【R18】異世界リゾートライフ~女運が最悪だったオレがチートスキルで理想のハーレムを作りあげる~

永遠光(とわのひかり)

文字の大きさ
41 / 361
第4章 リゾート化計画

第39話 アスナの誘惑

しおりを挟む
 ジェスティーナ王女が帰国し、館は日常を取り戻した。
 アスナ・バレンシアとステラ・リーンがゲストとして滞在しているが、領内は至って平和である。

 翌日早朝、久しぶりに釣りに出た。
 釣りがしてみたいと言うアスナをカヌーに乗せ、早朝の湖に漕ぎ出す。
 鮮やかなコバルトブルーの湖面は、とても美しく透明度も高い。

 100mほど沖に出て、ルアーをセットした竿をアスナに渡し、釣りの手ほどきをして竿を振らせた。
 すると、すぐにアタリがあり、アスナは慌ててリールを巻いた。
「わぁ~、カイトさん釣れました~」とアスナは大騒ぎだ。
 釣れたのは小さめの虹鱒ニジマスだった。
 それでも30センチ位はあるだろうか。

 オレはアスナの釣った魚から針を外してクーラーボックスに入れた。
 ルアーは餌を付ける手間がなく簡単だ。

「わたし、釣りって初めてですが、とても楽しいんですね」
 アスナが満面の笑みを浮かべ、オレに同意を求めた。

「う~ん、確かに楽しいけど、こんなに釣れると少し忙し過ぎるね」

 1時間半ほど釣ったところで、クーラーボックス2つが一杯となり釣りは終了となった。
 波ひとつ無い湖面を、ゆっくりと岸へ向けてカヌーを漕ぐ。
 岸にはソニアとリア、それにステラが待っていた。

「ご主人さま~、お帰りなさいませ~」と手を振っている。
 着岸するとソニアとリアがカヌーを砂浜へ引き上げてくれた。
 Sクラス冒険者のステラは何をするでもなく、無言で立って見ているだけだ。

「今日も大漁ですね」
 リアがニコニコしながら、釣れた魚を厨房へ運ぶのを手伝ってくれた。
 人当たりも良く、相変わらずの可愛さだ。

「毎日こんなに釣れるんですか?」とアスナが質問する。

「そうだね、釣りに出たら、いつもクーラーボックス2つは、釣ってくるね」

「こんなにたくさんの魚、どうしてるんですか?」

「その日の料理に使うこともあるし、残ったら厨房でさばいて、干した後に燻製にするんだ。
 そうすることで日持ちするしね。
 まあ、全部メイドたちが、やってくれるんだけどね」

「なるほど、釣れすぎた魚は燻製ですか…
 余った分を王都へ持っていけば、良い値で売れそうですよ。
 この湖の魚は脂が乗ってて美味しそうですし、王都でも需要があると思うんです」
 アスナはまた良い商材を一つ見つけたと、ビジネスモードにスイッチが入ったようだ。

 ゲスト2人と朝食をとった後、この館のリゾートホテル化の検討でアスナと館内を廻った。
 案内役としてソニアが先導し、暇だからとステラも付いてくる。

 本当は、もう少し早く案内できたのだが、王女襲撃騒動で延期となっていたのだ。

「確か、客室はスイートを含め27室あると言ってましたね」とアスナは抜群の記憶力を披露した。

「その通りです。スイートルームが3室と普通の客室が24室あります。
 内装は全て異なり、ひとつとして同じ部屋はありません」
 メイド長のソニアがそう説明してくれた。

「へ~、それはオレも知らなかった」

「この部屋から見てみましょう」
 ソニアが最初に301号室を見せてくれた。
 この部屋は、白を基調としたデザインでシングルベッドが2つあり、中は広く寝室と同じくらいのバルコニー付きリビングルームと浴室、トイレが付いている。
 リビングルームがあるので、小さめながらスイートルームと呼べなくもない。
 バルコニーに出てみると湖の景色が一望できる。

「これくらい広いと、長期滞在もできそうだね。
 どうせなら、1週間位は滞在してもらいたいな」

 隣の302号室に移動する。
 ベージュを基調とした部屋でシングルベッドが3つ置いてあるトリプルルームらしい。
 この部屋にも寝室の他にバルコニー付きのリビングがあり、浴室とトイレがある。

「客室には全室リビングとバルコニー、それに浴室が標準で装備されています」とソニアが説明する。
 ソニアの案内で他の部屋も順に見て回ったが、3階から6階までは1フロアー当り6室なので4フロアー✕6室で合計24室と、それに7階のスイート3室を合わせて全27室と言うことになる。

 今度は7階のスイートルームへ向かった。
 最初にジェスティーナ王女が滞在した701号室を覗いてみる。
 薄いパステルブルーを基調にしたデザインで寝室2つに、それぞれクイーンサイズのベッドが2つ、バルコニー付きのリビングルームとダイニングルーム、ジャグジーバスが1つと普通の浴室が1つ、パウダールーム1つ、トイレが2つと豪華だ。
 広さは240平米位はあるだろうか。

「私も隣の部屋に泊まってますが、かなり広いし、内装も設備も豪華です。
 これなら貴族や王族が泊まっても不満は出ないんじゃないでしょうか?」とアスナが感想を述べた。

「この上の階はどうなっているのですか?」とアスナが質問する。

「この上と屋上のペントハウスはオレの完全なプライベートスペースです」

「もし宜しければ、見せていただきたいのですが…」

「まあ、隠すこともないから、お見せしてもいいですよ」

「それでは、ご案内致します」
 ソニアが先導し、ゲスト2人を連れて8階へ上がる。
 普段、居住スペースとして使っているのは中央部分だけで、自分でも8階のスペースを全部見ていないのだ。

 オレの専用居住スペースは、大きめの寝室にキングサイズのベッドが2つ、広いバルコニー付きのリビングとプライベートダイニング、書斎、応接室、パウダールーム、バスルーム、ウォークインクローゼット、カウンターバー、トランクルームがある。

「内装もおしゃれで豪華だし、贅沢の極みですね」とアスナが呆れている。

「奥の部屋は、まだ見たことがないんだ」

「奥にはカイト様専用キッチン、物品庫、サービスルーム、メイド控室、集中管理室、機材室などがございます」
 ソニアがオレの疑問に答えてくれた。

「それは知らなかった。
 ソニアやメイドたちが、やけに早く来ると思ってたけど、メイド控室にいたのか。
 それは早いわけだ」

「この階段はなんですか?」
 リビングの中央にある上層へ繋がる階段を差し、アスナが聞く。

「屋上のペントハウスに繋がってるんだ。
 空中庭園もあるんだけど、行ってみる?」

「はい、見てみたいです」
 興味津々のアスナをペントハウスへ案内した。

「ここにはベッドとジャグジーバスがあるんだ。
 このドームは透明度が変えられて完全に透明にすることも可能だから、夜はこのベッドに寝っ転がりながら、星を見ることもできるんだよ」

「え~、それはすごいですね、私もカイト様と一緒に見てみたいです」
 アスナが、その話に食いついてきた。
 ん?、ベッドの上でアスナと星空を見る?
 もしかして誘ってるのかと思ったが、オレの思い過ごしか?

「せっかくだから外に出てみよう」
 ペントハウスの外は、この館の屋上で空中庭園と小さめのプールがある。
 転落防止用の柵はあるが、湖面から見ると、かなり高い場所にあるので周りの景色がよく見える。
「うわ~、凄い眺めですね~」
 アスナが湖の絶景に感動している。

「ここにもプールがあるんですね」

「そうだね、まだ使ったこと無いけどね。
 ビーチチェアもあるから日光浴もできそうだ」

 アスナは、その後も館内を見て歩き、ソニアに質問して熱心にメモを取っていた。
 ステラは何も言わず、オレたちの後を付いて来るだけだった。

 夜はアスナとステラと一緒に夕食をとった。
 今朝、釣ってきたニジマスのソテーの他、ピザやパスタ、生ハムなどイタリア料理がメインだった。
 この館で造っている酒を見てみたいと言うアスナのリクエストに答え、全種類の酒をメイドたちに持って来てもらった。
 ビール4種類にワイン3種類、ウィスキーと日本酒に焼酎まである。
 それらを味見と称して飲み比べしていると酔いが回ってしまい、オレはその日も早寝してしまった。

 深夜、目が覚めて、ひとり露天風呂へ行くと貸し切り状態だった。

 今夜も星を見ながら温泉三昧おんせんざんまいと洒落込んでいると、誰かが露天風呂に入って来た。

 どうやら女性のシルエットだ。
 その影は、入口から浴槽の縁を伝って足早に歩いてオレの傍まで来ると、ザブンと飛び込んできた。

「カイト様、隣、失礼しますね」
 なんと温泉に入って来たのはアスナだった。
しおりを挟む
感想 67

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~

ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。 そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。 そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。

処理中です...