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第5章 ふたたび王都へ
第46話 王宮からの使者
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王宮から来た使者は、国境守備隊隊長ルイス・エルスタインであった。
「ハヤミ様、その節はたいへんお世話になりました」
「捕虜救出と盗賊団討伐がスムーズに完了したのは、偏にハヤミ様のお陰です」
そう言うとルイス・エルスタインは、深々と頭を下げた。
「いえいえ、あれは隊長を始めとする国境守備隊の方々の日頃の訓練の成果です。
まあ、立ち話もなんですから、こちらへどうぞ」
オレはルイス隊長をラウンジへ案内し、アスナと引き合わせた。
「アスナ様、先日はたいへんお世話になりました」
「いいえ、私はただあの場に居ただけで、大したお役に立ててませんので…」
「いえいえ滅相もない。
その節は王女殿下のご心労を和らげて下さり感謝申し上げます。
ところで、ステラ・リーン伯爵令嬢はいらっしゃいますか?」
確かステラは日課の剣の修練に励んでいるはずだ。
オレはソニアに頼んでステラを呼んでもらった。
「今日は、貴女方お二人にも関わることですので、ご同席いただきたくお呼び致しました」
ルイス・エルスタインは文箱から恭しく封書を2通取り出した。
「こちらは、国王陛下とジェスティーナ王女殿下の書簡でございます」
そう言ってルイス・エルスタインは2通の封書をオレに渡した。
一通にはソランスター王国の国璽を押捺した金色の封蝋があり、もう一通にはジェスティーナ王女の印と思しき押捺がある桜色の封蝋があった。
ちなみに国璽とは国家の表象として用いる印のことを指す。
最初に国王からの封書を開封した。
封書には、以下のような内容が認められていた。
此度は、隣国へ派遣した王国の勅使たる第3王女ジェスティーナを盗賊団から、お救い下さったこと心より感謝申し上げる。
また盗賊団の捕虜となった侍従や王国兵の他、近隣の村落で誘拐された村人を救出されたこと、盗賊団討伐の際には王国兵が最小の被害で済むよう知略を用いて盗賊共を壊滅に追い込んだこと重ねてお礼申し上げる。
これらの功績に報いるため、ハヤミ・カイト殿、ステラ・リーン伯爵令嬢、アスナ・バレンシア商会副当主殿をご招待し、ソランスター王国を代表する者として、直接お礼を申しあげたく、誠に恐縮ですが、王都フローリアのソランスター王宮まで、ご足労願いたいと言う内容だった。
ジェスティーナ王女からの信書はオレ個人に宛てたものだった。
親愛なるハヤミカイト様、盗賊団襲撃事件の際は身を挺して私をお救い下さいまして誠にありがとうございました。
あの後、王都へ帰還して、すぐに国王陛下に今回の件をご報告申し上げました。
陛下はたいへん驚かれ、私が無事であったことを涙して喜ばれました。
また私を守るために殉死した兵を悼み、盗賊の生き残りである捕虜の尋問、事の顛末と黒幕の存在の有無など徹底調査を命ぜられました。
国王陛下に私を命がけで救出して下さったのは、ハヤミ・カイト様、ステラ・リーン様、アスナ・バレンシア様のお力であることを説明し、加えて捕虜救出と盗賊団討伐の際にも中心となり、我が事のようにお力を尽くして下さった事、私を警護するため殉死した王国兵士の埋葬や墓標設置まで、お気遣い頂いたことをお話しました。
国王陛下は甚く感動され、ぜひ王宮にお招きして直接礼を述べねばならぬと申して、このような文をお届けすることとなりました。
王都まで遠路遥々お越しいただくのは、たいへん心苦しいですが、私もまたカイト様とお会いしたいと思っておりますので、何卒ご足労下さいますよう、心よりお願い申し上げます。
心を込めて ソランスター王国第三王女 ジェスティーナ・ソランスター
オレは封書の内容を掻い摘んでアスナとステラに説明した。
「さて、どうしたものか?」
そう言うと、普段口を挟まないステラが、こう言った。
「カイト殿、国王陛下直々の招聘ですぞ。
是非もなし、お受けすべきです」
「そうね、国王陛下からの直接の招待状なんて滅多にないし、私も行くべきだと思うわ。
それとも、なにか断る理由でもあるの?」とアスナが畳み掛けた。
「断る理由なんてないけど、国王陛下だろ、国家元首だぞ。
そんな偉い方に謁見するだなんて、考えただけでも緊張して卒倒しそうだよ」
「大丈夫よ、国王陛下は私も父上と一緒に拝謁したことあるけど、割と気さくな方だから、あまり気にしなくていいと思うわ」
アスナはバレンシア商会副当主として国王陛下とも面識があるらしい。
「私も晩餐会の席で陛下に何度かお会いしたが、人格者で公式の場で機嫌を損ねているのは見たことがない」
なるほど、ステラも伯爵令嬢として王宮主催の晩餐会で国王に拝謁した事があるのか。
「アスナとステラが国王陛下の招待に応じると言うなら、オレも行くしかないか…」
どうやら辞退する術は見当たらないようだ。
「さて、国王陛下の招待を受けるとして、何時伺えばいいんだろう」
お茶を飲んでいたルイスがその質問に答えた。
「王宮からは、なるべく早めに登城願いたいとのことです。
ハヤミ様は、不思議な馬車をお持ちとのことで、王都まで2日で行けると王女殿下からお聞きしておりますが…」
王女からアウリープ号の話は既に伝わっているのか。
「分かりました。
後はこちら側の問題か…
アスナ、仕事の進捗状況はどんな感じ?」
「そうねえ、王都で売れそうな作物のリストは、ほぼ作成済だし、滞在型リゾート計画の話も概ね終わってるから、最終確認に3日あれば、何とかなるかな」
「なるほど、では4日後には出発できると言うことか…
アスナの家に1泊させてもらって、次の日に王宮へ向うのはどうだろ?」
「それでいいと思うわ」
「国王陛下との謁見は何時になりますか?
ハヤミ様が王宮に来られる日を、報告しなければなりませんので」
「逆算すると5日後ですね」
「分かりました、それでは急ぎ戻って、陛下にその旨ご報告致します。
時間がありませんので、私はこれにて失礼致します」
そう言うとルイス・エルスタインは、そそくさと王都へ戻って行った。
早馬で片道3日も掛かるのに、全くご苦労なことだ。
『飛行船があるので王都まで2時間半で行ける』とは気の毒過ぎてルイスには言えないので、悪いとは思いながらも先に王都へ向かってもらった。
その日から王都へ行く日までの3日間は、けっこう忙しかった。
さすがに手ぶらで行く訳には行かないので、国王に献上する手土産の数々を用意したり、不在の間にやることの指示、随行するメイドの選定、アスナが王都に帰ってからの通信方法の取り決めや、滞在型リゾート開業までのスケジュールの打ち合わせ、スタッフの募集方法や賃金、プレオープン期間中にどんなゲストを呼ぶかなど、細かな打ち合わせを行った。
その合間を縫って、オレは飛行船の操作説明書を隅々まで読みこなし、オプションの設定や飛行船のエネルギー供給源となるエナジウム鉱石カートリッジのパラワショップへの発注を行った。
また、この世界には電話がないので、PWSでスマホ3台の発注とパラワネットモバイルを3契約し、1台をアスナに、もう1台をソニアに、最後の1台をローレンに渡し、王都滞在中の連絡手段を確保した。
ローレンは唐突にこのようなことを言い出した。
「カイトさま、飛行船にエナジウム鉱石が必要とのことですが、この領地にエナジウム鉱石の鉱脈がある筈でございます」
当然の如く『なに~!』という話になるが、ローレンにその話をしたのは、つい最近だったのを思い出した。
もし、それが本当だとしたら、大変なことだ。
飛行船用のエナジウム鉱石を自前で調達できるし、もし大量に算出するのであれば、異世界ネット通販のパラワショップで販売できて、安定的な収入源になるかもしれない。
とにかく、それは王都から戻ってからでないと確認のしようがない。
ローレンにはエナジウム鉱石のことは、後回しにして山側にもう1本温泉を掘削する準備を進めるよう指示した。
そうこうしている内に王都へ行く日がやって来た。
その日は朝から快晴で、雲らしい雲もない絶好のフライト日和だった。
今回のフライトには、王都へ帰るアスナとステラの他に、メイド長のソニアと専属メイドのアズ、スズ、リズ、オレのお気に入りのリアのメイド5名体制で王宮招聘に望むこととした。
出発予定の9時半迄には荷物も全て積み終わり、いつでも飛び立てる状態となっていた。
今回はオレの左隣にアスナ、右隣にナビゲーター役を務めるソニアが座り、ステラと残りのメイドたちは後席の好きな場所に座ってもらった。
全員席に付きシートベルト装着を確認したところで、メインスイッチを入れ、ハッチ開閉ボタンを押す。
するとタラップが自動で格納され、ハッチが閉まった。
ヘッドアップディスプレイには、現在の気象情報と周囲の地図が3Dで表示されている。
今日は天候も良く、気流も安定しているので、水平飛行中はシートベルトを外しても問題ないと表示されている。
離陸ボタンを押すと電動ジェットエンジンが起動し、下向きの噴射を開始する。
外では執事長のローレンとメイドたちが勢揃いし、手を振っていた。
船体がフワリと浮き上がると船内には歓声が上がった。
専属メイドの3人は試験飛行に乗っていないので飛行船のフライトは初めてだ。
ゆっくりと地上30mまで浮上すると上昇速度を加速し、一気に地上3000mまで上昇した。
翼の電動ジェットエンジンの静粛性と船体に施された防音装置で船内は比較的静かだ。
ジェットエンジンが水平飛行に移行したことを確認し、針路を王都へ向け操縦桿横のスロットルレバーを押し込んだ。
すると徐々に加速を開始し、僅か30秒後にはトップスピードの250kmに到達した。
「ハヤミ様、その節はたいへんお世話になりました」
「捕虜救出と盗賊団討伐がスムーズに完了したのは、偏にハヤミ様のお陰です」
そう言うとルイス・エルスタインは、深々と頭を下げた。
「いえいえ、あれは隊長を始めとする国境守備隊の方々の日頃の訓練の成果です。
まあ、立ち話もなんですから、こちらへどうぞ」
オレはルイス隊長をラウンジへ案内し、アスナと引き合わせた。
「アスナ様、先日はたいへんお世話になりました」
「いいえ、私はただあの場に居ただけで、大したお役に立ててませんので…」
「いえいえ滅相もない。
その節は王女殿下のご心労を和らげて下さり感謝申し上げます。
ところで、ステラ・リーン伯爵令嬢はいらっしゃいますか?」
確かステラは日課の剣の修練に励んでいるはずだ。
オレはソニアに頼んでステラを呼んでもらった。
「今日は、貴女方お二人にも関わることですので、ご同席いただきたくお呼び致しました」
ルイス・エルスタインは文箱から恭しく封書を2通取り出した。
「こちらは、国王陛下とジェスティーナ王女殿下の書簡でございます」
そう言ってルイス・エルスタインは2通の封書をオレに渡した。
一通にはソランスター王国の国璽を押捺した金色の封蝋があり、もう一通にはジェスティーナ王女の印と思しき押捺がある桜色の封蝋があった。
ちなみに国璽とは国家の表象として用いる印のことを指す。
最初に国王からの封書を開封した。
封書には、以下のような内容が認められていた。
此度は、隣国へ派遣した王国の勅使たる第3王女ジェスティーナを盗賊団から、お救い下さったこと心より感謝申し上げる。
また盗賊団の捕虜となった侍従や王国兵の他、近隣の村落で誘拐された村人を救出されたこと、盗賊団討伐の際には王国兵が最小の被害で済むよう知略を用いて盗賊共を壊滅に追い込んだこと重ねてお礼申し上げる。
これらの功績に報いるため、ハヤミ・カイト殿、ステラ・リーン伯爵令嬢、アスナ・バレンシア商会副当主殿をご招待し、ソランスター王国を代表する者として、直接お礼を申しあげたく、誠に恐縮ですが、王都フローリアのソランスター王宮まで、ご足労願いたいと言う内容だった。
ジェスティーナ王女からの信書はオレ個人に宛てたものだった。
親愛なるハヤミカイト様、盗賊団襲撃事件の際は身を挺して私をお救い下さいまして誠にありがとうございました。
あの後、王都へ帰還して、すぐに国王陛下に今回の件をご報告申し上げました。
陛下はたいへん驚かれ、私が無事であったことを涙して喜ばれました。
また私を守るために殉死した兵を悼み、盗賊の生き残りである捕虜の尋問、事の顛末と黒幕の存在の有無など徹底調査を命ぜられました。
国王陛下に私を命がけで救出して下さったのは、ハヤミ・カイト様、ステラ・リーン様、アスナ・バレンシア様のお力であることを説明し、加えて捕虜救出と盗賊団討伐の際にも中心となり、我が事のようにお力を尽くして下さった事、私を警護するため殉死した王国兵士の埋葬や墓標設置まで、お気遣い頂いたことをお話しました。
国王陛下は甚く感動され、ぜひ王宮にお招きして直接礼を述べねばならぬと申して、このような文をお届けすることとなりました。
王都まで遠路遥々お越しいただくのは、たいへん心苦しいですが、私もまたカイト様とお会いしたいと思っておりますので、何卒ご足労下さいますよう、心よりお願い申し上げます。
心を込めて ソランスター王国第三王女 ジェスティーナ・ソランスター
オレは封書の内容を掻い摘んでアスナとステラに説明した。
「さて、どうしたものか?」
そう言うと、普段口を挟まないステラが、こう言った。
「カイト殿、国王陛下直々の招聘ですぞ。
是非もなし、お受けすべきです」
「そうね、国王陛下からの直接の招待状なんて滅多にないし、私も行くべきだと思うわ。
それとも、なにか断る理由でもあるの?」とアスナが畳み掛けた。
「断る理由なんてないけど、国王陛下だろ、国家元首だぞ。
そんな偉い方に謁見するだなんて、考えただけでも緊張して卒倒しそうだよ」
「大丈夫よ、国王陛下は私も父上と一緒に拝謁したことあるけど、割と気さくな方だから、あまり気にしなくていいと思うわ」
アスナはバレンシア商会副当主として国王陛下とも面識があるらしい。
「私も晩餐会の席で陛下に何度かお会いしたが、人格者で公式の場で機嫌を損ねているのは見たことがない」
なるほど、ステラも伯爵令嬢として王宮主催の晩餐会で国王に拝謁した事があるのか。
「アスナとステラが国王陛下の招待に応じると言うなら、オレも行くしかないか…」
どうやら辞退する術は見当たらないようだ。
「さて、国王陛下の招待を受けるとして、何時伺えばいいんだろう」
お茶を飲んでいたルイスがその質問に答えた。
「王宮からは、なるべく早めに登城願いたいとのことです。
ハヤミ様は、不思議な馬車をお持ちとのことで、王都まで2日で行けると王女殿下からお聞きしておりますが…」
王女からアウリープ号の話は既に伝わっているのか。
「分かりました。
後はこちら側の問題か…
アスナ、仕事の進捗状況はどんな感じ?」
「そうねえ、王都で売れそうな作物のリストは、ほぼ作成済だし、滞在型リゾート計画の話も概ね終わってるから、最終確認に3日あれば、何とかなるかな」
「なるほど、では4日後には出発できると言うことか…
アスナの家に1泊させてもらって、次の日に王宮へ向うのはどうだろ?」
「それでいいと思うわ」
「国王陛下との謁見は何時になりますか?
ハヤミ様が王宮に来られる日を、報告しなければなりませんので」
「逆算すると5日後ですね」
「分かりました、それでは急ぎ戻って、陛下にその旨ご報告致します。
時間がありませんので、私はこれにて失礼致します」
そう言うとルイス・エルスタインは、そそくさと王都へ戻って行った。
早馬で片道3日も掛かるのに、全くご苦労なことだ。
『飛行船があるので王都まで2時間半で行ける』とは気の毒過ぎてルイスには言えないので、悪いとは思いながらも先に王都へ向かってもらった。
その日から王都へ行く日までの3日間は、けっこう忙しかった。
さすがに手ぶらで行く訳には行かないので、国王に献上する手土産の数々を用意したり、不在の間にやることの指示、随行するメイドの選定、アスナが王都に帰ってからの通信方法の取り決めや、滞在型リゾート開業までのスケジュールの打ち合わせ、スタッフの募集方法や賃金、プレオープン期間中にどんなゲストを呼ぶかなど、細かな打ち合わせを行った。
その合間を縫って、オレは飛行船の操作説明書を隅々まで読みこなし、オプションの設定や飛行船のエネルギー供給源となるエナジウム鉱石カートリッジのパラワショップへの発注を行った。
また、この世界には電話がないので、PWSでスマホ3台の発注とパラワネットモバイルを3契約し、1台をアスナに、もう1台をソニアに、最後の1台をローレンに渡し、王都滞在中の連絡手段を確保した。
ローレンは唐突にこのようなことを言い出した。
「カイトさま、飛行船にエナジウム鉱石が必要とのことですが、この領地にエナジウム鉱石の鉱脈がある筈でございます」
当然の如く『なに~!』という話になるが、ローレンにその話をしたのは、つい最近だったのを思い出した。
もし、それが本当だとしたら、大変なことだ。
飛行船用のエナジウム鉱石を自前で調達できるし、もし大量に算出するのであれば、異世界ネット通販のパラワショップで販売できて、安定的な収入源になるかもしれない。
とにかく、それは王都から戻ってからでないと確認のしようがない。
ローレンにはエナジウム鉱石のことは、後回しにして山側にもう1本温泉を掘削する準備を進めるよう指示した。
そうこうしている内に王都へ行く日がやって来た。
その日は朝から快晴で、雲らしい雲もない絶好のフライト日和だった。
今回のフライトには、王都へ帰るアスナとステラの他に、メイド長のソニアと専属メイドのアズ、スズ、リズ、オレのお気に入りのリアのメイド5名体制で王宮招聘に望むこととした。
出発予定の9時半迄には荷物も全て積み終わり、いつでも飛び立てる状態となっていた。
今回はオレの左隣にアスナ、右隣にナビゲーター役を務めるソニアが座り、ステラと残りのメイドたちは後席の好きな場所に座ってもらった。
全員席に付きシートベルト装着を確認したところで、メインスイッチを入れ、ハッチ開閉ボタンを押す。
するとタラップが自動で格納され、ハッチが閉まった。
ヘッドアップディスプレイには、現在の気象情報と周囲の地図が3Dで表示されている。
今日は天候も良く、気流も安定しているので、水平飛行中はシートベルトを外しても問題ないと表示されている。
離陸ボタンを押すと電動ジェットエンジンが起動し、下向きの噴射を開始する。
外では執事長のローレンとメイドたちが勢揃いし、手を振っていた。
船体がフワリと浮き上がると船内には歓声が上がった。
専属メイドの3人は試験飛行に乗っていないので飛行船のフライトは初めてだ。
ゆっくりと地上30mまで浮上すると上昇速度を加速し、一気に地上3000mまで上昇した。
翼の電動ジェットエンジンの静粛性と船体に施された防音装置で船内は比較的静かだ。
ジェットエンジンが水平飛行に移行したことを確認し、針路を王都へ向け操縦桿横のスロットルレバーを押し込んだ。
すると徐々に加速を開始し、僅か30秒後にはトップスピードの250kmに到達した。
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