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千獣の魔王 編
047. ズルいぞ
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「つまり、戦争が始まってしまうから、俺に協力する余裕がないってことか」
「そういうことになるな。一度やると言ったことを反故にするのは心苦しいが…」
「まぁ戦争だしな。片手間でこっちに協力して、戦争が疎かになって国も国民も滅びましたじゃ、目も当てられねぇしな。わかった、こっちの事は気にするな。だが、お前には念のためにこれを渡しておく」
ユーゴはベルタリオにスペリオールウォッチを渡し、使い方を説明した。
「すまんのう。せめてもの詫びとして、ヨウゲン国へ向けて、すぐに出発できるよう手配しよう」
「助かる。それじゃあ、達者でな」
ユーゴは官邸を出て宿に向かい、聖女と冒険者たちを集めて、事の成り行きを説明した。
「戦争だって⁉︎ やはりか……」
「そんな……」
聖女二人は悲痛な声を上げた。
リリとレイアは、突然の事態に困惑している。
「魔人どもの進行速度から考えれば、もう明日にもこの街が戦火に巻き込まれてもおかしくない。それで、俺たちは今からヨウゲンに向けて出発する」
ユーゴの宣言に、しかしフィールエルとネルは異を唱える。
「待ってくれユーゴ。ボクはこの状況を見過ごせない。魔人が攻めてきていると言うならば尚更だ」
「私もです。戦争となれば、傷つき、苦しむ人たちが出てきます!」
絶対言うと思った。
ユーゴは聖女二人に関してこの反応を予測していた。
そこで今度は冒険初心者二人に水を向ける。この2人ならば我先にと逃げ出すだろうから、ユーゴの案に賛成するはずだ。
ユーゴはこの二人をダシにして、この国から離脱を図るつもりでいた。だが───
「お前らはこんな危険な場所、一刻も早く出たいよな?」
「ううん。私たちも、何かできることあるなら協力したい。だって困っている人が助けるのが、冒険者の心得だもん」
「私はどっちでもいいけど、まぁリリが言うなら。それに、戦争に協力してもし勝ったら、何か報酬が出るかもでしょう」
意外な答えに目を剥いて驚くユーゴ。特にリリの義侠心は想定外だった。
「私、ベルーナ遺跡のダンジョンで、ユーゴを裏切ったことを後悔しているんだ。もうあんな思いはしたくないから」
「お前ら……」
「もちろん、ユーゴに目的があることは、重々承知している。だから、ボクたちには構わず、先に進んでくれ。きっと無事に追いつくさ」
「はい。私たちのことは、どうかお気になさらずに」
聖女2人はそんなことを言いながらも、何かを訴える瞳を向けてくる。
その意図に気づいた冒険初心者たちも、目をウルウルさせて上目遣いでユーゴを見る。
「……ズルいぞ、お前ら」
ユーゴは観念して項垂れた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「何! それは誠か⁉︎」
再び官邸を訪れたユーゴは、ベルタリオに戦争を協力すると申し出た。当然予想だにしていなかったベルタリオは飛び上がらんばかりに驚いた。
「ん。あー、まぁ。うちの子たちがなぜかやる気に満ちているからな」
と言って、ユーゴは部屋の隅で待機している女性陣を振り向いた。
「ね、ねぇ、レア。あの人、ベルタリオって名前だよ。もしかしてあの【千獣の魔王】なんじゃ……」
「メナ・ジェンドの国王…じゃなくて大統領でその名前なら間違いないわ。なんでユーゴがあんな大物と知り合いなのよ⁉︎」
まさか初日に、この国のトップと会うことになるとは夢にも思わなかった女性陣。
リリとレイアはガクブルで抱き合っている。
「…………」
「…………」
だが、聖女二人はユーゴ耐性がついていたので、フィールエルは「驚いたら負け」、ネルは「驚くのは修行が足りないから」と言う境地に達していた。
ユーゴは彼女たちを紹介した。だが、ベルタリオは顔を曇らせた。
「そなたらの申し出は純粋に嬉しい。しかし、わが国の争いに、他国の者を巻き込むわけにはいかぬ」
「大統領。ご心配には及びません。我らはミラール教の信徒」
「救いを求めるものがいれば、いついかなる場所でも手を差し伸べましょう」
フィールエルとネルが厳かな空気をまとって言った。
それを見てユーゴは思った。まるで聖女みたいだと。
「私たちは大したことはできませんが、何か力になれれば」
「冒険者には国とかあんまり関係ないしね」
聖女たちに続いて冒険初心者の二人も協力を申し出た。
彼女らの心意気にベルリオは微笑みを浮かべた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
場所を官邸の会議室に移し、ユーゴ達とメナ・ジェンド獣王国の幹部は作戦会議を始めた。
ベルタリオまずフィールエルの【聖戦】についての解説を求めた。こと魔族との戦いにおいては、比類なき対抗手段だからだ。
フィールエルは全員を見渡して説明を始める。
「僕の【聖戦】は、ご存知の通り、対魔族戦において、人々に魔族に抗えだけの力を授ける神聖術だ。本来魔人は巨大な魔力で自身を強化し、並の武器では傷ひとつつかない強靭な肉体と鉄をもたやすく引き裂く力をつける。【聖戦】はその魔力を無効化する力を戦うものに惑わせる。効果の持続時間はボクが唱える【聖戦】の祝詞を聞いてから、被術者が眠るか意識を失うかするまでだ。つまり、術をかけられるのはボクの声が聞こえる範囲と言うことになる。ただしリスクはある。術が切れた後は、とてつもない疲労感に襲われる」
「なるほど。それで【聖戦】をかけられる回数は?」
「ボクの神聖力の総量に関わらず、一日一回です」
「わが国の戦闘員はほとんどが獣人や鳥人だが、効果に違いは?」
「被術者が魔族でなければ問題ありません」
「魔族に直接【聖戦】をかけるとどうなる? 弱ったりはせぬのか?」
「残念ながら、全く効果はありません」
「ふむ。あくまで魔族に対抗するための補助神聖術ということか」
「そうです」
「そうか。わかった、ありがとう」
ベルタリオは、続いてネル、リリ、レイアにも何ができて何ができないのかを聞いた後、進行を軍の参謀へバトンタッチした。
参謀はまず現状の説明をした。
各地の情報によると、魔神軍は東から第一波の五万。
次に北。国境を超えたフルータル王国側からも、約五万がベルトガルドに向けて進行中。
さらに、メナ・ジェンドの南から南東にかけての沿岸部に冥海軍が展開している。その数は海面に見えるだけでも一万。海中に潜っているものを含めると約三万と言う試算だ。
作戦の概要として、まず毎日開戦前に兵士を町の広場の前に集め、フィールエルが【聖戦】を発動。
ベルトガルドの各師団は要所で防衛。戦闘力の高い最高幹部たちが魔人たちの数を減らすべく迎撃。
負傷者は街の中心部へと後退させ、ネルがそれを回復。
リリは素早さを活かし、伝令や補給部隊へ回す。
レイアは呪怨術で呪いの罠が仕掛けられると言うので、魔族の予想ルートへ罠を仕掛けることとなった。
ある程度作戦が固まりつつあるところへ、伝令が入ってきた。
「報告します。冥海軍を監視しているものより入電。パレア・シンクロが冥海軍内に出現しました。転移術式と思われます。また、パレア・シンクロンの手に、【海神槍】を確認したとのことです」
伝令の内容に、ユーゴ以外の全員に緊張が走った。
──────to be continued
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
お読みいただき誠にありがとうございます。
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この作品を読者の皆様の手で育てて下さい。
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よろしくお願いいたします。
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「まぁ戦争だしな。片手間でこっちに協力して、戦争が疎かになって国も国民も滅びましたじゃ、目も当てられねぇしな。わかった、こっちの事は気にするな。だが、お前には念のためにこれを渡しておく」
ユーゴはベルタリオにスペリオールウォッチを渡し、使い方を説明した。
「すまんのう。せめてもの詫びとして、ヨウゲン国へ向けて、すぐに出発できるよう手配しよう」
「助かる。それじゃあ、達者でな」
ユーゴは官邸を出て宿に向かい、聖女と冒険者たちを集めて、事の成り行きを説明した。
「戦争だって⁉︎ やはりか……」
「そんな……」
聖女二人は悲痛な声を上げた。
リリとレイアは、突然の事態に困惑している。
「魔人どもの進行速度から考えれば、もう明日にもこの街が戦火に巻き込まれてもおかしくない。それで、俺たちは今からヨウゲンに向けて出発する」
ユーゴの宣言に、しかしフィールエルとネルは異を唱える。
「待ってくれユーゴ。ボクはこの状況を見過ごせない。魔人が攻めてきていると言うならば尚更だ」
「私もです。戦争となれば、傷つき、苦しむ人たちが出てきます!」
絶対言うと思った。
ユーゴは聖女二人に関してこの反応を予測していた。
そこで今度は冒険初心者二人に水を向ける。この2人ならば我先にと逃げ出すだろうから、ユーゴの案に賛成するはずだ。
ユーゴはこの二人をダシにして、この国から離脱を図るつもりでいた。だが───
「お前らはこんな危険な場所、一刻も早く出たいよな?」
「ううん。私たちも、何かできることあるなら協力したい。だって困っている人が助けるのが、冒険者の心得だもん」
「私はどっちでもいいけど、まぁリリが言うなら。それに、戦争に協力してもし勝ったら、何か報酬が出るかもでしょう」
意外な答えに目を剥いて驚くユーゴ。特にリリの義侠心は想定外だった。
「私、ベルーナ遺跡のダンジョンで、ユーゴを裏切ったことを後悔しているんだ。もうあんな思いはしたくないから」
「お前ら……」
「もちろん、ユーゴに目的があることは、重々承知している。だから、ボクたちには構わず、先に進んでくれ。きっと無事に追いつくさ」
「はい。私たちのことは、どうかお気になさらずに」
聖女2人はそんなことを言いながらも、何かを訴える瞳を向けてくる。
その意図に気づいた冒険初心者たちも、目をウルウルさせて上目遣いでユーゴを見る。
「……ズルいぞ、お前ら」
ユーゴは観念して項垂れた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「何! それは誠か⁉︎」
再び官邸を訪れたユーゴは、ベルタリオに戦争を協力すると申し出た。当然予想だにしていなかったベルタリオは飛び上がらんばかりに驚いた。
「ん。あー、まぁ。うちの子たちがなぜかやる気に満ちているからな」
と言って、ユーゴは部屋の隅で待機している女性陣を振り向いた。
「ね、ねぇ、レア。あの人、ベルタリオって名前だよ。もしかしてあの【千獣の魔王】なんじゃ……」
「メナ・ジェンドの国王…じゃなくて大統領でその名前なら間違いないわ。なんでユーゴがあんな大物と知り合いなのよ⁉︎」
まさか初日に、この国のトップと会うことになるとは夢にも思わなかった女性陣。
リリとレイアはガクブルで抱き合っている。
「…………」
「…………」
だが、聖女二人はユーゴ耐性がついていたので、フィールエルは「驚いたら負け」、ネルは「驚くのは修行が足りないから」と言う境地に達していた。
ユーゴは彼女たちを紹介した。だが、ベルタリオは顔を曇らせた。
「そなたらの申し出は純粋に嬉しい。しかし、わが国の争いに、他国の者を巻き込むわけにはいかぬ」
「大統領。ご心配には及びません。我らはミラール教の信徒」
「救いを求めるものがいれば、いついかなる場所でも手を差し伸べましょう」
フィールエルとネルが厳かな空気をまとって言った。
それを見てユーゴは思った。まるで聖女みたいだと。
「私たちは大したことはできませんが、何か力になれれば」
「冒険者には国とかあんまり関係ないしね」
聖女たちに続いて冒険初心者の二人も協力を申し出た。
彼女らの心意気にベルリオは微笑みを浮かべた。
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場所を官邸の会議室に移し、ユーゴ達とメナ・ジェンド獣王国の幹部は作戦会議を始めた。
ベルタリオまずフィールエルの【聖戦】についての解説を求めた。こと魔族との戦いにおいては、比類なき対抗手段だからだ。
フィールエルは全員を見渡して説明を始める。
「僕の【聖戦】は、ご存知の通り、対魔族戦において、人々に魔族に抗えだけの力を授ける神聖術だ。本来魔人は巨大な魔力で自身を強化し、並の武器では傷ひとつつかない強靭な肉体と鉄をもたやすく引き裂く力をつける。【聖戦】はその魔力を無効化する力を戦うものに惑わせる。効果の持続時間はボクが唱える【聖戦】の祝詞を聞いてから、被術者が眠るか意識を失うかするまでだ。つまり、術をかけられるのはボクの声が聞こえる範囲と言うことになる。ただしリスクはある。術が切れた後は、とてつもない疲労感に襲われる」
「なるほど。それで【聖戦】をかけられる回数は?」
「ボクの神聖力の総量に関わらず、一日一回です」
「わが国の戦闘員はほとんどが獣人や鳥人だが、効果に違いは?」
「被術者が魔族でなければ問題ありません」
「魔族に直接【聖戦】をかけるとどうなる? 弱ったりはせぬのか?」
「残念ながら、全く効果はありません」
「ふむ。あくまで魔族に対抗するための補助神聖術ということか」
「そうです」
「そうか。わかった、ありがとう」
ベルタリオは、続いてネル、リリ、レイアにも何ができて何ができないのかを聞いた後、進行を軍の参謀へバトンタッチした。
参謀はまず現状の説明をした。
各地の情報によると、魔神軍は東から第一波の五万。
次に北。国境を超えたフルータル王国側からも、約五万がベルトガルドに向けて進行中。
さらに、メナ・ジェンドの南から南東にかけての沿岸部に冥海軍が展開している。その数は海面に見えるだけでも一万。海中に潜っているものを含めると約三万と言う試算だ。
作戦の概要として、まず毎日開戦前に兵士を町の広場の前に集め、フィールエルが【聖戦】を発動。
ベルトガルドの各師団は要所で防衛。戦闘力の高い最高幹部たちが魔人たちの数を減らすべく迎撃。
負傷者は街の中心部へと後退させ、ネルがそれを回復。
リリは素早さを活かし、伝令や補給部隊へ回す。
レイアは呪怨術で呪いの罠が仕掛けられると言うので、魔族の予想ルートへ罠を仕掛けることとなった。
ある程度作戦が固まりつつあるところへ、伝令が入ってきた。
「報告します。冥海軍を監視しているものより入電。パレア・シンクロが冥海軍内に出現しました。転移術式と思われます。また、パレア・シンクロンの手に、【海神槍】を確認したとのことです」
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