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番外編
番外編3話
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ずるりと指が引き抜かれる頃には、体中の水分がこぼれたんじゃないかってくらい私の蜜はあふれていた。
その頃にはユリウスはガウンを脱ぎ捨てて、筋肉質な体を惜しげもなく私の前にさらけ出していた。
その下半身にそそり立つ雄を、私の胎が欲しているのがわかった。
「……物欲しそうな顔だ」
低い声で囁かれても、反論ができない。
「……ほしいです……」
熱にうなされた声でそうねだることしかできない。
「……素直な良い子だ」
ユリウスはそういうと、自分の雄を掴んで、私の入り口にあてがった。
慣れ親しんだ形に、体は興奮しているのに、心が満たされていく。
ユリウスが、私の中にいる。
それだけで今、私は幸せで幸せでたまらなかった。
たくましい腕が私の腰を抱きしめる。
優しく強く温かく。
ユリウスはゆっくりと私の中に収まった。
私もユリウスの背に手を回した。
「動く」
耳元で囁かれると同時に、衝撃が私の胎を襲う。
「あ……」
ずんずんと私の奥を求めるユリウスの雄に、私の体の熱は上がってゆく。
言葉にならない小さな喘ぎ声を、ユリウスの下でひたすら漏らし続けた。
やがてその時間も終わりが近付き、ユリウスは白い欲を私の中に放った。
「ああ……」
熱が広がっていく。
私の胎から全身へ。
私の体はまだ、もう一回をねだるように、ユリウスにしがみついた。
「……何かあったのか?」
その声は、思った以上に気遣わしかった。
「……いえ、その……」
ユリウスの心配。
ごまかしきれない。
そう思った。
私が話をするため身じろぎすると、ユリウスは私の両脇に手を付き上体を起こして、私の顔を見つめた。
欲情を交わしたばかりの色気に満ちた顔には汗が伝っていた。
「……その、ええと、あの……こ、子供が、なかなかできないな、って……」
ユリウスからの返事はなかなか来なかつた。
一瞬、瞳を揺らがせた後、大きく息を吸って、そしてようやく彼は口を開いた。
「……俺は、君と交わるのが、気持ちいい」
その言葉に、私の顔は真っ赤に染まった。
「こんなこと……いうべきではないだろうが……しばらくは、このままでもいいと思っている。……君は、その、今でも義務感から……俺に抱かれているのか?」
私は慌てて首を横に振った。
「幸せ……です。この時間、あなたの熱。あなたの愛……全部、大切で……好きな時間、です」
「よかった」
ユリウスは心底ホッとした顔で微笑んだ。
ああ、その顔、その笑顔に胸があたたかくなる。
「……冷えてしまったな」
そう言うと彼はブルリと体を震わせた。
確かに、汗をかき、一度止まった体はすっかり冷えを感じていた。
「……一度、汗を流すか」
そう言ってユリウスは、浴室へと目を向けた。
その頃にはユリウスはガウンを脱ぎ捨てて、筋肉質な体を惜しげもなく私の前にさらけ出していた。
その下半身にそそり立つ雄を、私の胎が欲しているのがわかった。
「……物欲しそうな顔だ」
低い声で囁かれても、反論ができない。
「……ほしいです……」
熱にうなされた声でそうねだることしかできない。
「……素直な良い子だ」
ユリウスはそういうと、自分の雄を掴んで、私の入り口にあてがった。
慣れ親しんだ形に、体は興奮しているのに、心が満たされていく。
ユリウスが、私の中にいる。
それだけで今、私は幸せで幸せでたまらなかった。
たくましい腕が私の腰を抱きしめる。
優しく強く温かく。
ユリウスはゆっくりと私の中に収まった。
私もユリウスの背に手を回した。
「動く」
耳元で囁かれると同時に、衝撃が私の胎を襲う。
「あ……」
ずんずんと私の奥を求めるユリウスの雄に、私の体の熱は上がってゆく。
言葉にならない小さな喘ぎ声を、ユリウスの下でひたすら漏らし続けた。
やがてその時間も終わりが近付き、ユリウスは白い欲を私の中に放った。
「ああ……」
熱が広がっていく。
私の胎から全身へ。
私の体はまだ、もう一回をねだるように、ユリウスにしがみついた。
「……何かあったのか?」
その声は、思った以上に気遣わしかった。
「……いえ、その……」
ユリウスの心配。
ごまかしきれない。
そう思った。
私が話をするため身じろぎすると、ユリウスは私の両脇に手を付き上体を起こして、私の顔を見つめた。
欲情を交わしたばかりの色気に満ちた顔には汗が伝っていた。
「……その、ええと、あの……こ、子供が、なかなかできないな、って……」
ユリウスからの返事はなかなか来なかつた。
一瞬、瞳を揺らがせた後、大きく息を吸って、そしてようやく彼は口を開いた。
「……俺は、君と交わるのが、気持ちいい」
その言葉に、私の顔は真っ赤に染まった。
「こんなこと……いうべきではないだろうが……しばらくは、このままでもいいと思っている。……君は、その、今でも義務感から……俺に抱かれているのか?」
私は慌てて首を横に振った。
「幸せ……です。この時間、あなたの熱。あなたの愛……全部、大切で……好きな時間、です」
「よかった」
ユリウスは心底ホッとした顔で微笑んだ。
ああ、その顔、その笑顔に胸があたたかくなる。
「……冷えてしまったな」
そう言うと彼はブルリと体を震わせた。
確かに、汗をかき、一度止まった体はすっかり冷えを感じていた。
「……一度、汗を流すか」
そう言ってユリウスは、浴室へと目を向けた。
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