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繋がれた未来~不安定な魂~
召喚術
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「昨日コウさんに言いましたが、今日は召喚術の授業をします。初めて召喚術の授業を受ける方もいらっしゃるので基本的なことからしていきます。カイ様とアイリス嬢は復習だと思ってください。」
はーい…と言いたい所だが、この授業というよりほとんどの授業を実は僕達じゃなくてコウ達に習わせたいんじゃ…お祖父様ならやりかねないな。
本当のおまけは僕達だったか…
「ざっくり説明しますと召喚術とは魔物を召喚する術のことです。召喚できる魔物は自分と一番波長があっている魔物で、生涯1体だけ、、という訳ではなくその魔物が死ねば別の魔物が出てきます。が、召喚した魔物を殺す真似はしないように。」
うわっ…えげつな…だから学院でしか教えてないんだ…(遠い目)
「魔物を召喚すると魔力が目減りしていきます。なので魔力が尽きる前に契約しなければいけません。契約が済んでから召喚術を使うと魔力の継続的な減りが無くなります。ですが、召喚する際に現時点での最大魔力量の半分を使うので使うときはよく考えた方がいいでしょう。ここまで何か質問はありますか?」
「はい!なんで学院でしか習われへんの?」
「いい質問ですね。実は学院だけでしか習えないわけではないんです。召喚術の家系の人達やそういったスキルを持っている人達は国に申請すると公的に教わることも親兄弟に教わることもできるようになります。ただ、召喚術は悪用しようと思えばいくらでも悪用できるので使える人を限定しているんです。」
召喚して殺してを繰り返したらかなりの素材が手に入るもんね…
「召喚した魔物を契約できなかったらどうするんですか?」
「たまにいらっしゃいますが、魔力量的に厳しいだけですので魔力を増やせば問題ありません。…まあたまに原因不明な時もあるのでその時は諦めましょう。適性がなかったというだけの話です。」
なんか可哀相だな…その人…
「もう質問はありませんか?…まず初めに私の召喚獣を紹介しますね。よく見ておいてくださいね。…我が召喚に応えよ!リエンダ!」
ポンっと現れたのは少し大きめのフクロウだった。
「あっ!!永眠鳥だ!!」
…なんだそれ…フクロウじゃないの?
「らすとばーど?」
「ああ。広範囲で獲物を眠らせることが出来るんだ!眠らされたら最後あの世行きって言われてるんだ!」
なにそれ…コワッ…
「エレンさん、お詳しいですね。それではラストバードは何を主食としていますか?」
「それは…」
…長く続きそうなので机に突っ伏すことにした
*
*
*
「明後日は植物学をします。これをどうぞ。」
そう言って僕以外に白紙の紙を配っていく。
「この屋敷には温室や薬草畑などがたくさんありますのでそこへ赴き、全ての植物の名前と絵と特徴を書いてください。…カイ様もなさいますか?」
「…どうしてそんなことを聞くの?」
そういえば今までこの人に宿題をもらったことは無かったな…
「公爵様が、カイ様は宿題など端からやる気がないしやらなくても問題はないと思うから出さなくていいと仰っていたのですが、この課題はカイ様の興味を引きそうでしたので。」
たしかに...ちょっとやってみたい…
「全部はやらないと思うけどそれでもいい?」
「ええ、構いませんよ。」
そう言って先生はふわりと微笑んだ。
*
「にしてもカイは宿題やらんくてよかったなんて知らんかったわ…」
「…コウだってそんなに貰ってなかっただろ?」
そう言ってエレンが不貞腐れる。
「それは例外だよ。コウの瞳は何でも記憶するから暗記系はやる必要ないでしょ?その代わり数学はたんまり貰ってたじゃん。…この前コウに押しつけられたし。ねっ、アイリス。」
「ふふっ、そうでしたね。でも、あれを1人でするにはかなり大変だったと思いますよ。」
そう言ってコウを庇う。
「明日は授業は休みなんですよね?なら明日皆で宿題をしませんか?今日は雨ですけど明日は晴れるかもしれませんよ。」
「午後でもいい?午前はアイリスに魔法を教わるつもりだから空いてないんだ。」
「もちろん構いませんよ。」
「にしてもカイって植物に興味あるん?」
「冒険者をする上で植物は大事だから。それに学院では生物学を取ってるから習わないし自分の知らないことを知れると思ったからね。」
「へぇー、ならよかった。無理に合わせてるんやないかと思ったわ。」
「僕がそんなことすると思う?ねぇ、イリアス。」
「そうだな。カイならやらないって突っぱねるだろうな。」
そんな会話をしつつ僕らは談話室でお菓子をほお張るのだった。
はーい…と言いたい所だが、この授業というよりほとんどの授業を実は僕達じゃなくてコウ達に習わせたいんじゃ…お祖父様ならやりかねないな。
本当のおまけは僕達だったか…
「ざっくり説明しますと召喚術とは魔物を召喚する術のことです。召喚できる魔物は自分と一番波長があっている魔物で、生涯1体だけ、、という訳ではなくその魔物が死ねば別の魔物が出てきます。が、召喚した魔物を殺す真似はしないように。」
うわっ…えげつな…だから学院でしか教えてないんだ…(遠い目)
「魔物を召喚すると魔力が目減りしていきます。なので魔力が尽きる前に契約しなければいけません。契約が済んでから召喚術を使うと魔力の継続的な減りが無くなります。ですが、召喚する際に現時点での最大魔力量の半分を使うので使うときはよく考えた方がいいでしょう。ここまで何か質問はありますか?」
「はい!なんで学院でしか習われへんの?」
「いい質問ですね。実は学院だけでしか習えないわけではないんです。召喚術の家系の人達やそういったスキルを持っている人達は国に申請すると公的に教わることも親兄弟に教わることもできるようになります。ただ、召喚術は悪用しようと思えばいくらでも悪用できるので使える人を限定しているんです。」
召喚して殺してを繰り返したらかなりの素材が手に入るもんね…
「召喚した魔物を契約できなかったらどうするんですか?」
「たまにいらっしゃいますが、魔力量的に厳しいだけですので魔力を増やせば問題ありません。…まあたまに原因不明な時もあるのでその時は諦めましょう。適性がなかったというだけの話です。」
なんか可哀相だな…その人…
「もう質問はありませんか?…まず初めに私の召喚獣を紹介しますね。よく見ておいてくださいね。…我が召喚に応えよ!リエンダ!」
ポンっと現れたのは少し大きめのフクロウだった。
「あっ!!永眠鳥だ!!」
…なんだそれ…フクロウじゃないの?
「らすとばーど?」
「ああ。広範囲で獲物を眠らせることが出来るんだ!眠らされたら最後あの世行きって言われてるんだ!」
なにそれ…コワッ…
「エレンさん、お詳しいですね。それではラストバードは何を主食としていますか?」
「それは…」
…長く続きそうなので机に突っ伏すことにした
*
*
*
「明後日は植物学をします。これをどうぞ。」
そう言って僕以外に白紙の紙を配っていく。
「この屋敷には温室や薬草畑などがたくさんありますのでそこへ赴き、全ての植物の名前と絵と特徴を書いてください。…カイ様もなさいますか?」
「…どうしてそんなことを聞くの?」
そういえば今までこの人に宿題をもらったことは無かったな…
「公爵様が、カイ様は宿題など端からやる気がないしやらなくても問題はないと思うから出さなくていいと仰っていたのですが、この課題はカイ様の興味を引きそうでしたので。」
たしかに...ちょっとやってみたい…
「全部はやらないと思うけどそれでもいい?」
「ええ、構いませんよ。」
そう言って先生はふわりと微笑んだ。
*
「にしてもカイは宿題やらんくてよかったなんて知らんかったわ…」
「…コウだってそんなに貰ってなかっただろ?」
そう言ってエレンが不貞腐れる。
「それは例外だよ。コウの瞳は何でも記憶するから暗記系はやる必要ないでしょ?その代わり数学はたんまり貰ってたじゃん。…この前コウに押しつけられたし。ねっ、アイリス。」
「ふふっ、そうでしたね。でも、あれを1人でするにはかなり大変だったと思いますよ。」
そう言ってコウを庇う。
「明日は授業は休みなんですよね?なら明日皆で宿題をしませんか?今日は雨ですけど明日は晴れるかもしれませんよ。」
「午後でもいい?午前はアイリスに魔法を教わるつもりだから空いてないんだ。」
「もちろん構いませんよ。」
「にしてもカイって植物に興味あるん?」
「冒険者をする上で植物は大事だから。それに学院では生物学を取ってるから習わないし自分の知らないことを知れると思ったからね。」
「へぇー、ならよかった。無理に合わせてるんやないかと思ったわ。」
「僕がそんなことすると思う?ねぇ、イリアス。」
「そうだな。カイならやらないって突っぱねるだろうな。」
そんな会話をしつつ僕らは談話室でお菓子をほお張るのだった。
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