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私が再び王宮に戻った1週間後。王太子妃選定会議が開かれた。出席者は国王陛下、王妃様、マクレガー宰相、文官を束ねるマーズ内務長官、軍隊の長であるドリス軍務総長、王立魔法学院のバレンシア院長。
その席にカーティス殿下、そして王太子妃候補として推薦されている私、それにメラニア様も招かれた。
久々にお会いするメラニア様に、私はどう接していいのかわからなかった。殿下は「無視しておけ」とおっしゃったがそういうわけにもいかない。しかも用意された席は隣同士だった。殿下の席は国王両陛下のすぐ後ろ。私の反対側だ。
私がカーティス殿下とともに入室したとき、すでにメラニア様は席についていた。艶やかなドレスに美しい赤毛、そして意志の強い瞳が私を強く射抜いた。それだけで、約6年の学院生活で彼女に付き従うことが身体に染み付いていた私は身の縮む思いがした。
メラニア様は何もおっしゃらない。けれどすぐ隣から燃えるような、それでいて冷ややかなオーラが漂ってくる。私はこの6年間、彼女が慈愛に満ちた聡明な女性だと思っていた。その内にあるこんな苛烈な思いになぜ気づけなかったのか。それが不思議なほどに、今のメラニア様からははっきりとした敵対心を感じる。
「気にするな。気持ちを強く持て」
私をエスコートしてくれたカーティス殿下が耳元で囁いた。その言葉に私も小さく頷く。ほかの誰でもない、この人の言葉を信じると決めた。だから私はメラニア様の隣に座った。
程なくして選定委員である方々が次々と入場され、最後に国王両陛下の登場となった。
「ただいまより、王太子妃選定会議を執り行う」
国王陛下の宣誓により、会議はスタートした。
国王両陛下は私に投票するだろうが、最終的にメラニア様に軍配があがる結果になればそれに従うことになる、というのは前もってカーティス殿下から聞かされていた。会議の決定を、国王という立場でもってしても覆すことはできない。そういう決まりになっているのだと。
だからこそバレンシア院長と、浮動票となり得るマーズ内務長官の票を取り込みたい。そう殿下は話していた。けれど選定会議までの時間が短すぎて、彼らに面会をすることは叶わなかった。
私とメラニア様の簡単な経歴が紹介されたのち、さっそくマクレガー宰相が口火を切った。
「私はメラニア・マクレガーを推薦します。我が娘ながら彼女ほど王太子妃、そして未来の王妃に相応しい者はおらぬと思っております。身分や容姿といった表面的なものだけでなく、広く人心を思いやる心にも満ちております。もうひとりの候補であるユーファミア・リブレ子爵令嬢のことも、学院においてメラニア・マクレガーが親身になって尽くしていたという話は皆様も聞き及びでしょう。魔力がないという身で学院の授業についていくのがやっとだった彼女のために勉学を教えたりテストの支援をしたりと、献身的に支えてきたと、多くの学友たちが証言しています。まぁ、その恩を仇で返された形にはなりましたがね」
その説明に追随する形で、血筋主義と名高いドリス軍務総長が口を開いた。
「私もメラニア・マクレガー侯爵令嬢に票を投じます。カーティス殿下はただの王族ではない。未来の国王です。その伴侶となるべき存在にも、我々は仕えることになりますからな。やはり未来の王妃には相応しい分というものがあるはず。失礼だが魔法学院にも王家の配慮で置いてもらい、毎年留年の危機だった女性にその地位が相応しいとは思えませぬ。その点マクレガー侯爵令嬢は学院でもトップクラスで、カーティス殿下と並んで校内でも他の生徒たちの模範となる存在だったと、学院に在籍している身内から聞いております。お2人は一対の絵のようにお似合いで、そもそもいったいなぜリブレ子爵令嬢がその間に割って入ることになったのか疑問だとも」
そして発言権はマーズ内務長官に移った。
「私は現時点では発言を控えさせていただきます。事前の噂だけを鵜呑みにしたくはありませんからね。今日この席で皆様のご意見を伺ってからと決めておりました」
事前の読み通り浮動票の立場をとったマーズ内務長官に続き、全員の目がバレンシア院長に移った。マクレガー宰相が院長に話を振った。
「学院での成績や評価についてはバレンシア院長がお詳しいでしょう。その上で院長のご意見も伺いたいものですな」
「そうですな。最終成績について資料にまとめてきたところです。今回の選定会議は候補のお2人が同学年ということで本来なら相対比較が可能なところではあるのですが、なにぶんリブレ子爵令嬢は魔法実技の授業は座学やレポートに振替となっておりますので、そもそも比較対象になりえぬのです」
「バレンシア院長。それは皆わかっております。それでも院長の公平な目で順位をつけていただきたい」
愛娘の出来に絶対の自信があるマクレガー宰相が強く迫った。
「確かに、場が場ですので宰相の仰る通りですな。私の判断では……ユーファミア・リブレ子爵令嬢に一日の長があると申し上げます」
「なっ……院長! 何をおっしゃるか!? リブレ子爵令嬢の方が優秀であったと? そんなことあるわけがない! 我が娘は常にトップ10の成績をとっておりましたぞ!」
「確かに、マクレガー侯爵令嬢も優秀な生徒ではあります。しかしながらどちらがより優秀な成績であったかと申しますと、リブレ子爵令嬢ということになりますな。なおこれは私の独断でなく、全教員の総意です。とくに水魔法の大家、エンゲルス教授と風魔法のクレイ助教授の評価はずばぬけて高いものでした」
「そんな馬鹿な……。いったいなぜ魔力もなくテストもまともに受けていないリブレ子爵令嬢がそれほど評価されるというのだ! ありえぬだろう!」
「それはレポートの採用成績の結果ですな。皆様ご存知の通り、我が学院ではレポート課題を重視しておりまして、毎年優秀なレポートをいくつかまとめて書籍にしております。とはいえまだ学生の身、世間に発表できるほどの大それたものではありませんので、我々や王宮の魔道士部の間でのみ閲覧可能としているものですが、その採用率がリブレ子爵令嬢はだんとつの一位なのですよ。これはカーティス王太子殿下をも凌ぎます」
思いもかけぬ事実にマクレガー宰相が一瞬黙った。驚いたのは宰相だけではない。私もだ。やたらとレポート提出を求められたが、裏でそんなことが行われていたとは知らなかった。
「そ、それはたまたまではないかね? そうだ、先ほど実技テストがすべて座学に置き換えられていたと言っておられたが、人より多くレポートを書いていたのなら、採用率が高くなるのも当たり前だろう。より重視されるのは内容ではなく中身であるべきでは? 我が娘のレポートも申し分ない出来だったはずだ」
「リブレ子爵令嬢の採用数が10本なのに対して、マクレガー侯爵令嬢の採用数は2本ですが……うち1本は王宮の魔道士部からクレームがあがり、取り下げた経緯がありますな。なんでも過去に当学院に在籍していた平民の魔道士が長年行ってきた研究に類似しており、盗作ではないかと」
「と……盗作だと! 濡れ衣だ!」
「その件に関してはレポート取り下げで調査打ち切りとさせていただきました。なにぶん未来ある学生を守るというのも我々の使命ですからな」
どんどん明かされる事実に驚きつつ、隣のメラニア様をちらりと見た。彼女は表情ひとつ変えず座っていたが、視線はやや俯きがちだった。膝に乗せた手が硬く握られている。
殿下はメラニア様のレポートはすべて、マクレガー家所属の魔道士たちに書かせたものだとおっしゃった。その中にはリーゼさんのものもあったのかもしれない。あれからリーゼさんの行方を殿下に探してもらっていたがまだわからないままだ。私が滞在していた別邸はすぐに調べがついたが、もぬけのからになっていたらしい。
「なるほど。魔力なしでもレポートは書けるということですかな。確かに魔道士部の面々からリブレ子爵令嬢の噂は聞いていますよ。学院卒業後は魔道士部に引き抜けないかと、部長からも問い合わせがあったくらいですからね」
思わぬ援護射撃がマーズ内務長官から出た。内務長官は王宮の魔道士部も配下に置いている。それにぎょっとしたのがマクレガー宰相だった。
「いや、いくら優秀なレポートが書けるといっても、所詮魔法学の話。王太子妃や王妃の質はそれだけでは決まらぬだろう!」
「そのことですがな。リブレ子爵令嬢は魔法学以外の分野でも優秀な成績を修めております。語学、文学、歴史、地理、政治経済、マナーも含めてマクレガー侯爵令嬢と同等。ここは優劣はつけられませぬ。その他、学院生活におけるあらゆる点で御二方は極めて優秀な御令嬢でした。しかしながらここは王太子妃選定会議の場。どうしても片方を選ばねばならぬとすれば、我々学院はユーファミア・リブレ嬢を推します」
ガタン、と音を立てたのはマクレガー宰相。だがそれ以上は何も言えず、椅子に座るしかなかった。
その席にカーティス殿下、そして王太子妃候補として推薦されている私、それにメラニア様も招かれた。
久々にお会いするメラニア様に、私はどう接していいのかわからなかった。殿下は「無視しておけ」とおっしゃったがそういうわけにもいかない。しかも用意された席は隣同士だった。殿下の席は国王両陛下のすぐ後ろ。私の反対側だ。
私がカーティス殿下とともに入室したとき、すでにメラニア様は席についていた。艶やかなドレスに美しい赤毛、そして意志の強い瞳が私を強く射抜いた。それだけで、約6年の学院生活で彼女に付き従うことが身体に染み付いていた私は身の縮む思いがした。
メラニア様は何もおっしゃらない。けれどすぐ隣から燃えるような、それでいて冷ややかなオーラが漂ってくる。私はこの6年間、彼女が慈愛に満ちた聡明な女性だと思っていた。その内にあるこんな苛烈な思いになぜ気づけなかったのか。それが不思議なほどに、今のメラニア様からははっきりとした敵対心を感じる。
「気にするな。気持ちを強く持て」
私をエスコートしてくれたカーティス殿下が耳元で囁いた。その言葉に私も小さく頷く。ほかの誰でもない、この人の言葉を信じると決めた。だから私はメラニア様の隣に座った。
程なくして選定委員である方々が次々と入場され、最後に国王両陛下の登場となった。
「ただいまより、王太子妃選定会議を執り行う」
国王陛下の宣誓により、会議はスタートした。
国王両陛下は私に投票するだろうが、最終的にメラニア様に軍配があがる結果になればそれに従うことになる、というのは前もってカーティス殿下から聞かされていた。会議の決定を、国王という立場でもってしても覆すことはできない。そういう決まりになっているのだと。
だからこそバレンシア院長と、浮動票となり得るマーズ内務長官の票を取り込みたい。そう殿下は話していた。けれど選定会議までの時間が短すぎて、彼らに面会をすることは叶わなかった。
私とメラニア様の簡単な経歴が紹介されたのち、さっそくマクレガー宰相が口火を切った。
「私はメラニア・マクレガーを推薦します。我が娘ながら彼女ほど王太子妃、そして未来の王妃に相応しい者はおらぬと思っております。身分や容姿といった表面的なものだけでなく、広く人心を思いやる心にも満ちております。もうひとりの候補であるユーファミア・リブレ子爵令嬢のことも、学院においてメラニア・マクレガーが親身になって尽くしていたという話は皆様も聞き及びでしょう。魔力がないという身で学院の授業についていくのがやっとだった彼女のために勉学を教えたりテストの支援をしたりと、献身的に支えてきたと、多くの学友たちが証言しています。まぁ、その恩を仇で返された形にはなりましたがね」
その説明に追随する形で、血筋主義と名高いドリス軍務総長が口を開いた。
「私もメラニア・マクレガー侯爵令嬢に票を投じます。カーティス殿下はただの王族ではない。未来の国王です。その伴侶となるべき存在にも、我々は仕えることになりますからな。やはり未来の王妃には相応しい分というものがあるはず。失礼だが魔法学院にも王家の配慮で置いてもらい、毎年留年の危機だった女性にその地位が相応しいとは思えませぬ。その点マクレガー侯爵令嬢は学院でもトップクラスで、カーティス殿下と並んで校内でも他の生徒たちの模範となる存在だったと、学院に在籍している身内から聞いております。お2人は一対の絵のようにお似合いで、そもそもいったいなぜリブレ子爵令嬢がその間に割って入ることになったのか疑問だとも」
そして発言権はマーズ内務長官に移った。
「私は現時点では発言を控えさせていただきます。事前の噂だけを鵜呑みにしたくはありませんからね。今日この席で皆様のご意見を伺ってからと決めておりました」
事前の読み通り浮動票の立場をとったマーズ内務長官に続き、全員の目がバレンシア院長に移った。マクレガー宰相が院長に話を振った。
「学院での成績や評価についてはバレンシア院長がお詳しいでしょう。その上で院長のご意見も伺いたいものですな」
「そうですな。最終成績について資料にまとめてきたところです。今回の選定会議は候補のお2人が同学年ということで本来なら相対比較が可能なところではあるのですが、なにぶんリブレ子爵令嬢は魔法実技の授業は座学やレポートに振替となっておりますので、そもそも比較対象になりえぬのです」
「バレンシア院長。それは皆わかっております。それでも院長の公平な目で順位をつけていただきたい」
愛娘の出来に絶対の自信があるマクレガー宰相が強く迫った。
「確かに、場が場ですので宰相の仰る通りですな。私の判断では……ユーファミア・リブレ子爵令嬢に一日の長があると申し上げます」
「なっ……院長! 何をおっしゃるか!? リブレ子爵令嬢の方が優秀であったと? そんなことあるわけがない! 我が娘は常にトップ10の成績をとっておりましたぞ!」
「確かに、マクレガー侯爵令嬢も優秀な生徒ではあります。しかしながらどちらがより優秀な成績であったかと申しますと、リブレ子爵令嬢ということになりますな。なおこれは私の独断でなく、全教員の総意です。とくに水魔法の大家、エンゲルス教授と風魔法のクレイ助教授の評価はずばぬけて高いものでした」
「そんな馬鹿な……。いったいなぜ魔力もなくテストもまともに受けていないリブレ子爵令嬢がそれほど評価されるというのだ! ありえぬだろう!」
「それはレポートの採用成績の結果ですな。皆様ご存知の通り、我が学院ではレポート課題を重視しておりまして、毎年優秀なレポートをいくつかまとめて書籍にしております。とはいえまだ学生の身、世間に発表できるほどの大それたものではありませんので、我々や王宮の魔道士部の間でのみ閲覧可能としているものですが、その採用率がリブレ子爵令嬢はだんとつの一位なのですよ。これはカーティス王太子殿下をも凌ぎます」
思いもかけぬ事実にマクレガー宰相が一瞬黙った。驚いたのは宰相だけではない。私もだ。やたらとレポート提出を求められたが、裏でそんなことが行われていたとは知らなかった。
「そ、それはたまたまではないかね? そうだ、先ほど実技テストがすべて座学に置き換えられていたと言っておられたが、人より多くレポートを書いていたのなら、採用率が高くなるのも当たり前だろう。より重視されるのは内容ではなく中身であるべきでは? 我が娘のレポートも申し分ない出来だったはずだ」
「リブレ子爵令嬢の採用数が10本なのに対して、マクレガー侯爵令嬢の採用数は2本ですが……うち1本は王宮の魔道士部からクレームがあがり、取り下げた経緯がありますな。なんでも過去に当学院に在籍していた平民の魔道士が長年行ってきた研究に類似しており、盗作ではないかと」
「と……盗作だと! 濡れ衣だ!」
「その件に関してはレポート取り下げで調査打ち切りとさせていただきました。なにぶん未来ある学生を守るというのも我々の使命ですからな」
どんどん明かされる事実に驚きつつ、隣のメラニア様をちらりと見た。彼女は表情ひとつ変えず座っていたが、視線はやや俯きがちだった。膝に乗せた手が硬く握られている。
殿下はメラニア様のレポートはすべて、マクレガー家所属の魔道士たちに書かせたものだとおっしゃった。その中にはリーゼさんのものもあったのかもしれない。あれからリーゼさんの行方を殿下に探してもらっていたがまだわからないままだ。私が滞在していた別邸はすぐに調べがついたが、もぬけのからになっていたらしい。
「なるほど。魔力なしでもレポートは書けるということですかな。確かに魔道士部の面々からリブレ子爵令嬢の噂は聞いていますよ。学院卒業後は魔道士部に引き抜けないかと、部長からも問い合わせがあったくらいですからね」
思わぬ援護射撃がマーズ内務長官から出た。内務長官は王宮の魔道士部も配下に置いている。それにぎょっとしたのがマクレガー宰相だった。
「いや、いくら優秀なレポートが書けるといっても、所詮魔法学の話。王太子妃や王妃の質はそれだけでは決まらぬだろう!」
「そのことですがな。リブレ子爵令嬢は魔法学以外の分野でも優秀な成績を修めております。語学、文学、歴史、地理、政治経済、マナーも含めてマクレガー侯爵令嬢と同等。ここは優劣はつけられませぬ。その他、学院生活におけるあらゆる点で御二方は極めて優秀な御令嬢でした。しかしながらここは王太子妃選定会議の場。どうしても片方を選ばねばならぬとすれば、我々学院はユーファミア・リブレ嬢を推します」
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