悪役令嬢の次は、召喚獣だなんて聞いていません!

月代 雪花菜

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第二章 外堀はこうして埋められる

2-22 みんなの力が作り出すのですよ?

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 緊迫した空気が流れる室内の空気を破るように口を開いたのは、サラ様であった。

「お前、自分で何を言っているのかわかっているのか? まさか、ギルドに喧嘩を売ろうってわけじゃないだろう。こんな私でも、一応レシピギルドの職員なんだよ?」
「喧嘩なんて売ってないさ」
「これが引き抜きじゃなかったら、何だっていうんだ……」

 絞り出された声と言葉は苦いものに満ちていて、難色を示していると言われなくてもわかる。
 なのに、リュート様は微笑みすら浮かべ、サラ様の言葉に耳を傾けていた。

「気まぐれはよせ。自分の首を絞めることになるぞ。お前、それでなくても『ジュストの再来』なんてバカげたことを周囲から言われているのだからな」

 サラ様の諭すような物言いにも、リュート様は表情を変えることはない。
 彼女から出た『ジュストの再来』という言葉に僅かな反応を示したけれど、それだって彼女が蔑む目的で放ったのではなく、心配から来るものだとわかっていたからだと思う。

 反対に、ヨウコくんは初めて知ったのだろうか、金色の柔らかそうな髪から出ている大きく尖った耳をピンッ! と立てて、まんまるにした綺麗な水色の瞳でリュート様を見上げる。
 九本の尻尾がゆらりゆらりと波打ち、暫く言葉を発することなく凝視したあと、「噂ってアテにならねぇんだなぁ」と呟いていた。

 リュート様はそれが嬉しかったのか「サンキュ」と言って、ヨウコくんの頭を大きな手でわしわし撫でたあと、サラ様に視線を戻して静かに語りかける。

「頭がキレて、ルナのレシピのことも理解していて、他の部署のことも言わなくてもわかっている。帳簿なんてお手のもんだろ? 今だって、ギルドで似たようなことを手伝ってるって聞いた」
「お前、なんでそのことを……まさか」
「ギルマスからの許可は得ている。あとは、姐さん次第だ。『後続も育ったから憂いはない。好きなことをすればいい』だってさ」

 最後に伝えられた誰かの言葉にポカンとしたサラ様は、驚いた顔のままリュート様を凝視し、力を失ったようにストンッと椅子に座る。
 何かを悟った様子で、サラ様はリュート様をジッと見つめ言葉を探しているようであった。
 そして、最後には深い溜め息をついて苦しげに口元に自嘲の笑みを浮かべる。

「変だと思った……お前はそういう人間じゃない。そうか、あの人が裏で動いていたっていうわけか」
「ああ。姐さんの能力をここだけに留めて置くのが惜しい。ここのギルマスとの見解は一致だ」
「婆さん……そんなこと一言も……」
「俺の店のことをよく見ていて、ああやればいいのに……って愚痴ってたそうじゃないか。普段ならそんなこと言わない子が、興味を持ってるんだって嬉しそうに教えてくれた」

 先程レシピを見てくれていた様子からもわかるけれど、サラ様はリュート様のお店に詳しいだけではなく、高い見識を持つ人物に思える。
 一般的に知りえない情報や、神々のことについても詳しい。
 この世界は、神様がとても近い存在だというから、そういう知識は役立つはずである。

「婆さんは、もう先が長くないんだ……それまで居てやりたかったんだよ」
「そのギルマスから伝言だ。『死ぬ前に、生き生きした姿をもう一度見せてくれ』だってさ」

 サラ様は今度こそ言葉を失い、唇を噛み締めて下を向いてしまった。
 リュート様は、ここのギルドマスターに言われなければ、サラ様がどれだけ優秀であっても、きっと引き抜きなんてしなかったのでしょう。
 それがわかっていたから、ギルドマスターは動いた。
 リュート様にはサラ様の力が必要で、サラ様には色々な可能性を秘めたリュート様の店と歩む未来が必要だという判断を下した結果が、今の状況なのだと思う。

 年の功とはよく言ったものです。
 私達には見えていない沢山のものが、今までの経験で培われた広い視野で捉えることができ、更に今回その対象が、大切なサラ様であったからこそ、より深く広く見えているのかもしれない。

「よし、最後のひと押しというところか。ルナ、アレを出してくれないか。しょうがねーから、そこのガキにも食わせてやってくれ」

 聞かなくても何を出せばいいのかわかった私は、イーダ様にしたようにロールケーキを二切れカットして皿に載せ、フォークを添えてお二人に差し出した。

「甘い匂いだ!」
「これが、さっきレシピにあった『ロールケーキ』……か」
「リュート様は?」
「残りは昼に二人で食べよう」
「っ! はいっ!」

 すっごく良い笑顔つきです。
 甘くとろけそうな表情といい、細めた目の優しい色といい格好良すぎてドキドキします。

 もう! 相変わらず素敵ですリュート様っ!

「ありがとうな」

 手際よくお二人の為に準備をした私に対するご褒美ですかっ!?
 その甘くて優しくてとろけるような微笑みは……心臓に負担がかかりすぎるくらい、きゅんっとしてしまいますけれど……い、一応……人前ですよ?
 照れてしまいますから、二人っきりの時に……せめて、お昼ご飯の時にしてください。
 ぎゅううぅって抱きつきたいですから。

「なんだろうか、一瞬こっちの甘い香りより、もっと甘いものを見たような気がするね」
「それよりもさっ! なぁなぁ、食っていいの? 食っちゃっていいの?」

 ニヤニヤとこちらを見ているサラ様と、目をキラキラ輝かせて私とリュート様を交互に見るヨウコくん。
 し、シッカリ見られていました!
 リュート様が「気にせずに、どうぞ」と言うと、ヨウコくんはフォークを手に取り、半分くらいに切って、まさか一口で行くつもり……って、いったーっ!
 その小さな口いっぱいに頬張ったりしたら、変なところに入ってむせませんか!?
 心配になっていたのだけれど、口をもごもご動かすたびに、溢れんばかりの輝きを増す笑顔が……す、すごく眩しいです。

「ふわふわしていて、フォークの面で押しても戻るくらいの弾力……生クリームもカフェやラテよりキメが細かい。しっかりしているな」
「ツノが立つまで泡立ててありますから」
「ツノ?」
「角です」

 頭に指を立てて言うと、なるほど。と笑ったサラ様は、ロールケーキをフォークでひと口大に切って食べ……驚いたように目を見開く。

「何だこれは……フォークの面で押すとふわりと戻るほどの弾力なのに、歯がいらないくらい柔らかく、あっと言う間にとけて消えていくほど軽い。甘さもしつこくなくて丁度いいし、ベリリの酸味と合わさって申し分ない」
「空気を含ませているから、そういう食感になります。メレンゲがいい仕事をしてくれているんです」

 これか……と、メレンゲのレシピを眺め、「卵白が泡立つなんて考えたこともなかった」と、首を左右に振ってため息をつく。

「今後、こういう物が増える」
「……増える?」
「ルナのレシピは、まだ増える」
「どれくらいのペースで……」
「今さっき渡したレシピは、昨日の晩から今日の昼飯までのレシピだな」
「三食でこれだとっ!?」

 少ないですよねぇ……と、思わずつぶやけば、何を言っているのだという顔をしたリュート様とサラ様の視線とぶつかり、え? と首を傾げてしまう。

「だって、まだまだ作りたいものがあるんですよ? この世界の食材で名前が違ったり見た目が違ったりでわからないものも多いので、作りたいのに作れないこともありますし、見つかっていない欲しい食材が沢山ありますもの」
「これだけでも凄いってわかってないんだね……」

 サラ様は私から預かったレシピを見て、頭を抱えて頭痛を耐えるような表情をしたかと思うと、諦めたように深い溜め息をついた。

「ルナはこうやって、無自覚に『作りたい』っていう気持ちで色々変えていく。そのレシピが序の口なんだって知ることになるだろう」
「……それが本当なら、凄いことだ」
「だって、姐さんはもう知ってるだろう。今さっきのパンの話も聞いたはずだ」
「本気でやろうとしているのか?」

 半信半疑でたずねるサラ様に、リュート様は苦笑を交えて「だから、そう言っているだろう」と肩をすくめて見せた。

「リュート、お前……」

 サラ様が何かを言い出す前に、リュート様は思いついたように私の方に顔を向ける。

「そうだ。ルナ、酒の肴とかも作れるか?」
「何がいいでしょう。唐揚げだけではなく、お腹にたまるものでしたら、ジャーマンポテトとかがいいですか?」

 ジャガイモか……と、リュート様が興味をそそられたようにピクリと反応した。
 好感触ですね!

「辛いものが良いなら、ペペロンチーノ風という手もありますが……海がこれだけ近いのでしたら、アサリみたいな貝とお野菜で作っても美味しいと思いますよ?」

 思いついて口にした瞬間、リュート様の目が輝いた。
 あ……これは、食べたい! という時のリュート様の表情です。

「くっそ、旨そう! あ、貝! 白ワイン蒸しにしよう! 今晩、ソレで! 白ワインにすっげー合うだろうなぁ」
「キュステさんに言って冷やしてもらったらいいですね」
「親父も来るし……よし、今晩はそうしよう」

 今晩はアサリの白ワイン蒸しですか、いいですね!
 しかし、それはパスタも欲しくなるかもしれません。
 ブロッコリーとエビのペペロンチーノ風も捨てがたいですけれど、唐揚げも作っておきたいですし……お野菜は何がいいかしら。

 そういえば、酸っぱいトマトをいっぱい仕入れたから、アレはどうにかしないといけませんよね。
 サラダには厳しいでしょうか……しかし、スープだけで消費できるか心配です。

「リュート様、酸っぱいトマトってスープだけで消費可能ですか?」
「昨日の売れ行きを見たら、可能だろうが……どうした?」
「ミートソースも作りたいなぁと」
「それ、パスタが欲しくなるヤツ……」

 リュート様の呟きに、思わず「はいっ!」と勢いよく手をあげ、宣言するように力強く言い放つ。

「手打ちパスタ作れます!」
「天才か!」

 ただ、パスタは結構伸ばすのが大変で、重労働なのが問題ですね。
 日本にいたときは父や兄に任せたのですが、最終的に面倒になった父のポケットマネーからパスタマシーンを購入して作りました。

 しかし!

 召喚獣となった私は、力がアップしたようですものね!
 昨日リュート様に強くしがみついたら、うめき声を上げてしまうくらい締め上げてしまったみたいですもの。
 リュート様を傷つけないように、これからは気をつけなければいけません。
 だけど、お料理には良い傾向ですよ?
 意外と力がいる作業が多かったりしますもの。

「つまり、ミンチを作るミンサーとパスタマシーンが必要ってわけだな」
「リュート様、私の力で何とかなりますよ?」
「力? 料理スキルか?」
「いえ! 腕力です!」
「……は?」

 むんっ! と力こぶを作って見せるけれど……あれ? 力こぶ……出ませんね。
 おかしいですね、リュート様が呻くほどの力はどこへ?

「昨日リュート様を、呻くくらい締め上げてしまったのに……」
「もしかして、店で腕にしがみついた時のアレか? あー、アレはその……まあ、気にしないでくれ。……っていうか、それで力があるという結論に至ったのかっ!?」

 何とも困った様子でリュート様は天を仰ぎ、ブツブツ呟きながら何かを考えたあと、私の方に視線を戻し、言い聞かせるように両肩にポンッと手を置いた。

「いいか、ルナ。できるだけ料理を簡単にする道具を作ろう。そして、商会で販売して、みんなが楽して美味しいものを食べることができるようにするんだ。手間がかかる、時間がかかるは、なるべく道具で簡単に! ってのが、これからの合言葉だ」
「合言葉……なるべく道具で簡単に……ですね!」
「そうだ。時短だ時短!」
「はいっ!」

 時短! なんていい響きなのでしょうかっ!
 時間のかかるお料理も、簡単にできるようになったら、みんな作ってくれる……はず?

「そうやって、二人で思いついて商品化して、これからどんどん大きくなっていくわけか……」
「察しがよくて助かるよ。まあ、そういうことだ。俺さ、みんなに旨いもの食わせてやりてーから、姐さんも一緒に頑張ってくんねーかな」
「旨いもの……今みたいな……か」
「そう! これから、いっぱい出てくるぞ! ルナがいれば、必ずそうなる」
「何を言っているのですか、リュート様の道具があるからできるのですよ? ですから、私だけではないです、リュート様もです!」

 私達だけではありません。
 カフェも、ラテも、シロ、クロ、マロ、キュステさん、ほら、いっぱいいますもの。
 生産工房の方々にもお世話になっていますし、すごいですね、みんなの力が「美味しい」を作り出していますねと笑ったら、どうしてか、リュート様にぎゅううっと抱きしめられました。
 私、何か……リュート様にご褒美をいただけるようなこと言いました?

「そうか。『みんなの力が美味しいを作り出す』か……いいこと言うね。そうか、そういう想いが作り出すのか。さっきのロールケーキ、とても美味しかったよ。甘くてまた食べたくなる味だ」
「ありがとうございます」

 嬉しくなってお礼を言ったら、サラ様は私を見て優しく微笑んだあと、こう言ってくださいました。

「その一員に、私もなれると思うかい?」
「勿論です! サラ様が加われば、鬼に金棒! 怖いものナシですよっ」
「そうかい……美味しいを作る仲間入りだね」

 どこか吹っ切れたように笑うサラ様と、「ルナのおかげだな」と優しく微笑むリュート様。
 お二人に頭をよしよし撫でてもらえて、私はすごく満足ですが……私、本当に何をしたのですか?
 当たり前の事を言っただけなのに……と、首を傾げていると、二人はさらに優しい表情をしてご褒美の『頭なでなで』を、たっぷりしてくださいました。

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