255 / 361
第17章 フォマロート王国救国編
第253話 踊る銀ねこ亭での打ち上げ
しおりを挟む
「実はオレ、女将に伝えなきゃならないことがあって…」
オレは、ひと呼吸置いて女将に打ち明けた。
「マリンがオレの女になったんだ」
「あ~、その話ならマリンから聞いたよ。
今や飛ぶ鳥落とす勢いの伯爵さまの愛妾さんだなんて、一生食いっぱぐれないねぇって、マリンと話してたんだよ。
マリンもカイトさんのこと、大好きだから嬉しいって素直に喜んでたよ」
「そ、そうなんだ…」
「そう言えば、トリンちゃんも…愛妾さんなんだってねぇ…
カイトさん、いったい何人愛妾さん、居るんだい?」
「え~っと、サクラ、リーファ、リオナ、トリン、マリン、レイチェル、ナツナ、ミナモの8人に、あと婚約者が6人かな」
「えぇ~っ、そんなに……!」
その時、マリンたち女性陣一行が、元気よく扉を開けて入ってきた。
「ただいま~」とマリンが
「女将さん、おじゃましま~す」とトリンが
「ご無沙汰してま~す」とリオナが
挨拶しながらドヤドヤと入ってきた。
「おやおや、今日も別嬪さんばかりだね~」
今日のメンバーは『花の女神のパレード』に女神役で登場した7人(リオナ、マリン、トリン、エレナ、フローラ、アリエス、ジェスティーナ)と、それを見物に来たサクラ、アスナに加え、新たにオレの婚約者となったリアンナ王女とその妹のレイナ王女である。
それに護衛の10名(ステラ、セレスティーナ、リリアーナ、フェリン、アンジェリーナ、レイフェリア、レクシア、ジュリアーナ、アストレア、ルーシア)の合計21名にオレを加えた総勢22名で打ち上げを行うのだ。
「女将、紹介するよ。
こちらは、フォマロート王国のリアンナ王女殿下、今度女王に就任する予定だ」
「じょ、女王さま!?」
女将は目を白黒させて驚いた。
「女将さん、この度カイト様の婚約者になったリアンナです、宜しくお願いします」
「こ、こ、こ、こちらこそ…
よよ、宜しく、お頼み申し上げ奉ります」
女将は緊張の余り、言葉が滅茶苦茶であった。
「えっ、この方もカイトさんのお嫁さんになるのかい!」とオレの袖を引っ張り小声で聞いた。
「そうだよ。
それと彼女がフローラ王女」
「えっ、えっ、も、もしかして、第一王女のフローラ殿下さまですか!」
「はい、そのフローラです。
私もカイトさんの婚約者なんですよ。
銀ねこ亭さんのお料理が、とても美味しいってジェスティーナから聞いたので、ぜひ来てみたかったんです」
そう言ってフローラは女将に微笑んだ。
「そ、そんな、勿体ないお言葉、きょ、恐縮でございます」
「さあ、挨拶はまた後にして…
オレ、お腹ペコペコなんだよ」
「そ、そうだね。
それじゃ、お料理出そうかね。
マリン、手伝っておくれよ…」
「はーい」
「私も手伝う~」
そう言ってトリンとリオナが席を立った。
「私も~」
ジェスティーナが後に続こうと立ち上がったが、それを見た護衛たちが王女を制し、代わりに数人が厨房へ手伝いに行った。
「お、お待ち下さい。
殿下、私共が致しますので、お座りになって下さい」
護衛のリーダー格であるセレスティーナが冷や汗を掻きながらそう言った。
「え~、私も手伝いたかったのに~」
ジェスティーナは、残念がっていたが、護衛達の面子も有るだろうと諦めた。
その日は、店内にある4人がけのテーブルを6卓くっ付けて作った細長い席の両側に適当に座って貰った。
テーブルには『踊る銀ねこ亭』の美味しそうな料理が所狭しと並べられた。
それぞれが自分の好みの飲み物を注文して、乾杯の準備が整うと、全員がオレの方を見た。
どうやら乾杯をオレにやれと言うことらしい。
「それじゃ、乾杯しよう。
花の女神のパレードの無事成功と、オレ達のファミリーにリアンナ王女が加わった事を祝って、カンパーイ!」
「カンパーイ!」
いずれ劣らぬ美女達21名がオレの乾杯に合わせて杯を重ねた。
「女将も一緒に飲んだらいいのに」とオレが言うと、マリンが女将を呼びに行ってくれた。
近い将来、女将はオレの義母になるのだから仲間外れは可哀想だ。
最近仲間になったメンバーも多いので、一人ずつ自己紹介してもらう事にした。
しかしジェスティーナの発案で、オレに一言要望を言うという変なルールが追加され自己紹介が始まった。
「ジェスティーナです。
この国の第3王女やってます。
カイトの最初の婚約者です。
大分待たされたので、そろそろ結婚したいでーす」
「アスナです。
バレンシア商会の副当主とカイトのビジネスパートナーやってまーす。
カイトの2番目の婚約者です。
私もそろそろ結婚式挙げたいです」
「アリエスです。
ソランスター王国第2王女です。
カイトの3番目の婚約者です。
私も早く結婚してカイトの赤ちゃんが欲しいでーす」
「サクラです。
カイト様の秘書とアクアスタープロダクションの社長やってます。
最近忙しすぎて、カイト様と会えないので、たまには2人っきりの時間が欲しいです」
「フローラです。
この国の第1王女です。
カイト様の4番目の婚約者です。
今の所、特に決まった役目が無いので私も何かお仕事したいでーす」
「リアンナです。
フォマロート王国の第1王女です。
カイト様の6番目の婚約者です。
新参者ですが宜しくお願いします。
カイト様にひと言ですか?…
ん~、国の復興と産業活性化の件、どうか宜しくお願いします」
「レイナです。
フォマロート王国第2王女です。
リアンナ姉様の妹やってます。
カイト様、私をサルーテ将軍からお救いいただきありがとう御座います。
姉を末永く宜しくお願いします」
「トリンです。
カイト様の従者兼愛人です。
アクアスターリゾートで錬金術師と錬金工房長もやってまーす。
それとASR39のサブセンターもやってまーす。
カイト様に一言?
ん~、もっとたくさんHして欲しいです」
「エレナで~す。
アルテオン公爵家の長女で~す。
カイト様の5番目の婚約者で~す。
特技はハニートラップです、てへっ!
私もカイト様にもっとHして欲しいで~す」
「リオナで~す。
アイドルやってま~す。
歌って踊れるメイド兼ASR39のメインセンターです。
私もカイト様にもっと愛されたいで~す」
「マリンです。
躍る銀ねこ亭の娘です。
ASR39のサブセンターとアクアスターリゾートの専属客室係も兼務してま~す。
カイト様、末永く宜しくお願いしま~す」
「えっ、私もやるのかい?
しょうがないね~…
ま、マリアで~す。
踊る銀ねこ亭の女将とマリンの母やってま~す。
カイトさん、マリンを末永く宜しくお願いしま~す。
あと、銀ねこ亭も宜しく~」
「母さん、ひと言だってばぁ」
「あ、ごめんごめん」
こうして、護衛の女性戦士10名も含め、全員の自己紹介が終わった。
「えっ、カイトは自己紹介しないの?」
ジェスティーナが不満そうに言った。
「そうよそうよ、私たち全員自己紹介したのに…、1人だけズルいわよ」
アスナもその意見に同調した。
「はいはい、オレも自己紹介すればいいんだな、分かりました。
カイトでーす。
今は伯爵と領主やってまーす。
あと大臣もやってまーす。
え~っとそれから、色々な会社の役員やってまーす。
後は、ジェスティーナ、アスナ、アリエス、エレナ、フローラ、リアンナの婚約者です。
「ちょっと待って……
今は、って言ったわよね?
カイト、もしかして陞爵するの…」
ジェスティーナは、オレの言葉尻を聞き逃さなかった。
「陞爵って何ですか?」
トリンが言葉の意味を聞いた。
「爵位が上がるってことよ」
「へ~、そうなんですか?、カイト様」
「ん~、陛下から他言無用って言われたんだけど、明日発表だし、身内だから、いいか……
ジェスティーナの言う通り、オレは明日の晩餐会で、陛下から褒賞を受けるんだが、その時に陞爵が発表される予定なんだ」
「それじゃ侯爵?、それともまさか…」
「そう、そのまさかだ」
「え~っ!、公爵なんて凄いじゃない」
その場にいた全員は、我が事のように喜んだ。
「と言うことは…、領地とか王都屋敷も付いて来るわけね」
そう言ったのはフローラであった。
「大出世じゃない、お祝いしなきゃ」
アリエスも嬉しそうだ。
「みんな~、もう1回乾杯よ~!」
アリエスが音頭を取って、もう1度乾杯する事となった。
「カイトの公爵陞爵を祝って、カンパーイ!」
あちこちで杯を重ねる賑やかな音が鳴り響いた。
「カイトさんが公爵様に…」
女将は驚きの余り、暫く放心状態であった。
「ま、マリン、カイトさんを絶対手放すんじゃないよ!
こうなりゃ、大盤振る舞いだ。
今日は、あたしの奢りだよ~。
何でも好きなもの、頼んどくれ~」
「やったー!」
トリン達食べ盛りの女子達は、その言葉を聞き、大喜びだった。
女将は上機嫌で、頼んでもいない王都の名物料理や、普段は提供していない秘伝の酒を振る舞ってくれた。
「今回は、それだけの働きをしたんですから…
公爵位に異論を唱える人は居ないはずです」
サクラが感慨深げに言った。
「カイト!
貴族の最高位『公爵』に陞爵するってことは…
つまり、婚礼の儀を行う支障が無くなったって言うことよね」
ジェスティーナは詰問調でオレに詰め寄った。
「そ、そう言う事になるかな」
「じゃあ、婚礼の儀はいつにする?」
6人の婚約者はオレに詰め寄った。
「う~ん、それは陛下と調整しないと決められないなぁ」
その日は深夜まで色々な話に花が咲き、オレたちは女将のご好意に寄り、全員銀ねこ亭に泊めて貰った。
貸切で予約と言うことは、宿も貸切にしなければならないと言う事をオレは後から知り恐縮した。
オレは、ひと呼吸置いて女将に打ち明けた。
「マリンがオレの女になったんだ」
「あ~、その話ならマリンから聞いたよ。
今や飛ぶ鳥落とす勢いの伯爵さまの愛妾さんだなんて、一生食いっぱぐれないねぇって、マリンと話してたんだよ。
マリンもカイトさんのこと、大好きだから嬉しいって素直に喜んでたよ」
「そ、そうなんだ…」
「そう言えば、トリンちゃんも…愛妾さんなんだってねぇ…
カイトさん、いったい何人愛妾さん、居るんだい?」
「え~っと、サクラ、リーファ、リオナ、トリン、マリン、レイチェル、ナツナ、ミナモの8人に、あと婚約者が6人かな」
「えぇ~っ、そんなに……!」
その時、マリンたち女性陣一行が、元気よく扉を開けて入ってきた。
「ただいま~」とマリンが
「女将さん、おじゃましま~す」とトリンが
「ご無沙汰してま~す」とリオナが
挨拶しながらドヤドヤと入ってきた。
「おやおや、今日も別嬪さんばかりだね~」
今日のメンバーは『花の女神のパレード』に女神役で登場した7人(リオナ、マリン、トリン、エレナ、フローラ、アリエス、ジェスティーナ)と、それを見物に来たサクラ、アスナに加え、新たにオレの婚約者となったリアンナ王女とその妹のレイナ王女である。
それに護衛の10名(ステラ、セレスティーナ、リリアーナ、フェリン、アンジェリーナ、レイフェリア、レクシア、ジュリアーナ、アストレア、ルーシア)の合計21名にオレを加えた総勢22名で打ち上げを行うのだ。
「女将、紹介するよ。
こちらは、フォマロート王国のリアンナ王女殿下、今度女王に就任する予定だ」
「じょ、女王さま!?」
女将は目を白黒させて驚いた。
「女将さん、この度カイト様の婚約者になったリアンナです、宜しくお願いします」
「こ、こ、こ、こちらこそ…
よよ、宜しく、お頼み申し上げ奉ります」
女将は緊張の余り、言葉が滅茶苦茶であった。
「えっ、この方もカイトさんのお嫁さんになるのかい!」とオレの袖を引っ張り小声で聞いた。
「そうだよ。
それと彼女がフローラ王女」
「えっ、えっ、も、もしかして、第一王女のフローラ殿下さまですか!」
「はい、そのフローラです。
私もカイトさんの婚約者なんですよ。
銀ねこ亭さんのお料理が、とても美味しいってジェスティーナから聞いたので、ぜひ来てみたかったんです」
そう言ってフローラは女将に微笑んだ。
「そ、そんな、勿体ないお言葉、きょ、恐縮でございます」
「さあ、挨拶はまた後にして…
オレ、お腹ペコペコなんだよ」
「そ、そうだね。
それじゃ、お料理出そうかね。
マリン、手伝っておくれよ…」
「はーい」
「私も手伝う~」
そう言ってトリンとリオナが席を立った。
「私も~」
ジェスティーナが後に続こうと立ち上がったが、それを見た護衛たちが王女を制し、代わりに数人が厨房へ手伝いに行った。
「お、お待ち下さい。
殿下、私共が致しますので、お座りになって下さい」
護衛のリーダー格であるセレスティーナが冷や汗を掻きながらそう言った。
「え~、私も手伝いたかったのに~」
ジェスティーナは、残念がっていたが、護衛達の面子も有るだろうと諦めた。
その日は、店内にある4人がけのテーブルを6卓くっ付けて作った細長い席の両側に適当に座って貰った。
テーブルには『踊る銀ねこ亭』の美味しそうな料理が所狭しと並べられた。
それぞれが自分の好みの飲み物を注文して、乾杯の準備が整うと、全員がオレの方を見た。
どうやら乾杯をオレにやれと言うことらしい。
「それじゃ、乾杯しよう。
花の女神のパレードの無事成功と、オレ達のファミリーにリアンナ王女が加わった事を祝って、カンパーイ!」
「カンパーイ!」
いずれ劣らぬ美女達21名がオレの乾杯に合わせて杯を重ねた。
「女将も一緒に飲んだらいいのに」とオレが言うと、マリンが女将を呼びに行ってくれた。
近い将来、女将はオレの義母になるのだから仲間外れは可哀想だ。
最近仲間になったメンバーも多いので、一人ずつ自己紹介してもらう事にした。
しかしジェスティーナの発案で、オレに一言要望を言うという変なルールが追加され自己紹介が始まった。
「ジェスティーナです。
この国の第3王女やってます。
カイトの最初の婚約者です。
大分待たされたので、そろそろ結婚したいでーす」
「アスナです。
バレンシア商会の副当主とカイトのビジネスパートナーやってまーす。
カイトの2番目の婚約者です。
私もそろそろ結婚式挙げたいです」
「アリエスです。
ソランスター王国第2王女です。
カイトの3番目の婚約者です。
私も早く結婚してカイトの赤ちゃんが欲しいでーす」
「サクラです。
カイト様の秘書とアクアスタープロダクションの社長やってます。
最近忙しすぎて、カイト様と会えないので、たまには2人っきりの時間が欲しいです」
「フローラです。
この国の第1王女です。
カイト様の4番目の婚約者です。
今の所、特に決まった役目が無いので私も何かお仕事したいでーす」
「リアンナです。
フォマロート王国の第1王女です。
カイト様の6番目の婚約者です。
新参者ですが宜しくお願いします。
カイト様にひと言ですか?…
ん~、国の復興と産業活性化の件、どうか宜しくお願いします」
「レイナです。
フォマロート王国第2王女です。
リアンナ姉様の妹やってます。
カイト様、私をサルーテ将軍からお救いいただきありがとう御座います。
姉を末永く宜しくお願いします」
「トリンです。
カイト様の従者兼愛人です。
アクアスターリゾートで錬金術師と錬金工房長もやってまーす。
それとASR39のサブセンターもやってまーす。
カイト様に一言?
ん~、もっとたくさんHして欲しいです」
「エレナで~す。
アルテオン公爵家の長女で~す。
カイト様の5番目の婚約者で~す。
特技はハニートラップです、てへっ!
私もカイト様にもっとHして欲しいで~す」
「リオナで~す。
アイドルやってま~す。
歌って踊れるメイド兼ASR39のメインセンターです。
私もカイト様にもっと愛されたいで~す」
「マリンです。
躍る銀ねこ亭の娘です。
ASR39のサブセンターとアクアスターリゾートの専属客室係も兼務してま~す。
カイト様、末永く宜しくお願いしま~す」
「えっ、私もやるのかい?
しょうがないね~…
ま、マリアで~す。
踊る銀ねこ亭の女将とマリンの母やってま~す。
カイトさん、マリンを末永く宜しくお願いしま~す。
あと、銀ねこ亭も宜しく~」
「母さん、ひと言だってばぁ」
「あ、ごめんごめん」
こうして、護衛の女性戦士10名も含め、全員の自己紹介が終わった。
「えっ、カイトは自己紹介しないの?」
ジェスティーナが不満そうに言った。
「そうよそうよ、私たち全員自己紹介したのに…、1人だけズルいわよ」
アスナもその意見に同調した。
「はいはい、オレも自己紹介すればいいんだな、分かりました。
カイトでーす。
今は伯爵と領主やってまーす。
あと大臣もやってまーす。
え~っとそれから、色々な会社の役員やってまーす。
後は、ジェスティーナ、アスナ、アリエス、エレナ、フローラ、リアンナの婚約者です。
「ちょっと待って……
今は、って言ったわよね?
カイト、もしかして陞爵するの…」
ジェスティーナは、オレの言葉尻を聞き逃さなかった。
「陞爵って何ですか?」
トリンが言葉の意味を聞いた。
「爵位が上がるってことよ」
「へ~、そうなんですか?、カイト様」
「ん~、陛下から他言無用って言われたんだけど、明日発表だし、身内だから、いいか……
ジェスティーナの言う通り、オレは明日の晩餐会で、陛下から褒賞を受けるんだが、その時に陞爵が発表される予定なんだ」
「それじゃ侯爵?、それともまさか…」
「そう、そのまさかだ」
「え~っ!、公爵なんて凄いじゃない」
その場にいた全員は、我が事のように喜んだ。
「と言うことは…、領地とか王都屋敷も付いて来るわけね」
そう言ったのはフローラであった。
「大出世じゃない、お祝いしなきゃ」
アリエスも嬉しそうだ。
「みんな~、もう1回乾杯よ~!」
アリエスが音頭を取って、もう1度乾杯する事となった。
「カイトの公爵陞爵を祝って、カンパーイ!」
あちこちで杯を重ねる賑やかな音が鳴り響いた。
「カイトさんが公爵様に…」
女将は驚きの余り、暫く放心状態であった。
「ま、マリン、カイトさんを絶対手放すんじゃないよ!
こうなりゃ、大盤振る舞いだ。
今日は、あたしの奢りだよ~。
何でも好きなもの、頼んどくれ~」
「やったー!」
トリン達食べ盛りの女子達は、その言葉を聞き、大喜びだった。
女将は上機嫌で、頼んでもいない王都の名物料理や、普段は提供していない秘伝の酒を振る舞ってくれた。
「今回は、それだけの働きをしたんですから…
公爵位に異論を唱える人は居ないはずです」
サクラが感慨深げに言った。
「カイト!
貴族の最高位『公爵』に陞爵するってことは…
つまり、婚礼の儀を行う支障が無くなったって言うことよね」
ジェスティーナは詰問調でオレに詰め寄った。
「そ、そう言う事になるかな」
「じゃあ、婚礼の儀はいつにする?」
6人の婚約者はオレに詰め寄った。
「う~ん、それは陛下と調整しないと決められないなぁ」
その日は深夜まで色々な話に花が咲き、オレたちは女将のご好意に寄り、全員銀ねこ亭に泊めて貰った。
貸切で予約と言うことは、宿も貸切にしなければならないと言う事をオレは後から知り恐縮した。
32
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる