異世界で幸せに~運命?そんなものはありません~

存在証明

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アルバード王立高等学院~這い寄る魔の手~

最後の特別試験

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卒業試験

期間:神の月1日~3日
♢石像防衛試験(全員協力型)

詳細:今日の17時にて会議室で説明する。参加資格を持っている者は超級クラスの生徒で、神の月1日までに卒業論文を書き終えることのできる生徒のみである。また、説明会をサボった場合は参加資格があっても参加できないので注意。 公務のため学院外にいる生徒および体調不良の生徒はその限りではない。

※※超級クラスに4年以上居続けている者はこれを逃せば卒業資格を失います※※

持ち込んでいいもの
武器類
それ以外は自分で作ったものであればなんでも持ち込みOK

※魔法鞄を学院側が一人一つ支給します

賞罰
特になし

※団体戦ではあるが、個人の働きに関しては紹介する職に影響がでるので真面目にやるように

「情報ないじゃん。ていうか、超級クラスって四年も居続けることできるんだ。」

「超級クラスは一年以内に卒業できたら優秀、三年未満なら普通、それ以上は専門家も驚くような何かに異常に執着している変人ってのが、周りからの評価にもなってるぐらい有名だぞ。」

「それは知ってるけど本当にいるんだなって思って。」

「そりゃあいるけど、学院の中にはほとんどいないから会わないのも無理はない。変人達のほとんどは国中を飛び回り論文に書く用の研究にいそしんでるからな。」

論文のテーマにのめり込んでしまったタイプの人達か…

「でも、今回は人数が少ないんじゃないかな。本来今年卒業する予定の生徒たちの一部が、兄上に感化されて留学に行ってしまったから。」

兄さんが?とんだ迷惑な置き土産をくれたものだ。全員協力型の試験で人いないって結構ヤバいと思う。

「って、そんなこと話してる場合じゃない!ほら、ここ見ろよ!今日の17時にて会議室で説明するって書いてあるけど、今16時45分だぞ!」

「ほんとだ。」

それを教えるためにさっきから速く歩くようにせかされたのか。
まあ僕は行かなくてもさっきまで公務のために学院外にいたから遅れても大丈夫だと思うけど。

「いや、もっと焦れって!」

「大丈夫、大丈夫。この距離なら間に合うから。」

そう言いながら、たいして急ぐこともせず、会議室に向かった。


会議室には僕らを13名がいた。適当に席に座り先生の言葉を待つ

「よし、時間になったな。では、これより、卒業試験の内容について話す。まず、ここの15名には魔物の数を増やしたウルフ高原の真ん中で三日間石像防衛試験を受けてもらう。名前の通り学院長の石像を三日間守り抜くことで達成できる試験だ。学院長の石像は少しでも傷がつくと赤く光るようになっている。もし赤く光ってしまった場合、その時点で試験は終了となる。一応言っておくが、試験期間中に終了となった場合でも、卒業できなくなる、なんてことは起こらないから心配しなくていい。ただ、試験中の働きに応じて紹介できる仕事が変わってくることだけは頭に入れておけ。試験に関わることは口外禁止だから、作戦会議をする場合は、この会議室で行ってほしい。会議室は7時から20時までならあいている。超級クラスに配布されている紋章を会議室前に立っている警備の人に見せれば入ることができるから覚えておけ。これ以上の説明は俺からはできない。ただし、質問があればそれには答えよう。質問は一人一回までだから考えて質問するように。ではこれから質問フェーズに入るが、今じゃないとダメだというわけではないから安心してくれ。」

なるほど…それは面白いな。      

「はい!学院長の石像は全長何メートルなんですか?」

「2メートルだ。」

「はい!その石像を動かしたり、魔物よけの薬をぶっかけたりするのはダメですか?」

「そう言った行為は全て禁止だ。」

「はい!現地で回復薬を作ってもいいんですか?」

「ああ、もちろんだ。ただ材料は現地で探せよ。」

「はい!魔物の数を増やしたと言っていましたが、具体的にお聞かせ願いますか?」

「魔物の数はおよそ10倍だ。」

「はい!魔物は一定期間で増やされますか?」

「ああ。朝の5時、昼の10時と15時、そして夜の20時に新たな魔物が投入される。」

「石像に何か仕掛けがあったりしませんか?」

「石像には魔物をおびき寄せる特別な仕様が施されている。もちろん国には許可をとった。」

「はい!緊急時はどうしたらいいですか?」

「15名全員に監視がひっそりついてるから安心していい。」

そこまでで皆沈黙した。

「もし今後質問したいことがあればその時に質問してくれたらいい。今質問した奴らは無理だがな。この後一時間はここで過ごしてもらう。自己紹介するなりなんなりしてくれ。俺も1時間はここにいる。」

そう言って先生は会議室の扉の前に椅子を置き、本を読み始めた。
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