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セイクリッド・マテリアル編
160. オープン前日の会議②
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会談はその後、この世界に存在するという “神獣” の件に移った。
「───ってことで、俺は行方をくらませていたユーラと合流したわけだ」
「まぁそれでこの世界に “神獣” がいることが判ったんだから、褒めてほしいよねー」
「はいはいエラいエラい」
ユーゴとユーラの語りに、フィールエルが質問を投じる。
「ユーラウリア様。その “神獣” というのは何なのですか?」
ユーラウリアは前回ユーゴ達に行ったものと同じ説明をした上で、更にフィールエルにわかりやすい例をひとつ挙げることにした。
「ほら、ちゃんフィーたちの世界にいたじゃん。ヴァリオンと間違われてたあのキモいの。アレもいちおう神獣の一種だったんだよね」
「「 え? 」」
フィールエルとネルは顔を見合わせた。
「あの後ヴァリオンに訊いたらさー、むかーしヴァイオリンがあの世界に仕込んでた神獣だったみたい。ユー君がやっつけちゃったけど、まぁヴァリオン自身は忘れてたみたいだからセーフだよね。あっはー」
「「 ……そ、そうですか 」」
それ以外に何が言えるだろう。聖女二人は (アレが神獣?)という言葉を辛うじて飲み込みんだ。
神獣という存在にそこはかとなく幻想的な美しさを抱いていた彼女たちは、神獣というものに対する先入観をいったん捨てた。
「そういや神獣で思い出したけど、あのときのきっしょいお化け鳥がいたでしょ? なんてったっけ。……ハルピュア?」
「ハルピュア!?」
生粋のセイクリッドマテリアル界住人であるゼフィーリアとマルガレーテが、ハモって驚きの声を上げた。
上流貴族令嬢である二人は神話も学問の一つとして履修しており、当然ハルピュアの名を知っていた。
「そ。そいつがウチらに襲いかかってきてさー。マジ勘弁だよね。まぁユー君がやっつけたからいいんだけど。それでそいつの死骸を調べたら、そいつは【大地の守護者レゼト】とは別の神獣の眷属みたいなんだよねー」
「あのー、眷属って何スか?」
恐る恐るユーラウリアに尋ねたのは鉄太である。ちなみに近寄りがたさを感じているのは彼女が女神だからというわけではなく、地球では終ぞ接点のなかったど美人ギャルな容姿をしているからである。
「この場合の眷属は、 “データ収集を目的とした神獣の劣化コピー” って意味で捉えといて」
「データ……何のッスか?」
「さぁ……何だと思う?」
ユーラウリアは回りくどく質問を返す形で答えた。
何でも素直に教えてあげるのも面白くない。
「え?……う~ん」
「じゃーヒントね。【レゼト】って神獣が起動する条件は何だったか憶えてる?」
「えっと……」
ユーラウリアの視線がちらっと鉄太の右手に注がれる。そこにはスペリオールウォッチが巻かれていた。
ということは、ユーゴが選んだ被転送者だということだ。それすなわち、ユーゴにもまだ知らせていないユーラウリアの二つ目の計画に参加できる資格があるということでもある。
ちょうどよい機会なので、この少年がどれだけ使えるか試してみるのも悪くない。と、思ったのだが……
「ああ、そうか。レゼトってやつは確か、人間が環境汚染をしたり大きく地形を変えたら出てくるんだっけか。レゼトにも化け鳥みたいな眷属がいるとして、そいつは人間が環境破壊をしてないか確認してるってことか。……おい、なんでジト目で俺を見てるんだよ」
「ユー君の勘が鋭いのは知ってるけど、今はユー君が気づいても黙ってて欲しかったかなー」
「何の話だ? ……まぁその神獣とやらについて、俺たちは気にしなくてもいいだろ。それで話をベレッタ・レーナスの件に戻すが、俺はそろそろ積極的な解決策に向けて動いたほうがいいと思うぜ」
めいでぃっしゅには酒類が置かれていない。そのため自ら持ち込んだウイスキーのような蒸留酒を飲みながらユーゴが提案した。
それに疑問を挟むのはゼフィーリアである。
「積極的にって……具体的にどうするの?」
「ベレッタ・レーナスを狙っている奴らってのは、守護者教会とこの国の偉いやつなんだろ? ならそいつらを叩く」
「叩くって……相手は教会と公爵よ。いくら勇悟でも無茶じゃない?」
ゼフィーリアの懸念に対して、今度はフィールエルが異を唱える。
「ボクにはどんな相手なのかよく理解っていないが、ユーゴがいけると確信しているんだな? じゃあ大丈夫だと思うけど。みんなもそう思わないか?」
フィールエルはパレア、雪、ネルに同意を求め、彼女たちも頷いた。
そんな馬鹿な。確かに誘拐されそうになったときに見たユーゴの身体能力には目を見張るものがあった。
藤本楓香が知る高遠勇悟ではありえない戦闘力。しかし相手は王族を除けばこの国の最高権力者と不可侵の聖職者。いくらなんでも手を出してただで済むはずがない。
もしそれが可能ならば、とっくに自分たちがやっている。
そんなゼフィーリアの心配をよそに、ユーゴは話を進めていく。
「俺が考える計画はこうだ。まずハルファルトとかいうやつを捕まえる。それで教会のだれがベレッタを捕まえようとしているか尋問する。それを聞きだしたら教会の黒幕をとっ捕まえて、ベレッタから手を引かせればいい」
胸を張って語ったユーゴにパフェを食べる手を止めずにパレアが呟く。ぼそりと。
「雑ね」
「雑な食べ方をしてるお前に言われたくねぇな。いいから口の周りのクリームを拭け。これくらい雑な方がいいんだよ。あれこれきっちりしようとして手遅れになるよりはな。今日下調べして、明日には取り掛かるつもりだ。俺がちゃっちゃと終わらせるから、お前らは吉報を待ってろ」
「本当に大丈夫なの、勇悟?」
「くどいぞ、ゼフィーリア。そうだ、いっそのことベレッタ・レーナスもこっちに連れてくるか?」
「え、本当に!?」
「ああ。よく考えたら一箇所に固まってもらったほうが、俺としても警護しやすいしな。接客させるわけにはいかないが、昼間は変装してこの店の奥にでも隠れてもらって、夜はゼフィーリア達と暮せばいい。二日もあれば解決するだろう。窮屈だろうがその間の辛抱だ、我慢してくれ。なんならこの後、俺が迎えに行ってもいい」
ユーゴの提案に喜色満面になったのはゼフィーリアとマルガレーテだけではない。鉄太もだ。
しかし鉄太の横で輝星が少し寂しそうに顔を伏せたのを、ユーゴは見てしまった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
食事も終わりこれで解散となったところで、ユーラウリアが輝星とマルガレーテ以外の少女たちに声をかけた。
「ねぇねぇ。キミたちにちょ~っとお話があるんだよね」
ユーラウリアの行動にユーゴは嫌な予感しかせず、胡乱な眼差しでユーラウリアを一瞥した。
「ユー君はいいの。ほらほら早く、なんとか子ちゃんを迎えにいってあげて!」
シッシッと邪険に手で追い払われ、ユーゴは後ろ髪を引かれる思いでめいでぃっしゅを二号店を後にした。
「───ってことで、俺は行方をくらませていたユーラと合流したわけだ」
「まぁそれでこの世界に “神獣” がいることが判ったんだから、褒めてほしいよねー」
「はいはいエラいエラい」
ユーゴとユーラの語りに、フィールエルが質問を投じる。
「ユーラウリア様。その “神獣” というのは何なのですか?」
ユーラウリアは前回ユーゴ達に行ったものと同じ説明をした上で、更にフィールエルにわかりやすい例をひとつ挙げることにした。
「ほら、ちゃんフィーたちの世界にいたじゃん。ヴァリオンと間違われてたあのキモいの。アレもいちおう神獣の一種だったんだよね」
「「 え? 」」
フィールエルとネルは顔を見合わせた。
「あの後ヴァリオンに訊いたらさー、むかーしヴァイオリンがあの世界に仕込んでた神獣だったみたい。ユー君がやっつけちゃったけど、まぁヴァリオン自身は忘れてたみたいだからセーフだよね。あっはー」
「「 ……そ、そうですか 」」
それ以外に何が言えるだろう。聖女二人は (アレが神獣?)という言葉を辛うじて飲み込みんだ。
神獣という存在にそこはかとなく幻想的な美しさを抱いていた彼女たちは、神獣というものに対する先入観をいったん捨てた。
「そういや神獣で思い出したけど、あのときのきっしょいお化け鳥がいたでしょ? なんてったっけ。……ハルピュア?」
「ハルピュア!?」
生粋のセイクリッドマテリアル界住人であるゼフィーリアとマルガレーテが、ハモって驚きの声を上げた。
上流貴族令嬢である二人は神話も学問の一つとして履修しており、当然ハルピュアの名を知っていた。
「そ。そいつがウチらに襲いかかってきてさー。マジ勘弁だよね。まぁユー君がやっつけたからいいんだけど。それでそいつの死骸を調べたら、そいつは【大地の守護者レゼト】とは別の神獣の眷属みたいなんだよねー」
「あのー、眷属って何スか?」
恐る恐るユーラウリアに尋ねたのは鉄太である。ちなみに近寄りがたさを感じているのは彼女が女神だからというわけではなく、地球では終ぞ接点のなかったど美人ギャルな容姿をしているからである。
「この場合の眷属は、 “データ収集を目的とした神獣の劣化コピー” って意味で捉えといて」
「データ……何のッスか?」
「さぁ……何だと思う?」
ユーラウリアは回りくどく質問を返す形で答えた。
何でも素直に教えてあげるのも面白くない。
「え?……う~ん」
「じゃーヒントね。【レゼト】って神獣が起動する条件は何だったか憶えてる?」
「えっと……」
ユーラウリアの視線がちらっと鉄太の右手に注がれる。そこにはスペリオールウォッチが巻かれていた。
ということは、ユーゴが選んだ被転送者だということだ。それすなわち、ユーゴにもまだ知らせていないユーラウリアの二つ目の計画に参加できる資格があるということでもある。
ちょうどよい機会なので、この少年がどれだけ使えるか試してみるのも悪くない。と、思ったのだが……
「ああ、そうか。レゼトってやつは確か、人間が環境汚染をしたり大きく地形を変えたら出てくるんだっけか。レゼトにも化け鳥みたいな眷属がいるとして、そいつは人間が環境破壊をしてないか確認してるってことか。……おい、なんでジト目で俺を見てるんだよ」
「ユー君の勘が鋭いのは知ってるけど、今はユー君が気づいても黙ってて欲しかったかなー」
「何の話だ? ……まぁその神獣とやらについて、俺たちは気にしなくてもいいだろ。それで話をベレッタ・レーナスの件に戻すが、俺はそろそろ積極的な解決策に向けて動いたほうがいいと思うぜ」
めいでぃっしゅには酒類が置かれていない。そのため自ら持ち込んだウイスキーのような蒸留酒を飲みながらユーゴが提案した。
それに疑問を挟むのはゼフィーリアである。
「積極的にって……具体的にどうするの?」
「ベレッタ・レーナスを狙っている奴らってのは、守護者教会とこの国の偉いやつなんだろ? ならそいつらを叩く」
「叩くって……相手は教会と公爵よ。いくら勇悟でも無茶じゃない?」
ゼフィーリアの懸念に対して、今度はフィールエルが異を唱える。
「ボクにはどんな相手なのかよく理解っていないが、ユーゴがいけると確信しているんだな? じゃあ大丈夫だと思うけど。みんなもそう思わないか?」
フィールエルはパレア、雪、ネルに同意を求め、彼女たちも頷いた。
そんな馬鹿な。確かに誘拐されそうになったときに見たユーゴの身体能力には目を見張るものがあった。
藤本楓香が知る高遠勇悟ではありえない戦闘力。しかし相手は王族を除けばこの国の最高権力者と不可侵の聖職者。いくらなんでも手を出してただで済むはずがない。
もしそれが可能ならば、とっくに自分たちがやっている。
そんなゼフィーリアの心配をよそに、ユーゴは話を進めていく。
「俺が考える計画はこうだ。まずハルファルトとかいうやつを捕まえる。それで教会のだれがベレッタを捕まえようとしているか尋問する。それを聞きだしたら教会の黒幕をとっ捕まえて、ベレッタから手を引かせればいい」
胸を張って語ったユーゴにパフェを食べる手を止めずにパレアが呟く。ぼそりと。
「雑ね」
「雑な食べ方をしてるお前に言われたくねぇな。いいから口の周りのクリームを拭け。これくらい雑な方がいいんだよ。あれこれきっちりしようとして手遅れになるよりはな。今日下調べして、明日には取り掛かるつもりだ。俺がちゃっちゃと終わらせるから、お前らは吉報を待ってろ」
「本当に大丈夫なの、勇悟?」
「くどいぞ、ゼフィーリア。そうだ、いっそのことベレッタ・レーナスもこっちに連れてくるか?」
「え、本当に!?」
「ああ。よく考えたら一箇所に固まってもらったほうが、俺としても警護しやすいしな。接客させるわけにはいかないが、昼間は変装してこの店の奥にでも隠れてもらって、夜はゼフィーリア達と暮せばいい。二日もあれば解決するだろう。窮屈だろうがその間の辛抱だ、我慢してくれ。なんならこの後、俺が迎えに行ってもいい」
ユーゴの提案に喜色満面になったのはゼフィーリアとマルガレーテだけではない。鉄太もだ。
しかし鉄太の横で輝星が少し寂しそうに顔を伏せたのを、ユーゴは見てしまった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
食事も終わりこれで解散となったところで、ユーラウリアが輝星とマルガレーテ以外の少女たちに声をかけた。
「ねぇねぇ。キミたちにちょ~っとお話があるんだよね」
ユーラウリアの行動にユーゴは嫌な予感しかせず、胡乱な眼差しでユーラウリアを一瞥した。
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