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あら、あら、あら
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第三王子は、私達に向き合って謝罪した。
「この度は、本当に申し訳ないことをした。許してほしい。」
王族でも、偉そうでないのは良いけれど、そんなに簡単に頭を下げてはいけないわ。
第三王子は、頭を上げて、嬉しそうに笑い、「ありがとう」と何故かお礼を言われた。
あら、また声に出てたかしら。
旦那様を見ると、笑ってらっしゃるので、そうなのね。
マーガレット様は、勢いはなくなったものの、忌々しそうに私を見る目は変わらない。
「私は謝らない。悪くないもの。」
子供の様なことを仰るのね。
私は何だか気が抜けてしまって、腹も立たないから、どうでもよくなってきた。
第三王子は、旦那様と談笑して、マーガレット様をつれて帰ろうとしていました。
もう気が抜けた私達は、パーティーに気持ちなどもうなく、同じように帰ろうとしていたのですが、所謂伏兵がいたのでした。
男は、魂が抜けている状態でした。彼はマーガレット様に唆されていたのか、本当に好きだったのかはわかりませんが、利用されたに過ぎない様です。
あの男は力なく立ち上がり、どこからか、取り出したナイフで、マーガレット様を襲いに行ったのです。
まあ、護衛に阻まれましたが。
痴情のもつれと言うものでしょうか。私、ドキドキしてしまって、見入ってしまったのですわ。
マーガレット様は、そこで、ようやく、男性ではなく、男性の横にいた女性に気がつきました。
「なんであんたがいるの?」
それは、驚愕と恐れが入り混ったような表情でした。
子供のように見えた女性の表情はよく見えませんでしたが、笑っているようです。
マーガレット様は、第三王子の背中に抱きついて怯えています。第三王子は、女性を見ると、マーガレット様に何か囁いています。
護衛によって彼女は拘束されました。
何だったのでしょう。
マーガレット様の怯えは大変なものでした。
その後、お開きになって、帰った私達は、ようやく幸せな眠りについたものの、気はそぞろでした。
私はデビュタントすぐに結婚した世間知らずなもので、痴情のもつれとか、そう言うのが大好きなのです。
ルーカスは、笑っていて、そう言った趣味を笑ってくれますが、本来は悪趣味と言うのですよね。知っていますわ。だから、あの時の結末がわかるまで、私は良い意味でドキドキして過ごしたのです。
「この度は、本当に申し訳ないことをした。許してほしい。」
王族でも、偉そうでないのは良いけれど、そんなに簡単に頭を下げてはいけないわ。
第三王子は、頭を上げて、嬉しそうに笑い、「ありがとう」と何故かお礼を言われた。
あら、また声に出てたかしら。
旦那様を見ると、笑ってらっしゃるので、そうなのね。
マーガレット様は、勢いはなくなったものの、忌々しそうに私を見る目は変わらない。
「私は謝らない。悪くないもの。」
子供の様なことを仰るのね。
私は何だか気が抜けてしまって、腹も立たないから、どうでもよくなってきた。
第三王子は、旦那様と談笑して、マーガレット様をつれて帰ろうとしていました。
もう気が抜けた私達は、パーティーに気持ちなどもうなく、同じように帰ろうとしていたのですが、所謂伏兵がいたのでした。
男は、魂が抜けている状態でした。彼はマーガレット様に唆されていたのか、本当に好きだったのかはわかりませんが、利用されたに過ぎない様です。
あの男は力なく立ち上がり、どこからか、取り出したナイフで、マーガレット様を襲いに行ったのです。
まあ、護衛に阻まれましたが。
痴情のもつれと言うものでしょうか。私、ドキドキしてしまって、見入ってしまったのですわ。
マーガレット様は、そこで、ようやく、男性ではなく、男性の横にいた女性に気がつきました。
「なんであんたがいるの?」
それは、驚愕と恐れが入り混ったような表情でした。
子供のように見えた女性の表情はよく見えませんでしたが、笑っているようです。
マーガレット様は、第三王子の背中に抱きついて怯えています。第三王子は、女性を見ると、マーガレット様に何か囁いています。
護衛によって彼女は拘束されました。
何だったのでしょう。
マーガレット様の怯えは大変なものでした。
その後、お開きになって、帰った私達は、ようやく幸せな眠りについたものの、気はそぞろでした。
私はデビュタントすぐに結婚した世間知らずなもので、痴情のもつれとか、そう言うのが大好きなのです。
ルーカスは、笑っていて、そう言った趣味を笑ってくれますが、本来は悪趣味と言うのですよね。知っていますわ。だから、あの時の結末がわかるまで、私は良い意味でドキドキして過ごしたのです。
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