【R18】異世界リゾートライフ~女運が最悪だったオレがチートスキルで理想のハーレムを作りあげる~

永遠光(とわのひかり)

文字の大きさ
9 / 361
第1章 異世界リゾートへの転生

第7話 美味しくな~れ、美味しくな~れ

しおりを挟む
 着替えてダイニングに行くとソニアが待機しており、その横には3名のメイドがいた。
「本日、お世話させていただくメイドたちです」

「お初にお目にかかります、ご主人さま。
 本日担当させていただきますルイと申します、どうぞ宜しくお願いします」
 そう言って頭を下げると肩までのピンクブロンドのポニーテールが揺れた。
 ルイは礼儀正しく、笑顔が素敵な爽やか系の美少女だ。

「おはようございます、ご主人さま。
 今日一日、お世話させていただきますレイと申します、宜しくお願いします」
 レイは黒髪で長めのポニーテールがよく似合う知性的で落ち着いた感じの美少女だ。

「ご主人さま、お会いしたかったです。
 私はリイです、今日一日お世話しちゃうぞ!」
 リイは少し短めの金色のポニーテールが可愛い、明るく天真爛漫で、少し弾けた感じの美少女だ。

「その言葉遣いは何ですか」
 ソニアの説教が始まったが、リイはペロッと舌を出しただけで全く気にしてない様子だ。

「今日一日、宜しくね」
 オレは席に着いた。

 そう言えば、今日からメイドたち全員ポニーテールにしたんだっけ。
 左胸に名札を付けたから間違わないが、よく似た名前を付けたものだ。
 リナとリイ、ルナとルイ、レナとレイか。
 なんか、適当に付けたような感じだ。

 ダイニングの窓からは青い空と白い雲、エメラルドグリーンの湖が一望できる。
 今日もいい天気だ。
 ルイがカートに乗せた朝兼用の昼食を運んできた。
 今日のメニューはオムライスとサラダにコーヒーだ。

 見るからに美味そうなオムライスだ。
 ルイが真ん中を縦にナイフを入れると中から半熟ふわふわとろとろの玉子と溶けたチーズが一緒に溢れ出した。
 これ、絶対美味しいやつだ。

 さあ食べようとスプーンを手に取ると。
「ちょっと待った~。
 今日はご主人さまに特別なサービスがあるよ」
 リイがニコニコしながらオレの傍にきた。

「オムライスがもっと美味しくなるように、特別にケチャップでお絵書きサービスしちゃいま~す」
 リイは頼みもしないのに、ケチャップのボトルを逆さにして、オムライスの上にLOVEの文字と大きなハートマークの真ん中に矢を描いた。
「はい、出来上がり~」とリイが笑顔で言った。

「それでは今から私たち3人で、オムライスがもっと美味しくなるように、特別な魔法を掛けちゃいま~す」
 そう言うとオレの前に3人並んで、両手でハートマークを作り、体を揺らし声を揃えて魔法の呪文を唱えた。

「LOVE、LOVE、ご主人さまのオムライス~、もっと美味しくな~れ、美味しくな~れ、萌え萌えキュ~ん」
 その後ろでソニアもハートマークを作り一緒に体を揺らしていた。

 オレは前世でメイド喫茶に行ったことなど無いが、きっとホンモノもこんな感じなのだろう。
『美味しくなる魔法』の情報など一体どこで仕入れたのだろう。

 オムライスを食べてみると確かに美味しい。
「ホントだ、とても美味うまいよ!」
 オレがそう言うと3人が歓声を上げた。

 最初から十分に美味そうだったが、メイドたちが、オレのために考えてくれたのだから、美味しくなったのは、魔法の効果と言うことにしておこう。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 食後の運動を兼ね、温泉の掘削状況を見に行った。

 現場でローレンが待っていた。

「ご苦労さま、温泉の状況はどう?」

「昨日から50mほど掘りましたが、まだ温泉は出ません」

「そうか、やはり暫くかかりそうだね」

 その後、庭園の湖側にあるインフィニティプールまで来てみた。

 インフィニティプールは、湖と一体化して見えるように設計されたプールであるが、右端には小さなプールサイドバーがあり、そこで軽食やお酒が楽しめるようになっていた。

 午後からプールサイドでマッタリするのも良いな。
 オレは水着に着替えてプールサイドで寛ぐことにした。

 プールサイドの真ん中でリクライニングチェアを倒し、大きなパラソルの下で本を読んだ。
 異世界宅配便で届いた私物の中の1冊だ。
 読み掛けだったが、この世界で続きを読めるのがとても嬉しい。
 今日は実にリゾート的な時間の使い方だなぁと思った。

 黙って本を読んでいると太陽がジリジリと照りつける。
 いよいよ暑くなってきたら、プールに飛び込んでクールダウンだ。

 泳ぎは得意な方だ。
 オレがプールの端から端まで何往復かして水中で休んでいると、プールサイドにメイドが近寄ってきた。

「ご主人さま、何かお飲みになられますか?」

 そう聞いてきたメイドのネームプレートを見ると「リア」と書いてあった。
 長い黒髪ポニーテールで、優しい微笑みを湛える癒やし系の美少女だ。

「それじゃあ、ビールでもいただこうかな」

「はい、それでは申し訳ありませんが、プールサイドバーまでお越しください」

 リアの言葉に従い、プールサイドバーへとゆっくりと泳いでいった。
 バーにはリアが待機しており、オレはプールの中からニョキっと生えたスツールに腰掛けた。

「お待たせしました、生ビールでございます」

「ありがとう、リア」
 泡3、液体7の黄金比率で注がれた生ビールを、オレは一気に喉に流し込んだ。

「くあ~~、堪らん!」
 オレが奇声を発すると、そのリアクションが面白かったのか、傍で見ていたリアが笑い転げた。

「え、そんなに可笑しかった?」
 因みに今は夏で気温は約30℃、しかも適度な運動の後だから、ビールが美味い条件が揃っているのだ。

「ご主人様が、そんなに美味しそうにビールをお飲みになられるなんて」とリアはまだ笑っている

 どうやら、ツボにハマったようだ。
 箸が転んでも可笑しい年頃と言う言葉があるが、今のリアは、まさにその状態らしい。
 なんだか、こっちまで可笑しくなってきた。

「リア、ちょっと笑いすぎじゃない?」

「も、申し訳ありません、ご主人様…」
 リアは涙目になりながら、まだ少し笑っている。

 美少女が笑っているのを眺めるのは、けっして悪い気はしない。
 そしてリアが笑う度にポニーテールが左右に揺れるのを見ると、オレはそれに『萌える』のだ。

「生ビール美味いな~、もう一杯貰おうか」

 オレがそう言うと、リアは急に真面目な顔付きになった。
「かしこまりました、ご主人様」
 リアは、見事な手つきでビアサーバーからビールを注いで見せた。

「ビールとオツマミのソーセージです」
 いつの間に茹でたのか、熱々のソーセージを3本サービスしてくれた。

 因みにビールが入っている樽は5リッターの小さなもので、冷蔵庫でそのまま冷やせるサイズだ。
 この世界に冷蔵庫は無かったはずであるが、ここには当たり前のようにあるのだ。
 ついでに言えば、電気も使えるし、電化製品もある。

 ソニアによると電気は水力、風力、地熱の3つの方法で発電されており、環境に優しいエコなエネルギーなのだ。

 このプールから見る湖の風景、振り返って眺める山の景色、ガーデンテラスからの眺め、どれも素晴らしく、まさにリゾートといった感じだ。

 2杯目のビールを流し込み「く~、美味い!」と言うと、それを見てまたリアが笑い転げる。
 どうやらリアは笑い上戸らしい。

「リアみたいな美少女を見ながらビールが飲めるなんて、オレはホントに幸せだよ」

「ご主人様、褒めても何も出ませんよ…」
 リアはそう言いながら笑った。

「いやホントに、この生ビールは美味かったし、リアも可愛くて美人だし最高だよ。
 またプールに来たら美味しい生ビール注いで欲しいな…」

 そう言うとリアは頬を赤らめ、はにかみながら言った。
「はい、かしこまりました、ご主人様」
しおりを挟む
感想 67

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~

ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。 そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。 そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。

処理中です...