182 / 361
第13章 エメラルドリゾート開発編
第180話 ASR39の王都デビュー
しおりを挟む
ASR39の王都デビュー公演当日となった。
王都民に『アイドル』と言う聞き慣れない言葉を浸透させるために、オレたちが準備したプロモーション活動が功を奏し、2日間4公演、32000枚のチケットは見事に完売した。
そのプロモーション活動とは、ASR39の特大ポスターと楽曲のループ再生と言う手法である。
オレがアクアスター・リゾートのステージ上でASR39の広告用写真を撮り、それを画像編集ソフトを駆使し、文字を入れたりして4種類のポスターに仕上げたのだ。
最大で幅2.2m✕長さ300mまでプリント可能なオンデマンド・プリンターでプリントしたのである。
このプリンターは、異世界ネット通販で見つけてリース契約したのだが、ポスターは今後色々な場面で使うし、ファン向けに販売しても良い。
オレが製作したA0横(横841mm✕縦1180mm)の特大ポスターをバレンシアカフェ、バレンシアストアなどバレンシア商会の系列店に貼ってもらった。
因みにASR39のポスターは3種類あり、リオナ、トリン、マリンがそれぞれセンターを務めるバージョンである。
また『アクアスター王都アリーナ』のメインストリート側の壁面に、メンバー全員が実物大で写っている高さ2.2m、幅10mの巨大ポスターを掲示してPRしたのである。
恐らく王都初の広告宣伝手法である筈で、それが話題にならない訳がない。
チケットはバレンシア・カフェとアクアスター王都アリーナのチケットセンターで販売した。
チケットが完売したのは『アクアスター王都アリーナ』のグランドオープン記念イベントとして価格を小銀貨2枚(2千円)と低価格にしたことも功を奏したようだ。
オレは、このプリンターを活用すれば広告業もできるなあと思ったが、手を広げすぎても自分の首を締めるだけなので、しばらくは様子を見ることにした。
ASR39はシュテリオンベルグ伯爵領の領都エルドラードでデビュー公演を済ませているが、王都から1200kmも離れているので、彼女たちの領都デビューを知る者は、ほとんど居なかった。
ASR39の王都デビューとなる初日ステージには、メイドロイド36名を含め、メンバー39名全員が登場し、それはそれは圧巻であった。
普段はアクアスター・リゾートを営業している関係上、メイド達全員が揃って公演に参加するのは不可能であろうと思っていたが、アスナが予約をうまく調整してくれて2日だけ全休日を設定してくれたのだ。
そのような事情で、フルメンバーが揃うのは、これが最初で最後かも知れない。
「皆さ~ん、こんにちは~」
「私たち、ASR39の王都デビュー公演へようこそ~!」
そう言って39名の美少女たちの真ん中でマイクで握り、魅力的な笑顔を振りまいているのは、ポニーテール姿のリオナであった。
ASR39は『歌って踊れるメイド』のリオナがメインセンターを務め、『歌って踊れる錬金術師』のトリンと『歌って踊れる専属客室係』のマリンがサブセンターを務め、そこにメイドロイド36名が参加し結成した、この世界初のアイドルグループだ。
会場には若者を中心に8000人が集まり、初めて見る『アイドルグループ』の登場に戸惑っていたが、何れ劣らぬ美少女揃いと分かると男性客を中心に熱狂的な歓声が上がった。
その満員の観客に臆することなく、リオナが爽やかな笑顔で言った。
「みなさ~ん、私たちASR39のデビュー曲『ポニーテール記念日』聞いて下さ~い」
するとスピーカーからアップテンポなイントロが流れ、それに合わせてメンバー全員が踊り始めると、会場は異様な熱気に包まれた。
美少女たちが、歌や踊りで爽やかなお色気を振りまくのを見て、男性客は一瞬にして彼女たちの虜となった。
もちろん、曲に合わせてメンバー全員がポニーテールなのだ。
因みにデビュー曲の『ポニーテール記念日』はオレが作詞し、作曲と編曲はサクラで、リオナが振り付けした。
ある日、リオナから、カイト様ポニーテールお好きですよね、だから歌詞を書いて欲しいんですと依頼され、最初は断ったのだが、何度も頭を下げるリオナに根負けして引き受けたのだ。
ポニーテールと言うモロにオレの趣味に合った題材に興が乗り、僅か3時間で歌詞を書き上げた曲だ。
その歌詞に高校時代、軽音楽部だったと言うサクラが、作曲アプリを駆使してアイドルっぽいメロディーを付け、完成したのがこの曲だ。
オレは初回公演をステージの袖で見ていたが、デビュー曲『ポニーテール記念日』の演奏が終わると大きな拍手が沸き起こり大歓声の嵐だった。
メインMCはリオナが務め、それにトリンとマリン、ときおりメイドたちが絡むと言う形で進んでいったが、さすがはリオナ、MCも上手いのだ。
続く2曲目は『恋するメイドロイド』と言うメイドロイドの心情を歌った切ないバラードで今日のメインボーカルはメイドのリアが努めた。
3曲目は『錬金術師の恋』という曲でトリンが作詞し、メインボーカルを務めると言うポップな曲である。
4曲目は『憧れのリゾートライフ』、この曲のメインボーカルはマリンが務めた。
5曲目は『無重力Lover』という曲でリオナがメインボーカルを務めた。
6曲目は『ツインテール記念日』はポニーテール記念日に対抗して作った曲だ。
7曲目は『お願い!、女神さま』はリオナがボーカルのアップテンポな曲だ。
8曲目の『Sweetジェラート』はバレンシア・ジェラートのCMタイアップ曲でイメージ・キャラクターをリオナたちASR39が務めているのだ。
9曲目の『恋人たちの星空』は、リオナが作詞作曲の新曲でオレと一緒にジャグジーから見た星空を思い出して作ったラブバラードだそうだ。
その曲をオレの横で聞いていたサクラが言うには、リオナのボーカルに爽やかな色気が加わったような気がしますと感想を述べた。
オレに抱かれたことで、大人の階段を1歩上り、プラスに働いたのだろうか。
10曲目は『パレット39』はASR39のテーマソングで39人の個性を色に例えた曲である。
用意した10曲が終わっても、誰も帰ろうとせず拍手は鳴り止まなかった。
今回はアンコールを想定してリオナが元居た世界で所属していたアイドルグループのヒット曲を2曲披露し、最後にもう一度『ポニーテール記念日』を唄って、初回公演は大成功で幕を下ろした。
王都民に『アイドル』と言う聞き慣れない言葉を浸透させるために、オレたちが準備したプロモーション活動が功を奏し、2日間4公演、32000枚のチケットは見事に完売した。
そのプロモーション活動とは、ASR39の特大ポスターと楽曲のループ再生と言う手法である。
オレがアクアスター・リゾートのステージ上でASR39の広告用写真を撮り、それを画像編集ソフトを駆使し、文字を入れたりして4種類のポスターに仕上げたのだ。
最大で幅2.2m✕長さ300mまでプリント可能なオンデマンド・プリンターでプリントしたのである。
このプリンターは、異世界ネット通販で見つけてリース契約したのだが、ポスターは今後色々な場面で使うし、ファン向けに販売しても良い。
オレが製作したA0横(横841mm✕縦1180mm)の特大ポスターをバレンシアカフェ、バレンシアストアなどバレンシア商会の系列店に貼ってもらった。
因みにASR39のポスターは3種類あり、リオナ、トリン、マリンがそれぞれセンターを務めるバージョンである。
また『アクアスター王都アリーナ』のメインストリート側の壁面に、メンバー全員が実物大で写っている高さ2.2m、幅10mの巨大ポスターを掲示してPRしたのである。
恐らく王都初の広告宣伝手法である筈で、それが話題にならない訳がない。
チケットはバレンシア・カフェとアクアスター王都アリーナのチケットセンターで販売した。
チケットが完売したのは『アクアスター王都アリーナ』のグランドオープン記念イベントとして価格を小銀貨2枚(2千円)と低価格にしたことも功を奏したようだ。
オレは、このプリンターを活用すれば広告業もできるなあと思ったが、手を広げすぎても自分の首を締めるだけなので、しばらくは様子を見ることにした。
ASR39はシュテリオンベルグ伯爵領の領都エルドラードでデビュー公演を済ませているが、王都から1200kmも離れているので、彼女たちの領都デビューを知る者は、ほとんど居なかった。
ASR39の王都デビューとなる初日ステージには、メイドロイド36名を含め、メンバー39名全員が登場し、それはそれは圧巻であった。
普段はアクアスター・リゾートを営業している関係上、メイド達全員が揃って公演に参加するのは不可能であろうと思っていたが、アスナが予約をうまく調整してくれて2日だけ全休日を設定してくれたのだ。
そのような事情で、フルメンバーが揃うのは、これが最初で最後かも知れない。
「皆さ~ん、こんにちは~」
「私たち、ASR39の王都デビュー公演へようこそ~!」
そう言って39名の美少女たちの真ん中でマイクで握り、魅力的な笑顔を振りまいているのは、ポニーテール姿のリオナであった。
ASR39は『歌って踊れるメイド』のリオナがメインセンターを務め、『歌って踊れる錬金術師』のトリンと『歌って踊れる専属客室係』のマリンがサブセンターを務め、そこにメイドロイド36名が参加し結成した、この世界初のアイドルグループだ。
会場には若者を中心に8000人が集まり、初めて見る『アイドルグループ』の登場に戸惑っていたが、何れ劣らぬ美少女揃いと分かると男性客を中心に熱狂的な歓声が上がった。
その満員の観客に臆することなく、リオナが爽やかな笑顔で言った。
「みなさ~ん、私たちASR39のデビュー曲『ポニーテール記念日』聞いて下さ~い」
するとスピーカーからアップテンポなイントロが流れ、それに合わせてメンバー全員が踊り始めると、会場は異様な熱気に包まれた。
美少女たちが、歌や踊りで爽やかなお色気を振りまくのを見て、男性客は一瞬にして彼女たちの虜となった。
もちろん、曲に合わせてメンバー全員がポニーテールなのだ。
因みにデビュー曲の『ポニーテール記念日』はオレが作詞し、作曲と編曲はサクラで、リオナが振り付けした。
ある日、リオナから、カイト様ポニーテールお好きですよね、だから歌詞を書いて欲しいんですと依頼され、最初は断ったのだが、何度も頭を下げるリオナに根負けして引き受けたのだ。
ポニーテールと言うモロにオレの趣味に合った題材に興が乗り、僅か3時間で歌詞を書き上げた曲だ。
その歌詞に高校時代、軽音楽部だったと言うサクラが、作曲アプリを駆使してアイドルっぽいメロディーを付け、完成したのがこの曲だ。
オレは初回公演をステージの袖で見ていたが、デビュー曲『ポニーテール記念日』の演奏が終わると大きな拍手が沸き起こり大歓声の嵐だった。
メインMCはリオナが務め、それにトリンとマリン、ときおりメイドたちが絡むと言う形で進んでいったが、さすがはリオナ、MCも上手いのだ。
続く2曲目は『恋するメイドロイド』と言うメイドロイドの心情を歌った切ないバラードで今日のメインボーカルはメイドのリアが努めた。
3曲目は『錬金術師の恋』という曲でトリンが作詞し、メインボーカルを務めると言うポップな曲である。
4曲目は『憧れのリゾートライフ』、この曲のメインボーカルはマリンが務めた。
5曲目は『無重力Lover』という曲でリオナがメインボーカルを務めた。
6曲目は『ツインテール記念日』はポニーテール記念日に対抗して作った曲だ。
7曲目は『お願い!、女神さま』はリオナがボーカルのアップテンポな曲だ。
8曲目の『Sweetジェラート』はバレンシア・ジェラートのCMタイアップ曲でイメージ・キャラクターをリオナたちASR39が務めているのだ。
9曲目の『恋人たちの星空』は、リオナが作詞作曲の新曲でオレと一緒にジャグジーから見た星空を思い出して作ったラブバラードだそうだ。
その曲をオレの横で聞いていたサクラが言うには、リオナのボーカルに爽やかな色気が加わったような気がしますと感想を述べた。
オレに抱かれたことで、大人の階段を1歩上り、プラスに働いたのだろうか。
10曲目は『パレット39』はASR39のテーマソングで39人の個性を色に例えた曲である。
用意した10曲が終わっても、誰も帰ろうとせず拍手は鳴り止まなかった。
今回はアンコールを想定してリオナが元居た世界で所属していたアイドルグループのヒット曲を2曲披露し、最後にもう一度『ポニーテール記念日』を唄って、初回公演は大成功で幕を下ろした。
29
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる