ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神

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からくり奇譚 編

084. 恩義

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「スマートフォンだ」

 ユーゴが袋から取り出した物を見て呟いたのは、信衛である。思わず口をついて出たのだ。

「すまぁとほん……とはなんでござる、殿?」

「えっと……それは」

 説明に困った信衛は、助けを求めるようにユーゴを見た。
 しかしユーゴの方も頭が真っ白で、信衛をフォローする余裕はない。
 どういうことだ。まさか、カールが?
 しかしユーゴの思考は、部屋に急いで入ってきてた伝令によって中断させられた。

「急報です。山岡藩に謀反の動きあり! 栄山へ攻め入る多数の機影を確認!」

「莫迦な! 確かか!?」

 尚勝が血相を変えて質した。

「間違いなく。機体はジンライ。その数、概ね四百!」

「四百!? 莫迦な。山岡藩にそれだけの数の機巧武人は配備されてないぞ!?」

「現在入ってきている隠密からの情報によれば、機体には山岡藩のみならず、新見藩、水脇藩の家紋が確認できた、と」

「そんな……」

 絶句する尚勝。いや、彼だけでなくその他の誰もが何も言えないでいた。
 信衛以外は。

「こうしてはいられません。皆の者、栄山を護るは臣下の務め。ただちに機巧武人の部隊を───」

 号令をかけようとしたと信衛だが、別の伝令が入室してきたことに気付いた。

「殿、直ちにお耳に入れたきことが!」

「何だ?」

「九能藩の機巧武人、ほぼ全機が何者かの工作で破壊されたと、整備書からの急報です」

「……やられた。新見藩、水脇藩、山岡藩の三藩は、栄山まで横並びだ。密かに山岡藩に三藩全ての機体を集めておいて、襲撃と同時に邪魔になりそうな藩の機体を破壊したんだ。九能藩うちは栄山の北東、山岡藩の北。真っ先に標的になる。この分では他の周囲の藩もやられている……いや、待てよ」

 信衛は二人目の伝令を見た。確認をする。

全機と言ったな? 無事な機体があるのか?」

「は。殿の【スサノオ】と雪姫様の【リッカ】は先日使用されておりましたので、殿の私設工房に運ばれておりました故、無傷です」

 答えを聞いた信衛。しばし黙考した後、決心して皆に告げる。

「ただちに出撃準備を。拙者は【スサノオ】で出る」

「殿、なりません!」

 信衛の宣言にすかさず反対したのは尚勝。

「いくらスサノオでも、ジンライとはいえ四百機もの相手は自殺行為……いえ、そもそも殿は我が藩の主。みすみす大火の中へ行かせられませぬ!」

「ええい、止めるな尚勝。儂は今まで何度も戦ってきたのだ。これしき!」

「いままでとはお立場も状況もまるで違いまする」

 言い合う主従に、女性の声が割って入る。

「わたしも参りましょう」

「姉上……」

 雪だった。お付きの女中達がどうしたものかとオロオロしている。

「私のリッカと半分こで二百機ずつ。そうしたら随分と楽でしょう?」

「雪姫様まで……。お二人共、頭をお冷やしくだされ」

 尚勝は困りきった。
 この姉弟は一番重要な立場に有るにも関わらず、誰よりも先陣を切りたがる。

「しかし、栄山をそのままにしておけません」

 雪の厳然たる声に、更に困惑は深まる。そこに、

「お前ら、あんまり尚勝をいじめんなよ」

 ユーゴが割って入った。

「俺も加勢してやるよ。そしたらだいぶ違うだろ」

「ゆうご殿。相手は人間ではなく機巧武人なのです。いらく貴殿でも……」

「心配するなって、尚勝。危なくなったら逃げるからよ。一機でも多く潰しておいた方が良いだろう」

「ではボクも行こう」

「フィールエル殿まで」

「ボクは飛べるし、すばしっこさも火力も自身があるんだ」

「私も行きます!」

 ネルが力強く立候補。これにはユーゴも驚いた。

「おいネル。さすがに危険すぎるぞ」

「はい。私は戦う力は皆さんほどありませんが、近くの安全な場所で待機して皆さんを治療することが出来ます」

「そうか、わかった。あ、パレアは留守番な」

「わかっているわよ。アタシは陸じゃ役に立たないしね」

「ゆうご殿、そんなあっさりと……」

 無茶を通り越して、自殺行為だ。
 信衛以下、九能藩の面々はユーゴ達の頭を疑った。

「大丈夫だって。まぁ止められても勝手に行くがな」

 手をひらひらさせて部屋を出ていこうとするユーゴを、信衛が引き止める。

「ゆうご殿。ひとつ伺っても良いですか? これは我ら陽元の争い。他国の貴方には危険に身を投ずる理由はないはず。なのに、なぜ……」

 なんだ、そんな事か。
 信衛の問いに、ユーゴは笑う。

「理由ならあるぜ。何宿何飯かの恩義がな。もうこれ以上は野暮だぜ、信衛」

 ユーゴの答えに呆気にとられた信衛。しかしすぐに微笑みを浮かべる。

「有り難う存じます」


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



 信衛の私設工房。
 ここには巨大な機巧武人が三体収納できるスペースがある。ドック兼研究所だ。
 ハンガーには紅の甲冑を外装とした【スサノオ】と、女性的なシルエットに白銀の装甲を纏った【リッカ】が格納されている。

「スサノオ、出る!」

「リッカ。参ります」

 ドックを出て空へと飛翔した紅白の二機。
 ジェットの推進音を轟かせて飛行を続け、しばらくして目的地付近まで来た。
 手頃な高台に着地した二機は、コクピットから出たユーゴを、フィールエル、ネルを地面に降ろした。

「では、拙者と姉上は先に参ります。ゆうご殿、ご武運を」

 飛び去った二体を眺めて、フィールエルが言う。

「さてと、ボクたちも行こうか。ネルはここで隠れていて欲しい」

「はい」

「ではユーゴ……ほら」

 フィールエルは見えない大きな玉を抱えるように、両腕を前に出した。
 何故か頬を染めたまま。

「……何だ?」

 その行動の意図が掴めず、ユーゴは首を傾げた。

「ユーゴは空が飛べないだろう。だからボクが、ユーゴを抱いて現地まで運ぶ」

 顔を真っ赤にして、目を逸らしながらフィールエルは言った。

「そ、そうか。ありがとうな。でも、大丈夫だ」

「え?」

 ユーゴがフィールエルの申し出を断ったのは、何もネルがげっ歯類のように頬を膨らませたからではない。

「言わなかったか? 実は俺も空を飛べるんだ」


──────to be continued

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