190 / 361
第14章 情報大臣就任編
第188話 異空間転移スキル「ゲート」
しおりを挟む
半年ぶりにステータスを確認してみると、軒並みレベルが上っており、新しいスキルが一つ増えていた。
そのスキルは、異空間収納の発展形である異空間転移スキル『ゲート』であった。
異空間収納は、オレが女神フィリアから与えられた『英知の指輪』の機能のひとつで、異空間に何でも収納することができるスキルであるが、出し入れできるのは1箇所のみであった。
その出入口が複数箇所に拡張したのが、異空間転移スキル『ゲート』である
出入口から異空間を通り、別の出入口へ距離に関係なく即時に移動できるのだ。
例えばアクアスターリゾートのペントハウスのドアを開けると、その先は王都公邸の執務室といった感じの使い方ができるのだ。
あの国民的アニメ『ド○え○ん』の『ど○で○ドア』と似ているが、出入口が固定されている点が違うのでパクリではない。
現在のスキルレベル3では、出入口は6箇所まで設定できるようだ。
ステータス・ヘルプをじっくりと読んでみると、こんな事が書いてあった。
★異空間転移スキル『ゲート』使用説明書★
任意の場所に出入口を設置し、空間や距離の制約を受けずに即時に移動できるスキル(同一ワールド内限定)。
①ゲートには『自由ゲート』と『固定ゲート』の2種類がある。
②現在いる場所に入口を作ることができる『自由ゲート』は1箇所のみ。
入ることは出来るが、出ることは出来ない、一方通行である。
③予め、設置が必要な『固定ゲート』は、1レベル毎に2箇所まで設置可能。
レベルが上がれば設置箇所も増える。
④『固定ゲート』は現地で設置する必要があり、削除、再設置が可能。
⑤ゲートを設定できるのは『英知の指輪』の所持者のみ。
⑥『自由ゲート』は『英知の指輪』の所持者のみが開く事ができる。
⑦『固定ゲート』が見えて開閉出来るのは『英知の指輪』『女神の指輪』『天使の指輪』の所持者のみ。
⑧『英知の指輪』『女神の指輪』何れかの所持者と物理的に接触している状態であれば、第三者も『固定ゲート』間の移動が可能。
なるほど、これは凄いスキルを手に入れた。
今まで何時間も掛かっていた移動が、ゼロになるのだからチートスキルと言って良いだろう。
オレは試しに『ゲート』を設置してみることにした。
ヘルプに従いながら、1箇所目の『固定ゲート』をリビングの壁に設置してみよう。
「ゲート・インストレーション」と呪文を唱えると、部屋の内装に合ったお洒落な白いドアが現れた。
見た目は普通のドアと何ら変わらない。
ドアプレートには『固定ゲート1』と書かれている。
今度は、もう一箇所の『固定ゲート』を寝室の壁に設定してみた。
何もない壁に、内装と違和感ない新しいドアが設置された。
ドアプレートには『固定ゲート2』と書かれている。
これで2つのドアを行き来できる条件が整った筈だ。
寝室のドアの向こうは物理的に考えれば廊下で、間違ってもこのスイートのリビングではない。
早速、『固定ゲート2』のドアに向かって、ヘルプに書かれている通り「ゲート・オープン」と唱えるとゲートが開き、中は4畳半位の白壁の部屋であった。
部屋には窓も何もなく、反対側にドアが一つあるのみである。
ドアプレートには『固定ゲート1』と書かれている。
そのドアを開けてみると、そこは確かに、このスイートのリビングであった。
物理法則を無視した異空間転移スキル『ゲート』を体感してオレは身震いした。
今度は『自由ゲート』を試してみよう。
ヘルプに寄ると『英知の指輪』に向かって呪文を唱えれば『自由ゲート』が現れると書いてある。
早速試してみた。
「エントランス・オープン」とオレが呟くと眼前の虚空に金色に輝く、ドアが現れた。
何もない空間に浮かび上がるように現れた『自由ゲート』は、眩い光を放っていたが、ドアノブを引くと、中は先程の4畳半くらいの白い部屋であった。
中には、『固定ゲート1』と『固定ゲート2』の2つのドアがあった。
『自由ゲート』を閉めると、その部分は跡形もなく消えて無くなった。
なるほど、入口専用とはそういう事か。
でも、出口を作らずに入口から入ってしまったら、永久に出られないのではないか?などと余計なことを考えたが、ヘルプによると出口が設置されていなければ、入口も開かないそうだ。
そういう面では誤操作発生対策がしっかりしているようだ。
今度は『固定ゲート2』から寝室に出た。
実験は全て成功したので、後はどう使うかじっくり考えなければならない。
実験用に作った2つの『固定ゲート』はすぐに削除した。
因みに削除用の呪文は「ゲート・デリート」である。
早速『固定ゲート』の設置場所の検討を行った。
まずは、アクアスターリゾートのオレの居住スペースに1箇所設置は必要だろう。
色々と考えた結果、『固定ゲート』の設置場所は下記の通り決めた。
◎アクアスターリゾート12階リビングルーム
◎王都の『秋桜の館』のリビングルーム
◎王都の情報大臣公邸執務室
◎領都エルドラードの領主執務室居住部分
◎シュテリオンベルグ城領主邸(建設後)
◎エルメ島領主専用室のリビング(建設後)
あとは、ゲートの使用許可を誰に与えるかが問題だ。
このスキルは、とても便利だが、使い方を誤ると飛んでも無い事態を引き起こす可能性がある。
信頼できる人間でなければ、危なくて使わせることは出来ない。
『天使の指輪』は婚約指輪代わりに婚約者の3名、ジェスティーナ、アリエス、アスナに渡してあるので、彼女たちにゲートを使わせて様子を見てみよう。
『女神の指輪』は『天使の指輪』の上位版で所持している者に数々の加護を与えてくれるらしい。
ゲートの利用に問題が無いようであれば、ポイントで『女神の指輪』を3つ交換して婚約者3人に渡し、回収した『天使の指輪』のうち1つをサクラに渡すことにしよう。
異空間転移スキル『ゲート』が使えることで、何時間もかかる各都市間の移動が無くなるのは、オレにとってこの上なく嬉しいことだ。
そのスキルは、異空間収納の発展形である異空間転移スキル『ゲート』であった。
異空間収納は、オレが女神フィリアから与えられた『英知の指輪』の機能のひとつで、異空間に何でも収納することができるスキルであるが、出し入れできるのは1箇所のみであった。
その出入口が複数箇所に拡張したのが、異空間転移スキル『ゲート』である
出入口から異空間を通り、別の出入口へ距離に関係なく即時に移動できるのだ。
例えばアクアスターリゾートのペントハウスのドアを開けると、その先は王都公邸の執務室といった感じの使い方ができるのだ。
あの国民的アニメ『ド○え○ん』の『ど○で○ドア』と似ているが、出入口が固定されている点が違うのでパクリではない。
現在のスキルレベル3では、出入口は6箇所まで設定できるようだ。
ステータス・ヘルプをじっくりと読んでみると、こんな事が書いてあった。
★異空間転移スキル『ゲート』使用説明書★
任意の場所に出入口を設置し、空間や距離の制約を受けずに即時に移動できるスキル(同一ワールド内限定)。
①ゲートには『自由ゲート』と『固定ゲート』の2種類がある。
②現在いる場所に入口を作ることができる『自由ゲート』は1箇所のみ。
入ることは出来るが、出ることは出来ない、一方通行である。
③予め、設置が必要な『固定ゲート』は、1レベル毎に2箇所まで設置可能。
レベルが上がれば設置箇所も増える。
④『固定ゲート』は現地で設置する必要があり、削除、再設置が可能。
⑤ゲートを設定できるのは『英知の指輪』の所持者のみ。
⑥『自由ゲート』は『英知の指輪』の所持者のみが開く事ができる。
⑦『固定ゲート』が見えて開閉出来るのは『英知の指輪』『女神の指輪』『天使の指輪』の所持者のみ。
⑧『英知の指輪』『女神の指輪』何れかの所持者と物理的に接触している状態であれば、第三者も『固定ゲート』間の移動が可能。
なるほど、これは凄いスキルを手に入れた。
今まで何時間も掛かっていた移動が、ゼロになるのだからチートスキルと言って良いだろう。
オレは試しに『ゲート』を設置してみることにした。
ヘルプに従いながら、1箇所目の『固定ゲート』をリビングの壁に設置してみよう。
「ゲート・インストレーション」と呪文を唱えると、部屋の内装に合ったお洒落な白いドアが現れた。
見た目は普通のドアと何ら変わらない。
ドアプレートには『固定ゲート1』と書かれている。
今度は、もう一箇所の『固定ゲート』を寝室の壁に設定してみた。
何もない壁に、内装と違和感ない新しいドアが設置された。
ドアプレートには『固定ゲート2』と書かれている。
これで2つのドアを行き来できる条件が整った筈だ。
寝室のドアの向こうは物理的に考えれば廊下で、間違ってもこのスイートのリビングではない。
早速、『固定ゲート2』のドアに向かって、ヘルプに書かれている通り「ゲート・オープン」と唱えるとゲートが開き、中は4畳半位の白壁の部屋であった。
部屋には窓も何もなく、反対側にドアが一つあるのみである。
ドアプレートには『固定ゲート1』と書かれている。
そのドアを開けてみると、そこは確かに、このスイートのリビングであった。
物理法則を無視した異空間転移スキル『ゲート』を体感してオレは身震いした。
今度は『自由ゲート』を試してみよう。
ヘルプに寄ると『英知の指輪』に向かって呪文を唱えれば『自由ゲート』が現れると書いてある。
早速試してみた。
「エントランス・オープン」とオレが呟くと眼前の虚空に金色に輝く、ドアが現れた。
何もない空間に浮かび上がるように現れた『自由ゲート』は、眩い光を放っていたが、ドアノブを引くと、中は先程の4畳半くらいの白い部屋であった。
中には、『固定ゲート1』と『固定ゲート2』の2つのドアがあった。
『自由ゲート』を閉めると、その部分は跡形もなく消えて無くなった。
なるほど、入口専用とはそういう事か。
でも、出口を作らずに入口から入ってしまったら、永久に出られないのではないか?などと余計なことを考えたが、ヘルプによると出口が設置されていなければ、入口も開かないそうだ。
そういう面では誤操作発生対策がしっかりしているようだ。
今度は『固定ゲート2』から寝室に出た。
実験は全て成功したので、後はどう使うかじっくり考えなければならない。
実験用に作った2つの『固定ゲート』はすぐに削除した。
因みに削除用の呪文は「ゲート・デリート」である。
早速『固定ゲート』の設置場所の検討を行った。
まずは、アクアスターリゾートのオレの居住スペースに1箇所設置は必要だろう。
色々と考えた結果、『固定ゲート』の設置場所は下記の通り決めた。
◎アクアスターリゾート12階リビングルーム
◎王都の『秋桜の館』のリビングルーム
◎王都の情報大臣公邸執務室
◎領都エルドラードの領主執務室居住部分
◎シュテリオンベルグ城領主邸(建設後)
◎エルメ島領主専用室のリビング(建設後)
あとは、ゲートの使用許可を誰に与えるかが問題だ。
このスキルは、とても便利だが、使い方を誤ると飛んでも無い事態を引き起こす可能性がある。
信頼できる人間でなければ、危なくて使わせることは出来ない。
『天使の指輪』は婚約指輪代わりに婚約者の3名、ジェスティーナ、アリエス、アスナに渡してあるので、彼女たちにゲートを使わせて様子を見てみよう。
『女神の指輪』は『天使の指輪』の上位版で所持している者に数々の加護を与えてくれるらしい。
ゲートの利用に問題が無いようであれば、ポイントで『女神の指輪』を3つ交換して婚約者3人に渡し、回収した『天使の指輪』のうち1つをサクラに渡すことにしよう。
異空間転移スキル『ゲート』が使えることで、何時間もかかる各都市間の移動が無くなるのは、オレにとってこの上なく嬉しいことだ。
32
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる