【R18】異世界リゾートライフ~女運が最悪だったオレがチートスキルで理想のハーレムを作りあげる~

永遠光(とわのひかり)

文字の大きさ
293 / 361
第19章 社員旅行編

第290話 女子高生いりませんか?

しおりを挟む
 次の日の午後、エメラルド・リゾートの飛行船ポートに2隻のクジラ型大型飛行船が到着した。
 王都からアクアスター・グループの新入社員463人を乗せてきたのだ。
 飛行船のタラップが接地し、ハッチが開くと、物珍しそうに辺りを見回しながら、たくさんの人が降りてきた。
 今回、新入社員たちを引率してきたのは、ローレンとソニア他、メイド達10名である。

 一度、高層ホテル棟「スターウィング」の前に集まり、採用された会社ごとに順にチェックインを行った。
 総客室数533室、客室定員1562名を誇るエメラルド・リゾートであるが、新入社員463名が追加で宿泊しても稼働率は40%にも満たない。
 新入社員たちは、低層ホテル棟「オーシャン・ウィング」と高層ホテル棟「スター・ウィング」のスタンダード・ツインに2名1組で宿泊するのだ。

 17時が近づくと『スター・ウィング』のルーフトップラウンジには、続々と社員が集まって来た。
 アクアスター・グループの各採用先ごとにテーブル分けされ、指定された席に座った。

 定刻となり、ステージ脇の司会者席に秘書のセレスティーナが登壇した。
 今日のセレスティーナは白地に花柄のワンピースを着て、髪をハーフアップにしていた。
「只今からアクアスター・グループ社員交流会を開催します。
 開会に当たり、グループ総帥のカイト・シュテリオンベルグ会長よりご挨拶を頂戴します」

 オレはステージに上がり、マイクを前に会場内を見渡すと約600名の社員たちが、緊張した面持ちでオレに注目していた。
「グループの会長を努めますカイト・シュテリオンベルグです。
 本日は、遠路遥々エメラルドリゾートに、お集まりいただきありがとうございます。
 さて、本日ここに居る皆様は、合格率3%の狭き門を突破して入社された優秀な方々です。
 そして、あなた方は我々の会社に将来性を見出され応募した先見の明がある方々です」
 オレは、そこまで喋って会場を見回すとウンウンと頷いている者が何名かいた。

「さて、ご存知のように当グループの中核事業は観光とリゾートです。
 それに、付随する様々な事業を展開して来た結果、今ではグループ企業は15社に増えました。
 主に全く新しい分野を開拓していく会社ですから、その評価は賛否両論があります。
 便利だと歓迎する勢力もいますが、既得権益を守ろうと参入障壁を張り邪魔をする勢力もいます。
 しかし、当グループの商品やサービスは圧倒的に競争力が高く、その価値が認められれば、間違いなく一般市民に受けいられるものばかりです。
 社員の皆さんは、根気よく商品の便利さや優位性を説明して下さい」
 そこでまた中断して会場を見回すとみんな真剣にオレの言葉を聞いていた。

「さて、これから重要なことをお話しますから、よく聞いて下さい。
 当グループは営利企業であり、利益がなければ社員に給与を払えないし、会社を存続させることも出来ません。
 しかし、利益を第1優先するのではなく、お客様に満足していただくことを第1優先にして下さい
 お客様に満足していただくと言うことは、価格に見合った価値やサービスを提供すると言うことです。
 もちろん接客態度や言葉遣いも大切ですが、お客様との約束を守ることが大切です。
 また顧客満足度を上げようとして過剰なサービスを提供する必要はありません。
 大事なのは「価格に見合った適切な商品・サービス」です。
 お客様が満足していただければ、それに見合う利益は自ずと付いてきますから」

「今日はグループ全体の初めての社員交流会です。
 あなたたちの先輩社員は、これまで頑張って働いたご褒美として、このリゾートに4日前から8日間の旅行に来ています。

 私は、頑張った社員には、その頑張りに応じた賞与や、旅行等のご褒美を用意したいと思っています。
 具体的な評価基準や褒賞の内容は、これから話し合って決めて行きたいと思います。
 新入社員の皆さんも、このようなリゾートに旅行に来られるよう頑張って働きましょう。
 さて、美味しい料理が控えていますので、私の挨拶はこの辺にしたいと思います。
 皆さんを歓迎するため、今日は美味しい料理とお酒をたくさん用意しています。
 大いに食べて飲んで、同じ会社の同僚、同じグループの社員たちと語り合っていただきたいと思います」
 オレの挨拶の後、アスナの乾杯の発声により全員で乾杯した。
 約600名の人々がグラスを合わせ乾杯する様子は実に壮観であった。

 オレの隣ではジェスティーナが、フルートグラスを傾けながらこう言った。
「この中から、将来グループの中心となって会社を盛り立ててくれる人が出てくるといいわねぇ…」

「そうだね、切磋琢磨しながら、ダイヤの原石が磨かれてホンモノのダイヤとなって輝いてくれるといいが…」

「ところでカイト、昨夜も随分と頑張ったみたいじゃない」

「ん~、トリンに嵌められたと言うか、成り行きと言うか、お陰でオレの体力ゲージは、ほぼゼロだよ」

「お疲れみたいだけど、こんな機会、滅多にないんだから、せいぜい交流を深めるといいわ」
 ジェスティーナは意味有りげに言った。

 その時、オレのスマホが鳴った。
 見ると女神フィリアからであった。

「もしも~し」

「あ、カイトくん、今電話大丈夫かな?」
 オレの都合を気遣うとは、女神フィリアにしては珍しい。
 この前の件があるから、気を使っているのだろう。

「はい、フィリア様、大丈夫ですよ」

「今日は、3点ばかり話があって電話したんだけど…」

「はい、何でしょう?」

「まず、アクアスター・リゾートの復旧の件なんだけど…
 工事が思いの外早く進んでて、来週には完了しそうなの」

「え~っ、予定より2週間も早いじゃないですか」

「そうなのよ、異世界宅配便の工事班が頑張ってくれたみたいなの」

「それはありがたいです」

「カイトくん、来週になったら現地で確認してくれないかなぁ」

「分かりました、そう言う事でしたら、旅行が終わったら見に行ってみます」

「あっ、そっか、今バカンス中だったよね、楽しんでる?」

「はい、お陰様で」

「そうだよね~、毎晩女の子とHなことしてるみたいだし…」

「えっ、なんで知ってるんですか?」

「あ、いやいや何でもない…
 え~っと、2つ目の話は、賠償金の件なんだけど、カイトくんの口座に送金しておいたから確認しておいてね」

 賠償金とは、女神フィリアの番竜ポチがアクアスターリゾートに壊滅的被害をもたらしたことへの休業補償と慰謝料の合計スター金貨30万枚(円換算で300億円)のことを指すのだ。
 それをオレのネット銀行口座へ振り込んだというのだ。
 ここで言うネット銀行とは、パラワバンク(正式名称:パラレルワールドネットワークバンク)のことを指し、ネット通販「パラワショップ」での商品の購入の他、ステカにチャージしてキャッシュレス決済にも使えるのだ。

「ありがとうございます。
 今回の旅行費用も賠償金を充てにしてたので助かります」

「3つ目の話なんだけど…、カイトくん、女子高生いらない?」

「はぁ?、じょ、女子高生ですか?」

「うんうん、しかもピチピチの可愛い女子高生」

「え、また何でですか?」

「ん~、話せば長くなるんだけど、その娘も可哀想な娘でね~」

「え~っと、名前は『星野ひかり』って言うんだけどね…
 高校では学級委員長やってて、成績はトップクラス、美人だし性格もいいし、人望も篤かったのよ」
 女神フィリアの話では、死因は交通事故とのことだった。
 学校帰りに横断歩道を渡ってる小学生の女の子が、信号無視で突っ込んできたトラックに引かれそうになっていたところを助けて事故に巻き込まれて亡くなったのだ。

「いや~、それは可哀相ですね」
 オレがこちらへ転生したのも交通事故が原因だったから、無念さは良く理解できる。

「ね~、カイトくんもそう思うでしょ」

「分かりました。
 優秀そうだし、うちで引き取らせてもらいます」

「カイトくん、ありがとね、そう言ってくれると思ってたよ」
「それじゃ、明日そちらに向かわせるから、宜しくね~」

 そう言うと女神フィリアはブチッと電話を切った。
 果たして、どんな娘が来るのか、今から楽しみだ。
しおりを挟む
感想 67

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~

ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。 そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。 そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。

処理中です...