣くなって、いい子いい子~。」
泣いてしまった原因でもあるビック・ダンゴムーシを抱っこしながら慰めたが、コロは泣き止まない。
「わーん!わーん!!怖いよー!怖いよー!!」
ダンゴムーシを遠ざけるため、ソッと近くの木の幹に置いてやると、コロはわけのわからない事を大声で叫ぶ。
「ぼ、僕がデブで汚い病気の子だからこんな地獄に捨てられたんだぁぁぁ!!わーんわーん!!誰も僕の事なんてぇぇぇ!!!」
ギャンギャンと泣きわめくコロの顔を仕方ないから拭いてやると、ちょっと失礼な物言いに一応物申した。
「いや、お前ぇ~……。地獄って、俺、ずっとこの村に住んでるんだけど……。」
汗を掻きながらため息をついた後……俺は泣き止まないその子の頭を優しく撫でてやる。
「あのさ、お前自分の外見が嫌いなのか?」
「当たり前じゃないかぁぁぁ!!このせいで俺は捨てられたんだからぁぁぁ!!」
ギャギャンッ!!!
更に激しく泣きながら叫ぶコロに苦笑いしながら、俺はコロの体をヨイショと抱き上げた。
「良いもの見せてやるからちょっと行くぞ。」
「……?」
グスグスと鼻を啜っているコロを抱っこしたまま、俺は近くにある沼へと向かう。
すると、そこには沢山の<イボイボ・ケロッグ>達がいて、コロは「ヒッ!!」と悲鳴をあげた。
<イボイボ・ケロッグ>
体長30~50cmくらいの沢山のイボがついたカエル型モンスター
性格は大人しく、沼などの湿地帯を好んで住んでいる
沢山のイボから油を出して、常に体をヌメヌメにさせて外敵から身を守るのだが、その油は臭いため、人からは忌み嫌われてきたモンスターでもある
トマトやレモンなどの酸味の効いたモノが好物
「……一体何の病気なのかしらね。」
「さぁ……。可哀想だけど……ウチの子に伝染ったらと思うと、近寄れないわよね……。」
村の中でヒソヒソ囁かれるのは、ある一人の少年の噂話だ。
当時18歳になっていた俺は、渦中の少年がいるであろう家へと視線を向ける。
ある日村の中でも外れの方にある一角に、ピカピカの一軒家が建てられた。
本当に突然建てられたので、村の皆はビックリしていたのだが、村長曰くある病気に患った子が療養の目的で送られてくるのだという。
どうしてこんな村に?と思ったが、村長曰く『厄介払い』、もしくは、ここなら周りに伝染ろうが、どうでもいいという事だろうと言っていた。
酷い話だが、他の広い街なら被害は甚大になるだろうし、小さな村なら病気自体を閉じ込める事も容易いだろうという事だろう。
「……どんなヤツが来るんだろうな。」
病弱で儚げな美少年かな?と勝手なイメージを抱いていたのだが、その姿形を見れば、そんなイメージは粉々に吹っ飛んだ。
背は小さいが丸々と太った体と、まるでヒキガエルのイボの様な出来物が顔や手足など体中に出来ていて、所々から膿が出ているその姿は……まぁ、ちょっと強烈だったかもしれない。
その姿を見た村民は、皆悲鳴を上げて逃げていっちゃったから。
「おお~……。」
俺もそんな状態のヤツを見たのは初めてで、しげしげと見つめていると、そいつはチッ!と大きな舌打ちをして俺を指さした。
「この汚らしい農民風情がっ!とっととお前も消えろっ!虫けらめっ!」
そう怒鳴りつけてくる少年の歳は、多分8歳くらい。
そんな子供が悪態を吐く姿は……なんだか悲しかった。
「は、はぁ……。」
俺はその子供が住むであろう家の方へチラッと視線を向けたが、どうも誰もいない様だ。
それだけで……この子供がどういう扱いでここに置かれたのかを知る。
酷ぇ~話だよな……。
頭をポリポリと掻きながら、俺は偉そうにふんぞりかえっている子供に近づいていき……。
────ヒョイッ。
そのぽっちゃりした体を抱っこした。
「────なっ!!!」
そいつはフルフル震えて顔を真っ赤にしていて……そして凄く驚いた顔をしていたと思う。
そんな様子がおかしてく吹き出した後、ポンポンと背中を軽く叩いてやった。
「分かった分かった。飯食わしてやるからウチに来いよ。野菜しかないけど……。」
「ふっ、ふざけるなっ!き、き、き、汚い手で触るなっ!無礼者めぇぇ!!」
子供はワーワーギャーギャーと煩く暴れたが、そのまま野菜を収穫するように担いで連れて行って、野菜のスープとパンを出してやると、無言で食べ始めた。
ひたすら食事の粗末さや俺の無礼さの文句を言っていたが、まぁ出されたモノは全部平らげていたから、お腹は減っていたらしい。
食べ終わった後は少し静かになったので、そのまま体を拭いてやろうとタオルと水桶を持っていったのだが……突然激しい拒絶をし始めた。
「やっ、やめろっ!!無礼者めっ!!まっ、まさか俺の体を拭くつもりかっ!?」
「?あ、あぁ。お前臭いし。」
さっきからプンプンに臭ってくるのは、動物が作った巣の匂いというか……要は何日もお風呂に入っていない様な匂いだ。
俺や村の人達は、近くの川や少し森に近い温泉などに浸かったりするが、今日の村の人達の様子だと外出しにくいだろうし、せめて体を拭いてやろうと思ったのだ。
当然の様にタオルを濡らして見せる俺を、その子供は信じられないモノを見るかの様な目で見てきた。
「……貴様は……怖くないのか……?俺は……こんな汚い姿で……太っているし……伝染るかも……しれないのに……。」
さっきの威勢はどこへやら?突然体を丸めて恥ずかしがる様子を見せる子供に、俺はハァとため息をつく。
「伝染るモンだったら困るけど……流石に子供を飢えさせるわけにはいかないだろう。
それに、俺が感染しても、迷惑かける様な家族はとっくに死んじまってるからなぁ……。まぁ、気にすんな。」
「…………。」
つらつらと答えると、子供は無言で下を向いて黙ってしまったので、俺はタオルを持って子供に近づいた。
そして汗と膿でグチャグチャになっている首元を拭いてやると、子供はビクッ!と体を震わせて……そのまま泣いてしまう。
多分この病気のせいで、こいつは嫌な想いをしてきて、だから必死に虚勢を張っているんだろう。
そう思った俺は、泣いているのを指摘するのはせずに、そのまま知らんぷりして体を拭いて、その日はそのまま寝かせてやった。
「おいっ!農民!!それは何をしているんだっ!!」
その日からそいつは、コロコロと太った体を必死に動かし俺について回る様になり、他の農民達は俺達を遠巻きにする様になる。
「お、お前、お人好しも大概にしろよな!」
「病気が伝染るかもよ!」
遠くからジロとニコが真っ青な顔でそう忠告してきたが、だからといって放って置く事はできずに、俺は畑の耕し方を教えたり、いろいろな生きる術の様な事も教えてやった。
しかし、どうにも運動が苦手な様子で、結局なんにもできなかったが……。
その際に聞いたのだが、その子供には名前はないのだというので、とりあえず俺は<コロ>という名前をつけて呼ぶことにする。
すると気に入らないと思いきや、別に文句を言われることもなかったため、俺はコロと根気強く付き合い続けた。
しかし、ある日緊張の糸が切れたのか────巨大なビック・ダンゴムーシが畑から飛び出してきたのに驚き、突然泣き出してしまったのだ。
「びえぇぇぇ────ン!!!」
「ほら~泣くなって、いい子いい子~。」
泣いてしまった原因でもあるビック・ダンゴムーシを抱っこしながら慰めたが、コロは泣き止まない。
「わーん!わーん!!怖いよー!怖いよー!!」
ダンゴムーシを遠ざけるため、ソッと近くの木の幹に置いてやると、コロはわけのわからない事を大声で叫ぶ。
「ぼ、僕がデブで汚い病気の子だからこんな地獄に捨てられたんだぁぁぁ!!わーんわーん!!誰も僕の事なんてぇぇぇ!!!」
ギャンギャンと泣きわめくコロの顔を仕方ないから拭いてやると、ちょっと失礼な物言いに一応物申した。
「いや、お前ぇ~……。地獄って、俺、ずっとこの村に住んでるんだけど……。」
汗を掻きながらため息をついた後……俺は泣き止まないその子の頭を優しく撫でてやる。
「あのさ、お前自分の外見が嫌いなのか?」
「当たり前じゃないかぁぁぁ!!このせいで俺は捨てられたんだからぁぁぁ!!」
ギャギャンッ!!!
更に激しく泣きながら叫ぶコロに苦笑いしながら、俺はコロの体をヨイショと抱き上げた。
「良いもの見せてやるからちょっと行くぞ。」
「……?」
グスグスと鼻を啜っているコロを抱っこしたまま、俺は近くにある沼へと向かう。
すると、そこには沢山の<イボイボ・ケロッグ>達がいて、コロは「ヒッ!!」と悲鳴をあげた。
<イボイボ・ケロッグ>
体長30~50cmくらいの沢山のイボがついたカエル型モンスター
性格は大人しく、沼などの湿地帯を好んで住んでいる
沢山のイボから油を出して、常に体をヌメヌメにさせて外敵から身を守るのだが、その油は臭いため、人からは忌み嫌われてきたモンスターでもある
トマトやレモンなどの酸味の効いたモノが好物
161
あなたにおすすめの小説
今日も武器屋は閑古鳥
桜羽根ねね
BL
凡庸な町人、アルジュは武器屋の店主である。
代わり映えのない毎日を送っていた、そんなある日、艶やかな紅い髪に金色の瞳を持つ貴族が現れて──。
謎の美形貴族×平凡町人がメインで、脇カプも多数あります。
【完結】勇者パーティーハーレム!…の荷物番の俺の話
バナナ男さん
BL
突然異世界に召喚された普通の平凡アラサーおじさん<山野 石郎>改め【イシ】
世界を救う勇者とそれを支えし美少女戦士達の勇者パーティーの中……俺の能力、ゼロ!あるのは訳の分からない<覗く>という能力だけ。
これは、ちょっとしたおじさんイジメを受けながらもマイペースに旅に同行する荷物番のおじさんと、世界最強の力を持った勇者様のお話。
無気力、性格破綻勇者様 ✕ 平凡荷物番のおじさんのBLです。
不憫受けが書きたくて書いてみたのですが、少々意地悪な場面がありますので、どうかそういった表現が苦手なお方はご注意ください_○/|_ 土下座!
【完結】もしかして俺の人生って詰んでるかもしれない
バナナ男さん
BL
唯一の仇名が《根暗の根本君》である地味男である<根本 源(ねもと げん)>には、まるで王子様の様なキラキラ幼馴染<空野 翔(そらの かける)>がいる。
ある日、そんな幼馴染と仲良くなりたいカースト上位女子に呼び出され、金魚のフンと言われてしまい、改めて自分の立ち位置というモノを冷静に考えたが……あれ?なんか俺達っておかしくない??
イケメンヤンデレ男子✕地味な平凡男子のちょっとした日常の一コマ話です。
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
転生したらスパダリに囲われていました……え、違う?
米山のら
BL
王子悠里。苗字のせいで“王子さま”と呼ばれ、距離を置かれてきた、ぼっち新社会人。
ストーカーに追われ、車に轢かれ――気づけば豪奢なベッドで目を覚ましていた。
隣にいたのは、氷の騎士団長であり第二王子でもある、美しきスパダリ。
「愛してるよ、私のユリタン」
そう言って差し出されたのは、彼色の婚約指輪。
“最難関ルート”と恐れられる、甘さと狂気の狭間に立つ騎士団長。
成功すれば溺愛一直線、けれど一歩誤れば廃人コース。
怖いほどの執着と、甘すぎる愛の狭間で――悠里の新しい人生は、いったいどこへ向かうのか?
……え、違う?
平凡な僕が優しい彼氏と別れる方法
あと
BL
「よし!別れよう!」
元遊び人の現爽やか風受けには激重執着男×ちょっとネガティブな鈍感天然アホの子
昔チャラかった癖に手を出してくれない攻めに憤った受けが、もしかしたら他に好きな人がいる!?と思い込み、別れようとする……?みたいな話です。
攻めの女性関係匂わせや攻めフェラがあり、苦手な人はブラウザバックで。
……これはメンヘラなのではないか?という説もあります。
pixivでも投稿しています。
攻め:九條隼人
受け:田辺光希
友人:石川優希
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグ整理します。ご了承ください。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
前世が悪女の男は誰にも会いたくない
イケのタコ
BL
※注意 BLであり前世が女性です
ーーーやってしまった。
『もういい。お前の顔は見たくない』
旦那様から罵声は一度も吐かれる事はなく、静かに拒絶された。
前世は椿という名の悪女だったが普通の男子高校生として生活を送る赤橋 新(あかはし あらた)は、二度とそんのような事ないように、心を改めて清く生きようとしていた
しかし、前世からの因縁か、運命か。前世の時に結婚していた男、雪久(ゆきひさ)とどうしても会ってしまう
その運命を受け入れれば、待っているの惨めな人生だと確信した赤橋は雪久からどうにか逃げる事に決める
頑張って運命を回避しようとする話です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる