【R18】異世界リゾートライフ~女運が最悪だったオレがチートスキルで理想のハーレムを作りあげる~

永遠光(とわのひかり)

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第9章 王都への帰還

第109話 女神フィリアのお墨付き

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 国王から出された2つの課題をこなすべく、オレは女神フィリアに電話した。

「もしも~し、フィリアで~す」
 相変わらず軽い乗りの女神フィリアに電話が繋がった。

「フィリア様、カイトです、どうもご無沙汰してます」

「お久しぶり~、カイトくん元気してた~?」

「はい、お陰様で元気ですが、最近ちょっと忙しくてバタバタしてます」

「聞いたよ~、社長で伯爵で領主で王女様の婚約者だって?、凄いじゃない」
 オレは女神フィリアが、いったい何処からその情報を仕入れたのか気になった。

「そうなんですよ、なんかトントン拍子で話が進んで自分でも驚いてるんです。
 これもフィリア様のお陰かなか~って思ってます」

「え、私は何もしてないよ~。
 カイトくんの持ってる運とスキルのお陰じゃないかな~」

「えっ、そうなんですか」
 オレはてっきり、女神フィリアが裏で手を廻してくれたものだとばかり思っていたから、その答えは意外だった。

「ところでサクラちゃんは元気にしてる~?」

「はい、今は元気にしてますが、こちらに来た当初は、背後から刺される夢を何度も見て、怖くて一人で寝られないと言うトラウマを抱えてました。
 最近はだいぶ落ち着いたようで、オレの秘書としてしっかりサポートしてくれて、とても助かってます。
 もしサクラが居なかったら、今頃忙しすぎて身動き取れなくなってたと思います」

「そっか~、それは良かったわ~。
 私も紹介した責任があるからさ~、カイトくん、これからもサクラちゃんのこと、支えてあげてね」

「はい、フィリア様、お任せ下さい」

「ところでカイトくん、今日は何の用?」

「あっ、今日はフィリア様に2点ほどご相談があるんです」

「えっ、なになに?」

「まず、1つ目のご相談ですが、王国内の各都市を結ぶ飛行船の定期航路を作りたいんですが、その許可をフィリア様に頂きたいんです」

「そっか~、広いから移動が大変そうだよね~」

「そうなんです、端から端まで2000km以上ありますから、歩いて2ヶ月、馬でも3週間以上、掛かりますからね」

「了解、基本オッケーなんだけど、飛行船を第三者に売るのはNG、貸すのは一応ありだけど、最小限にしてもらって、何れはそっちで製造してもらいたいな~」

「え、飛行船を作るんですか?」

「うん、そちらの世界で作れば、そっちの世界のものだから、制限は付けなくても良くなるしね。
 それに、そっちの世界は少し文明が遅れてるから、この機会に少し進めるのもありかな~って思ってるの。
 それに小さな天才リトルジーニアスさんが、カイトくんのチームに加わったでしょ、だから彼女を上手く使えば一気に技術が進むと思うよ」

 女神フィリアが言っている小さな天才リトルジーニアスとは、スーのことだろう。

「発電技術とか、金属加工技術、ガラスの製造技術なんかは、もうそっちの世界にあっても良いと思ってるの。
 もし必要なら技術者の派遣も考えていいかな」

「そうなんですか、もし可能ならお願いしたいです」

「そうね~、ちょっと相談して、決まったらカイトくんに連絡するね」

「ありがとうございます、じゃあこちらも準備しておきます」

「で、2つ目の相談は何?」

「え~っとですね、ちょっとデリケートな話なんですが…
 今、デルファイ公国がソランスター王国で国王暗殺だとか、王女の誘拐だとか、色々と看過できない悪事を仕掛けて来てるんです。
 どうやら裏で北方諸国と組んで、軍事侵攻を企んでいるふしがあるんです。
 それに備えるため、兵3000名をリゾートの近くに常駐させる許可をいただきたいんです」

「なるほど、それはOKだよ、領地のことはカイトくんに全部任せてあるし、他国の驚異から国を守るのは当然の務めだからね。
 ただ、山側にある神域には入らないようにしてね」

「分かりました、神域に近づかないよう十分注意します」

「うんうん、そうしといて。
 カイトくんのリゾートも、もう少しでオープンみたいだし、楽しみだね 」

「はい、ようやくプレオープンまで漕ぎ着けました」

「軌道に乗るまで大変そうだけど、頑張ってね。
 それじゃ、また何かあったら電話してね~、ばいば~い」
 女神フィリアはこちらの返事も待たずに電話を切った。
 いつものことだが、せっかちな女神だ。

「今の女神様でしょ、なんか、友達と話してるみたいね」
 傍でオレの電話を聞いていたジェスティーナが言った。

「そうだね、気さくだし、少し年上の従姉妹みたいな感じかな~」

「は~、カイトったら、全知全能の女神様を従姉妹扱いするだなんて…」とジェスティーナは呆れていた。

 オレは国王に女神フィリアから定期航路の開設と軍の常駐許可が出たこと、その条件などを詳しく報告した。
 国王は頷きながら満足そうにオレの話を聞いていた。
 国王の要望を実現することで、オレに対する信頼は更に深まったことだろう。

 その日の夕方、オレとジェスティーナの護衛となる女戦士ヴァルキュリー3人が『秋桜の館』を訪れた。
 ジェスティーナが夕食を一緒にと呼んだのだった。
 サクラやメイドたちは『秋桜の館』に入れないが、女戦士ヴァルキュリー3人を入れるとは、余程信頼していると言う証拠なのだろう。

 聖騎士隊の制服である、白と群青色に金の縁取りのアーマースーツに身を包んだ、何れ劣らぬ美女3名が並び立つと、それは壮観であった。

 入口で3人を代表してセレスティーナがオレたちに挨拶した。
「シュテンオンベルグ伯爵閣下、ジェスティーナ王女殿下」
「此度は、お二人の専属護衛に任ぜられましたこと、光栄至極に存じます」
「私共3名、聖騎士隊女戦士ヴァルキュリーの名に恥じぬよう、一命を賭してお仕えさせていただくことを、ここにお誓い申し上げます」

「丁寧な挨拶ありがとう、これから宜しく頼みますね」とオレが声を掛けた。

「さあ、夕食を用意してあるので、こちらへどうぞ」とジェスティーナが3人をダイニングへ手招きした。

 ダイニングの長方形のテーブルには大皿に色々な料理が並べられ、女戦士ヴァルキュリーの3人は席に着いた。
 今日の料理はロブスターの香草焼き、チーズフォンデュ、ヒレステーキ、ペスカトーレ、海老のカクテル、ローストチキン、生ハムとチーズとフルーツサラダの盛り合わせ、バケットなどであった。
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