【R18】異世界リゾートライフ~女運が最悪だったオレがチートスキルで理想のハーレムを作りあげる~

永遠光(とわのひかり)

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第1章 異世界リゾートへの転生

第15話 これって、もしかして夜這い?

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「ところで、錬金術には何が必要なんだ?」

「そうですね、錬金材料と錬金釜が必要です。
 それに調合など事前準備が必要ですので、専用の工房があれば嬉しいです」

「専用の工房か…
 分かった、ローレンに用意させよう」

「ありがとうございます」

「材料はどんな物が必要なんだ?」

「はい、錬金材料には色々な種類がありまして、薬草、動物や魔物の希少部位、金属、鉱石などがあります」

「へ~、そんなに色々必要なのか…
 この辺で採取できそうな錬金材料はあるかな?」

「薬草は比較的簡単に入手できると思います」

 傍でその話を聞いていたローレンが口を挟んだ。
「お話し中、失礼致します。
 薬草でございますが、この領内の森に色々な薬草が自生しております。
 また温室で栽培している薬草も多数ございます」

「えっ、薬草を栽培ですか?
 それは、素晴らしい技術をお持ちですね」

「もし宜しければ、夕食後に温室をご案内致しましょうか?」

「はい、ぜひ見てみたいです…
 ローレンさん、お願いします」

「それから、鉱物もこの領内で、ある程度調達できると思います。
 アダマンタイトやミスリル鉱石も有るかと…」

「アダマンタイトに、ミスリルですって!!」
 トリンが話に食いついた。

「そんな希少な鉱石まで産出するんですか?」

「そりゃそうだよ…
 ここは女神フィリア様の管理地だからね。
 その一部をオレが一時的に拝領しているだけだから」

 多分、ホントにそんな感じなのだろう。
 女神フィリアからすれば、ほんの一瞬に過ぎない僅かな時間、転生者であるオレに領地を貸し与えたに過ぎないのだ。

 オレは、トリンにこの館に来た経緯を説明した。
「異世界から転生……ですか?
 ホントにそんな事あるんですか?」

「ああ、トリンの目の前にいるオレが証拠さ、嘘じゃないぞ」

「ああ…、何と言う奇跡でしょう…
 私をカイト様に巡り合わせて下さった女神フィリア様に感謝です」
 トリンは目を閉じ、両手を合わせて祈りを捧げた。

 豪華な中華のフルコースを堪能したあと、ローレンの案内で温室を見学した。
 ガラスで囲われた25m四方の温室4つには、約80種類の薬草が栽培されていた。

「へ~、こんなにたくさん薬草を栽培していたとは知らなかったな」

「ここの薬草は薬の材料にもなりますし、スパイスとして料理に使えるものもございます」
 ローレンがそう説明した。

 この温室に入った時からスパイスの香りがすると思っていたのだ。
 よく見ると、シナモンやセージ、カルダモン、フェンネル、サフラン、ミントなどオレでも知っているスパイスやハーブ、それに生姜、ニンニク、胡椒、唐辛子、わさびなどの香辛料まで栽培されていた。

「なるほど、よく使うスパイスやハーブ、香辛料も薬草の一種ってことか。
 こんなに種類があるなんて、料理が美味しいわけだ」

「今日の料理も、本当に美味しかったです。
 これから毎日あの料理を食べられると思うと、幸せです」
 トリンの口がだらし無く緩んだ。

「これで大体分かったな、明日は工房の設計と領内で調達できない錬金材料の調達方法を相談しよう」

「分かりました、自分専用の工房など持ったこと無かったので、今から楽しみです」

「そうか、それじゃあトリンが働きやすい工房にしないとな。
 今日は時間も遅いし、そろそろ休むとするか」

「はい、それじゃあ、明日宜しくお願いします」

「カイト様、ローレンさん、おやすみなさい」
 トリンは満足そうな笑顔を浮かべ、小走りで自分の部屋へ帰って行った。

 明日も忙しくなりそうだ。
 オレは自室に戻り、早めにベッドに入った。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 深夜、誰かがペントハウスの階段を上がってくる音がした。
 そして部屋の隅でじっとこちらの様子を伺っている。
 そちらに目をやると、僅かな星明かりに浮かび上がったのは、細身の女性のシルエットだった。

「誰だ!」

「トリンです…
 カイト様、一緒に寝てもいいですか?」

「え、トリン?、なんで君が?」
 これって、もしかして夜這いってやつか?
 でも夜這いって、男が女の部屋へ行くんじゃなかったか?

「私…、怖い夢を見て、一人じゃ眠れないんです。
 暗い海をずっーと一人で漂流している夢ばかり見るので怖くて…」

 もしかしてこれ、PTSD(心的外傷後ストレス障害)ってやつか?

 なるほど、そういうことか。
 一瞬、エロいことを想像したが、そうではなさそうだ。

「分かった。
 じゃあ、こっちへおいで…」
 そう言ってベッドサイドの小さな明かりを点けた。

 明るく気丈に振る舞っていたが、トリンには相当なストレスが残っているようだ。

 トリンは、薄いナイトウェアのままオレのベッドに潜り込んだ。
「男のベッドに一人で来るなんて、襲っちゃうかも知れないぞ」
 オレが冗談ぽく言うと

「い、いいですよ……、カイト様なら…」
 トリンはオレを見つめ、真顔で言った。

 ホントか?
 でも女子の弱みに付け込んでエッチに持ち込むのは、オレの信条に反するし、今夜はこのまま傍に寝かせてやるか。

「大丈夫、何もしないから…
 安心して寝るといいよ」

「え~、何もしないんですか?」
 トリンは冗談ぽく言った。

「いえ、今のは冗談です…
 でもカイトさまの手、握ってもいいですか?」

「まあ、手くらいなら握っても問題ないか…」
 トリンは華奢な手でオレの手をギュッと握った。

 それから少しすると、トリンの寝息が聞こえてきた。
 オレの手を握って安心したようだ。

 トリンに手を握られながら眠ろうとしたが、距離が近すぎて気になって眠れない。
 しかも、得も言われぬ少女の良い匂いがオレの煩悩を刺激した。
 手を伸ばせば届く距離に美少女の可愛い唇、白いうなじ、形の良い胸、細い体があるのだ。

 トリンが寝返りを打つと、胸がはだけて見えそうになったり、無意識に足をくっつけて来たりして、これじゃあ蛇の生殺しじゃないか。

 しかしトリンの信頼を裏切る訳にはいかない。
 その夜、オレは悶々として明け方まで眠れなかった。
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