【R18】異世界リゾートライフ~女運が最悪だったオレがチートスキルで理想のハーレムを作りあげる~

永遠光(とわのひかり)

文字の大きさ
145 / 361
第12章 領都シュテリオンベルグ復興編

第143話 二人の女神と妖精族

しおりを挟む
 その夜、オレたちは女神フィリス、女神フィオナと会食した。
 メインダイニングに8人掛けの円卓をセットしてもらい、ホスト側はオレ、ジェスティーナ、アスナ、サクラ、スーの5名。
 スーは女神2人から異世界テクノロジーを学ぶ予定なので、その顔合わせを兼ねて同席させたのだ。

 女神フィオナは、真紅に金の刺繍の入ったチャイナドレス。
 女神フィリスは、純白に銀の刺繍が入ったチャイナドレス。
 二人とも妖艶な色香を漂わせていた。
 ジェスティーナは、スカイブルーのイブニングドレス。
 アスナは、コバルトグリーンのイブニングドレス。
 サクラは、コーラルピンクのカクテルドレス。
 今日は3人とも着飾って目一杯オシャレしていた。
 眼を見張るような美女が5人もいるテーブルは、当然の如く注目を集めた。
 スーも純白に金の縁取りの可愛いドレスに、長い金髪のツインテールが、いつもに増して可愛く見える。

 今日の料理は中華のフルコースである。
 女神が着ているチャイナドレスに合わせた訳では無いが、次々と運ばれてくる中華料理にみんな舌鼓したつづみを打った。
 12種類の飲茶やむちゃに始まり、麻婆豆腐、海老のチリソース煮、2種類の火鍋、北京ダック、青椒肉絲チンジャオロースー、炒飯、酢豚、回鍋肉と続く。

「うわ~、中華って初めて食べたけど、すっごく美味しいわね」と女神たちが感激している。

 チャイナドレスを着ているのに中華料理は初めての女神って……とオレが思ったのは内緒だ。

 その豪華料理を味わいながら、オレは女神に聞いた。
「湖畔の温泉はどうでしたか?」

「ええ、とても良いお湯でした。
 なんか、染みる感じのお湯で、気に入ったわ」

「そうですか、ありがとうございます。
 湖畔の湯は混浴だったと思いますが、気になりませんでしたか?」

「えっ、そうなの?
 女の人ばかりだと思ってたわ
 でも私たち、そう言うの気にしないから大丈夫よ」
 あのメイドは肝心なことを伝え忘れていたようだ。

「それにしても、まさか女神様自ら来ていただけるとは、思いませんでした」

「いいのよ、ちょうどフリーだったし、フィリアの依頼だから断れないのよ」

「あれ、女神一族ってパラレルワールドを管理してるんですよね」

「そうなんだけど、対象が限られてるから、管理者は収益ランキングで決まっちゃうのよ」

「え?、収益ランキングですか」

「女神一族で1人いくら稼いだかを競う『収益ランキング』があって、上位をキープしないと閑職に回されちゃうのよね~。
 今の私たちのように」

 女神フィリスの話によると、180のパラレルワールドを1単位として管理者が任命されているが、その管理を任されるのは収益ランキング優秀者の上位555名だけと言うことだ。
 もちろん、パラレルワールドの管理者には数々の特権が付与されるので、収益を上げるには自ずと有利なわけだ。

 その『収益ランキング』で、女神フィリアがダントツの1位なのだ。
 恐らくパラワショッピングやパラワネットワーク、異世界宅配便などを始めとする多角経営で儲けているからだ。

 女神一族には999人の女神がおり、その内444人が管理者になれず、サポートに回されていると言う。

「フィリアは、面倒見はいいし、悪いじゃないんだけどね~、人使いが荒いのよね」
 それは、確かにいつも聞かされる話だ。

 女神一族は全て従姉妹いとこで、女神フィリアは、一族の中でも一番若いのだと言う。
 一番若いと言うが、いったい何歳なのかは聞かないで置いた。

「そういう訳で、私たち2人はフィリアに命じられて、ここに来たの」

「そうなんですか、女神さまも色々と苦労されてるんですね」

「でも、今回の仕事は悪くないわね。
 こんな美味しい食事が毎日いただけて、温泉入り放題なんだから」

「その代わり、ご指導の方も宜しくお願いしますね。
 そうだ、この子、スーって言うんですが、まだ小さいけど、『リトルジーニアス』って呼ばれるくらい優秀なんですよ。
 スー、女神様にご挨拶して」

「女神さま、スーだよ、よろしくね」

「へ~、まだこんなに小さいのにね~、天才だなんて…
 あら?…、でもあなた、もしかして妖精族じゃない?」

「えっ、妖精族って?」

 スーは、ん?というような顔をしている。
「間違いない、あなたは妖精族ね。
 しかも、もう成人してるじゃない」

「せ、成人って?」

 女神フィオナによると、妖精族は正式には『幼成族』と呼ばれる希少な一族で、人の2倍早く成熟し、8歳で成人すると言われている。
 身長は120cm前後、体重は25kgほど、人間で言えば8歳位の見た目で成長が止まり、幼い姿のまま一生を終えると言う。

 寿命は人間とほぼ同じ。
 妖精のように純真無垢な姿かたちから『妖精族』の異名で呼ばれている。
 論理的な思考で頭脳明晰、成熟すると生殖器も完全に機能する状態になると言う。

「ちぇ、バレちゃった。
 あ~あ、女神のオバさん、なんでバラしちゃうわけ……
 お兄ちゃん、もう少し騙して遊べると思ったのになぁ」
 スーの口から今まで聞いたことのないような毒舌が吐かれた。

「へ?」
 その言葉を聞いて、オレは空いた口が塞がらなかった。
 純真無垢で天使が舞い降りたように可愛い金髪ツインテールのスーが成人してる?
 確か12歳と聞いていたから、もうとっくに成人していることになる。

「スー、妖精族って話、ホント?」

「そうよ、女神様の仰る通り、私は妖精族なの。
 さすがは女神様、何でもお見通しね」

 『天使のように純真無垢で可愛い幼女』としか思っていなかったスーが、実はもう成人した大人の女だったとは。

 その話を聞いてジェスティーナもアスナもサクラも一様に驚いていた。

「あ~あ、これでもう、お兄ちゃんにレスリングだとか言い訳させて、揶揄からかえなくなっちゃった」

 その言葉で、オレはあることを思い出した。
 ある日、オレとサクラがベッドの上で組んずほぐれつの愛の営みに集中している時のことだった。

 隣の部屋でパソコンに夢中になっていたスーのことを、オレはすっかり忘れていたのだが、いつの間にかベッド脇で頬杖付いて、あどけない表情でオレたちにこう言ったのだ。
「お兄ちゃんとお姉ちゃん、何してるの~?」

 薄暗い中、誰も居ないと思っていたのに、スーに突然声を掛けられ、オレとサクラは飛び上がるほど驚いたのだ。

 その時、パニくって咄嗟に閃いた言い訳をオレは口にしたのだ。
「えっとね、お兄ちゃんたちは、今レスリングしてるんだよ。
 スーは、レスリングって言うスポーツ知ってるかな~?」

 何してるの~、と言うスーの言葉は、オレたちが何をしているか知った上で、純真無垢な幼女のフリをして聞いたと言う事だ。

 サクラを見ると彼女もオレと同じことを考えていたようで、頬を抑え、耳まで真っ赤にしていた。

「お兄ちゃんとお姉ちゃん、大丈夫よ。
 レスリングのことは、秘密にしてあげるから」

 スーが何を言っているのか、オレとサクラ以外は、理解できないのは当然のことだ。
しおりを挟む
感想 67

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~

ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。 そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。 そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。

処理中です...