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6. 今日もダンジョン
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キーンコーンカーンコーン・キーンコーンカーンコーン!
始業式後のロングホームルームも終わり、掃除当番でない僕はスクールバッグを片手に椅子から立ちあがった。
――――――
「お菊ただいまー!」
玄関から続くリビングのドアを開けると、お菊は立ち上がって僕を迎えてくれた。
尻尾もちぎれんばかりにブンブン振っている。
「おぉぉ~わかったわかった。はいはい嬉しいね~」
まとわりついてくるお菊を片手であやしながら、スクールバッグを勉強机の上に置く。
僕は制服を脱いでハンガーに掛けると、部屋着代わりにしている黒つなぎに袖をとおす。
リビングに戻ったらお菊用のトイレをせっせと片付け、餌入れボウルと水飲み器のトレーを風呂場に持っていきキレイに洗った。
「これでよし。あとは帰ってからで大丈夫だろう」
僕は自分の部屋から大きなバックパックを出してきた。
このバックパックは以前アメ横まで行って買ってきた軍用規格のもので、ダンジョン探索用にと僕がいま使っているものだ。
中身をリビングテーブルの上に広げ、装備品の点検をおこなっていく。
お菊も僕のよこに座り、一緒に確認してくれているみたいだ。
よしよし。お菊の頭をひとなでする。
たとえ持っていくものが変わらなくても、念入りに点検することで各備品の状態や、以前の探索のときに気づいた改良点なども思い出せるからね。
ダンジョンから出ると、どうしても気が抜けてしまって細かいことは忘れてしまうんだ。
――たかが1階層だから。
探索者の中にはこういった作業をおざなりにする人もいるみたいだけど、そういう人に限って大けがをして帰ってくるそうだ。
『いつものようであって、いつもと違うのがダンジョンだ。イレギュラーはいつ起こっても対処できるように準備を怠らないのが一流の探索者というものだ』
ベテラン探索者である五郎おじさんの言葉だ。
「ヘッドライトよし、電池よし、水よし、お菊の水筒よし、ナイフよし、ピッケルよし、…………」
僕のメイン武器はこのピッケル。
『はあ? ピッケルかよ!』
いや、だってさ、いきなり剣や槍を持ったとしても使えなきゃ意味がないよね。
それに、1階層や2階層で出るスライムやコラットぐらいなら、これでも十分対応できるんだよ。
お菊もいるしね。
しかも、ピッケルにはピックとブレードが付いているから、鉱石掘りにはぴったりだったりするんだ。
しかも、僕がいま使っているこのピッケル。実は特別製だったりする。
シャフトにはチタン合金を。
ピックとブレード、そして石突部分にはダンジョンステンレスが使われている本格派だ。
ん? うん。もちろん五郎おじさんが用意してくれたものだよ。
値段は怖くて、とても聞けなかったけどね。
いや、だってさ、
『よしぼー、おまえ探索者になってみる気はないか? たぶん向いていると思うぞ』
事あるごとに同じようなことを言っては、僕をその気にさせてしまった。
その責任はあるでしょう。あるよね?
1級探索者でもあるおじさんの言葉だから、僕なりに真剣に考えて、
『今からの時代はこれだ!』と、探索者になってはみたけど。
本当にこれでよかったのかな?
さてと、
バックパックとヘルメットを持って立ちあがると、再びお菊が僕に飛びついてきた。
時計を見ると、時刻は午前11時。
これなら昼からゆっくりと、ダンジョン探索ができそうだ。
バックパックを背中に担ぎ、お菊のリードを引いて歩くこと15分。
やってきたのは江東区にある木場公園。東京ダンジョンの江東ポータルがある場所だ。
まあ、ギルド(日本ダンジョン協会)の建物がドドーンと建っているので、ポータルは外から確認できないんだけどね。
さっそくギルドの建物の中に入っていく。
受付にてダンジョン探索の申請を済ました僕は、お菊を連れて帯同動物検査場の方へ向かった。
検査場の受付に仮のIDカードを見せると、係員から検査室のナンバーが告げられる。
僕はそのまま指定された検査室へと入った。
「お、来たね」
迎えてくれたのは検査士で獣医師の免許を持っている鈴木先生(男性)。
もう何度もお会いしているので顔なじみだ。
「あ、鈴木先生こんにちはー。この前はお世話になりました。今日もよろしくお願いします」
「はいはい、よろしくね。こっちの検査台の方にお菊号を乗せてもらえるかな」
「あ、はい、お菊こっちだよ!」
「おお、自分で行くんだ。お菊号もここに慣れてしまったようだね」
お菊は検査台にピョンと飛び乗ると伏せの状態でじっとしている。
「じゃあ血を採らせてもらうよ。検査が終わるまで20分ぐらいかな」
「それじゃあ、お菊のことお願いします。僕は一旦Dマートに寄って、その後ロッカーの方に行ってますので、何かあったらそちらの方に連絡お願いします」
「はいはい、いってらっしゃい」
僕はDマートに寄って、お昼用のジャンボおにぎり2個とお茶を買ってロッカールームへと向かった。
ロッカールームに入った僕は慣れた手つきでロッカーのカギを開けると、ダンジョンの中では使えないスマホや腕時計、帰るときの着替えなどを中に入れた。
あとはバックパックからグローブと簡易プロテクターを取り出し、それをそのままヘルメットの中に押し込んだ。
検査室へ戻ってくると、すでに検査は終了しており確認書が手渡された。
これをポータル前にいる係員に提出すれば、お菊もダンジョンへの入場が許可されるのだ。
僕はお菊を連れ、ポータルへと続く大ホールまでやってきた。
このホールの広さは、バスケットコートがある学校の体育館よりも幾分広めな感じかな。
「…………」
うん、やはりというか、夏休み明けは探索者が少ないみたいだね。
ポータルの前に並んでいるのは10名ほどで、このホールで待機中のパーティーが3組といったところだ。
これが昨日までなら、この時間帯でも2倍以上の探索者がいたと思う。
駆け出しの初心者である僕は、他の探索者の邪魔にならないようホールの隅の方に陣取る。
そこで軽い準備運動を行い、プロテクターなどの装備を身につけていく。
最後にヘッドライトの確認をして、ヘルメットをかぶれば準備完了。
ここへは何回も通っているのに、今だに緊張してしまうな。
僕は大きく深呼吸したあと、「よし!」と気合いを入れ、
ポータル前に出来ている列の最後尾に、お菊と共にならんだ。
僕の緊張をよそに、順番待ちの列は静かに進んでいき、
いよいよ僕らに順番がまわってきた。
係りの人に検査室でもらった確認書を手渡す。
「はい、確認とれましたので大丈夫です。お気をつけてどうぞ」
僕はうなずくとポータル前にある自動改札機に仮ライセンスをかざした。
始業式後のロングホームルームも終わり、掃除当番でない僕はスクールバッグを片手に椅子から立ちあがった。
――――――
「お菊ただいまー!」
玄関から続くリビングのドアを開けると、お菊は立ち上がって僕を迎えてくれた。
尻尾もちぎれんばかりにブンブン振っている。
「おぉぉ~わかったわかった。はいはい嬉しいね~」
まとわりついてくるお菊を片手であやしながら、スクールバッグを勉強机の上に置く。
僕は制服を脱いでハンガーに掛けると、部屋着代わりにしている黒つなぎに袖をとおす。
リビングに戻ったらお菊用のトイレをせっせと片付け、餌入れボウルと水飲み器のトレーを風呂場に持っていきキレイに洗った。
「これでよし。あとは帰ってからで大丈夫だろう」
僕は自分の部屋から大きなバックパックを出してきた。
このバックパックは以前アメ横まで行って買ってきた軍用規格のもので、ダンジョン探索用にと僕がいま使っているものだ。
中身をリビングテーブルの上に広げ、装備品の点検をおこなっていく。
お菊も僕のよこに座り、一緒に確認してくれているみたいだ。
よしよし。お菊の頭をひとなでする。
たとえ持っていくものが変わらなくても、念入りに点検することで各備品の状態や、以前の探索のときに気づいた改良点なども思い出せるからね。
ダンジョンから出ると、どうしても気が抜けてしまって細かいことは忘れてしまうんだ。
――たかが1階層だから。
探索者の中にはこういった作業をおざなりにする人もいるみたいだけど、そういう人に限って大けがをして帰ってくるそうだ。
『いつものようであって、いつもと違うのがダンジョンだ。イレギュラーはいつ起こっても対処できるように準備を怠らないのが一流の探索者というものだ』
ベテラン探索者である五郎おじさんの言葉だ。
「ヘッドライトよし、電池よし、水よし、お菊の水筒よし、ナイフよし、ピッケルよし、…………」
僕のメイン武器はこのピッケル。
『はあ? ピッケルかよ!』
いや、だってさ、いきなり剣や槍を持ったとしても使えなきゃ意味がないよね。
それに、1階層や2階層で出るスライムやコラットぐらいなら、これでも十分対応できるんだよ。
お菊もいるしね。
しかも、ピッケルにはピックとブレードが付いているから、鉱石掘りにはぴったりだったりするんだ。
しかも、僕がいま使っているこのピッケル。実は特別製だったりする。
シャフトにはチタン合金を。
ピックとブレード、そして石突部分にはダンジョンステンレスが使われている本格派だ。
ん? うん。もちろん五郎おじさんが用意してくれたものだよ。
値段は怖くて、とても聞けなかったけどね。
いや、だってさ、
『よしぼー、おまえ探索者になってみる気はないか? たぶん向いていると思うぞ』
事あるごとに同じようなことを言っては、僕をその気にさせてしまった。
その責任はあるでしょう。あるよね?
1級探索者でもあるおじさんの言葉だから、僕なりに真剣に考えて、
『今からの時代はこれだ!』と、探索者になってはみたけど。
本当にこれでよかったのかな?
さてと、
バックパックとヘルメットを持って立ちあがると、再びお菊が僕に飛びついてきた。
時計を見ると、時刻は午前11時。
これなら昼からゆっくりと、ダンジョン探索ができそうだ。
バックパックを背中に担ぎ、お菊のリードを引いて歩くこと15分。
やってきたのは江東区にある木場公園。東京ダンジョンの江東ポータルがある場所だ。
まあ、ギルド(日本ダンジョン協会)の建物がドドーンと建っているので、ポータルは外から確認できないんだけどね。
さっそくギルドの建物の中に入っていく。
受付にてダンジョン探索の申請を済ました僕は、お菊を連れて帯同動物検査場の方へ向かった。
検査場の受付に仮のIDカードを見せると、係員から検査室のナンバーが告げられる。
僕はそのまま指定された検査室へと入った。
「お、来たね」
迎えてくれたのは検査士で獣医師の免許を持っている鈴木先生(男性)。
もう何度もお会いしているので顔なじみだ。
「あ、鈴木先生こんにちはー。この前はお世話になりました。今日もよろしくお願いします」
「はいはい、よろしくね。こっちの検査台の方にお菊号を乗せてもらえるかな」
「あ、はい、お菊こっちだよ!」
「おお、自分で行くんだ。お菊号もここに慣れてしまったようだね」
お菊は検査台にピョンと飛び乗ると伏せの状態でじっとしている。
「じゃあ血を採らせてもらうよ。検査が終わるまで20分ぐらいかな」
「それじゃあ、お菊のことお願いします。僕は一旦Dマートに寄って、その後ロッカーの方に行ってますので、何かあったらそちらの方に連絡お願いします」
「はいはい、いってらっしゃい」
僕はDマートに寄って、お昼用のジャンボおにぎり2個とお茶を買ってロッカールームへと向かった。
ロッカールームに入った僕は慣れた手つきでロッカーのカギを開けると、ダンジョンの中では使えないスマホや腕時計、帰るときの着替えなどを中に入れた。
あとはバックパックからグローブと簡易プロテクターを取り出し、それをそのままヘルメットの中に押し込んだ。
検査室へ戻ってくると、すでに検査は終了しており確認書が手渡された。
これをポータル前にいる係員に提出すれば、お菊もダンジョンへの入場が許可されるのだ。
僕はお菊を連れ、ポータルへと続く大ホールまでやってきた。
このホールの広さは、バスケットコートがある学校の体育館よりも幾分広めな感じかな。
「…………」
うん、やはりというか、夏休み明けは探索者が少ないみたいだね。
ポータルの前に並んでいるのは10名ほどで、このホールで待機中のパーティーが3組といったところだ。
これが昨日までなら、この時間帯でも2倍以上の探索者がいたと思う。
駆け出しの初心者である僕は、他の探索者の邪魔にならないようホールの隅の方に陣取る。
そこで軽い準備運動を行い、プロテクターなどの装備を身につけていく。
最後にヘッドライトの確認をして、ヘルメットをかぶれば準備完了。
ここへは何回も通っているのに、今だに緊張してしまうな。
僕は大きく深呼吸したあと、「よし!」と気合いを入れ、
ポータル前に出来ている列の最後尾に、お菊と共にならんだ。
僕の緊張をよそに、順番待ちの列は静かに進んでいき、
いよいよ僕らに順番がまわってきた。
係りの人に検査室でもらった確認書を手渡す。
「はい、確認とれましたので大丈夫です。お気をつけてどうぞ」
僕はうなずくとポータル前にある自動改札機に仮ライセンスをかざした。
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