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第59話 2回戦
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しばらく意識を飛ばしていたらしい。
目を覚ますとまだ暗くて、ユリウスはガウンを脱ぎ捨て、私を後ろから抱き締めていた。
「ユリウス……?」
「……ミラベル、すまない、まだ、足りない」
それは言われるまでもなく、お尻に当たる感触が如実に告げていた。
「構いません。もう一回しましょう?」
「ああ……」
ユリウスは私に頬ずりすると、寝間着の肩紐を外した。
レースの寝間着は私の体をスルスルと滑り落ちていった。
そのまま私はユリウスに抱き締められたまま四つん這いになる。
ユリウスの体が一旦離れていく。
お尻の穴まで見られていると思うと今まで感じたことのない羞恥心がわき上がってきた。
ユリウスは私のお尻の肉を横に広げた。
「う、うう……」
「挿れるぞ」
後ろから、ユリウスのものがあてがわれる。
ユリウスの上に乗っかったときと同じで、いつも当たらない場所にユリウスが擦れていく。
「ひゃあ……」
新鮮な快楽に私の肘はすぐにくずおれた。
顔をベッドに押し付けて、まるでユリウスにお尻を突き出しているかのようなかっこうになってしまう。
ユリウスはそんな私の体を撫でると後ろから胸を握り締めた。
軽く優しい握り方だった。
だけどずっとやわやわと胸をもてあそばれ、私の目からは快楽の涙が溢れてきた。
私の背に乗っかって、ユリウスは私の中に彼自身を収めた。
「ミラベル……!」
切羽詰まったような彼の声が耳元で甘く囁いた。
「はい……」
「愛してる。愛している……」
「わたしも……あっ!」
ユリウスが腰を動かした。
私の中が突かれる。
体が揺れて、ユリウスの手の中で胸が暴れる。
ユリウスは胸を掴んだまま、ガンガンと腰を突き出した。
「ひゃっ! あっ! ひうっ!」
髪が乱れて頬にかかる。
ユリウスが私の背にキスを落とす音がする。
「ユリウスっ……!」
「ミラベル……ミラベル……やっと……君をまた抱けた……」
「はい……」
体を重ねることそのものへの幸福感。
「元気になってくれてよかった、ユリウス……」
「……このまま……ずっと……このままで……」
どこか苦しむような声がユリウスから漏れる。
「はい、はい……」
私は快楽に飲まれながら、必死にうなずいた。
頭が真っ白になっていく。
ただ快楽に身を任せた。
ただユリウスの体温を感じていた。
私の中で二度目の精を放つと、今度はユリウスの体重が私にのしかかってきた。
私はされるがままに体をベッドに預けた。
朝の鐘の音が聞こえる。
目を覚ますとユリウスは背中側にいた。
私は彼の腕の中でくるりと体を回転させる。
ユリウスの背中に腕を回してギュッと抱き締める。
背中にはでこぼこがあった。
傷痕だった。
優しく撫でる。
魔王として名誉の負傷。
それでも残っている傷に心は痛む。
まだ痛むだろうか? 綺麗に治るのだろうか?
「…………」
傷だらけの魔王を私は抱き締め続けた。
目を覚ますとまだ暗くて、ユリウスはガウンを脱ぎ捨て、私を後ろから抱き締めていた。
「ユリウス……?」
「……ミラベル、すまない、まだ、足りない」
それは言われるまでもなく、お尻に当たる感触が如実に告げていた。
「構いません。もう一回しましょう?」
「ああ……」
ユリウスは私に頬ずりすると、寝間着の肩紐を外した。
レースの寝間着は私の体をスルスルと滑り落ちていった。
そのまま私はユリウスに抱き締められたまま四つん這いになる。
ユリウスの体が一旦離れていく。
お尻の穴まで見られていると思うと今まで感じたことのない羞恥心がわき上がってきた。
ユリウスは私のお尻の肉を横に広げた。
「う、うう……」
「挿れるぞ」
後ろから、ユリウスのものがあてがわれる。
ユリウスの上に乗っかったときと同じで、いつも当たらない場所にユリウスが擦れていく。
「ひゃあ……」
新鮮な快楽に私の肘はすぐにくずおれた。
顔をベッドに押し付けて、まるでユリウスにお尻を突き出しているかのようなかっこうになってしまう。
ユリウスはそんな私の体を撫でると後ろから胸を握り締めた。
軽く優しい握り方だった。
だけどずっとやわやわと胸をもてあそばれ、私の目からは快楽の涙が溢れてきた。
私の背に乗っかって、ユリウスは私の中に彼自身を収めた。
「ミラベル……!」
切羽詰まったような彼の声が耳元で甘く囁いた。
「はい……」
「愛してる。愛している……」
「わたしも……あっ!」
ユリウスが腰を動かした。
私の中が突かれる。
体が揺れて、ユリウスの手の中で胸が暴れる。
ユリウスは胸を掴んだまま、ガンガンと腰を突き出した。
「ひゃっ! あっ! ひうっ!」
髪が乱れて頬にかかる。
ユリウスが私の背にキスを落とす音がする。
「ユリウスっ……!」
「ミラベル……ミラベル……やっと……君をまた抱けた……」
「はい……」
体を重ねることそのものへの幸福感。
「元気になってくれてよかった、ユリウス……」
「……このまま……ずっと……このままで……」
どこか苦しむような声がユリウスから漏れる。
「はい、はい……」
私は快楽に飲まれながら、必死にうなずいた。
頭が真っ白になっていく。
ただ快楽に身を任せた。
ただユリウスの体温を感じていた。
私の中で二度目の精を放つと、今度はユリウスの体重が私にのしかかってきた。
私はされるがままに体をベッドに預けた。
朝の鐘の音が聞こえる。
目を覚ますとユリウスは背中側にいた。
私は彼の腕の中でくるりと体を回転させる。
ユリウスの背中に腕を回してギュッと抱き締める。
背中にはでこぼこがあった。
傷痕だった。
優しく撫でる。
魔王として名誉の負傷。
それでも残っている傷に心は痛む。
まだ痛むだろうか? 綺麗に治るのだろうか?
「…………」
傷だらけの魔王を私は抱き締め続けた。
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