姑が勝手に連れてきた第二夫人が身籠ったようですが、夫は恐らく……

泉花ゆき

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あくる日も、またそのあくる日も寝室での出来事は変わりません。
同室にて別々のベッドに入り、そして特に何の触れ合いもなく眠る……それで夫のほうは子が成せるのだと、信じ切っているようでした。

(夫がこんな有り様だっていうのに、子が出来るわけないじゃない!お義母様はご存じなのかしら……)

寝室には二つベッドが並べられていました。一つ一つが大きいものであるため、同衾することに支障はないのでしょうが……連花リェンホアは一度意を決して、涼珩リャンハンの眠るベッドへと近付いてみたことがあります。
けれども。

「……何をしているんだ?君のベッドはそっちだよね」

「……は、はい……」

そう言われてしまって、こちらから何かをしようという気力が無くなってしまったのでした。
凌家に嫁いで来てからひと月ほどが経ちました。

第一夫人である蘭珠ランジュは、今日も行動の一つ一つにケチをつけられ……連花リェンホアからしてみれば、とてもあのような境遇で過ごそうなどと思えないほどに義母からも厳しく当たられています。
……けれど、その一端が子供のいないことだと考えると……

このままいけば、あの姿になるのは自分ではないか?
そんな考えが浮かんできてしまうのです。

(どうしたらいいのかしらぁ……そもそも、このことを知っているのは屋敷の中の誰なの……?)

自身で子を成している凌夫人は、知らないと見てしまって確かでしょう。
何せ彼女は、孫の顔を見る日を今か今かと待っているのですから。

……蘭珠ランジュ連花リェンホアと立場を同じくするものですが、だからと言って彼女へ相談する気にはなれません。あんなに虐げられ、馬鹿にされている女へ、分からないことがあるなんて相談を……とてもしたくはありませんから。
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