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英雄と聖女 編
002. 第1ハプニング遭遇
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とある平野にある森の外れに、季節外れの霧が立ち込めた。
やがて霧が一番濃くなると、その中から人影が出てきた。
茶髪で背の高い青年───ユーゴ・タカトーである。
ユーゴは転移が成功したことを周りの景色を見て確認し、続けて自身のチェックを行う。
黒革のジャケットに細身のジーンズ。履物はエンジニアブーツで、洋服や装飾類は21歳で最初に転移したときと変わらない。
どれだけ異世界で年齢を重ね、衣服を変えても、死んで女神の導きによって新たな異世界へ来るたびに最初の年恰好に戻っている。
ユーラウリアなりのサービスなのだろう。その証拠に、かつて別の世界で片腕を失くした事もあったが、それも復元していた。
更に、記憶や知識もなくさず、おまけにそれで得たチート級アイテムや能力なども引き継いでいる。
さて、ここはどこだろうか。
ユーゴは改めて周囲を見回し、どのような場所か情報を得ることにした。
どうやら自分は人気のない所に出されたらしい、ということだけは理解した。
背後には森。眼前には舗装されていない───恐らくは───馬車道が地平線の彼方から伸びている。続く先には建物らしき人工物が立ち並んでいる。町だろう。しかし豆粒ほどの大きさに見えるため、結構な距離があることがうかがえる。
「かなり遠いな。面倒だけど歩くしかないか───お?」
一人ぼやいていると、地平線の向こうから二頭引きの馬車が一台、走ってきている。
塵ほどのようだった車影がみるみる豆粒大になったことから、猛烈なスピードを出しているのがわかる。
馬車の陰から乗馬した男が二人、左右から挟み込むように現れた。
荒くれ者の風体をした男たちを、ユーゴは初めは馬車の護衛なのだろうと思った。
しかしどうも様子がおかしい。
男たちは馬車の御者に向かって、激しい剣幕で何やらがなり立てている。
対して御者の方はといえば、怯えた表情。
ユーゴは耳を澄ました。
二十歳の時分、とある事情から反則級の身体能力を手に入れたユーゴにとって、五百メートル先の会話を聞き取るなど造作もない。
「止まれって言ってんだろうが!」
「殺すぞ、オラァ!」
やはりというか、盗賊の類だった。
さて、どうするか。
ユーゴには助けてやる義理はない。
見捨てるか否か。
逡巡した後、ユーゴはやはり動くことにした。
「へっへっへ。大人しく積荷を差し出しな」
馬車の前に強引に出て行く手を阻んだ後、荒くれ者は御者に告げた。
「ど、どうかご勘弁を。この荷を取られては、我が家は破産。一家全員首をくくる羽目になってしまいます」
御者台から降ろされた細身の商人は両膝をついて懇願している。
「そうか。どっちにしろ死ぬんなら、今ここで首を刎ねてやるよ」
下卑た笑みを浮かべながら、盗賊の片割れが剣を振り上げた。だが───
「そんな剣と腕前じゃ、首は刎ねられねぇよ」
───振り下ろされた剣は、ユーゴの手によってその役目を果たせなかった。
「だ、誰だ手前ぇ!」
盗賊は驚愕の声を上げた。
それはそうだ。その場にいなかったものが唐突に現れ、あまつさえ中指と人差し指の二本で挟み、剣を止めたのだから。
「お前さんに名乗る名は持ち合わせちゃいねぇ…なんてな。───で、もしかしなくても困ってるよな?」
ユーゴは商人に呼びかけた。
「も、もちろん。ですが……」
商人の方も、前触れもなく出現した闖入者に戸惑っていた。
「そうだよな。んじゃ、ちょっとだけ待っててくれ」
言うなり、ユーゴの姿が消えた。だがそう思ったのは、剣を止められた方の盗賊だけ。
次の瞬間、盗賊が苦しそうなうめき声をあげ、身体がくの字に折れた。
少し離れたところで目撃した盗賊の片割れの目には、もう少し正確に映っていた。
闖入者は片手で白刃取りをした後、身体を屈めて相棒の鳩尾に拳を叩き込んだ。
しかし、理解できたのは其処まで。
そこから闖入者が消えた理由も、己の腹に衝撃が走った理由も考える間もなく、盗賊の意識は闇に落ちた。
「おい! 何してやがる⁉︎」
二人目を伸したユーゴの耳に飛び込んできたのは、そんな怒声だった。
目をやれば新たに十人の騎乗した男たちが駆けつけてきた所だった。
そこで倒れている二人の盗賊と似たりよったりの風体なので、彼らは盗賊の仲間なのだろう。
しかしユーゴに特に驚きはない。
彼らが近づいていたのを気配で察知していたからだ。
「何者かは知らねぇが、俺達の仲間をやってくれた落とし前はつけさせてもらうぜ。おいお前ら、かかれ!」
リーダーらしき男は、次々と馬から降りて武器を構えた手下たちに号令をかけた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「やっぱりこんなもんか。能力を使うまでもなかったな」
地に伏している十余人の盗賊を眺めながら、ユーゴは呟いた。
「な、何だよ…お前」
信じられない光景を目の当たりにし、盗賊のリーダーらしき男は戦々恐々としている。
襲いかかった手下たちを、青年は次々と叩きのめしていった。斧や鉈を素手で受け流して打撃を与え、あるいは背後に回り込み手刀を叩き込んだ。
「何だ。あんたはかかって来ないのか?」
ユーゴに挑発されたが、盗賊のリーダーらしき男は舌打ちして馬を回頭させた。
「覚えてろよ!」
捨て台詞を残して逃走する盗賊のリーダーを見ながら、
「仲間を残して逃げるなよな―」
ユーゴは呆れた。
「おいあんた。大丈夫か? 顎が外れそうだぞ」
目を剥いて放心している商人は、ユーゴに声を掛けられて初めて自分があんぐりと口を開いている事に気がついた。
──────to be continued
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
お読みいただき誠にありがとうございます。
この作品が
「面白い」 「続きが読みたい」 「推してもいい」
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この作品を読者の皆様の手で育てて下さい。
そして「この作品は人気のない時から知ってたんだぜ?」とドヤっていただけることが夢です。
よろしくお願いいたします。
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ユーラウリアなりのサービスなのだろう。その証拠に、かつて別の世界で片腕を失くした事もあったが、それも復元していた。
更に、記憶や知識もなくさず、おまけにそれで得たチート級アイテムや能力なども引き継いでいる。
さて、ここはどこだろうか。
ユーゴは改めて周囲を見回し、どのような場所か情報を得ることにした。
どうやら自分は人気のない所に出されたらしい、ということだけは理解した。
背後には森。眼前には舗装されていない───恐らくは───馬車道が地平線の彼方から伸びている。続く先には建物らしき人工物が立ち並んでいる。町だろう。しかし豆粒ほどの大きさに見えるため、結構な距離があることがうかがえる。
「かなり遠いな。面倒だけど歩くしかないか───お?」
一人ぼやいていると、地平線の向こうから二頭引きの馬車が一台、走ってきている。
塵ほどのようだった車影がみるみる豆粒大になったことから、猛烈なスピードを出しているのがわかる。
馬車の陰から乗馬した男が二人、左右から挟み込むように現れた。
荒くれ者の風体をした男たちを、ユーゴは初めは馬車の護衛なのだろうと思った。
しかしどうも様子がおかしい。
男たちは馬車の御者に向かって、激しい剣幕で何やらがなり立てている。
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「そうか。どっちにしろ死ぬんなら、今ここで首を刎ねてやるよ」
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盗賊は驚愕の声を上げた。
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しかし、理解できたのは其処まで。
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「な、何だよ…お前」
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